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タイトル:Daily Drama Express 2008/05/15 ラスト・フレンド (6)  2008/12/03


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/05/15 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル ラスト・フレンズ
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 藍田美知留(長澤まさみ)
 岸本瑠可(上野樹里)
 水島タケル(瑛太)
 滝川エリ(水川あさみ)
 及川宗佑(錦戸亮)
 小倉友彦(山崎樹範)
  平塚令奈(西原亜希)
 藍田千夏(倍賞美津子)
脚  本 浅野妙子
主題歌  「Prisoner Of Love」宇多田ヒカル(EMIミュージック・ジャパン)

あらすじ  第六話 命がけの逃避行

 「しょうがないや。帰る奴は、帰ればいいんだよ」と強がる岸本瑠
可(上野樹里)。
 大丈夫なの?と心配する滝川エリ(水川あさみ)に、好きで帰った
奴を、心配してもしかた無いだろう、掛ける。と


 藍田美知留(長澤まさみ)は、震える手で及川宗佑(錦戸亮)のマ
ンションの鍵を開けると、座っている宗佑に、「大丈夫?」と声を掛
ける。

 宗佑は、美知留に携帯を出すよう言う。

 美知留が携帯を出すと、それを取り、「新しいの買うから」と言う。

 そうすけは、リンゴにナイフを突き刺していた。
 宗佑は、美知留の卒業アルバムを焼く。
 宗佑と二人、それを見つめる美知留。


 瑠可は酔って、エリと水島タケル(瑛太)でシェアハウスに連れ帰
った。瑠可は、いつもビシッとしているが、お酒を飲むと時々こうな
ると言いながら。

 シェアハウスに戻ると、灯りが付いている。
 ちょっと期待しながら入ると、待っていたのは小倉友彦(山崎樹
範)。お揃いのカップでお茶を飲んでいた。

 瑠可が、奥さんとのこと、決着が付いたのか問うと、試験的に別居
してみることにしたんだ、と友彦。

 瑠可が怒る。エリの気持ちを考えたことがあるのか。奥さんがおい
でと言ったらしっぽを振って!と。
 でもエリは、それでいいと言う。人生なんて、先がどうなるかわか
らない。それに友彦とは、友達に毛が生えた程度の関係。お互い、い
ないと寂しいとは思うけど、と言う。
 瑠可は、エリがそれでいいって言うなら、いいやと言う。


 翌朝、洗面所で歯磨きをしようとして、並んでいる歯ブラシを見て、
ちょっと考える瑠可。

 −−美知留、あの日のあの再会が無ければ、わたしはあなたのいな
い人生を生きているはずだった。あなたの恋や悩みを知って、苦しむ
こともなかった。元に戻せばいいだけ。それまでも同じようにずっと
一人だったと思えばいい。簡単だよ、だってわたしは、そうやって生
きてきたのだから。


 瑠可はお守りを付けて、モトクロスの練習をしている。


 夜、4人でカードゲームをやる。
 エリは少しはしゃいでいる。

 友彦が、心配なのは美知留だという。

 美知留に電話してみたのかと問われた瑠可は、していない。自分で
帰ると決めたのだから、と答える。

 タケシは、美知留の携帯に電話していたが、もう回線が使われてい
ない状態だった、と言う。宗佑に、携帯番号を変えさせられたのだろ
う、と。

 −−瑠可、どうしてだろう。君の気持ちがオレには手に取るように
わかってしまう。(タケル)


 翌日タケルは、美知留が勤めていた美容室へ行ってみる。
 でも店長は、美知留は辞めたという。無断欠勤や、たびたびの早退
で、辞めて貰って助かったという。

 宗佑のマンションへ行くタケシ。何度もチャイムを鳴らすが、誰も
出ない。
 ためしにドアノブを回すと、開く。

 中へ入ると、美知留が生気を無くした状態で室内に洗濯物を干して
いた。左目に眼帯をしている。

 タケシは充を強引に喫茶店に連れ出す。
 ちょっとした物音にも、一々ビクビクする美知留。

 タケシが、携帯変えたんだと言うと、無言で握りしめていた新しい
携帯を見せる美知留。
 タケシが、美容室、辞めてしまったんだと言うと、頷く美知留。

 タケシが何をやっているの?と聞くと、やっと口を開く美知留。食
事作ったり、洗濯したり、アイロン掛けたりしている、と言う。

 ビクビクしている美知留にタケシは、宗佑なら仕事中だから来ない。
さっき役所に電話で確かめた、と言う。

 美知留は、宗佑は仕事で家を空けているとき、二時間毎に家電に電
話してくる。それに出なければと、立とうとする。

 タケシは、ちょっと待ってともう一度美知留を座らせると、そっと
美知留の眼帯を外す。
 美知留の左目の周りは、痣になっている。
 美知留は、買い物から帰るのが遅くなり、宗佑が帰ってくるまでに
帰れなかったため、宗佑に怒られたという。
 タケシは、美知留は何も悪くないとというが、美知留は自分が悪い
のだ、と言う。

