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タイトル:Daily Drama Express 2008/05/22 ラスト・フレンド (7)  2008/12/08


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/05/22 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル ラスト・フレンズ
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 藍田美知留(長澤まさみ)
 岸本瑠可(上野樹里)
 水島タケル(瑛太)
 滝川エリ(水川あさみ)
 及川宗佑(錦戸亮)
 小倉友彦(山崎樹範)
  平塚令奈(西原亜希)
 藍田千夏(倍賞美津子)
脚  本 浅野妙子
主題歌  「Prisoner Of Love」宇多田ヒカル(EMIミュージック・ジャパン)

あらすじ  第7回 残酷な現実

 「オレ、滅多に人好きにならないし、オレの気持ちは揺るがないと
いう自信がある。だから安心して何でも打ち明けて欲しいんだ。オレ
は君の味方だから」と水島タケル(瑛太)。
 「ごめん、タケルの気持ちには、応えられない、わたし.....」と
岸本瑠可(上野樹里)。
 「ほかに好きな人がいるから?.....そっか」とタケル。
 「ごめん」と瑠可。
 「いいよ、いいんだ。わかった」とタケル。

 先に歩いていく瑠可を呼び止めるタケル。瑠可は途中だろ、オレに
打ち明けたいことが、何かあるんだろ、と言う。
 「それはもう.....美知留のことだよ。ほら、わたし、この頃すぐ
イライラして、美知留に当たっちゃっただろ。だから、タケルが優し
くしてやって。美知留を好きになってやって」と瑠可。
 「美知留ちゃん、好きだよ」とタケル。
 「もっと、好きになってやって」と瑠可。
 「どういうことだよ」とタケル。
 「美知留は、寂しがり屋だから、誰かが支えてやらなけりゃならな
いんだよ。だからタケルが支えてやって欲しい」と瑠可。

 シェアハウスの前で瑠可はタケルに、「わたしたち、今まで通りだ
よな。今まで通り、つきあえるよな」と確かめる。
 「ああ」と頷くタケル。

 居間では、滝川エリ(水川あさみ)と小倉友彦(山崎樹範)と藍田
美知留(長澤まさみ)がゲームをやっていた。
 エリが、今日福引きで、東武動物公園のタダ券が6枚も当たったと
いう。
 瑠可は、いいんじゃない。このメンバーで出かけたことないだろ。
パッと行こう、と言う。
 でも6枚あるので、もう一枚どうしよう、と言う。
 一枚くらい、どうにでもなるでしょ、とエリ。

 −− 君のそばにいようと思うなら、君の荷物になっちゃいけない。
傷ついたところを君に見せちゃいけない。瑠可、でも君も同じこと、
思ってたんだよな。(タケル)


 瑠可は瑠可が所属するモトクロスチームの監督・林田(田中哲司)
に頼み事をする。


 シェアハウスでは、みんな何を持って行くかで盛り上がっている。

 瑠可が、シェアハウスに林田を連れてくる。付き合うことに決めた、
と。
 美知留が、瑠可がずっと思っていた人って、林田さんだったんだと
言う。
 エリが、体育会系同士、いいんじゃない?大人だし、と言う。


 その頃、及川宗佑(錦戸亮)は、シェアハウスの中を双眼鏡で覗い
ていた。


 東武動物公園に到着した一行。
 瑠可は林田と、エリは友彦と、美知留はタケルと、それぞれペアで
話していた。
 だが、途中で1人遅れたタケルは、息子と一緒にいる白幡優子(伊
藤裕子)と会ってしまう。
 苦しそうに顔を歪ませるタケル。
 そのタケルの様子に、気付いた美知留。

 気により掛かり、昔のことを思い出すタケル。

 −*−*−
 「タケル、タケル」
 「お姉ちゃん」
 −*−*−

 タケルが少し落ち着いたところに美知留が来る。
 タケルは少し貧血、と言う。

 4人は、タケルと美知留がいないことに気付く。
 瑠可は、2人とも子供じゃないし、案外うまくいくかもしれないよ、
と言う。
 え?そういう関係?と友彦。

 友彦はジェットコースターに興奮し、エリと一緒に携帯で写真を撮
る。
 エリに、不倫の証拠写真残してどうするの、と言われ、そんな風に
考えたことなかった、と友彦。

 林田は、瑠可にジュースをおごる。今日は彼氏役だから、と。
 瑠可は、付き合っている振りして貰って済みません、と言う。
 林田は、こういうところで瑠可に会うのもいい。デートみたいで、
と言う。


 タケルと美知留は、一足先にシェアハウスに戻っている。

 美知留はタケルに、何かあったのなら言って。タケルのおかげで、
助け出されたし、みんなにも受け入れて貰った。自分もみんなの力に
なりたいと言う。
 タケルは、疲れていただけだ、と言う。

