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タイトル:Daily Drama Express 2008/06/12 ラスト・フレンド (10)  2009/01/19


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/06/12 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル ラスト・フレンズ
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 藍田美知留(長澤まさみ)
 岸本瑠可(上野樹里)
 水島タケル(瑛太)
 滝川エリ(水川あさみ)
 及川宗佑(錦戸亮)
 小倉友彦(山崎樹範)
  平塚令奈(西原亜希)
 藍田千夏(倍賞美津子)
脚  本 浅野妙子
主題歌  「Prisoner Of Love」宇多田ヒカル(EMIミュージック・ジャパン)

あらすじ  第10回 最終章・愛と死

 岸本瑠可(上野樹里)は及川宗佑(錦戸亮)を、手近にあったアレ
イで殴ると、宗佑の部屋を飛び出す。

 瑠可は、ボタンの取れたシャツの前を手で押さえて歩くが、途中で
洋服店に飛び込むと、急いでシャツを手に取り、試着する。そして、
試着室で泣く。


 シェアハウスでは、取っ手の取れてしまった瑠可のカップの修繕を
終えていた。

 帰宅したルカの顔を見て、藍田美知留(長澤まさみ)は頬の怪我を
心配する。
 瑠可はバイクで転んで、と言う。
 美知留が消毒しなければと言うと、心配ない、と瑠可。

 みんなで夕食の席を囲む。
 美知留が作った夕食で、水島タケル(瑛太)も片手で食べられる、
と喜ぶ。

 小倉友彦(山崎樹範)は、今度はコスプレも頼みますと美知留に言
って、滝川エリ(水川あさみ)に叱られる。

 その時チャイムが鳴り、一同、ビクッとする。

 出ようとするタケルを、瑠可がとどめ、代わりに出ると、宅配便。
エリにだった。

 美知留は、自分がいるせいで、みんなおびえて暮らさなければなら
ない。自分が出て行き、1人で暮らす、と言うる

 瑠可が、そんなことをしても無駄だ。宗佑はしつこいので、どんな
ことをしても、美知留の居場所を突き止めるだろう。そうしたとき、
美知留1人ではどうしようもない、と止める。


 タケルと一緒に映画監督の所へ行くと、その腕では無理だ。それに
代わりの人、頼んでしまった、と言われる。

 謝る美知留に、美知留は悪くない、とタケル。それに美知留がそん
なことを考えていては、瑠可に悪い、と言う。


 いつもの男の子・直也(澁谷武尊)が遊んでいるところに、宗佑が
やってくる。もう松葉杖は突いていない。

 直也は宗佑に、一緒に遊ぼうと言うが、宗佑は、もうお母さんも帰
ってきたのだから、もう一緒には遊べない。自分はこれから大切な人
を探しに行くのだ、と言う。


 コンビニで雑誌を立ち読みしたエリは、そこに瑠可が、性同一性障
害だという記事が出ていることに気付く。

 シェアハウスに戻ると、タケルがいる。

 そこに戻ってきた瑠可は、その雑誌に気付き、「全部嘘だから」と
言う。

 自室にその雑誌を持って行くと、ビリビリに破く瑠可。


 クリーニング店に、自分の服と、瑠可の服を取りに行く美知留。
 お店の人に、パンツが紛れ込んでいましたと出されて、慌てると、
一緒に来ていた友彦が、自分の勝負パンツだと受け取り、スーツのポ
ケットにねじ込む。


 タケルは瑠可の部屋に入れて貰い、本当は美知留に瑠可の気持ちを
知って欲しいのではないか。瑠可がどういう気持ちで生きてきたのか、
と言う。

 その時、沢山の買い物をした美知留と友彦がシェアハウスに帰って
くる。

 瑠可はタケルに、美知留には言えない。美知留とは中学の時、一緒
になって、それから沢山のいい思い出を作ってきた。高校卒業間際に
美知留がいなくなって、目の前が真っ暗になった。それなのに、こう
して出会えた。とても嬉しかった。
 でも、美知留は瑠可のことを友達と思っているだけだ。
 しかし、瑠可の美知留に対する気持ちは違う。最初から違い、友情
だけでなかった。言ったら美知留の真っ白の思い出が灰色になってし
まう、と言う。

