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タイトル:Daily Drama Express 2008/11/29 ブラッディ・マンデイ (8)  2008/12/05


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/11/29 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル ブラッディ・マンデイ
局  名 TBS系
放映日時 土曜19時56分
キャスト 高木藤丸(三浦春馬)
 折原マヤ(吉瀬美智子)
 九条音弥(佐藤 健)
 加納生馬(松重 豊)
 宝生小百合(片瀬那奈)
 高木竜之介(田中哲司)
 霧島悟郎(吉沢 悠)
原  作 龍門諒、恵広史『ブラッディ・マンデイ』
脚  本 蒔田光治
主題歌   『』

あらすじ  第8回 遂に大量感染!?拘置所に眠る犯罪者の大脱走計画

 新聞部の立川英(久野雅弘)は、大量の血を吐く。

 彼らが暗室を出ようとすると、マシンガンを構え、武装したテロリ
スト達が彼らの前に現れる。
 放送で、殺人犯・FALCONこと高木藤丸(三浦春馬)君、と呼
びかける。
 そして、土曜日で学校は無人だと思っていただろうけど、これから
特別授業を始めると言って、教室へ連れ込む。

 SAT14:25。

 するとテレビが映り、防毒マスクをはめたJ(成宮寛貴)が現れる。
そして、立川英は合格です、と言う。すなわち、ブラッディ・エック
スに感染したのだ。

 そして最初は藤丸のことを欲しいと思っていたのだが、あまりにぐ
ずぐずしていたから、もう飽きちゃった。藤丸は要らない、と言う。
 そして、藤丸には問題を解いて貰う。簡単な数学だと言う。

 <<世界は光と影でできている>>


 関東特殊拘置所。
 教祖・神島紫門(嶋田久作)がつぶやく。「光と影.....」と。


 霧島悟郎(吉沢悠)が宗方瞳(村岡希美)を取り調べる。
 瞳は、知人を通じて、神崎潤に会った。彼は、新薬の塩基配列は、
数列で解けると言い、行き詰まっていた瞳は、彼からUSBメモリー
を受け取った。
 瞳がUSBメモリーを持ったままの時、THIRD−iから捜査協
力を要請され、敵に場所を教えることになってしまった、と言う。

 霧島が、卒業アルバムに載っていた神崎の顔を示すと、違うと瞳。
 Jの写真を見せると、彼だという。

 霧島は瞳に、Jを紹介した知人というのを聞く。
 警視庁捜査一課の.....と瞳。

 その時部下が霧島に、関東拘置所で変な動きがあったと報告する。
 関東拘置所で停電が起きていた。


 Jはブルーバードに、停電の手腕をお見事、と言う。でもすぐ、
FALCON(藤丸)のマネをしただけか、と落とす。そして『プラ
ンA』の実行を命じる。

 <<希望があるから絶望もある>>

 SAT19:10

 霧島に電話が掛かってくる。なんと折原マヤ(吉瀬美智子)からだ。
 中川沙織(原田佳奈)につぐ感染者の名を告げる。それは藤丸。彼
と行動を共にした九条音弥(佐藤健)を含む、4人の高校生も一緒だ
という。

 マヤたちの要求は、神島の釈放。それと引き替えに、5人分の抗ウ
ィルス剤を投与する、と言う。

 SATの車両が、次々と私立弥代学院高等部に停車する。

 Jはテレビを通じて、我々の要求は、神島の釈放。そしてそれは藤
丸達に抗ウィルス剤が投与されること。目的は同じだ。最後まで希望
は捨てないことだ、と言う。
 Jの映像の背後には、電車の車両を用いた喫茶店のようなところが
映っていた。


 局長・苑麻孝雄(中原丈雄)が、法務大臣・九条彰彦(竜雷太)に
報告する。敵は神島の釈放を要求しているが、なんとか対応はできる、
と。
 九条大臣は苑麻に、もうきれい事を言うのはやめよう。音弥も含ま
れているが、特別なことはせず、みんなと同じように扱うよう、指示
する。


 藤丸達を拘束しているテロリストたちは、携帯も無線LANも含め、
すべての通信を遮断した。FALCONとて、こうなれば、手も足も
出ないだろう。試してみる?と藤丸に、カバンを渡す。

