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タイトル:Daily Drama Express 2009/01/19 ヴォイス (2)  2009/01/30


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/01/19dd (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル ヴォイス〜命なき者の声〜
局  名 フジテレビ系
放映日時 月曜21時
キャスト 加地大己(瑛太)
 石末亮介(生田斗真)
 久保秋佳奈子(石原さとみ)
 桐原哲平(遠藤雄弥)
 羽井彰 (佐藤智仁)
 蕪木誠 (泉谷しげる)
 佐川文彦(時任三郎)
脚  本 金子茂樹
主題歌  『』

あらすじ  第2回 卵持って感電した男

 よたよたとした足取りで、理事袋を手に歩いていた男は、突然倒れ、
手にしていた袋が下に落ち、中の卵が割れる。


 牛丼屋で、石末亮介(生田斗真)が生卵をといて掛けようとすると、
加地大己(瑛太)が訳分からない、と言う。それじゃ牛丼か卵かけご
飯か分からない、と。

 でも、大己が頼んだのも、牛皿とカレーが半々。真ん中ですっぱり
と別れているからいい、と言うのだ。


 変死体が運ばれてくる。死亡したのは35歳の佐野秀一(坂田聡)。
 午前6時過ぎ発見された。ポケットには携帯と小銭。手に提げてい
たのは10個入りの生卵。
 家から30メートルの所だった。
 急性心臓死との所見。
 だが、佐野の妻・忍(鶴田真由)は、佐野はアメフトの選手だった。
簡単に死ぬわけがないと粘るのでと説明する刑事の大和田敏(山崎樹
範)。

 佐野は感電死かもしれない。感電死の場合、流入部分または流出部
分に焦げ痕ができるが、佐野の左手人差し指に、焦げ痕がある。

 現場は閑静な住宅街。

 解剖が終わった後、五人は検討をする。
 久保秋佳奈子(石原さとみ)がスタンガンでは?と言うと、ヤンキ
ー上がりの羽井彰(佐藤智仁)が、スタンガンで死ぬほどの電流を流
すことは難しいし、その場合、流入部分の傷が異なると言う。

 大己が現場補行ってみよう、と言う。
 佳奈子が、自分たちの役割は、死因を知ることまでで、なぜ亡くな
ったかを調べることは、刑事の仕事と言う。

 でも、大己は、忍は死因が感電死と分かるだけで満足できるのかと
いう。どうして亡くなったかも知りたいのではないか、と言う。


 現場には、感電しそうなものがない。
 みんな、雷では?と言うが、佳奈子が、当日は雷は鳴っていなかっ
たという。

 みんな桐原哲平(遠藤雄弥)に、佐野が倒れていた様子を再現させ
る。

 桐原の身体の下に、マンホールのふたがある。
 マンホールで感電死とか?とふざけて言うと、佳奈子が韓国でマン
ホールの下で漏電があって、その電気に触れて死んだという事件があ
ったと言い、慌てて飛び起きる桐原。

 でも、羽井が、この色のマンホールの下には電気関係は入っていな
いと言う。
 なんでも知ってますねと言われ、この下でバイトしたことがあるか
ら、と羽井。

 この後、桐原の家で鍋をしようと言うことになる。
 何がいいか聞かれた佳奈子は、「すき焼き」と答える。

 本当にすき焼きをする。
 鍋の用意は羽井がやっている。

 大己は、すき焼きが嫌いとむくれている。

 佳奈子は、料理ができるの?と聞かれ、肉じゃがなら得意と答える。
 嘘を言っているなら、早く白状した方がいいと責める大己に、佳奈
子は卵を投げつけてやりたいと言う。


 大己は佐野が所属していたアメフトチームのチームメイトに話を聞
く。
 佐野の後輩で、同じオフェンスラインのデフェンスのポジションを
守っているチームメイトは、佐野は物静かな人だったという。
 オフェンスラインのデフェンスというポジションは、ボールを持っ
た人のために、敵を防ぐなど裏方で、試合中一度もボールに触れない
と、説明する。