 宗佑から美知留の携帯に電話。家に電話したが、出ないと言う宗佑。
 美知留は、少し悩んだが、「ゴミ出しに行って、時間かかっ
て.....」と言い訳する。

 その時、宗佑はマンションにいたのだ。

 タケシは美知留と一緒に店を出る。
 横断歩道を渡っているとき、宗佑を見かけたタケシは、いきなり美
知留の腕を取ると、とにかく走ってと美知留を引っ張って、走らせる。
 まだ宗佑は二人に気付いてない様子。

 タケシは美知留をタクシーに押し込め、運転手に早く出してくれと
頼む。
 二人に気付いた宗佑がタクシーのドアに手を掛けるが、走り始めた
タクシーに諦める。

 タケシは美知留をバーへ連れて行く。今日は休みなので、ゆっくり
休めると。すぐにシェアハウスに戻るのは、危ないから。美知留を守
る方法は、絶対にあるはず。明日は病院へ行こう。診断書を貰えば、
宗佑から逃れる切り札になる、と言う。

 美知留は、このことをまだ瑠可には話さないでと、頼む。


 性同一障害でのカウンセリングを受けている瑠可。
 家族には打ち明けたのかと問われ、父は普通に瑠可は女の子だと思
っているという。
 それでは、瑠可に苦しさが貯まってしまう。家族でなくても、友人
でもいいので、打ち明けられる人がいるといいですね、とカウンセラ
ー。


 タケルがシェアハウスら1人でいると、電話が鳴る。
 出ると、無言電話。

 やがて電話の向こうから、「お母さん」という呼び声が聞こえる。
 「姉さん」とつぶやいて、タケルは電話を切る。

 瑠可が帰宅し、タケルに何か話しかけようとしたが、止める。


 翌日タケルは、美知留を病院に連れて行く。

 タケルがシェアハウスに戻ると、宗佑が寄ってきて、美知留をどこ
へやったと問う。
 タケルは、美知留ならここにはいない。宗佑は、美知留に暴力を振
るい、監視して、家に縛り付けた。これは犯罪行為。もう美知留には
近づくな、と言う。
 立ち去る宗佑。

 眼帯を外した美知留は、タケルを手伝うという。
 タケルは、だいぶ元気になったし、痣も薄くなった。シェアハウス
に戻ろう。きっとみんなも驚くよ、と言う。
 嬉しそうな美知留。

 シェアハウスに戻ったタケルは、居間にいたみんなに、帰ってきた
の、自分1人じゃない。美知留もだ、と言う。

 みんな美知留を歓迎する。
 タケルが美知留を保護した経緯を話す。

 強引じゃないよ、当然だよとエリ。
 でも、ここの住所、宗佑も知っていると心配する友彦。
 タケルは、そんなの、みんなで撃退しよう、と言う。

 でも、1人瑠可だけが背中を向けて、黙っている。
 タケルが、「いいよな」と瑠可に言う。
 瑠可は投げやりに、「いいよ」と言う。

 友彦とエリは、美知留を祝してワインを開けよう、と言う。
 でも、瑠可だけは、明日早いので、先に寝る、と行ってしまう。


 朝、エリは瑠可を追って、シェアハウスを出る。そして、強引に駅
まで一緒に歩いて行こう、と言う。
 エリは瑠可に、美知留が男とくっついたり、離れたりするのに、イ
ライラしているの?と聞く。
 瑠可は、エリはまた友彦を部屋に泊めているの?いついなくなっち
ゃうか、わからないのに、と言う。
 そういうゆるーいところが許せない?とエリ。
 エリが傷つくのでは?と瑠可が心配すると、エリは、自分はそんな
柔じゃない。この世の中、白と黒に分けられない部分があるのだ、と
言う。


 タケルが瑠可に電話する。森林公園にいるけど、自転車直しに来て
くれ、と。
 瑠可が渋ると、自転車持って行くの遠いし、お礼にお昼ごちそうす
るから、と釣る。


 公園のベンチに座り、買ってきたパンを食べようとした宗佑は、男
の子・直也(澁谷武尊)がまた母親に閉め出されたのに気付くと、パ
ンを半分分けてあげる。


 −− 美知留、知ってる?わたしがあなたから目をそらしてしまう
のは、何時までも見続けていたいから。あなたに優しくできないのは、
あなたを失うのが怖いから。この穏やかな時間がいつまでも続くとい
い。できればいつまでも。(瑠可)

 タケルはやってきた瑠可に、二人乗り自転車に油をさして貰う。
 そこには美知留もいた。

 タケルは瑠可に、まだ調子が悪いようなので、乗って確かめてみて、
と言う。
 瑠可が前のハンドルを握り走り出そうすると、後ろのハンドルを美
知留が握り、二人で自転車をこぐ。

 タケルは自分の自転車をこぎ、二人を追い越す。
 ムキになってこぐ、瑠可と美知留。

 三人は四阿で、持ってきたバスケットを開け、サンドウィッチを食
べる。
 瑠可は、ごちそうって、こんなのかよと文句を言うが、タケルはこ
んな青空の下、食べるのは最高だろうという。

