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タイトル:Daily Drama Express 2008/05/09 Around 40 (5)  2008/12/05


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/05/09 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル Around 40 〜注文の多いオンナたち〜
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 緒方聡子(天海祐希)
 岡村恵太朗(藤木直人)
 森村奈央(大塚寧々)
 大橋貞夫(筒井道隆)
 緒方達也(AKIRA)
 緒方マキ(さくら)
  吉永晴子(加賀まりこ)
 緒方友康(林隆三)
 竹内瑞恵(松下由樹)
脚  本 橋部敦子
主題歌  竹内まりや「幸せのものさし」

あらすじ  第5話 39歳、人生最後の恋

 緒方聡子(天海祐希)は金杉和哉(加藤雅也)に、アフガンで何が
あったのかと聞く。
 金杉は、聡子が心配するようなことは無い。それにアフガンのこと
はもう過去のことだから。結婚について前向きに考えて欲しい、と言
う。


 病院でのカンファレンスの後、岡村恵太朗(藤木直人)は、金杉が
夜よく眠れないといったことはない?カメラマン辞めたのって、本当
に聡子のためだけなのか?と聞く。
 聡子は、そんなことは無い。いったい何が言いたいの?と気色ばむ。


 雑誌社で森村奈央(大塚寧々)は、奈央のコンセプトでの雑誌の編
集長に抜擢される。
 後輩に、新雑誌のコンセプトって、奈央が身を以て具現化するんで
すよね?と言われる。そうよ、と答える奈央に、本当にできるんです
か?と更に突っ込まれる。


 竹内瑞恵(松下由樹)は夫・竹内彰夫(神保悟志)に、働くと宣言。
 彰夫は、妻が働くなんて、みっともないと取り合わないが、瑞恵は、
今は新庄高文(丸山智己)のように、妻に理解ある夫が支持されてい
る。妻が輝くことによって、夫の評価も上がる。妻に理解ない夫の方
が、よっぽどみっともない、と言う。
 働く所なんてあるのか?と彰夫。
 瑞恵はそのためにはまずスーツを買わなければ、と言う。息子・竹
内洋介(木村遼希)にも、輝いているお母さんがいいでしょ、と聞く
が、「別に」と洋介に言われる。
 彰夫は、スーツは5万円まで、家事の手は抜くな、と言う。


 家族の前で、結婚すると宣言する聡子。
 弟・緒方達也(AKIRA)一家からの40で駆け込み結婚?とい
ろいろ突っ込まれるのに、一々「まだ39」と返す聡子。

 父・緒方友康(林隆三)は一言、その男は、聡子が甘えられる男な
のか?と聞く。
 聡子が、そうだと答えると、友康は、それならいいと言う。

 吉永晴子(加賀まりこ)は、今度のその男を家に連れてきなさい、
と言う。


 大橋貞夫(筒井道隆)の店に、金杉がやってきて、コーヒーを頼む。
 貞夫は、金杉の写真は、戦場なのに一般の人の生活を撮っていると
言い、1人の笑顔の少年の写真を指さし、いいねと言う。
 その時、急に金杉が苦しみ出す。


 医局に恵太朗が現れ、給湯室の電気はこまめに消すよう言う。
 しょっちゅう出入りするしと、反対する看護師達に、昨日の15時
から16時は、誰も出入りしていなかった、と恵太朗。

 そこに聡子が現れ、打ち合わせを始めようとする。

 その時、聡子に外線。
 電話を受けた聡子は、今日の打ち合わせをキャンセルして、飛び出
していく。

 その聡子を追いかけて、恵太朗は聡子は大丈夫か?身近な人のこと
になると、優れたカウンセラーでも、平静でいられなくなるから、と
心配する。

 聡子は、心配は無いと言うと、走り出す。

 家で金杉を寝かしつける聡子。


 金杉が写真教室から出てくると、恵太朗が待っている。
 恵太朗は、金杉はカウンセリングを受けた方がいいような、心の傷
を抱えているのではないか、と言う。
 金杉は、そんなことは無い、と言う。
 恵太朗は、よければ自分が話を聞くと言うが、金杉は恵太朗に話す
ようなことは何もないという。
 恵太朗が持っていたオーガニックコーヒーを差し出しても、金杉は
それを地面に捨ててしまう。