 その二人の会話を廊下で聞いてしまった美知留は、外へ駆け出す。

 物音でそれに気付く瑠可とタケル。

 美知留は井の頭公園まで駆けてきていた。
 美知留の目の前を女子高生の2人組が歩いてきて、仲良く並んで座
る。


 シェアハウスの4人は、美知留がどこへ行ったか心配している。
 エリは、それでもそのうち、帰ってくるでしょう、と言う。


 美知留が帰ってくる。
 エリが、もう自分たちは夕飯を食べてしまったけど、美知留も食べ
るよね、と声を掛ける。


 翌朝美知留は荷物をまとめ、自分のカップもカバンに収める。
 心配するタケルに、宗佑の所へ行くのではないので、安心して。母
・藍田千夏(倍賞美津子)のところへ行こうと思って、と言う。

 タケルは、瑠可は美知留のことを大切に思っている。それが許せな
い?と聞く。

 美知留は、そういうことではなく、自分は瑠可の気持ちには応えら
れない。その溝をずっと見ているのはつらいの、と言う。

 瑠可は自室で美知留の言葉を聞いている。

 美知留はタケルに挨拶すると、シェアハウスを出て、千夏の所へ行
く。

 チャイムを鳴らしたが応えはなく、ドアが開いているので入ると、
千夏は男とテレビを見ていた。

 美知留が、今夜泊まるね、と言うと、「いいけど、いつまで?」と
千夏。


 父・修治(平田満)も、週刊誌に載った瑠可の記事を読んでしまう。


 瑠可は、林田から、いいラップで仕上がっている。いよいよ瑠可の
夢の舞台。雑念は捨てて、レースに集中しろ、と言う。

 瑠可が練習を終え、更衣室から出てくると、修治が待っていた。瑠
可と話したかったから、と。


 タケルはまだ右腕にギプスをはめたまま、カウンターに立ち、瑠可
と修治にカクテルを出す。

 修治は、いよいよ明後日だが、どうだ?と聞く。
 瑠可は、目の前に大きな湖があって、あとはそこに思い切って飛び
込むだけ、と言う。
 そうか、と相槌を打つ修治。

 瑠可は修治に礼を言う。ここまで来られたのは修治のおかげ。小さ
いときから、やりたいことをやらせてくれて。きらいなことは強制し
なかった。

 修治は、それで瑠可は幸せか?と聞く。

 瑠可はもちろん幸せだ。やりたいことをやれているのだから、と。

 修治は瑠可に、話したいことがあるのではないか、と水を向ける。

 瑠可は謝る。修治が望むような娘にはなれない。結婚もできないし、
子供も生めない、と。

 修治は、先のことはわからないじゃないか、と言う。

 瑠可は、わかる。自分は男の人を好きになれないからだ。でも、自
分のやり方で幸せになる、と言う。

 修治は、瑠可がそういうなら、と言う。

 瑠可は、修治にだけはこのことを知っておいて欲しいと思っていた、
と言う。

 修治は瑠可を応援するという。俺にできることはそれぐらいだから、
と。

 修治に礼を言う瑠可。

 瑠可は1人で帰って行く。

 タケルは途中のベンチに座り込んでいる修治に、お茶のペットボト
ルを差し出す。だいぶのまれていたようだから、と。

 修治はタケルは優しい。瑠可はタケルと付き合っているものと思っ
ていたが、と言う。
 タケルは、力不足で、と謝る。

 修治は、瑠可は子供の時からスカートよりズボンの方が好きだった。
夏になると、短パンはいて、川でザリガニを捕って、男の子達と活発
に遊んでいた。でも、修治にとっては可愛い娘なのだと涙声になる。


 友彦とエリは一緒にシェアハウスを出る。瑠可にレース会場で、と
挨拶する。

 友彦は美知留は帰ってこなかったと言うが、エリはそれを言っては
いけない。でも、レースにはきっと来るよ、と言う。

 友彦が一緒に歩いていたエリの袖を引く。そちらを見ると、公園に
宗佑が座っている。

 エリは、つかつかと宗佑の前へ歩いていくと、そうやって美知留に
プレッシャーを掛けているつもりだろうけど、そんなのはエリは何と
も思わない。美知留もそんなことをするから、ますます宗佑から離れ
ていくのだ。男なら引くとことを覚えなさいよ!と啖呵を切る。

 そしてさっさと歩き出す。
 エリに追いすがる友彦に、あんたもいい加減、奥さんのところへ帰
りなさい。何時までも頼ってきているんじゃないよ、と言う。
 情けない顔の友彦。


 美知留は千夏のところにいて、千夏と男が酒を飲んだ後を片付けて
いる。
 その時電話が鳴り、千夏が出ないので、美知留が出る。

 相手は宗佑だった。美知留も着替えがないと困るだろう。美知留の
荷物をまとめた。合い鍵も返して欲しいから、一度来て欲しい。美知
留の友達に、男なら引くことを覚えろと言われた、と言う。

