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タイトル:Daily Drama Express 2008/12/02 チームバチスタの栄光 (8)  2008/12/08


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/12/02 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル チームバチスタの栄光
局  名 日本テレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 田口公平(伊藤淳史)
 白鳥圭輔(仲村トオル)
 桐生恭一(伊原剛志)
 大友直美(釈由美子)
 氷室貢一郎(城田優)
原  作  海堂尊 『チームバチスタの栄光』
脚  本 後藤法子
主題歌   青山テルマ『』

あらすじ  第8話 震えるメス
     義兄弟の亀裂…オペで異常事態!

 第二助手・酒井利樹(鈴木裕樹)も解散なんて、と言う。村本カナ
(金澤美穂)14歳をどうするのだ。やっと来週、桐生恭一(伊原剛
志)のオペが受けられることになった。カナの心臓は、風船のように
ふくらみ、破裂寸前。もうオペは引き延ばせない、と言う。

 病理医・鳴海涼(宮川大輔)も、もう犯人も分かったのだから、オ
ペは続けられると言う。

 桐生は、犯罪を犯した故・麻酔科医・氷室貢一郎(城田優)を見抜
けず、チームに入れてしまった。だからもうオペはできない、と言う。

 第一助手・垣谷雄次(鶴見辰吾)が、桐生の言うことも、もっとも
かもしれない、と言う。
 桐生の後釜に座ろうとしているんじゃないの?との揶揄に、今そん
なこと言っている場合じゃないでしょ、と垣谷。

 桐生は、今入院している患者については、自分が責任を持って、転
院先を探す、と言う。


 白鳥圭輔(仲村トオル)と田口公平(伊藤淳史)が廊下を歩いてい
ると、黒崎(榎木孝明)教授率いる大名行列に行き会う。
 黒崎は、白鳥と同じネクタイと知ると、急いで外してしまう。そし
て厚労省に帰ったんじゃないか、と言う。

 白鳥は大げさに足が痛い振りをする。整形外科ではもう治ったはず
なので、あとはそういうのを専門としている科・不定愁訴外来がある
って教えられて。だからボクは、田口先生の患者、と言う。
 頷く田口。

 白鳥は、垣谷と酒井にも、よろしくと挨拶する。

 黒崎の一行が行ってしまうと、田口は白鳥のせいでどんどん嘘つき
になってしまう、とぼやく。


 垣谷が、冠動脈バイパス手術を執刀する。
 臨床工学技士・羽場貴之(戸田昌宏)に、スタビライザーに電圧か
けて。
 リストロ 3リットル、と次々と指示を出し、的確にこなしていく
羽場。


 白鳥と田口は研修医に、CASE27のスワンガンツカテーテルを
用意したときのことを聞く。
 すると研修医は、自分も忙しくて、用意できなかった。用意したの
は羽場だ、と言う。


 器械を操作する羽場を見ている白鳥と田口。
 白鳥が、羽場の操作はすごい。その技術を使えば、スワンガンツカ
テーテルの改造ぐらい、簡単にできるだろう、と言う。

 羽場が、自分のこと、疑っている?と言う。

 田口が、そんなことはない。話を聞きたいだけだというと、白鳥は、
思いっきり疑ってますよと言って、田口のフォローを台無しにする。

 羽場に、CASE27でおかしなことがなかったかと聞くと、
CASE27の患者・高田久志は、いわゆる万スター・ペーシェント。
器械出し・大友直美(釈由美子)も、セクハラの被害に遭っていたは
ず、と言う。


 直美には話を聞くと、確かに久志にオペの説明をしたとき、腕を捕
まれた。
 でも、すぐに人−−酒井が来てくれたので、大事には至らなかった。
 患者さんがどんな態度を取ったかで、オペに影響が出ることは無い
と言う。

 では、CASE27のオペで、変なことはなかったかと聞くと、チ
ームバチスタのオペでは、身が引き締まると言う。
 白鳥は、直美に、オペ室勤務、長いのに、何言ってるの?と突っ込
む。

 直美は、いろいろなものがちぐはぐだった。標準や基本とかが、一
切通じない、独特のリズムがあった、と言う。
 それだけ?と突っ込む白鳥に、それだけです、と直美。
 白鳥は、「嘘付いたら、罰当たるよぉ」と嫌みを言う。