 恵太朗は、明日もこのベンチでまっているからと、公園のベンチを
指さす。


 瑞恵は就職口を求めて、方々に電話する。
 でも、40歳と言うと、断られる。あるいは、いくら業界最大手の
保険会社で事務をしていたって言ったって、15年も前でしょ。女子
大生、花のOLとチヤホヤされた世代は、今でもそれでやっていける
と勘違いしている、と断られる。
 あるいは、ワープロ検定2級を持っていると言っても、今はパソコ
ンぐらいできなければ。ワードとエクセルは常識、と断られる。


 不妊治療の診察を受ける奈央。医者から今度はご主人と一緒に来て
ください、と言われて戸惑う。まだ高文には話していないのだ。
 医者は、きちんと話さないと、つらい思いをするのは、女性の方だ、
と言う。
 医者が、次回は.....と言うと、奈央は、来週は日を変えて欲しい
と言う。来週は仕事が入っていて、と。
 医者は、今まで仕事を優先して、出産を先延ばしにしてきたのに、
まだ仕事ですか?と嫌みを言う。


 恵太朗が公園のベンチに座っていると、金杉がやってくる。恵太朗
が本当に待っているといけないと思ったから。でも、話はしない、と
言う。
 恵太朗は、それでもいいので、コーヒーでも飲んでください、と渡
す。


 貞夫の店に集まる聡子と瑞穂と奈央。

 奈央は、金杉よりもっと聡子にふさわしい男性はいるので、金杉は
やめておくよう、言う。
 瑞恵は、聡子にとって、今回が結婚・出産のラストチャンスなんだ
から、迷ってなんていられない、と言う。
 聡子は、迷ってなんていないと言ったついでに口を滑らし、金杉と
同棲しているのがばれる。

 奈央は、瑞恵のように若いうちに結婚も出産も済ませてしまう方が
よかった、と言う。
 逆に瑞恵は、もうちょっと働いて、スキルを身につけておいた方が
良かったという。

 貞夫は、お互い隣の芝生は青いということだと言う。
 奈央は、貞夫はもう少し周りをうらやましく思った方がいい。この
店はいつまで経っても、ガラガラじゃない、と言う。
 貞夫は、みんなが来てくれるだけで充分、と言う。


 聡子は、恵太朗に、金杉のカウンセリングをしているのではないか
と問い詰める。
 恵太朗は、カウンセラーとして、会っている。金杉はPTSDの可
能性がある、と言う。
 聡子はもう、金杉に近づかないでと言うが、恵太朗は、金杉が会い
たくないと言うまでは、会うという。


 聡子は金杉に問う。
 金杉は恵太朗に、病気だと言われ、ホッとした。病気だと認められ
たので、自分と向かい合えたと言う。


 聡子は、病院で恵太朗に礼を言う。また、巻き込まれてしまった。
こんなのでは、精神科医、失格だと言う。
 恵太朗は、身近な人に対しては、正確な判断は難しい。聡子は優秀
な精神科医だ。優秀な臨床心理士が言うんだから、間違いない、と言
う。
 優秀な臨床心理士って、恵太朗のこと?と聞く聡子に、聡子が優秀
だって、言ったじゃないですか、と恵太朗。

 恵太朗は、またお笑いに行きませんか?と言う。両方とも、ボケも
ツッコミも出来る珍しいコンビ、と。
 聡子は、行く行く。先日は、自分のせいで行けなかったので、今度
は聡子が切符を買う、と言う。
 恵太朗が切符を買うというと、じゃあ、三回目を聡子が、と言う。
そういってしまってから聡子は、やっぱりやめておく、と言う。


 公園のベンチに座り、金杉と話をする恵太朗。
 恵太朗は、心理士は自分のことを話してはいけないのだけど、話し
てもいいかと聞く。
 聞きたい、と金杉。

 恵太朗は、もともと結構大きな商社の商社員だった。でも、どうし
ても心理士になりたいという夢を捨てきれず、大学院に入って、勉強
した。
 心理士は食べていくのが難しいので、その当時付き合っていた彼女
にも反対された。
 でも、自分は未来のために生きているわけではないし、過去にとら
われていてもいけない。今を生きていたい。
 だが、今を生きるというのは、難しいことだと言う。

