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タイトル:Daily Drama Express 2008/05/11 猟奇的な彼女 (4)  2008/12/03


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/05/11 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル 猟奇的な彼女
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 眞崎三朗(草なぎ剛)「なぎ」は常用外漢字
 高見凜子(田中麗奈)
 浅倉南 (松下奈緒)
 如月春夏(鈴木えみ)
 祐天寺柚子(松嶋尚美)
 林田五月(市毛良枝)
  数島健作(谷原章介)
 夏目圭輔(上川隆也)
脚  本 坂元裕二
主題歌   『』

あらすじ  第4回 さよなら運命の人

 江戸橋大学。
 眞崎三朗(草なぎ剛)が授業を終える。
 来週は伊豆でフィールドワークを行うので、休講。

 その時、助教授の数島健作(谷原章介)が三郎を捕まえ、なんで高
見凜子(田中麗奈)を抱きしめたんだ、と責める。
 三郎が、あれは凜子が体調悪くなって、もたれていただけだと言う
と、数島はほかにも目撃者がいると言う。

 その数島の目の先には、浅倉南(松下奈緒)。
 三郎は、また南に誤解されたと、絶望的な気持ちになる。

 帰宅すると三郎の部屋の前に、濡れた髪で立っている凜子。
 三郎は凜子に、また南に誤解されたと文句を言い、何をしているん
だと聞く。
 凜子は、自宅のシャワーが壊れたので、借りたという。

 三郎が、それたけなのかと問うと、凜子は言いにくそうになる。

 凜子の足元から水が漏れてくる。
 三郎が慌てて飛び込むと、浴室の管からの水漏れが止まらない。

 三郎は、水漏れをなんとか止めると、部屋中に広がった水を新聞紙
に吸い取らせる。

 凜子は、作業中の三郎に、作戦会議は?と聞く。
 三郎がなんだと聞くと、野々村を捜す作戦を立ててくれるって言っ
たじゃない、と凜子。
 あきれる三郎。

 それでも三郎は、凜子の作戦会議をしてあげる。
 まず、野々村について聞くと、凜子は35歳、O型、星座は.....
と言い出す。
 三郎が、人捜しに血液型や星座は関係ない、と言う。
 凜子は、野々村が働いていたヘアーサロンを訪ねたが、誰も知らな
いと言っていた、と言う。
 三郎は、野々村は美容師だったんだという。その他にわかることは?
と三郎。

 「みかん」と言い出す凜子。
 凜子はみかんの皮を剥いていると思い出すと言って、一箱分のみか
んを座卓の上に山積みにすると、次々と剥き始める。

 三郎は、野々村には、友達はいなかったのかと問う。
 凜子は、バスで会ったことがある。ずいぶん親しい友達だったよう
だ、と言う。
 三郎は、バスの中で会っただけの人なんて、探しようが無いじゃな
いか、と言う。

 凜子は、その友達は、バスの運転手だったという。

 ベランダに出る凜子。

 その凜子を、例の怪しい人物が、野々村と凜子が写っている写真を
手に、双眼鏡で見張っている。そして携帯で誰かと、まだ彼女は気付
いていないはずだと話す。


 翌日、三郎と凜子は、その時凜子たちが乗ったバスのバス停で、そ
のバスの時刻表を確認する。

 三郎は、何台かバスを乗り継ぎ、運転手を確認すればいいと言う。
 でも、凜子は顔がわからないと言う。
 三郎は、顔も名前も分からなくて、どうするのだと言う。

 凜子は、ブレーキ。ブレーキを踏むのがすごくヘタで、赤信号でガ
クッとなったという。

 バスを降りようとした凜子を三郎が止める。そのバス停は営業所前
で、運転手が交代したからだ。
 その運転手・森中(佐々木蔵之介)は、ブレーキを掛けるのがヘタ。
 凜子と三郎は、その森中を確認する。

 森中は野々村にも新しく好きな人ができて、元カノが現れちゃ、邪
魔なんじゃない?と言う。

 二人は森中にごちそうして聞き出す。
 三郎は、凜子は元カノではない。今も恋人だ。何も言わずにいなく
なっては、凜子も困る、と言う。

 すると立ち去り際森中は、最近野々村と会ったことがあると言う。

 凜子と三郎は、浅草の人力車の車引きに、話を聞こうとする。
 車引きが、車を引きながらでは話せないと言うと、こちらで引きま
すと凜子。

 凜子と車引きが人力車に乗り、三郎が車を引く。

 そこで聞いた話では、野々村は星野あきの抱き枕に通い詰めていた、
と言う。
 その先の野々村の消息を聞くため、三郎は19,800円で、その
抱き枕を買う。
 すると、野々村はゲイバーへ通っていたと教えられる。