 美知留は、高校生の時も、よく瑠可と高校を抜け出して、公園でお
昼食べたよね、と言う。
 瑠可は、高校は嫌いだった。制服も何もかも、と言う。
 美知留は、瑠可は高校生の時、いつもジャージだったよね、と言う。

 美知留は、宗佑といると、いつも宗佑の顔色をうかがってばかりで、
自分が無くなる。でも、段々それが普通のように思えてきてしまう。
 でも、一つだけ許せないことがあった。それは、瑠可は女じゃない
と、宗佑が言うこと。
 タケルが、瑠可は女に見えないよな、と冗談を言って、和ませる。


 瑠可は、花を一本持って実家へ帰り、母親に渡す。
 両親は、瑠可と瑠可の弟・岸本省吾(長島弘宣)を避けて、二人で
話している。

 省吾が、家のポストに、変な紙が入っていた。両親は、省吾にそれ
を隠そうとしているのだが、一枚だけ、ポストの下に落ちていたのを
省吾は拾ってしまった。見る?と言う。
 見たい!と瑠可。

 『あなたの娘・岸本瑠可は、女の体の中に男の心が入った、バケモ
ノです。男のようないやらしい目で親しい女のことを見ている。歪ん
だ精神の持ち主です。嘘だと思うなら、本人に確かめてみてください』

 ショックを受ける瑠可。
 瑠可は、「世の中、イヤな奴がいるよな。やっぱり、優勝とかする
と、恨まれるのかな」と言う。

 母親は瑠可に、「そういうことを書かれる覚え、あるの?」と聞く。
 瑠可は、女子の中では抜群の記録で優勝したから、恨まれているの
かも知れない。女子って、そういう嫉妬、陰険だから、とごまかす。
ちょっと男っぽいところもあるし、と言う。
 母親は、普段から瑠可の言葉遣いが乱暴だから、誤解を受けるのよ、
と言う。

 瑠可は、そのビラを捨てる。


 シェアハウスに戻ると、1人居間にいた美知留が、一緒にDVD見
よう、と言う。今日、駅前のレンタルショップに会員登録して借りて
きた、と。
 でも瑠可は、疲れていると言って、自室に入ってしまう。

 タケルが帰ってくると、居間で一人美知留は涙ぐんでいた。
 どうしたの?と聞くタケルに、何となく寂しくて、やはりここにい
ない方がいいのかな?と美知留。
 どうして?と聞くタケルに、瑠可に許されていない気がする、と美
知留。

 タケルはむしろ、美知留がここを出て行ったら、瑠可は悲しむ、と
言う。

 美知留は、タケルは瑠可のことをよく分かっているんだ。美知留に
は、時々、瑠可が分からなくなる。昔から友達だったのに、瑠可の心
の中には壁があって、そこには踏み込めないような気がするの、と言
う。
 そして、よく分からないよね、と自室へ戻る。

 その美知留の言葉をそっと聞いていた瑠可。
 タケルに気付かれると、散歩言ってくると外へ出る。

 瑠可が公園のブランコに腰掛けて落ち込んでいると、タケルがやっ
てきて、隣のブランコに座り、無言でこぎ出す。

 瑠可が、「タケル」と口を開く。
 「美知留が言っていたこと、本当なんだ。わたしは心の中に壁を作
って、その中に人を入れない。なんでかって、本当の自分知られて、
嫌われるのが悲しいからだ。わたし、今まで人に隠してきたことがあ
る。誰にも言えない秘密がある。でも、タケルには聞いて欲しい。聞
いてくれる?」と瑠可。
 「ゴメン。その前に一つだけ、オレも瑠可に話したいことがあるん
だ。いいかな?」とタケル。
 「何?」と瑠可。
 「瑠可を見ていると、思うんだよな。オレに似てるって。オレも小
さいときにあることがあって、それをずっと人に言えずに苦しんでき
た。でも、今、言いたいのはそんなことじゃない。もっと大事なこと。
瑠可、オレ、君が好きだ。君のことが好きだ」とタケル。


寸  評  てっきり、瑠可が自分が女性しか愛せなくて、瑠可を異性の目で
愛している、ということをタケルに告白して終わると思ったのですが、
そこまでいたらずに、終わってしまいました。
 しかも、今まで、チラッ、チラッと出てきたタケルの告白がありそ
うなのですが、これも出ずに終わってしまいましたね。
 期待感も持たせられただけに、消化不良な感じを否めません。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 最近、テレビ局と連動した映画で、エピソード・ゼロを放送して、来館者を
増やそうという作戦が多い気がしますね。『ガリレオ』シリーズに次いで、
『252』でも、エピソード・ゼロを放送するらしいです。
 実は、『ガリレオ』の映画、地上波でやるまでいいやと思っていたら、友達
に強引に誘われ、映画館で、しかも最初の週に見てしまいました。
 『252』はどうなるでしょう。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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