 佐野は一昨年左膝粉砕骨折をして、術後長いリハビリにも耐えたが、
再起できず、昨年引退した、と言う。

 最後に佐野と話したのは?と大己。
 先月、突然佐野から電話が掛かってきてと答えるチームメイト。


 亮介は父親の病院でバイトしている。
 とある一室の前を通ったとき、中から医師が患者の家族に、手術前
に充分説明したはずだといった話が、聞こえてきて、亮介は足を止め
る。
 そばを通りかかった看護師が、あの人のお姉さんが、術後、亡くな
ったと教えてくれる。


 佳奈子は佐野の解剖に立ち会っていた。
 大和田は佳奈子に、こんな所にいないで、デートしてきたら?こん
なしころにいると、助手の夏井川玲子(矢田亜希子)のように、独身
のまま、年取っちゃうよ、と言う。
 玲子は、大和田はそういうことを言っているから、奥さんに逃げら
れたという。
 大和田は、玲子は本当のことを言うから、益々嫁に行けないのだ、
と佳奈子に言う。

 そこに法医学教授・佐川文彦(時任三郎)が入ってきて、佐野の死
因は心室細動鬱血による心不全と言い、大和田に伝票を渡す。

 大和田は、佐川が言っていたように、前夜佐野の家では騒ぎがあっ
たことを、近所の人が聞いていたと報告する。

 佐川が佳奈子に、佐野の左手薬指の付け根の焦げ後を見せ、貴金属
類を身につけていると、金属漏電融合が起きることがあると説明する。

 佳奈子が、感電した後、生きていることがあるんですか?と聞く。
 玲子が、感電したときに、不整脈が起きて気絶しても、正気に戻っ
て、1,2時間動いて亡くなることもある、と説明する。

 玲子が、あとは研究室でと言い、佳奈子も一緒についていこうとし
たが、玲子は佳奈子にはもうすぐ葬儀屋が来るので、待っているよう
に言う。


 亮介の病院にやってきて、待っている大己。
 亮介に、あと何分でバイトが終わる?と聞く。
 あと30分ぐらい、と亮介。
 大己は、一緒に行って欲しいところがあると言う。

 大己は、佐野の話を聞きに、静岡まで行ってきたと言い、亮介にお
土産を渡す。アメフトの試合って、あまり新聞に載らないのだなと思
ったと新聞を示しす。
 あきれる亮介。


 佳奈子が蕪木誠(泉谷しげる)に頼みがあるという。
 すると蕪木は、人に物を頼むのには、頼み方があるだろう、と言う。
 佳奈子が丁寧に頼むと、蕪木は、そんな言葉でなくて、アンダーテ
ックスのチケットを取ってくるとかよ、と言う。
 それって何ですか?と聞く佳奈子に、テクノを知らないの?と蕪木。
 慌てて、知ってますと答える佳奈子。


 大己と亮介が訪ねたのは、忍のところ。佐野を解剖したものだと名
乗ると、忍は報告書なら、もう受け取っているという。

 佐野の家のリビングに上げて貰う大己と亮介。
 佐野は去年ラグビーを辞めてから、外出はパチンコぐらいで、それ
以外は家でゴロゴロしているだけだったと忍。

 あの日、忍は体調が悪く、出勤の時、テレビゲームに興じていた佐
野に、言わなくてもいいことを言ってしまった。
 食事はレンジで温めて食べてと言う忍に、佐野は生返事しかしない
ので、「わたしたち、結婚した意味あったのかな」と言ってしまった。

 忍が夜勤から戻ると、佐野の姿はなかった。キッチンのカウンター
に、結婚指輪が置かれていたので、遂に佐野は出て行ってしまったと
思った。
 本当は忍は謝ろうと思って帰ってきたのに、佐野は恨んだまま、死
んでしまったのね、と言う。

 大己は「卵」と言う。
 料理しないことなのにね、と忍。
 「卵焼きもですか?」と聞く亮介。
 しない、と忍。

 大己は冷蔵庫を見せて欲しいという。
 忍は、あれ以来買い物もしていないし、料理もしていないので恥ず
かしいけれども、と言いながらも見せてくれる。
 卵置き場は空。


