メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2008/12/18 風のガーデン (最終回)  2009/01/06


===================================================== 発行部数   26 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/12/18 (Thu) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 木曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル 風のガーデン
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 白鳥貞美(中井貴一)
 白鳥ルイ(黒木メイサ)
 白鳥 岳(神木隆之介)
 二神香苗(国仲涼子)
 小玉エリカ(石田えり)
 石山 孟(ガッツ石松)
 氷室 茜(平原綾香)
 石山 修(平間勇樹)
 内山妙子(伊藤 蘭)
 二神達也(奥田英二)
 白鳥貞三(緒方拳)
脚  本 倉本聰
主題歌  平原綾香「ノクターン」

あらすじ 最終話「ナツユキカズラ」

 9月7日。高林医大。内山妙子(伊藤蘭)に、白鳥貞美(中井貴一)
からの手紙が届き妙子が読んでいる。

 貞美は使っていた携帯を過去と共に地中に埋葬したこと、まだかろ
うじて生きていること、昨日(9月3日)に白鳥ルイ(黒木メイサ)
の結婚式に出て介添え役をしたこと、貞美はこの結婚式が自分のため
に仕組まれた芝居であることを承知の上、介添え役を引き受けたこと、
参加した友人たち・小玉エリカ(石田えり)・ 上原さゆり(森上千
絵)・花婿の父・石山孟(ガッツ石松)らの真剣な表情。

 ひきつった顔で花婿役を演じていた石山修(平野勇樹)は感動的で
すらあり、芝居と気付いていながら、優しさごっこに涙があふれてき
た。

 明日からは実家に帰ること、妙子への不埒な愛情、素晴らしい思い
出に感謝が書かれていた。


 貞美はキャンピングカーを片付けている。花瓶の枯れた花を包み、
手に持つ。
 富良野の商店街についた貞美は、店頭のテレビの画面から流れる氷
室茜(平原綾香)の「カンパニュラの恋」に目を留める。

 家に着いた貞美をルイが招き入れる。懐かしい家の様子を見つめる。
岳(神木隆之介)の使っていた部屋は貞美が使っていた部屋でもある。

 お茶の用意をするルイ。彼のとったハチミツを見せて、まだ演技を
続けている。
 枯れた花をルイに渡し花瓶に活けてくれるように頼む。それは岳に
頼まれた天国に持って行く花。

 貞美はルイにお芝居はもう止めようと言う。そして花婿役へのお礼
とキャンピングカーの鍵を渡す。ルイは貞美の背中に抱きついて泣く。

 ルイは修に鍵を渡す。修はこんな高いものと躊躇するが、元々能天
気なところがあり、ルイが修と結婚すれば車は自動的にルイのもので
あると言う。

 ルイはあきれるが鍵を渡す。修は富良野を去る日時を教えるがルイ
は見送らないと言う。

 9月20日。冬美(木内みどり)が、白鳥医院の前を掃除している
と、妙子が訪ねて来た。

 冬美は貞三(緒形拳)に連絡し、妙子は指定された喫茶店で待つ。
妙子は、貞美から手紙をもらったことを話し、今の状態を聞く。

 貞三は9月中旬から麻薬の量を増やしていると言う。うつらうつら
しているが、バカなジョークを言って笑わせようとすると言う。

 貞三は貞美がやつれた姿を見せたくないので、妙子には会いたくな
いのだと言うと、妙子は、自分も看護師で30年近く働いたのでお役
に立てるから、そばにいさせてほしいと頼む。

 貞三は、地方の町医者のターミナルケアは、進んだ材料もなく、検
査もしない、患者の家族からは殺人者とののしられたこともある。で
も、家族一緒に病気と闘うのは、安心できるし、家族も愛する人の死
を納得できるという。

 貞三は「いもほり」を知っていますか?と聞く。麻薬の副作用で便
秘になるそれを指で掻き出すのだ、訪問看護師の仕事だが、孫娘が率
先してやっている、貞美は最初ためらったが、今はそれを受けている。