 藤丸はパソコンを操るが、外部と通信できない。
 その間も、英の容態は悪化していく。

 テロリストたちは、逃げるなよと言うが、もっとも外へ出たら、お
前らが凶器になるんだから、藤丸としては、できないだろう、と付け
足す。


 鎌田(斎藤歩)は霧島達に、こちらには5人分の抗ウィルス剤があ
る。誰かさんの報告は遅れたがと嫌みを挟みながら、敵の話しに乗る
振りをしながら、裏をかける、と言う。
 では、すぐにと言うと、そんなことをしては、敵に知られてしまう。
戦争に犠牲はつきものだと、鎌田。
 異議を申し立てる霧島に、そういうことは、大事な人を守れてから
言え、と沙織のことを揶揄する鎌田。


 藤丸は、ノートパソコンのバッテリーまで減ってきたとつぶやくと、
カバンから電源ケーブルを取り出すと、自分の背後のコンセントに挿
す。


 霧島のメールボックスに藤丸からメールが届く。
 電波は遮断されているのでは?という問いに対しては、電源を使っ
て、それを使っている人の所へ入り込み、そこを足がかりにインター
ネットに入り込んだ。交流は50ヘルツ。それより高い周波数がイン
ターネット。
 藤丸は、中では英が発病し、テロリスト二人が見張っているとメー
ルで書いてきている。

 霧島は澤北美姫(阿南敦子)に、薬品庫の暗証を解いてくれと頼む。
すべては霧島一人で責任を取るので、鎌田には言わないで欲しい、と。

 南海かおる(芦名星)も、自分の意見だけれども、薬品庫から抗ウ
ィルス剤を取り出したとしても、彼らに届ける手段が無いと言う。
 美姫も、個人的意見として、同感だという。
 かおるが、霧島一人で背負い込むようなけちくさいこと言わないで、
わたしたち三人でなんとかしましょう、と言う。

 SAT22:32

 かおるが鎌田に、提案があると言う。


 加納生馬(松重豊)が高木家を訪れる。
 家には、高木遥(川島海荷)だけがいた。
 ふらつく遥を加納はお姫様だっこをして居間へ連れて行く。
 もう子供じゃない、と抗議する遥。
 加納は遥をソファーに座らせると、「子供じゃないよな」と言う。

 SUN00:27

 マヤからの電話に出る鎌田。
 鎌田は本当に彼らが発症したか、実際に見せて欲しいと言う。
 送ったメール、見てないの?というマヤに、お得意のフェイクだと
困るから、と鎌田。
 マヤが、霧島ではないようだけど、話のわかる人でよかった、と言
う。

 藤丸は美姫から、『ボールペン作戦決行』というメールを受け取る。
 ウィルス学者・敷村壮介(神保悟志)が残した抗ウィルス剤は、一
瓶に付き5人分。これをそれぞれに分けて、五色ボールペンに仕込む
ので、飲んで欲しい。そうすればブラッディ・エックスの特効薬にな
る、とある。


 <<もうすぐ導師様が帰ってくる。すべてはKの思し召し。血の祝
祭が開かれる>>

 まずは絶望からはじめるよって感じにしておくか。
 Jは、こんなフレーズでいいかなと考える。

 ブルーバードは、今までKの参謀としてやってきたけれども、これ
からもずっとJは教団の参謀を続けるつもりなのか、と問う。
 Jは、まだやることがある、とはぐらかす。

 <<すべては絶望から始まる>>
 <<すべてはそこからはじまる>>

 SUN01:45

 教室に、防護服を着た女性二人が入ってきて、英の症状を調べる。
 続いて、藤丸たち4人の状態も調べる。
 そして、さりげなく五色ボールぺを机の上に置く。

 朝田あおい(藤井美菜)が防護服の女性に、英が助かるか問う。
 女性は、希望を捨てないよう言う。

 あおいがぶつかった拍子に、机の上の五色ボールペンが由加に落ち
る。

 テロリストは教室を出て行こうとした防護服の女性に、「忘れ物」
と言って、そのボールペンを渡す。

 テロリストたに促され、防護服の女性二人は教室の外へ出、教室の
ドアは閉められる。

 背中にマシンガンを突きつけられて歩いていた防護服の女性は、途
中で、こんなことをして済むと思うの?と抵抗する。
 テロリストは、そんなことをして、タダで済むと思うなと応じて争
う。