 その時、風が出てきた。
 すると金杉の様子がおかしくなる。

 金杉はアフガンで、通訳の少年と行動を共にしていた。その少年は、
多少の無理も聞いてくれ、ある日、地雷の埋まっている危険地帯のそ
ばまで行った。
 その時、金杉がかぶっていた帽子が、風に飛ばされ、少年は赤いラ
インを超えて、取りに行った。
 少年は金杉の帽子をつかむと、ニコニコして戻ろうとして、金杉の
前で地雷に触れ、亡くなった。
 金杉は、どうして自分ではなく、その少年だったのかと、ずっと自
分を責めてきたのだ。

 恵太朗は、無理して良くなろうとしなくてもいい。でも、そんなに
過去にとらわれていないで、今を生きましょう、とアドバイスする。


 聡子は、金杉が教えている写真教室のある写真屋の主人に、金杉の
話を聞きに行く。
 写真屋の主人は、金杉は戦場に5年もいたのだから、おかしくなる
のも無理もない。今では、あんなに大好きだったカメラに、触れよう
ともしない、と話してくれる。


 聡子が帰宅すると、金杉はカメラを前にしていた。
 その金杉の様子をそっと見守る聡子。

 金杉はカメラを構えようとしたが、そこまではまだ無理だった。


 翌日、病院の屋上で、聡子は恵太朗に、金杉がカメラに触れるよう
になった。どんな魔法を使ったの?と聞く。
 恵太朗は、守秘義務があって話せない、と言う。
 聡子は、恵太朗は給湯室の電気にまでうるさいって、看護師達がぼ
やいていたよ、という。でも、恵太朗は優秀な心理士として評価して
いる、と。
 わたしたち、笑いのツボが一緒だし、ケチじゃなくて、エコだし、
恵太朗と付き合うの無理だし、とサラッと口の悪い聡子。

 恵太朗は、聡子が金杉と一緒になるのか聞く。
 まだわからない、と聡子。
 聡子が家事をやる姿なんて、想像できないという恵太朗に、聡子は
こう見えても、家事は得意。14歳の時、母親が亡くなり、当時弟は
まだ5歳だったから、家事は全部聡子がやった、と言う。

 恵太朗は、聡子は金杉に甘えられるのか、問う。
 聡子は、金杉は聡子が初めて甘えられた人だと言う。

 聡子は、恵太朗にも、恵太朗のエコを理解してくれる女性が現れる
といいわねと言う。
 恵太朗が理解されないのなら、一生独りでもいいですよ、と言う。
 そんなこと、言っていた人いたな.....あ、自分だった、とおどけ
る聡子。


 帰宅した彰夫は、瑞恵の手抜き料理を責める。
 瑞恵は、家事の効率化と言って欲しいと言う。
 彰夫は、仕事は見つかったのか聞く。
 瑞恵は、まだだが、仕事をすれば、彰夫の大変さを理解できるよう
になる、と言う。
 彰夫は、そう願いたいというと、瑞恵が使っているのは、彰夫のパ
ソコンだろうと言う。
 瑞恵は、エクセルぐらいできなければと、練習していると言う。

 エクセルを練習していた瑞恵だが、操作が分からなくなって、パニ
ックになる。
 そばでテレビゲームをやっていた洋介が、サッと直す。


 奈央は自宅でくつろぐ高文に、不妊治療の本を渡し、今度一緒にレ
ディース・クリニックに行って欲しいと言う。
 高文は最初、そんなところに男が行くのはイヤだと断るが、今度の
事業は子供を相手に考えているから、それもいいかと了解する。


 また、公園に来て、金杉に様子を聞く恵太朗。
 金杉は、もうイヤな夢は見なくなったという。
 恵太朗は、自分の傷と向き合うまでが大変だけど、それと向き合え
た金杉は、大丈夫、と言う。


 貞夫の店で集まる三人。
 奈央は、貞夫にはもう言ったけど、高文との不妊治療を連載するこ
とにした。雑誌には高文とのツーショット写真も載せ、夫婦の絆も示
していくつもり、と言う。
 貞夫が、世の中に赴任で苦しんでいる人もいると言っていたので、
そういうひとの味方になりたい、と。