 うちは長いことバラバラだったから、あいつの最期を戦うことで家
族が始めて結ばれつつある、他の方のお手伝いはありがたいが、お受
けしたくないのだと言う。

 妙子は「わかりました」とその言葉を受け止める。妙子がレシート
を取ろうとすると、それを貞三が押さえる。妙子は帰って行く。

 貞美の夢にニ神達也(奥田暎ニ)が現れ、天国に誘う。ルイが貞美
を起こす。
 貞美は母がしていた押し花にカンパニュラはあるかと聞く。ルイは
あると答える。

 貞三が来て麻薬の量を増やそうかと話しかける。貞美はもう少し我
慢できると答える。

 中学生の頃、テレビが欲しくて買ってもらったが、一人で見ていた
ら急に寂しくなったという。

 ルイと岳とガーデンで裸足になった話、子どもたちに何もしてやれ
なかったことを悔やむ貞美。貞三は、戦う姿を見せて勇気をやるんだ
と言う。

 岳には見せられないがルイには見せられるという。それを聞いた貞
美は貞三を「あなたは偉い」と誉める。

 貞美は一時期内科医や外科医にコンプレックスを持っていたことを
話す。痛みをやわらげるだけの仕事、今は堂々と正しかったと言える、
病気を治すだけではなく、あらゆる痛みを取り除くことができたこと。

 貞三に死後の世界はあるか?と聞く貞美。貞美は次の世があったら、
ルイにサインを送ると言う。苦しくなってきた貞美は麻薬の量を増や
して欲しいと頼む。

 眠った貞美を見て、貞三はルイに「父さんの最期の戦いを一緒に戦
いましょう」と言う。二人は貞美の手の片方ずつを握っている。

 上原ファームで作業する岳に、ガブリエルこと貞美の声が聞こえる。

 10月1日。貞美46歳で永眠。

 12月23日。エリカの店に来た貞三。貞三はエリカに貞美の四十
九日の礼を言う。
 同級生も多数出席してくれた。

 エリカは、貞美の生前葬をしてしまったことを話す。後で、本当の
ことを知って落ち込んでしまったと言う。

 貞三は嬉しそうに、貞美が喜んでくれたのではと言う。ジョークや
いたずらが好きだったから。

 エリカが16の時に、貞美がエリカに手を出し、エリカの父に怒鳴
り込まれて土下座したことを話す。エリカは懐かしいと言う。

 ルイは、札幌の喫茶店で茜と会う。茜が札幌でチャペルコンサート
をすると聞いて連絡をとったのだ。

 茜は先生に連絡を取りたいと思っていたと言う。ルイは父は死にま
したと言う。
 すい臓癌だった。

 ルイは父が生前茜に渡したいと言っていたという押し花を渡す。

 チャペルコンサート。押し花の額を近くに置く茜。大事な人が死ん
だので、今日は一曲だけにしてほしいと頼む。
 「カンパニュラの恋」を歌う。

 札幌の街を歩くルイ。岳の部屋には、「ガブさんへの質問」と書か
れた手紙。それを見る貞三。貞三は岳の頭に優しく手をやる。


 春になったガーデン。岳は迷い込んできた子犬を追いかける。子犬
は消えていて、そこには貞美が植えたエゾエンゴサクが咲いている。


寸  評  最後の花の場面は季節的に最初に撮ったものなのでしょうか?
 結婚式で、貞三が赤い蝶ネクタイをしているのが気になりました。
蝶ネクタイをすると、どうも道化師っぽくなると思います。

 妙子と貞美がどのように惹かれあったのか知りたかったのですが、
それは明かされませんでしたね。

 キャンピングカーの高そうな医療器具が生かされないのが残念な気
がしましたが、ドラマ的にはよく出来ているし、緒形拳の最期の演技
は秀逸でしたし、時間をかけて丁寧に作ったドラマという感じを受け
ました。

執 筆 者 たま()

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 「相棒」は、シリーズの途中で薫がいなくなったんですね。シリーズの終わ
りにいなくなると思っていたのですが。(たま)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。