 ゲイバーへ行くと、野々村にMの女性を紹介したと教えられる。

 野々村の正体が分からなくなった凜子と三郎は、アパートに引き上
げる。

 三郎は、せめて野々村の実家がわかればなあ、と言う。
 凜子はミカンの皮を剥きながら、聞いたことがあるという。
 三郎は、凜子に、明日からの出張先の地図の上に、ミカンの皮を載
せるな、と言う。

 凜子は、「長岡!」と言う。伊豆長岡のイチゴ農園、と。

 三郎は、遊びに行くのではない、仕事だと牽制する。
 でも、その時はすでに凜子は瞳を輝かしていた。


 三郎が運転するバンの後部座席には、星野あきの抱き枕が、どーん
と鎮座ましましている。みんな気持ち悪がって、避けるが、三郎はそ
んなものがあることに気付いていない。

 夏目圭輔(上川隆也)教授は南に、残念ながら報告会のため、フィ
ールドワークには一緒に行けないと言う。

 南は夏目に、夏目の研究室に泣きながら行ったのではなく、あの時
間なら夏目がまだいるだろうと思って行った。そして夏目の顔を見た
ら、涙が出てきてしまったのだ、と言う。

 その話を、抱き枕の中で聞いてしまう凜子。

 夏目は数島に、宿泊先の旅館には、混浴があると教える。

 数島は三郎に混浴があると教えるが、三郎は、仕事してください、
と言い返す。
 数島は、混浴ほど大事な仕事は無い、と言う。
 ほかのひとたちは、三郎にはもっと大事なことがあると納得してい
る。

 数島が運転するバンの助手席は研究員の如月春夏(鈴木えみ)。
 数島は、ラブソングでもかけるかと言うが、CDドライブに入れた
のは、長渕剛。
 春夏が、あゆとか、未来、絢香は無いの?と聞くと、数島は、自分
の歌を吹き込んだCDならあると言う。
 断る春夏。

 伊豆長岡に着き、三郎が南が下ろしている荷物を持とうとすると、
断られる。

 三郎は、バンの後部座席を見て、星野あきの抱き枕に驚く。
 しかも、その抱き枕が動く。
 腰を抜かす三郎。
 なんと、抱き枕の中から、凜子が現れたのだ。
 凜子は、これからイチゴ農園を探しに行くというと、行ってしまう。


 三郎が旅館の部屋でゆったりと1人お茶を飲んでいると、ノックの
音が聞こえる。
 廊下を見ても、誰もいない。
 ひっとして、と窓の外を見ると、星野あきの抱き枕−−を背負った
凜子がいて、三郎の制止を振り切り、入ってきてしまう。

 三郎は、布団も一組しか無くて、どうやって寝るんだ、と言う。
 すると凜子は、三郎はそういうこと考えているの?と言う。
 「考えてねぇよ!」と怒鳴る三郎。

 だが、その時すでに凜子の蹴りが、三郎の急所に入っていた。

 そこに数島がやってくる。
 三郎は必死にふすまが開かないようにし、その間に凜子を隠す。

 三郎は、夏目が来られなかったため、部屋を1人で使うことになっ
たのだ。
 数島は、この部屋に変わろうかなと言う。枕投げしたいし、と。

 三郎は、なんとか数島を追い出そうとするが果たせない。
 ピンクのカーディガンを見つける数島。
 三郎は無理矢理自分のカーディガンだ。ぴちぴちサイズが好きなん
だと言い張る。

 数島は、布団がふくらんでいると飛びつく。
 中には、星野あきの抱き枕。
 数島は、そういうことは早く済ませろよ、と出て行く。


 凜子が風呂へ行く。
 三郎は止めようとするが果たせず、凜子は女湯に入ってしまう。

 そこに南が来る。
 南が女湯に入ることを阻止できない三郎。

 三郎は、数島と共に、男湯に浸かる。
 数島は、凜子と混浴に入れなかった、とふてている。

 女湯に入っている南。
 すると水面に泡が立つ。
 そして現れたのが凜子。息が出来ず、死にそうだった、と言う。

 南は、許せない、と言う。
 三郎が?と問う凜子に、許せないのは、自分自身、と南。他の人を
好きになっちゃったんだ、と言う凜子に、頷く南。


 三郎は、部屋に凜子と2人でいる。
 凜子は、明日は、三郎と野々村家探しに付き合って、と言う。イチ
ゴもおいしいよ、と。

 凜子は、夢を見るのが怖いという。夢の中で、図書館で野々村は凜
子の読みたかった本を読んでいた。白いシャツを着て、凜子の髪を切
りながら、知らない国の話をしてくれた。
 でも、夢から覚めると、野々村はいない。
 凜子は、牧水の短歌を国地する。『明日はよきこととあると思う心
を叱りて、眠る』