 その隙に、もう1人の防護服の女性が新聞の間に五色ボールペンを
挿す。

 藤丸のメールボックスに、美姫からのメール。ボールペンは、青空
新聞に挿した、と。

 そのメールを、音弥やあおいも見る。

 テロリストが、お前ら何をこそこそやってるんだ。まさかネットが
つながった訳じゃないだろうな、と、藤丸のノートパソコンを取り上
げる。
 だが画面に映っていたのは、ソリティア。藤丸は、これぐらいの気
晴らし無いと、やってられないとぼやき、テロリストは藤丸にパソコ
ンを返す。

 英の状態は、更に悪くなり、あおいが毛布を取りに行こうとする。
 テロリストは、相棒がまだ戻ってこないのでダメだというが、あお
いは保健室に毛布を取りに行くぐらい、いいじゃない、と言う。
 テロリストはやむなく安斎真子(徳永えり)や音弥や藤丸に、ここ
を動くなと言うと、あおいの背中にマシンガンを押しつけ、保健室へ
向かう。


 SUN02:35

 マヤはマニキュアを塗りながら、鎌田に電話する。
 鎌田は抗ウィルス剤を寄越したら、神島を釈放するという。
 マヤは、それでは話が逆だという。
 鎌田がマヤの話は信用できないというと、ならこの話はなし、とマ
ヤ。
 鎌田が、待ってくれと言う。

 電話を終えたマヤに、Jが地味じゃないか?と声を掛ける。
 マヤは、導師様は黒がお好きとお聞きしたので、と言う。


 部下がかおると瞳の報告によると、英の様子はだいぶ悪いようだと
いう。

 加納が電話し、霧島に代わるよう言う。鎌田に知られないように、
と念を押して。
 そっと加納からの電話を受ける霧島。加納に、どこにいるんだと文
句を言う。
 加納は高木家にいる。早く人を寄越してくれ、と言う。遥は、自分
の娘と同じ歳だから、放っておけなくて.....と言いだし、慌てて止
め、霧島自身がそっと来てくれ。鎌田に反対されても来るんだ、と言
う。


 SUN03:18

 藤丸は真子と音弥に、ここにいてくれるよう言って、そっと教室を
抜け出す。

 廊下に出ると、青空新聞の間に挟んであるはずの五色ボールペンを
必死に探す。

 だが、見つからないうちに、テロリストの1人に見つかってしまう。

 藤丸は、トイレに行こうとして、とごまかすが、テロリストは、本
当はこれを探していたのだろう、と五色ボールペンを藤丸に見せる。

 あおいと共に教室にもどってきたテロリストは、藤丸はどうしたの
だと問う。
 トイレでは?と音弥たちが答える。

 その時、遂にあおいが鼻血を出す。


 SUN04:35

 マヤが部下三人を引き連れ、抗ウィルス剤を手に、関東拘置所へや
ってくる。
 看守は、武器や爆発物、ウィルス等、危険物を持ち込まないでいた
だきたいと、ボディチェックを始める。
 するとマヤは、導師様を危険な目に遭わせるようなマネ、するわけ
ないでしょ、と言う。


 藤丸は、テロリスト達から殴られる。このボールペンは何か?と問
われ、「ボールペンだけど」と藤丸。
 そんなわけないだろう、と更に殴られる。

 テロリストたちは、お前らは、THIRD−iからも、国家からも
見捨てられた。
 更に音弥は、法務大臣である父親からも見捨てられたんだ、と言う。
 音弥は、狙いは自分だったのか!?とテロリストたちに突っかかる。
 藤丸が音弥を止め、原因は自分だと言う。

 遂に音弥も鼻血を出す。

 その時テレビがつき、Jが現れ、「正解」と言う。
 藤丸は、2年前、ハッキングをしていて、教団がホームページの神
島の写真に埋め込んでいたテキストを解読してしまった。
 『13日の月曜日、神の罰が下る。東京にいてはいけない』

 藤丸はそれを父親・高木竜之介(田中哲司)に伝え、神島達幹部は
捕まり、教団は解体された。それが藤丸の罪だ、とJ。
 そして、藤丸はそこにいる仲間を守りたいか?守りたいものができ
ると、弱くなるな、と言う。


 神島の独房に案内されるマヤ達。そこはとても深い場所。

 先ほど独房そばの洗面台から吹き出した緑色の液体は床にあふれ、
やがて廊下にもあふれ出していた。

 看守の1人が鼻を押さえる。


 <<人はまだ、本当の絶望を知らない>>

 真子が突然テロリストに体当たりして、テロリストの手から、マシ
ンガンが落ちる。
 それを拾う音弥。
 真子が、ボールペンを拾い、藤丸が英を背負う。

 音弥がマシンガンを乱射し、テロリストたちの追っ手を避けると、
新聞部の暗室に駆け込む。
 ロッカーでバリケードを作ると、英を机の上に寝かせる。そしてボ
ールペンの芯に仕込んだ抗ウィルス剤を飲ませようとするが、もう英
の反応はない。
 脱力感に襲われる一同。