 瑠可、エリ、友彦も戻ってくる。お腹空いた、と言って。
 食べてこなかったんだ、と驚く美知留に、美知留抜きで食べないよ、
と瑠可。

 エリが美知留に、お土産を渡す。開けると、デコレーションケーキ
で、『おかえりMICHIRU』とプレートに書いてあった。
 瑠可が、ゴタゴタしていて、美知留の歓迎会出来なくてゴメンと言
う。
 美知留は、みんなが自分を受け入れてくれるか、不安だったという。

 エリが、逆に美知留がわたしたちに愛想つかないで、と言う。

 そこに林田が弁当を6人分買って現れる。
 瑠可は、借りるねと言うと、タケルのカップにコーヒーを注ぎ、林
田の前に置く。

 宴の後、独り落ち込むタケル。
 美知留も何か考えていたが、瑠可の部屋に入ると、宗佑とはキッパ
リ別れると言う。今なら、キッパリと別れられる気がする、と。
 瑠可は、会って話をする気じゃないよな。エリか瑠可が話をした方
がいいよな、と言う。
 でも美知留は、自分で話す。なんでも人にやってもらっていてはダ
メだから、と言う。
 そうか、と瑠可。


 宗佑のマンションにやってくる美知留。
 美知留からの電話を取った宗佑は、一方的に、「もうすぐ帰ってく
るんだね。君のいる場所は、ここしかないんだよ」と言う。
 美知留が、別れようと思っていると言うと、宗佑はシェアハウスの
連中に洗脳されたんだね。あいつらはいいようなことを言うけど、い
ざとなったら君を見捨てる人たちだ、と言う。
 宗佑は、美知留を見捨てない、と言う。

 美知留は、宗佑といると自分が無くなってしまう、と言う。

 宗佑は、自分もそうだ。美知留がすべてだから。それ以外のことは
考えられなくなると言う。

 美知留は、それでいいと考えようとしたこともある。でも、自分で
考えたいんだ、と言う。

 宗佑は、自分がこんなに美知留のことを考えているのに、というと
美知留は、宗佑はわたしのことを殴るよね。それって、わたしを宗佑
の思い通りにしたいからだよね。結局宗佑が大切なのは、宗佑自身な
んだよ。さよなら、と電話を切る。

 切れてしまった携帯をそのままに、固まっている宗佑。


 美知留は美容室の先輩の平塚令奈(西原亜希)と道ですれ違う。
 令奈は、男と一緒に暮らして生活できる人はいいわね。と美知留に
嫌みを言う。


 モトクロスの女子更衣室の前に、人だかりが出来ている。
 そこに練習を終えた瑠可がやってきて、みんなが何に注目していた
かを知る。更衣室の窓の格子に、
 『岸本瑠可は、女の体の中に男の心が入った、バケモノです。男の
ようないやらしい目で親しい女のことを見ている。歪んだ精神の持ち
主です。嘘だと思うなら、本人に確かめてみてください』
 と書かれたビラが3枚貼られていたのだ。
 剥がす瑠可。
 林田が、ここに書かれたことは?と問う。
 瑠可は否定し、これをやったのは、サイテイのDV野郎だ。美知留
との仲を裂いたら、自分のところに美知留が戻ってくると勘違いして
いるんだ、と言う。

 瑠可は更衣室へ入ると、シャワーを出しっぱなしにして、声を出し
て泣く。


 エリは友彦に、サザンのチケットが手に入ったから、一緒に行かな
い?と声を掛ける。
 友彦は残業で行けないと言う。
 エリは覚えておく、と答え、同僚に夕食に誘われ、一緒に行く。


 宗佑が公園のブランコに腰を掛けて、ボーッとしていると、いつも
の男の子・直也(澁谷武尊)がやってきて、今日はパンを持っていな
いの?と問う。
 宗佑が無い、と答えると、お腹空いたと言って、家に連れて行く。
 家の中は散乱している。直也は、家の中の食べ物は、すべて食べ尽
くしてしまった、と言う。

 宗佑は、自宅で直也に、カレーライスを食べさせる。

 直也は、宗佑の母親について聞く。
 ずっと前からいないと言う宗佑。
 結婚しているかと問われ、結婚していないけど、彼女はいた。今は、
出て行ったけど、と言う。
 寂しい?と聞かれ、寂しくない、と宗佑。
 なぜ?と問われ、彼女はすぐに戻ってくるから、と宗佑。


 タケルがシェアハウスに戻ってくるが、すれ違った瑠可は、無反応。
そして瑠可は自室に入り、電気も付けずに、丸まっている。
 タケルは、この前、瑠可が話したことはすべてじゃないよな。オレ
にはなんでも言えるって言っただろ。1人で悩んでないで、言ってく
れ。友達なんだから、と言う。