 三郎は、凜子が寂しいときは、ノックしてくれていいよ、と言う。
話ぐらい、聞いてあげるから、と。

 三郎も、しみじみとその短歌を口にするが、すでに凜子は机に突っ
伏して寝てしまっていた。


 三郎が窓を開けて外を見ると、同じように窓から身を乗り出して外
を見ていた南の姿を見えた。


 三郎は、意気に乗せてきた男子学生を数島の車に回すと、凜子と二
人きりになる。別の所に回るから、と。
 後部座席の上で、抱き枕に隠れていた凜子が顔を出す。

 二人はイチゴ農園を回って、野々村を捜す。

 いくつか回ったが、見つからない。三郎が、もう少し足を伸ばそう
というと凜子は、もう帰ろうと言う。森中が言っていたように、きっ
と自分は振られたんだ。ただそれを認めたくなくて、こんなところま
で来たり、彼が住んでいたところに越してきたりしたんだ。
 でも、一つ良かったことがある。それは三郎に会えたこと。彼のこ
とを少し諦めただけ、またほかの人を愛せるようになるかも知れない、
と言う。
 きっと誰かを愛せるようになるよ、と三郎。

 三郎は、アパートの前で凜子を下ろすと、大学に車を返してくると
言う。みんなまだいるかもしれないし、と。

 三郎の車が行ってしまうと、黒ずくめの男が、凜子を見ている。


 まだ研究室でパソコンを操っている夏目の前に現れる南。
 夏目は、お嬢様は早く帰った方がいいぞ、と言う。
 南は、好きの反対は嫌いじゃない、と言う。
 「無関心か?」と夏目。
 南は、どうして夏目は自分に無関心なのか。自分は夏目に関心があ
る−−好きなのだ、と告白する。

 だが夏目は、自分の専門は海洋生物学で、心理学ではない、と断る。

 彼らの会話を聞いてしまう三郎。

 廊下ですれ違うと、「ごめん」と言う南。
 三郎はそのことには触れず、論文ができたら、ボクか数島に見せて、
と言う。


 三郎は、不審な男を見つけ、「ストーカー?」と追いかける。

 追いついて、その男のフードを取らせると、森中。
 三郎は森中と喫茶店に入り、なぜ凜子につきまとうのだ。それに、
あなたに言われて会いに行った人は、みんな野々村を嫌いになりそう
なことばかり。自分には言わなくてもいいから、凜子には、本当のこ
とを教えてくれ。そして、野々村はもう凜子のことを嫌いなのか、と
言う。
 森中は、野々村は今でも凜子が好きだ。だが、会えば悲惨な思いを
する。会わない方がいいのだ。それでも、と言うなら、三郎が会って
から、それでも凜子に会わせたいというなら、会わせればいいと、住
所を渡す。
 森中は、石川啄木の『一握の砂』の文庫本を渡し、野々村の妹さん
に連絡すれば会えると言う。


 野々村に会いに行く三郎。


 その頃凜子は、三郎がずっと野々村が置いていった花に水をやって
いたお礼に、花の鉢を渡そうとしていた。
 凜子が、野々村が置いていった薔薇の花びらに手を触れると、ハラ
リと落ちる。


 三郎が病床で見たのは、意識不明の野々村の姿だった。
 三郎は、花瓶を抱えた野々村の妹・雪乃(貫地谷しほり)に声を掛
ける。
 雪乃は、野々村の病床に三郎を案内する。


 三郎は凜子に呼び出されて、スカッシュをするが、ボールを顔面で
受けてしまう。

 『命の絆のわびしさよ。握ればサラサラと指の間から落つ』


寸  評  どうして、三郎は、どうあっても凜子のいいなりになってしまう
っていうか、協力してしまうのか、不思議です。
 ただ、南が夏目に行ってしまったと言うことは、三郎が凜子に行っ
てもいいのかもしれません。どうせ数島は、簡単に別の女性を見つけ
られるだろうし。

 でも、段々凜子の暴力が減ってきているのは、見ている方としては
楽になりましたね。

 ところで、野々村が意識不明で入院中という展開は、意外でした。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 こんど、しゃばけシリーズ第5弾の『うそうそ』を放送しますね。このドラ
マ、原作の筋はもっと複雑で、ボリュームがあるのに、端折ってあるため、原
作を読んでから見ないと、わかりにくい部分がありますね。『うそうそ』はま
だ読んでいなかったので、どうしようかなと思っていたら、偶然友達が貸して
くれました。
 頑張って読んで、放送に備えようと思います。
 それと、まだ未読の第二弾から第四弾、近々読めたら、と思っています。
(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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