 SUN06:03
 そろそろPLAN Bの時間。


 あおいが、英の『秘』と書かれたスクラップ・ブックを見つける。
それを英は生前、決して見せてはくれなかったのだ。プロのカメラマ
ンは、金を取って写真を見せるものだと言って。
 でも、中を見ると、新聞部の普段の活動が写っているだけで、特別
な写真は無い。しかも、英自身が写った写真が一枚も無いのだ。


 神島の独房に入るマヤたち。抗ウィルス剤はと問われ、ケースの中
の小瓶を見せるマヤの部下。

 そこまでモニターで見ていた鎌田は、関東特殊拘置所の外で待機し
ていたSATのメンバーに、突入を命じる。


 藤丸達4人は、ボールペンの中に仕込まれていた抗ウィルス剤を飲
む。


 神島の手錠が外される。
 すると神島は、筒の中身を飲む。

 その時、看守達一同が苦しがり、やがて血を吐く。

 その様子をモニターで見ていた鎌田は、なぜ拘置所の中にブラッデ
ィ・エックスが、と慌てる。


 男が乗っていた車の中に、加納が助手席、霧島が後部座席に勝手に
乗り込む。そして、何を企んでいるのだと問う。竜之介が遥に送った
メールは、読ませて貰った、と。

 『遥、身体の具合は大丈夫か?くれぐれも無理はするなよ。あと、
約束して欲しいことがある。

 日曜日が過ぎるまで、一歩も外には出るな。』

 男は拳銃を抜くが、加納も拳銃を構えていた。
 関東拘置所の近くに止まっていた乗用車の中で、拳銃の発射音が響
く。

 <<君たちが出した答えは絶望>>


寸  評  英は亡くなってしまいましたが、藤丸や音弥は、あおいの機転で、
生き延びました。

 一方マヤも神島を奪還してしまいました。

 結局一番だらしが無いのが、THIRD−iですよね。
 しかも、課長が鎌田に代わって、情報が上がって来ないようになっ
てしまいました。
 こんなに風通しの悪い組織では、ますます後手に回って、どうしよ
うも無い事態に陥るのでは無いでしょうか。

 このドラマ、細部は興味を惹かれ、結構リアルっぽいのですが、全
体を俯瞰すると、一高校生、しかもハッカーの前科者に国家の将来、
いやこのまま感染が広がれば、世界の将来を託すって、どういうこと
よ、という感じですね。

 ところで、拘置所の洗面台からあふれていたあの緑色の水って?あ
れがウィルス入りの水?

 それと、抗ウィルス剤って、そんなに即効性があるの?それとも、
タミフルのように、感染後48時間以内に服用すれば助かるから、と
りあえず最初は感染しても治るからいいやって感じでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 友人がお芝居の公演をします。
 よろしければ、ご観覧下さい。
 以下に概要を記します。

演劇結社ばっかりばっかり 第三回公演『トイメン』
作・演出…和風まくだ煮L(ワフー・マクダニエル)
脚本補・演出補…美月めぐみ
出演…石津正幸、大河内聡之、こんやゆうこ、美月めぐみ、鈴木大輔
日時…12月10日(水)〜14日(日)
会場…原宿・ギャラリーハセガワ
交通…JR山手線原宿駅竹下口より徒歩2分以内
※ ご希望により、駅からの誘導をいたします。
料金…2000円
定員…各回30名様完全予約制。
※ 極めて小さな会場ですので、必ずご予約下さい!
※ ご予約の際は、日時と枚数、障害をお持ちの方は誘導希望の有無をお知ら
せください。
お問合せ・ご予約は、
TEL  080-6724-5981
Eメール mail@bakkaribakkari.com

【日程】
12月
10日(水)…19:00〜(夜の部のみ)
11日(木)…14:00〜  19:00〜
12日(金)…14:00〜  19:00〜
13日(土)…14:00〜  19:00〜
14日(日)…14:00〜  19:00〜
※ 開場は各公演開始時間の30分前です。
※ 上演時間は90分程を予定しています。

結社ホームページ
http://www.bakkaribakkari.com/(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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