メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2008/05/02 Around 40 (4)  2008/11/27


===================================================== 発行部数   26 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/05/02 (Fri) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 金曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル Around 40 〜注文の多いオンナたち〜
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 緒方聡子(天海祐希)
 岡村恵太朗(藤木直人)
 森村奈央(大塚寧々)
 大橋貞夫(筒井道隆)
 緒方達也(AKIRA)
 緒方マキ(さくら)
  吉永晴子(加賀まりこ)
 緒方友康(林隆三)
 竹内瑞恵(松下由樹)
脚  本 橋部敦子
主題歌  竹内まりや「幸せのものさし」

あらすじ  第四話 気の合う男 VS 昔の男

 緒方聡子(天海祐希)が急いで片付けている。
 看護師に聞かれ、「ライブのチケット、貰ったの」と聡子。
 聡子はライブに1人で行く。「盛り上がるといいですね」と言う声
に送られ、病院を後にする。

 ライブが終わり、立って拍手する聡子。でも、回りでは誰も立って
いないが、1人だけ、ほかに立ち上がって拍手する人物がいる。−−
岡村恵太朗(藤木直人)だった。
 聡子と恵太朗は、話が合って、盛り上がる。


 朝、竹内瑞恵(松下由樹)はパジャマのまま、ソファーに寝ころん
で、聡子の言葉を、腹立たしく思い出している。
 そこに夫・竹内彰夫(神保悟志)が、なんで起こしてくれなかった
んだよと言って、ボサボサの髪のまま、飛び出してくる。
 瑞恵は、「調子悪いのか?」ぐらいの一言、無いのかと聞く。
 慌てて、「調子悪いのか?」と聞く彰夫。
 調子悪くない、と瑞恵。

 息子・竹内洋介(木村遼希)が、弁当は?と聞く。
 「パンでも買えば?」と瑞恵。
 「ハンカチは?」と聞く彰夫に、「自分で探して」と瑞恵。そして、
会社や学校には休みがあるのに、主婦には休みがない、と文句を言う。

 とにかく彰夫は陽介の寝癖を直しながら、急いで2人で家を出てい
く。

 1人になった瑞恵は、今日は掃除も洗濯もさぼってやる、と思う。


 病院の自転車置き場で、顔を合わせる聡子と恵太朗。
 恵太朗は、次回の『お笑い会』をいつにします?と聞く。
 何それ?と言う聡子に、恵太朗は今までお笑いは1人で見るものと
思っていたが、聡子とは笑いのツボが合うので、一緒に見ていて楽し
かったという。また解説して欲しいと言い、今度の日曜日では?と聞
く。

 聡子は、予定を見てみると手帳を取り出す。
 恵太朗は、見なくてもどうせ真っ白でしょ。一番上の姉が、よくそ
うやって見栄を張っていました、

 聡子は、怒って行かないと言いながらも、こっそりと手帳の今度の
日曜日の欄に、『お笑いライブ!!』と書き込んでいる。


 奈央は、産婦人科で会ったカオリに、検診に来たという。カオリは、
お互いかわいい赤ちゃんを産みましょう、と言う。


 大橋貞夫(筒井道隆)の店へ奈央が行くと、まだ聡子や瑞恵は来て
いなかった。
 奈央は、貞夫に言うとも無しに、結婚しても子供のいないキャリア
ウーマンより、シングルでも子供のいるキャリアウーマンの方が、ス
テータスは上なのよ、と愚痴る。
 貞夫が、聡子に相談してみたら?聡子は医者だし、と言う。
 奈央は、このことは先輩達には絶対だまっていて、と口止めする。

 聡子と瑞恵が来て、貞夫の料理が出される。
 瑞恵は聡子に、恵太朗のカウンセリングに対して、水を差されたと
文句を言う。
 カウンセリングに行くなんて、どこか悪いの?と聞く聡子に、悪い
ところは無い。これはすべて恵太朗に会うための巡り合わせなのだ、
とウットリしながら言う瑞恵。

 奈央は聡子に、恵太朗がすごく変な奴と言うのは、実は恵太朗に惹
かれているんじゃない?と聞く。
 聡子は、肩幅が足らないので対象外、と答える。
 瑞恵は、肩幅が足らなくても、年収が低くても構わないと言う。