 瑞恵は、聡子も結婚へのカウントダウン始まったんだって、って、
離婚へのカウントダウンをしている自分がいうことじゃないけど、と
言う。

 貞夫は様子がおかしいと言う。
 マリッジブルーの聡子?と瑞恵が聞くと、そうできなく奈央。無理
をしていないか、と。
 奈央は、雑誌のためなら、自分の生活をさらけ出せると言う。そし
てこんな店で満足している貞夫には理解できない。帰る、と言うと、
本当に帰ってしまう。

 瑞恵が、貞夫は今でも奈央のこと、好きなんだ、と言う。
 肯定する貞夫。カウンターの裏には、幼いとき、奈央と一緒に撮っ
た写真を貼っていた。
 奈央も、今でも貞夫のことを思っているのかもしれない。あんなに
何でも言えるの、貞夫にたいしてだけだもの、と瑞恵。


 夜の公園で、バスケットをやる恵太朗と金杉。自分を向き合えた金
杉は、前へ踏み出せる、と言う。


 聡子が実家にいると、友康が酔って帰ってくる。
 その世話をする晴子。
 そんなことをしながらも、嬉しそうな晴子。
 晴子は、聡子が結婚してしまうのが、友彦には寂しいじゃない?と
言う。

 決意を胸に自分の部屋へ帰る聡子。
 部屋では金杉が、5年前に海岸で写した聡子の写真を見ていた。

 二人は同時に話があると言う。


 薄曇りの海岸。
 聡子は金杉が写真を撮っている後ろ姿を見ているだけで幸せだった。
 でも、それだけで幸せだったのは、5年前の聡子。今は違う、と言
う。金杉の一番やりたいことは、写真を撮ることでしょ、と聡子。

 金杉は、聡子の写真を撮っていいか聞く。
 「きれいに撮ってよ」と聡子。
 「5年前より老けたな」と金杉。
 文句を言う聡子に、「美しくなった」と金杉。

 金杉は、またアフガンに戻るつもり、と言う。


 金杉は聡子の部屋を出て行く。
 聡子は金杉に紹介状を渡す。
 金杉は、絶対直して、アフガンへ行く、と言う。そしてもし恵太朗
でなければ、きっと自分の心の傷とは向き合っていなかっただろう、
と。恵太朗に、聡子のためにも金杉がしっかりと自分と向き合うこと
が大切だと説得されたことを思い出す。

 金杉は去っていき、聡子は写真を引き出しにしまう。


 恵太朗が待つ公園にやってくる聡子。金杉は、もう来ない、と言う。
 金杉は、再び写真を撮れるようになった。恵太朗のおかげだと、お
礼を言う聡子。
 そして恵太朗が前に勧めていた、お笑いコンビのライブのチケット
を買ったと言って、一枚渡す。どうせこの日も、恵太朗は暇でしょ、
と。

 恵太朗はひどいな。聡子も暇なのは同じでしょ、と言う。
 聡子は、忙しいスケジュールをやりくりして空けたと言う。
 どうして、そうやって、見栄を張るのかなぁ、と恵太朗。

 お腹、空いた、と聡子。
 お昼食べに行きましょうか、と恵太朗。
 誘ってないからね、と聡子。


寸  評  聡子が金杉と結婚しないことになって、ホッとしていますって、
変な感想かな。

 でも、聡子と恵太朗の間には違和感がないので、2人がくっつくの
かな?と思って。
 あるいは、最近はやりのパターンとしては、結婚はせず、いい友達
のまま、というのもありかもしれません。

 見ていて、奈央が一番痛々しいですね。
 高文とは離婚してしまって、貞夫と再婚しそうな気がしますが、こ
ちらも友達のままかな。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 映画『わたしは貝になりたい』を見ました。
 内容としては.....見てのお楽しみとしてください。って、不適切かも知れ
ませんね。涙腺、ゆるんでしまいますから。
 それよりもたまたま気になったのは。。。実は昨日図書館から借りてきた 
有川浩『空の中』を読んでいるのですが、その舞台が、高知県・仁淀川の河口
近くです。
 そして、この映画で協力として出ていたのも、その辺り。
 ああ、この本の辺りも、こんな景色なのかな?と思いながら見ました。

 でも、ちょっと映画の内容で違和感があったのが、仁淀川あたりって、高知
駅からもそんなに離れていなかったんですよね。もっと、遠い地なのかな、と
印象に作られていましたが。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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