 洗車中の垣谷。
 白鳥は、ダッシュボードの上のピンクのポーチを指さし、もしかし
て愛人の?と茶化す。
 娘のだ、と垣谷。
 白鳥は、おカマじゃなくて良かった、と更に茶化す。

 田口が怖い声を出して、CASE27で何かなかったかと問う。
 垣谷は、ありすぎなほど、不運が重なった。緊急オペ。慣れない器
械だし。酒井は鼠頸部の動脈のラインが取れない。直美は貧血で倒れ
る。

 垣谷は、白鳥と田口に、ホースの水を掛ける。「悪い、手元が狂っ
ちゃって」、と垣谷。


 田口と白鳥は酒井に話を聞く。
 酒井は、桐生のオペを待っている人たちもいるのだ、と力説する。

 白鳥は酒井に、CASE27の時の失敗をお父さんはなんと言って
いた?と問う。天才パパに報告したよね、と追い込む白鳥。
 引きつる酒井。


 藤原真琴(名取裕子)が、愚痴外来(不定愁訴外来)に座っている
白鳥と田口に、コーヒーを出す。なんと、白鳥専用のコーヒーカップ
も用意してあった。


 <<バチスタ手術とは、これまで移植しか治療法の無かった、拡張
型心筋症のふくらんだ心臓を切り取り、小さく作り直す手術。この難
易度の高い手術を次々と成功させてきた7人のエリート集団・チーム
バチスタ。しかし突然、患者が相次いで死亡するという原因不明の事
態が起こった。これは不運な事故か、医療ミスか、それとも殺人
か>>


 カナが通りがかりに会った桐生に、来週の手術が受けられなくなる
かもしれないというのは本当か問う。早く手術を受けて、学校に戻り
たかったのに、自分はどうなるのか問う。
 桐生はただ頭を下げ、カナは看護師が車いすを押して、行ってしま
う。

 それを見ていた田口が、桐生に声を掛ける。

 屋上で話す二人。
 田口は、CASE27は、氷室の犯行ではないようだと言い、でも
カナのオペはどうなるのか。チーム解散ということは、カナオペが出
来ないということなのか、と問う。田口自身としては、オペが無いの
はいいのだが、と。

 桐生は田口に、目の前に救わなければならない患者がいる。その時、
田口ならどうする、と問う。
 考え込む田口に、それでもオペを諦めなければならないこともある、
と桐生。


 病院の外の喫茶店・BEANS FARM。
 白鳥は田口に、宣言通り、桐生にはチームを解散して貰うのが一番
いいと言う。
 喫茶店のマスター・岸川保(木下ほうか)も、犯人がまだ分からな
い以上、オペをするわけにはいかないか、と言う。
 喫茶店のママ・岸川マリ(奥貫薫)は、でも、バチスタ手術を待っ
ている患者さん達はどうなるの?と言う。

 田口は白鳥に、自分はどうしたらいいのか、と問う。
 白鳥は、そんなひと決まっているじゃないか。CASE27の犯人
を捜し出すことだよ、とこともなげに言う。


 田口は必死にCASE27について考える。


 ルーレットに興じる羽場。だが負けがこんでいるようだ。

 羽場がふと目を上げると、白鳥が立っている。衝撃を受ける羽場。
 「だいぶ派手に負けちゃったようだね。みんなからお金、借りまく
ってるみたいだね。CASE27の患者さん、金融業だって。患者さ
んにも、お金、借りちゃってるんじゃない?」と白鳥。
 「そんなことない!」と声を荒げる羽場。

 白鳥は、そうだとしても、警察に言ったら、興味示すんじゃない?
と言う。
 羽場は慌てる。

 白鳥はCASE27がおかしかったことって、酒井がパニくったと
か、器械出しが代わったとか、その程度のことで、混乱が起こるわけ
無いよね、と言う。

 黙っている羽場に、携帯を取りだした白鳥は、警察に電話しちゃお
うかな、と脅しをかける。

 羽場は、そういえば、鳴海がオペに遅れた。でも、それは影響ない、
と言う。

 普通、オペに病理医が立ち会うことなんて、ない。組織が運ばれて、
初めて病理医が必要となる。
 それが、チームバチスタでは、常に鳴海が立ち会っている、と言う。


 カナのカルテや、エコー画像を見ている桐生。
 そこに鳴海がやってきて、カナの状態では、もうオペを引き延ばす
ことは出来ない。さっさと切っちゃおう、と言う。14歳とはいえ、
カナの体格では、国内ですぐにはドナーは見つからないだろうし、海
外でオペを受けると言ったって、すぐに億単位の金が集められるわけ
無いだろう、と言う。