 そこに男が入ってきて、聡子の名を呼ぶと、帰ってきたと挨拶する。
 「この店も変わらないね」と言う。

 「ただいま」ってどういうこと!?と考え込む聡子。

 奈央が、金杉和哉(加藤雅也)の名前を呼び、瑞恵はどこに行って
いたんですか?など質問する。
 アフガニスタン、と金杉。
 貞夫が、金杉は戦場カメラマンで、5年間一度も日本に帰ってこな
かった、と補足する。

 瑞恵は、久しぶりなんだから、二人きりでお話ししたら?と聡子に
勧める。

 聡子と金杉は二人揃って帰って行く。聡子が家の方向が違うという
と、金杉は聡子を家まで送る、と言う。

 残された瑞恵と奈央。奈央は、なんでまた聡子が振り回されるだろ
うに、二人を一緒に帰したの!と瑞恵に文句を言う。
 瑞恵は振り回されたい。突然戻ってくるなんて、ロマンチックと、
うっとりする。
 奈央は、瑞恵の妄想が激しくなっている。子持ちなんだから、しっ
かりして、と言う。
 瑞恵は、子持ちだって、妄想したっていいじゃない。ただなんだか
ら、と言う。そして子供生んでも女でいたいって、奈央が言ってたん
だよ。奈央こそ、子供は?と聞く。

 奈央が、まだ.....と答えると、貞夫が慌てて、話題を変える。最
近、よく瑞恵はこの店で食べていくけど、家は大丈夫なの?と聞く。
 瑞恵は、夕食も作ってこなかったから、きっと今頃慌てているだろ
う、と言う。それぐらいしないと、毎日瑞恵が夕食を作っているあり
がたみがわからないんだ、と言う。


 聡子のマンションの近くまでやってくる。
 高杉は聡子に、5年前と変わらないね、と言う。
 聡子は、結婚でもしていると思っていた?と言う。

 金杉は、「ごめん」と言う。
 聡子は、5年間もアフガニスタンに行ってしまったこともひどいと
思ったけれども、行く前に何の話しもせず、まるで近所にタバコでも
買いに行くかのようにフイっといなくなってしまったことが、つらか
った、と言う。

 フイに、「やり直さないか?」と金杉が言う。
 聡子は、もうわたしたちは終わっているのよ、と言う。
 去っていく金杉。


 瑞恵が帰宅すると、彰夫と洋介は、宅配ピザをオイシイと食べてい
た。彰夫は、オイシイものを食べると、ビールが進むと言い、今度は
もっと大きいサイズにしよう、と言っている。

 瑞恵が、仕方なく散らかっている空き箱や紙くずを片付けていると、
テレビで野球を見ていた二人は瑞恵に、「邪魔!」と言う。
 二人とも、瑞恵のことなんて、気にしていない。


 自室で聡子は、金杉に撮って貰った昔の写真を見ながら、当時のこ
とを思い出していた。


 奈央がリビングでくつろいでいると、新庄高文(丸山智己)が帰宅
し、ミラノでいいベビーショップを見つけた。いいビジネスになると
思う、と言う。そしてそういえば、奈央の急ぎの話って、何だったの
か聞く。
 奈央は何でもないと答える。


 奈央は、高文の父親の法要で、親戚の前で、出産すると宣言し、親
戚中から、美しいお嫁さんで、子供も生んでくれるなんて、と下にも
置かない扱いを受ける。


 恵太朗が聡子に、日曜日のチケットを持ってくる。顔を近づけて、
小声でしゃべる恵太朗に、近すぎる、と言う。
 恵太朗は、聡子が内緒にしたいと言ったんじゃないのか?と、大き
な声で言い、看護師が振り返る。


 チケット代は5,000円で、恵太朗は自分が払ったからいいと言
う。聡子は払おうとするが、お金が足りない。
 やはり、と言う恵太朗。
 下し忘れただけよ、と聡子。

 聡子は、受付に男の人が来ていると言われて、行く。

 聡子は、昨日食べた気がしなかったので、無理に頼んで貞夫に出前
して貰ったのだ。

 貞夫はなぜ、奈央は自分が幸せかどうかよりも、まわりから幸せに
見られているかどうかを気にするのだろう?と言う。
 聡子は、もしや貞夫は今でも奈央のことを?と言う。
 貞夫は、そうだけれども告白する勇気はない、と言う。
 聡子も、この年になると、昔よりもいかに傷つかないようにするか
考えちゃうよね、と同感する。