 佳奈子が研究室でテクノ音楽を聴いている。
 佐川が、そんな趣味があったんだと言う。
 佳奈子は否定しようとするが、佐川は次の話題に移っている。

 研究給室に女の子いるのっていいね。華やいで。玲子以来だから、
8年ぶりだね、と言う。

 佳奈子は、どうして玲子は法医学者を目指したのか聞く。
 佐川は、玲子の父親は有名な監察医だったから、と答える。
 法医学会のサラブレッドですね、 と佳奈子。

 佐川は、佳奈子が法医学者を目指した動機を聞く。
 佳奈子は、ドラマや映画の影響で、と答える。
 納得する佐川。そして学年一の才媛が法医学へ行ったことを惜しむ
声は多いが、そんなことは関係ないよね、と佳奈子に言う。

 佳奈子は両親の葬式の時、親戚のおじさんに、母親の脚に痣がある
と言ったが、死因は心臓麻痺だからと、受け入れて貰えなかったこと
を思い出す。


 大己と亮介は、忍と一緒に近くの公園へ行く。
 忍はここへ越してから、よくこの川縁を佐野と一緒に散歩したと言
う。
 佐野は、よく無口な人と言われるけれども、忍が知り合ったのは、
左膝粉砕骨折で入院してからなので、現役の時を知らない。最初は看
護師だった忍は、挨拶する程度だったが、リハビリになってからは忍
が担当するようになったので、いろいろな佐野を見た。また、2人と
も映画が好きだったので、よく忍のシフト明けに、待合室で映画を見
た。古い映画、『スティーブ』や、『クレーマー・クレーマー』など
を見て、佐野はよく泣いた。泣いたでしょと指摘すると、泣いていな
いと佐野は強がった。
 だから、佐野がリハビリで苦しんでいる顔や、映画を見て泣いたり、
笑ったりした顔を見ているので、まるで大きな子供のように感じた、
と忍。


 研究室に羽井と桐原が、肉じゃがの材料を持って現れる。佳奈子に
作らせようとして。


 5人は桐原の部屋にいる。
 佳奈子の手つきは怪しく、にんじんさえ、まだ切れない。
 大己が佳奈子の腕を怪しむと、佳奈子はみんながまわりでいろいろ
言うから遅くなる、と文句を言う。

 一方羽井は、持参した鍋の中を見せる。一晩じっくり煮込んだチャ
ーシュー。
 これをスライスして、フライパンでさっとあぶったら、おいしいぞ、
と言う。
 そして佳奈子の脇でフライパンを用意し、ガスを点けようとする。
 でも、ガスが点かない。

 桐原は、欲しい法医学ドラマのDVDを買ってしまって、ガス代を
払うお金が無くなり、ガス代不払いで、ガスを止められたのだった。

 生活だ大切だろう、と責める羽井に、桐原は、DVDやフィギアは、
生活の一部だと反論して、羽井に絞められる。

 料理ができなくなった佳奈子は、内心喜ぶが、大己にそのことを指
摘され、むくれる。


 5人は結局羽井の実家の沖縄料理屋へ行く。
 そこで『スティーブ』も、『クレーマー・クレーマー』も見たこと
がない大己たちに、羽井の母親(濱田マリ)は、ああいう名作は見な
ければ。自分たちがデートした頃は、映画を見に行くのがメインで、
見た映画と共に、どんなデートだったか思い出せる、と言う。

 母親がほかの客に呼ばれて行ってしまうと、羽井は、自分と母親の
共通点は酒に飲まれやすいところ。そして映画が好きなところ。『ス
ティーブ』や、『クレーマー・クレーマー』は見て損はないと言う。
 みんな羽井の意外な趣味にびっくりする。

 支払いの段になって、みんな桐原に払わそうとする。
 桐原がガス代さえ払えないのですから、と言うと、羽井の母親は、
このお皿洗ったら半額にしてあげる言って、洗い方を教える。
 その際、羽井の母親は結婚指輪を外し、台に置いた。


 朝、大己は佐川とすれ違う。
 「何かわかったか?」と大己は声を掛けられる。
 キョトンとする大己に、佐川は、佐野は身体に大きなダメージを受
け、意識朦朧としていただろうに、卵を買いに行かせた思いってなん
だろう。それがわかれば、忍にとっての佐野の最後の言葉になるので
はないか、と言う。