 それでも桐生は、CASE27について、氷室の犯行ではない可能
性がある以上、オペはできない。鳴海は、もうこれ以上、自分に付き
合う必要は無い。アメリカに戻りたければ、ミヒャエル教授への紹介
状は書く、と言う。

 鳴海は、もう桐生には、鳴海が必要ないと言うことなのか問う。
 そうだと答える桐生。

 鳴海は、身体の内に怒りを募らせて、廊下を歩く。
 その姿を見る白鳥。

 鳴海は、病理研究室へはいると、机の引き出しを開け、メスを取り
出し、右手で握る。
 でも、うまく扱えない。
 鳴海の脳裏に、桐生のメスで右手首を切られたときの光景がよみが
える。

 鳴海はかんしゃくを起こし、机上のものをすべて床にたたきつける。


 直美に声を掛ける田口。本当に氷室からの電話は、無言だったのか?
と。


 酒井がカナの病室の前を通りかかり、覗いてみると、カナは胸を押
さえて苦しがっていた。


 直美は田口に、氷室は殺人者。その人の言葉を信じるのか、と問う。
 田口は、氷室の言葉を聞いてしまった。それを忘れることはできな
い、と言う。
 直美も、原因不明の術死が続くのには耐えられない、と言うと、氷
室からの録音があったと打ち明ける。


 カナの担当看護師が、桐生にカナの急変を伝える。

 カナの診察をした桐生は、酒井に処置を指示する。
 酒井は桐生に、肺気腫も起こしている。今すぐバチスタ手術をしな
ければと言う。


 直美は、氷室の録音内容を話す。
 『済みません、氷室です。声が聞きたくなって。大友さんにはずっ
と悪いと思っていました。ボクのせいで、疑われたりして。本当ごめ
ん』

 それから?と促す田口。

 そこに羽場が駆けてきて、カナの緊急バチスタ手術をする。もう麻
酔科には準備してもらった、と言う。


 鳴海は桐生に、バチスタ手術するんだな、と声を掛ける。
 桐生が23番に運んでおいたからと言うのに対して、鳴海はオペに
は立ち会わないけどいいよな、と桐生に宣言する。生検の迅速診は、
別の病理医に頼んでおいた、と言う。
 頷く桐生。

 麻酔医がカナに麻酔を掛ける。
 その姿を見ると、直美の脳裏に、氷室の姿がダブル。そして、田口
に語った氷室の録音の続きが思い出される。
 『お詫びに、本当のことを話しておきます。あなたの知らない、本
当のことを。CASE27で何があったのか、を』


 オペ室に入ろうとした白鳥は、黒崎およびその取り巻きと、警備員
達によって取り押さえられている。
 白鳥が、見学室に入るだけだと言っても、黒崎は、白鳥はただの患
者だろう。白鳥および田口のオペ室並びに見学室への入室を断る、と
言う。

 白鳥が黒崎に、「ネクタイ、ゆるんでますよ」と言うと、ネクタイ
を締め上げる。
 その隙に、小さな田口は、するっとオペ室に滑り込む。

 手洗いをしていた桐生は、オペ着にマスクまで付けた田口に、どう
いうつもりだと問う。
 田口は、オペに立ち会いたいと言う。桐生がバチスタ手術をするよ
うに、田口も氷室の言葉を検証せずにはいられないのだ、と言う。
 桐生は、田口を止めることは出来ない、と言う。

 オペに立ちあう田口。

 白鳥は、愚痴外来のモニターで、藤原のおかげで、オペを見せて貰
う。
 白鳥は、藤原が院内にこんなツテを持っているなら、早く頼ってお
くべきだったな、と言う。
 藤原は、これでは術野しか見えませんが、と言う。
 もうオペは、心臓を出すところまで進んでいた。