 こっそりと恵太朗がやってきて、聡子と背中合わせの席に座り、聡
子と貞夫の会話を盗み聞きする。

 貞夫は、5年ぶりに金杉に再会して、聡子はどうなのかと聞く。
 聡子は、「やり直そう」と言われ、今混乱していると言う。

 貞夫は、金杉と次会う約束をしたの?と聞く。
 していないと聡子。
 貞夫は、一度会って、すっきりさせた方がいいと言う。

 二人の会話を段々身を乗り出して聞く恵太朗。


 聡子は病院の帰りに、金杉を訪ねる。
 金杉の部屋には、あの聡子の写真が飾ってある。

 聡子は、なぜ何も言わずにアフガニスタンへ行ってしまったのか聞
く。
 金杉は、何年行くか分からないし、生きて帰れるかどうかも分から
なかったから、と答える。そして今度の日曜日、あの思い出の海岸へ
行こう、と誘う金杉。
 聡子は、その日はお笑いライブの日だと思い出し、返事を保留する。


 恵太朗のカウンセリングに現れる瑞恵。病院で恵太朗を見かけ、び
っくりしたという。
 恵太朗は、瑞恵が病院へ行くなんて、どこか悪いのかと聞く。
 瑞恵は、あの病院には知り合いが勤めていると言う。彼女は39歳
だけど、今、昔の彼氏と盛り上がっている。年上でかっこいいカメラ
マン、と。

 恵太朗は、その友達って、聡子のことでしょ。聡子の話は置いてお
いて、瑞恵の状況を話して欲しい、と言う。
 瑞恵は、この頃何のために彰夫と結婚したのか、分からなくなった
という。
 恵太朗は、考え方を変えましょう、と言う。

 恵太朗は、まず、毎朝10分早く起きて、自分の時間を持ちましょ
う。それが上手くできるようなら、自分で自分をほめましょう、と言
う。


 恵太朗は、夜、聡子からの電話に出る。
 聡子は、今週末のお笑い会、キャンセルしてと頼む。

 しばらくの間の後、恵太朗はデートですか?と言う。
 恵太朗はその時、公園の清掃をしていた。


 海岸を一緒に歩く聡子と金杉。
 聡子がまた、写真を撮って欲しいと言うが、金杉は今はもう写真を
辞めて、写真学校の先生をしていると言う。
 聡子が、本当にいいの?と確かめると、もう写真でやり残したこと
はない、と金杉。
 そして聡子を抱きしめる。
 「お帰りなさい」と聡子。

 聡子がお風呂から上がると、ソファーで金杉がうたた寝していた。
 聡子が、金杉の身体に毛布を掛け、寝顔を見ていると、突然金杉が
意味不明の叫び声を上げて、飛び起きる。

 金杉は、訳の分からない怖い夢を見たという。


 翌日、ウキウキと病院へ出勤する聡子。
 恵太朗は、ずいぶんご機嫌ですね。結婚詐欺師とのデート、そんな
に楽しかったですか?と言う。
 お笑いライブに行けなかったこと、そんなに怒っているの?と聡子。
 恵太朗は、怒ってなんていない、と言う。

 聡子の所に、瑞恵から電話。今日、重大発表があるから、集まって
欲しいと言う。

 聡子と奈央は、貞夫の店で、聡子の重大発表って何だろう、と話し
ている。

 そこに瑞恵が恵太朗と一緒に現れる。
 瑞恵は、古本屋で金杉の写真が載っている雑誌を見つけたから買っ
たと言って、渡す。

 聡子は恵太朗に、カウンセリングルーム以外で、会っちゃいけない
でしょ、と言うが、瑞恵は心の相談室を卒業することを条件に、一緒
に来て貰ったという。

 瑞恵の発表とは、6年後に夫と離婚すると言うこと。
 重大発表にもかかわらず、みんなシーンとしたまま。

 聡子が、なぜ6年後か分からないというと、瑞恵は、洋介が成人す
るまでは離婚したくない。洋介の二十歳の誕生日に、離婚すると言う。
 奈央が、25で結婚しねそれからずっと夫に頼ってきた瑞恵が、
40になって仕事が見つかるほど、世の中甘くない、と言う。