 そのタケルの声は、美知留にも聞こえる。

 瑠可は、タケルが叩いている部屋のドアにバッグをぶつけ、「友達、
友達って、うっせぇんだよ。人には死んでも言いたくないことがある
んだよ」と怒鳴る。

 美知留は身体を縮める。

 タケルは自室に入ると、電気を付けずに、ベッドの上にうつぶせに
なって、頭を抱える。
 タケルは、子供の時のことを思い出す。
 野原で姉を呼ぶタケル。
 駆けつけた姉は、タケルを抱き上げると、「いいことしてあげよう
か?お父さんには秘密だよ」と言う。


 タケルがリビングへ行くと、美知留がすすり泣いていた。


 翌朝、5人揃って朝食を食べるが、まるでお通夜のよう。原因は瑠
可。
 美知留に、悩んでいることがあったら言って。みんなで考えられる
かも知れないと言うと、瑠可は、スランプ。練習でいいタイムが出な
くて、と言う。
 エリは、今までにもそういうことあったね、と納得する。

 友彦に、「もうこんな時間」と促され、エリは友彦と共に、二人出
社していく。

 瑠可は、練習まで時間があるから、少し寝る、とソファーの上に横
になる。

 美知留は、宗佑とちゃんと別れられた、と言う。
 瑠可は、「あっそ」と素っ気ない。
 タケルが、もうつきまとわないといいね、と言う。

 瑠可は、もう行くと、出かける。

 美知留が後片付けすると言うと、手伝うタケル。

 タケルが美知留に、夕べ泣いていたのは、宗佑を思い出して?と問
う。

 タケルには、何でも分かっちゃうんだね、と美知留。
 宗佑との、きれいな思いでだけ、思い出されて、実際には地獄だっ
たのにね、と美知留。

 タケルは、自分にもそういう経験がある。大好きな人が、嫌いにな
った。でも、そのうち好きな人が出来て、友達もできて、少しずつ変
わっていく。心の傷を自分で眺められるくらい、と言う。

 美知留はタケルの身体に自分の身体を預けると、「好きになっても
いいかな、タケル君のこと。好きになってもいいのかな」とつぶやく。
 美知留の肩をそっと抱くタケル。

 その様子を瑠可が見ていた。
 瑠可はそっとシェアハウスを出て行くが、玄関で植木鉢を倒してし
まう。
 その音に、ビクッとする、美知留とタケル。

 瑠可は自転車をこぎ出す。

 −− 人と人の絆は、本当にはかなくて、愛は淡雪みたいに壊れや
すい。瑠可、あの時、わたしがあなたといられる時間。わたしの幸せ
の残り時間は、思ったより、ずっと少なかった。(美知留)

 美知留は玄関を出る。


 空港でエリは、友彦が奥さんと楽しそうにお茶しているのを見て、
きびすを返す。


 宗佑は買い物袋を下げて、線路沿いの道を直也と歩いている。

 踏切の所まで来たとき、線路の向こう側を一組の男女が歩いていた。

 直也は、突然、「お母さん!」と叫ぶと、閉まっている踏切の中に
走り込む。

 宗佑は、カバンと買い物袋を放り出すと、急いで直也のところに駆
け寄り、抱きかかえる。

 その時はすでに間近に電車が迫っていた。


 美知留は玄関のところに置いてある植木鉢が倒れているのに気付く。


寸  評  結局、タケルの秘密はよくは分からない−−義理の姉絡みらしい
のですが−−。
 瑠可は結局、自分の秘密をタケルにも美知留にも打ち明けられない。

 カウンセラーから瑠可は、性同一性障害とはいいきれないと言われ
ますが、本当のところ、どうなのでしょう。

 エリは、友彦との不倫を楽しんでいるようでありながら、やはり奥
さんに対しては、嫉妬しているんでしょうか。

 哀れなのは、林田ですよね。林田は瑠可を好きだと思うのですが、
瑠可には、恋人役として使われて。。。蛇の生殺し状態でしょうか。

 宗佑がいよいよ瑠可をターゲットに陰湿なことを始めましたね。今
後、宗佑の性格からすると、エスカレートしていくのでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 『252』のエピソード・ゼロをテレビで放送していました。これは、『ガ
リレオ』のエピソード・ゼロと比べると、より、このドラマを見てから映画を
見た方がいいのではないかと、思わされました。なぜなら、ドラマの最後に、
映画は、ドラマから2年後の事件だと言っていましたし、彼らがどうしてレス
キュー隊に入って、どういう訓練を受け、仲間をどう見ているかとか、どうい
う子供時代だったか、どういう特技を持っているかなど、いろいろな情報が入
っていました。
 『ガリレオ』の時は、ドラマでずっとやってきたこともあり、学生時代を見
ても、それで?という感じがありました。
 まあ、『容疑者Xの献身』の登場人物と同級生だったことの紹介ぐらいです
かねぇ、映画と直接つながるのは。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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