 バチスタ手術 CASE34。

 桐生と一緒にオペ室に入ってきた田口を、みんな一斉に見る。
 直美が、「田口先生!」と声を出す。
 見学室から見ていた黒崎は、「なんであいつが」と言う。

 垣谷が、鳴海は?と問う。
 桐生は、鳴海は来ない。だが問題はない、と答える。

 桐生が心臓の切除範囲を指示。人工心肺に切り替えられ、心停止剤
が注入され、低体温へと移行され、切除が始まる。

 モニターを見ていた白鳥が、「やっと始まったか」とつぶやく。

 切除開始のはずが、桐生のメスが止まる。
 桐生の首筋には、大量の汗の粒。何度も目をしばたたかせる。

 あまりの長い時間に、垣谷がピンセットを落とす。垣谷は「最近、
腰の調子が悪くて」と、にらみつける酒井に、「そんな怖い顔、しな
いでよ、深呼吸、深呼吸」と言う。

 遂に桐生が心臓を切り取り、縫合する。

 大動脈の遮断が解除され、バックアップされ、スワンガンツカテー
テルでのレイティングが始まる。


 その頃鳴海は、1人屋上にいて、宙を睨んでいた。


 やがてカナの心臓は、再鼓動する。

 アンドのため息を漏らす一同。
 田口も何度も頷き、泣きそうな顔になる。


 田口は白鳥に、オペは無事に終わったと報告。
 白鳥が、オペ中、桐生の手が止まった理由を聞く。
 田口は、桐生はすごい汗をかいていた。鳴海がいなかったせいかな、
とつぶやく。

 白鳥は、鳴海はずっといなかったのか問う。
 そうだと田口が言うと、白鳥はもう一度、CASE27のビデオを
見直す必要がある。グッチ(田口)、借りてきて、と言う。

 今更、血管外科が我々に貸してくれるわけ無いじゃないですか、と
田口。
 それもそうだね、というと、無断で借りちゃおうかと白鳥。
 田口は、「それって泥棒って言うんですよ」と言うが、白鳥は気に
していない。


 部屋の前でためらっている直美。
 通りかかった酒井が、「桐生先生に用?」と聞く。
 直美がそうだと答えると、すぐ直美に用がある、と言う。
 直美が、桐生との用件を済ませたらと言うと、ダメだ。今すぐに、
と酒井。
 仕方なく酒井についていく直美。


 一人で歩いていた直美とすれ違った田口は、白鳥に先に言ってくれ
るように言うと、直美に、氷室の録音の続きを聞く。
 だが、直美は、やっぱりたいしたこと、ありませんでした、としか
言わない。

 桐生は、先に行ったと見えて、実は角を曲がってすぐの所に身を隠
し、二人の会話を聞いていた。


 鳴海が手首の傷跡を見ていると、桐生が入ってくる。
 鳴海は白々しく、オペ成功おめでとうございましたと言うと、もう
自分がいなくても大丈夫ですね、と言う。

 桐生は鳴海に、何をしたんだと言う。そして、CASE27のビデ
オを見たい、と言う。
 今更、そんなものを見て、どうするのだ、と鳴海。


 愚痴外来の鍵を閉めた藤原は、ドアの前に白い封筒が置かれている
のを見つけ、中の便せんを読む。
 『術死は今後も続く、これからも。チームバチスタは、今すぐ解散
せよ』


 ビデオ・ライブラリーにやってくる桐生と鳴海。
 だが、CASE27のテープだけ無い。

 ラックの陰に隠れていた白鳥と田口。CASE27のテープは彼ら
が持っていた。
 彼らは手を滑らせ、テープを落とす.....ここで音を立てればばれ
る。

 床に落ちる直前、田口がテープを受け止める。
 大きく息を吐く二人。


寸  評  桐生は、鳴海抜きでもバチスタ手術を成功させました。むしろ、
鳴海がいなかったから、成功したのでしょうか!?
 だとすると、今までの鳴海の功績は?怪我をさせた義弟が行き先を
なくさないために、チームバチスタに入れていたのでしょうか?

 でも、あの桐生がなかなか執刀できなくて、目をしばたたかせてい
たのは、実は桐生の目は悪くなっているのでしょうか?

 氷室が亡くなり、鳴海を入れないと、オペ成功。
 では、氷室以外の犯人はだれでしょう?
 また、あのスワンガンツカテーテルを作ったのは、本当に氷室だっ
たのでしょうか?羽場が工作したと言うことはないのでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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