 今日の奈央の言葉には、一々とげがある。

 瑞恵は、そのための準備をこれから6年掛けて着々と進めていくの
だという。そして彰夫には、その日までこのことは伏せておくから、
みんなも内緒にしておくよう、言う。

 聡子は恵太朗に、何てことしてくれたの!と文句を言う。
 瑞恵は、恵太朗をかばい、自分がこんな決心を出来たのは、恵太朗
になりたい将来像を描くようアドバイスして貰えたおかげ。離婚した
ら、恋もする、と言う。

 奈央が、6年後といえば、もう46ですよ、と言う。
 瑞恵は、だから今、決意した。6年後に向けて、まずは毎日腹筋
100回すると言う。
 奈央は、こんな瑞恵を初めて見た、と言う。

 瑞恵は聡子も結婚して、子供を産みたいなら、今決断しなければ。
金杉さんと、いい感じなんでしょ、と言う。

 奈央は、聡子はまた金杉に散々振り回された挙げ句、捨てられるん
じゃない?と心配する。

 聡子は、今度は大丈夫。金杉は聡子のために、カメラマンを辞めて
くれた、と言う。

 そこに金杉が現れる。
 瑞恵は奈央に、わたしたちは帰りましょうと言って、出て行く。

 でも、恵太朗は1人残っている。
 聡子が、そろそろエコの時間では?と言う。
 キョトンとする金杉に、恵太朗は電気の消費量を減らすために、
10時半には寝ることにしている、と言う。

 恵太朗は腕時計を見ると、あと30分は大丈夫、と粘る。

 恵太朗は、空気の読めない奴と言って、恵太朗の前に、瑞恵が持っ
てきた金杉の写真が載った雑誌を置く。
 聡子は、自分も一緒に見る、と言う。
 アフガニスタンの戦場の写真を、二人で見る。

 恵太朗は聡子に、金杉には、精神科医の助けが必要な、心の傷があ
るのでは?と言う。
 聡子は、金杉は日本に帰ってきて写真を止めた。その環境の変化が
現れただけだろう、と言う。
 恵太朗は、聡子は患者のことならよくわかるのに、自分や、自分の
周りのことになると、何も分からなくなると言う。


 金杉と一緒に自室へ戻る聡子。
 聡子は金杉に、今のところでは、落ち着いて休めないだろう。自分
の部屋に越してきたら?と言う。
 金杉は聡子に、「結婚しよう」と言う。


寸  評  このドラマ、段々思い入れが出来なくなってきているんですよね。
 奈央は、ちゃっかりセレブ生活を満喫しているし、家庭の主婦にお
さまっているはずの瑞恵は、計画的な離婚を考えているし。

 でも、この二人は脇役だから、まだいいんです。
 問題は聡子。
 ここであっさり結婚してしまっては、独身女性の共感は得られない
でしょう。
 結婚願望が無くなったわけではない。条件を言わなければ、結婚す
ることも出来るでしょう。
 でも、そんなことをしてまで結婚したいわけではない。
 結婚は恋愛結婚に限る.....
 この年になって、カウントダウンが始まると、やっぱり子供を産み
たかったかもと思う。

 そんな心の葛藤を、今後も描いていって欲しいと思うので、ここで
聡子が結婚してしまっては困るのです。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 ドラマとか、小説で好きなのは、予定調和で終わるストーリーなんだと、最
近、改めて気付きました。
 韓国ドラマで、繰り返し見る気はしませんが、好きなドラマは、「1%の奇
跡」。これは、脇役も含めてハッピーになったのが良かったです。まあ、意地
悪役の人までは、どうでもいいんですけどね。
 本では、最近、有川浩にはまりまくっていて、ちょっと困っています。
 『図書館戦争』落ち着いて欲しいところに落ち着いてくれて。何かとストレ
スの多い日々、こういうのはいいですね、スッキリ出来て。(鈴木)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。