 鏑木が佳奈子に分析結果を渡す。でもその成分は牛乳。
 佐野の指の間から出てきたものは、もっと決定的なものではないか
と思っていたので、少しがっかりする。卵と牛乳で、何か料理でもす
るのだろうか、と。

 大己は、いろいろなことを考える。

 大己は、佳奈子と亮介と一緒に忍の所へ行き、佐野は忍と別れよう
となんてしていなかったと言う。

 佐野は久しぶりに『クレーマー・クレーマー』のビデオを再生しよ
うとして、普段抜かれていたビデオのコンセントを挿した。その時、
古くなっていたコンセントで、感電してしまった。
 あの『クレーマー・クレーマー』の映画のように、フレンチトース
トを作ろうとしたのだろう。

 料理をしない佐野が.....といぶかる忍に、佐野は忍に食べさせた
いと思ったのだろう。
 でも、意識がもうろうとしていて、卵が無いことに気づかず、作り
始めてしまったのだろう。だから、爪の間には、牛乳の成分が入って
いた。

 亮介こはと割って冷蔵庫間を掛ける、と中には牛乳に浸したパンが
入っていたボールがあった。

 佐野は、料理しようとしたから、指輪を外して、キッチンのカウン
ターに置いたのだろう。

 外で待っていた羽井と桐原。
 羽井も『クレーマー・クレーマー』を見て、フレンチトーストに憧
れた。形は悪くても、その人のために作ったというのが、いいのだと
言う。

 桐原は、フレンチトーストなんて、食べたこと無い、と言う。

 佐野は卵を買いに行き、帰る途中で力尽きて、倒れた。


 忍は、佐野が作りかけたフレンチトーストを食べる。
 2人で一緒に『クレーマー・クレーマー』を見たとき、忍は佐野に
フレンチトースト作って欲しいと行ったのだ。
 料理できないという佐野に、映画のように不器用でも家族のことを
思って作るからいいのでは、と言う。

 亮介は、あと自宅まで300メートルなら、タッチダウンとして届
いていたな、と言う。

 みんなで佐野が亡くなっていた場所に手を合わせる。

 佐野は後輩に頼んで、営業の仕事を探して貰っていた。だがそのこ
とは忍には内緒にしていた。
 無口の男が営業なんてと思ったのだろう。

 佐野は現役時代を知らない忍に、黙々と働く姿を見せたいと思って
いたのだろう。


 佐川は玲子に、なぜ法医学者になろうとしたのか、聞く。父親の跡
を継いでか?と。
 玲子は、父親には、この道に進むことを反対された。だからこそ、
この道に進んだ、と言う。


 一緒に帰る5人。
 桐原が、ガス復活したから、今度肉じゃがを、と言う。

 まずかったら許さない、と羽井たち。
 フレンチトーストなら、得意なんだけど、と佳奈子。


寸  評  科学的実証、大学の実験という意味では、『ガリレオ』を、研究
室では、『猟奇的な彼女』などを彷彿とさせます。

 裁判員制度で、死体などの映像も見せるそうですから、CSIのよ
うにいろいろな死体を見せて、みんなどのくらいまでの状態に耐えら
れるか見るのもいいかもしれませんね。
 個人的には、CSIで作っているいろいろな死体、興味がありまし
て。テレビなら、匂いや感触が無く、映像だけなので、歓迎です。

 キーポイントは、玲子と佳奈子という優秀な女性が、なぜ法医学者
を目指したのか、その動機にあるようですね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 そもそも夜寝付きが極めて悪いのですが、最近は夜間に道路工事が始まり、
ますます寝付きが悪くなってしまったので、睡眠薬のお世話になっています。
 通常服用して30分ぐらいで眠くなるらしいのですが、わたしの場合、飲ん
で2時間経っても、眠くならないので、夕食を食べたらすぐに服用して、早く
眠気が来るようにしています。
 まあ、そのせいか、帰宅してからの自由時間が減って、なかなかあらすじが
はかどらなくなってしまいました。
 申し訳ありません。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
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