 宗佑のマンションに行く美知留。

 宗佑は美知留を招き入れ、美知留の荷物をまとめておいたと指さす。

 美知留は机の上に鍵を置くと、宗佑がまとめた荷物を手に、出て行
こうとする。

 すると宗佑は、コーヒーぐらい飲んでいってと言う。

 美知留は、ベッドの上に落ちていた、瑠可のお守りを見つけ、宗佑
に瑠可がここに来たのか問う。
 宗佑は、瑠可は来た。そして自分が男になったかのような調子で、
美知留を守ると言った。オレ達の中を壊すなら瑠可だと思った。瑠可
は力で美知留を守れると勘違いしていた、と言う。

 美知留が瑠可に何をしたのだと問うと、力で押さえつけて、瑠可の
プライドを砕いてやったと宗佑。
 その言葉に美知留の我慢は限界を超え、宗佑の頬を平手打ちし、荷
物を手に、出て行こうとする。
 その手をつかむ宗佑。
 美知留は、みんなの所に帰る、と言う。美知留の荷物もまとまって
いるし、鍵も返したのだから、と言うと、宗佑はそういわなければ、
美知留はここに来ないじゃないか、と言う。
 美知留は、「また、騙したのね」と絶望的な顔で言う。

 宗佑はまた美知留を殴る。
 それでも美知留が帰ろうとすると、「お友達がどうなってもいいの
か?」と脅す宗佑。

 遂に美知留はベッドの上に投げられ、上から宗佑に押さえられる。


 ベッドに裸で横たわる美知留。
 ベッドの足元には宗佑が座っている。
 美知留は宗佑に、一つ約束して欲しいと声を掛ける。もう友達を
−−瑠可やタケルを傷つけないで。その約束を守ってくれるのなら、
美知留は何度でも宗佑とこういうことをしてあげる、と言う。

 宗佑が美知留の顔を見ると、美知留は涙を流している。

 宗佑は美知留に泣くのを止めて欲しいと頼む。
 でも、美知留の涙は止まらない。
 宗佑は拳を固めるが、何も打つ手が無く、途方に暮れる。

 やがて宗佑はベッドルームの扉を閉めると、床に落ちていた写真を
見る。

 そこでは瑠可とタケルと、そしてシェアハウスのみんなと美知留が
写っていて、どの写真の美知留も幸せそうに笑っている。


 レースのスタートラインに並ぶ瑠可。応援スタンドを見上げると、
家族やシェアハウスの仲間は来ているが、美知留の姿はない。

 瑠可はハンドルの下に手をやるが、いつもそこに提げていたお守り
は、今は無い。瑠可の手は空を切る。


 美知留はベッドから降りて服を着ると、ベッドルームの外へ出る。
 そこには、美知留の荷物のほかに、ウェディング・ドレスが入って
いた箱が空いていた。
 そして宗佑は横になっている。その胸にはウェディング・ドレスが
抱かれ.....そして血が滴っていた。


寸  評  こんなショッキングな最後になるとは思っていませんでした。
 宗佑の反撃が美知留をまた、閉じこめることで。
 でも、最後自殺してしまって。
 ずるいですよね。
 美知留は、次々と、つらい目に遭っていきますね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 連ドラがレギュラー放送になる前に片付けようと、録画してあった『小児救
急』を見ました。
 違和感を覚えたのは、小西真奈美が、家に帰って寝る時間も無いほどの激務
なのに、常にキッチリとマットな口紅を塗っていること。口紅をそこまで塗る
時間があったら、少し寝た方がミスが無くなるし、はげることがないほどしば
しば塗りに行くほど暇じゃないだろうし、長時間労働で常にキッチリ化粧して、
そのまま仮眠を取っていたら、肌がボロボロになってしまう、と思いました。

 また、小児救急の大変さを訴えるなら、これに的を絞るべきでは、と思いま
した。痴呆の母親を絡めると、テーマが薄れます。
 これが、小児病院をやるか、老人病院をやるかという選択がテーマならいい
のですが。

 あと、24時間開業医がやる必要は無いのでは?一番手薄な深夜に絞って開
院すれば、シフトを考えなくて済み、それを前提にした人件費や装備に徹せる
と思います。
 救急診療では、保険に加算点数があるから、深夜救急の受診ならば、1人あ
たり診療費単価を上げられるはず。

 穴だらけのドラマで、やるならもっと的を絞り、モデルケースとして使える
物にすればよかったと思います。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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