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タイトル:Daily Drama Express 2008/09/07 Tomorrow (最終回)  2008/11/26


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/09/07 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル Tomorro
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 森山航平(竹野内豊)
 田中愛子(菅野美穂)
 遠藤紗綾(緒川たまき)
 田中七海(黒川智花)
 蓮見洋治(陣内孝則)
 仙道郁夫(岸部一徳)
脚  本 篠崎絵里子
主題歌   『』

あらすじ  最終話 死ぬな!病院……!!救う絆、そして闘う絆

 市民病院は閉鎖される。片付けをする事務長・仙道郁夫(岸部一徳)
と森山航平(竹野内豊)。

 田中愛子(菅野美穂)は師長の原田和子(エド・はるみ)に、麦茶
を出しながら、看護師・マリも新しい病院が決まったと言っていた。
和子も北海道。みんなバラバラになっちゃうんだな。みんな就職活動
に精を出している。

 外科医・藪内二郎(六角慎司)は、ひたすら寝ていた。

 和子は、愛子がまだ就職活動をしていないことを心配している。も
う市民病院は無いのだし、愛子は遊んで暮らせるだけの身分ではない
だろう、と言う。

 田中七海(黒川智花)が帰ってきて、愛子には悪いが、大学を辞め
ようと思う、と言う。今まで母を殺した医者を訴えるために弁護士を
目指してきたけど、そんな後ろ向きの目標ではなく、航平のような医
者を目指したいと言う。愛子は、やりたいことをやって、と。

 市民病院に駆けつけ、片付けを進めている航平に、声を掛ける愛子。
まだわたしたち、やろうとしたことを何もしていないよね、と。
 笑う航平。
 「ここ、笑うところ?」と突っ込む愛子に、同じことを考えていた。
あきらめの悪い者同士、もう一度頑張ろうと航平。

 仙道と航平は院長の柿沼高太郎(志賀廣太郎)に、院長を代表とし
て、市民病院閉鎖に対する市への不服申し立てをしましょう、と言う。
 だが院長は、副市長の蓮見洋治(陣内孝則)から、県庁医療安全セ
ンターを打診されているので、県にはたてつけないと断る。


 愛子は、商店街の人たちに、市民病院閉鎖反対の署名活動への参加
を求めている。
 でも彼らは皆、今市が建設を進めているリゾートホテルへの出店を
ノミネートされているので、そういうことはできないと断る。

 今日は、そのリゾートホテル建設へ向けて、カウントダウン フェ
スティパルが開かれる。

 その会場で、市民病院閉鎖反対の署名を集めている愛子。でも、み
んな断る。

 とりあえず市民病院に戻った仙道と航平は、蓮見の工作は用意周到
だと言う。

 航平は、自分たちも闇雲に突き進むのではなく、その後のことも考
えようと言う。
 いぶかる仙道に航平は、仙道の妻・昌江に、ここは設備があるけれ
ど、人手が足らない。開業医は設備が無いと言っていたのを思い出し、
これが再建のヒントにはならないか、と言う。


 フェスティバルが行われている浜辺は日も暮れ、愛子に署名をして
くれる人たちも何人かいた。

 蓮見が衆議院議員の松永泰三(品川徹)に、フェスティバルのコン
サートが終わったら、ご挨拶を、と頼む。
 そこに誰かがやってきて、愛子と会ったという。

 愛子の所に駆けつける蓮見。
 愛子は、署名を奪おうとする蓮見に抵抗し、二人はもみ合う。
 署名が砂浜に落ちる。

 強風にあおられ、会場内の巨大なイントレが、ぐらついている。
 遂に耐えられなくなったイントレは倒れ、その時電線を引っかけ、
テントに倒れる。
 その際に、火災も発生する。

 消防車や救急車が大量に駆けつける。

 倒れた愛子が意識を取り戻し、立ち上がる。でも、お腹が痛くて、
ふらつく。
 蓮見が愛子を支える。

 愛子が立ち上がって見た光景は、地獄の阿鼻叫喚。助けを求めるけ
が人が大量にいる。

 愛子は、自分のお腹が痛いのも忘れ、救助に駆け回る。
 蓮見の娘・唯も意識を無くしている。

 仙道と航平は、市民病院に残っていた薬や器具をかき集める。

 愛子は、唯の意識がないと、航平に連絡する。
 航平は、市民病院に運んで、と言う。

 松永は蓮見に、隣の市の市民病院に運ぶよう指示する。今、西山室
市の市民病院へ運んだら、やっぱり市民病院は必要じゃないかという
ことになるじゃないか、と。
 蓮見が、隣の市の市民病院にまで運んでいたら、唯の生命は無いと
言うが、「背に腹は代えられないんですよ」と松永。

 蓮見は愛子に促され、救急車に乗り込み、市民病院に向かう。


 処置するとき、愛子は酸素吸入の指示を出すが、ここにいる看護師
は愛子ただ一人。
 愛子は、自分1人でやらなければ、と飛び回る。

 航平は、今ここにいる医者は自分1人。重症の患者から順に診てい
くから、軽傷の人は、隣の市の病院へ行って欲しいという。
 そして仙道に、交通整理を頼む。

 ほかの重症患者を診ている間に、蓮見が唯の様子が変だと言う。
 レントゲンを撮ると、硬膜内出血。すぐにオペをしなければ、死ん
でしまう。

 オペの準備に走り出した愛子が倒れ、起き上がれない。
 航平は、大丈夫ですと言う愛子のシャツをめくり、腹を見る。
 すると、紫色に腫れている。
 航平は、愛子は内膜損傷を起こしている。すぐにオペをしなければ
ならない。
 唯の容態も悪い。

 そこに紗綾が現れ、二人は相変わらず無茶をしている、と言う。そ
して唯のオペは自分がやるから、航平は愛子のオペをするように言う。

 その采配に、自分たちはどうなるのだと抗議するほかの患者達。

 すると、自分が診ると言って現れた内科医・片岡庸一(田中実)。
 和子も現れる。

 藪内も現れ、ほかの看護師達も次々と現れる。

 遂に愛子が血を吐く。
 航平は、腹膜炎を起こしていると言い、運ばれてきたストレッチャ
ーに愛子を抱きかかえて乗せ、オペ室へと急ぐ。

 紗綾が、麻酔管理がいる.....というのだが、片岡の手は空かない。

 そこに柿沼が入ってきて、麻酔管理をすると言う。昔は救命救急の
鬼と言われたと言って。

 市民達も仙道に、手伝うという。

 オペ中、A型の血液が足らなくなる。A型の市民が採血に手を挙げ
る。

 市民の1人が座り込んでいる。蓮見に、こんな時に何やってるんだ、
と言う。

 みんな、息を切らせて走り回っている。
 仙道も車いすを押している。

 愛子の血圧が下がる。
 電気ショックを与えても、戻らない。
 今までの愛子を思い出し、心臓マッサージを続ける航平。

 そこに、向こうが落ち着いたからと、片桐が駆け込んでくる。

 唯のオペは終わる。唯に付き添っている蓮見。

 オペ室の前で待っている七海。
 出てきた航平は、愛子は腸管破裂だが、一命は取り留めた。後は意
識が戻るかどうかだと告げる。

 惨劇のあった浜辺で、航平は愛子が集めていた署名のボードを拾う。

 愛子の手を握り続ける七海。


 助けられた患者達は、航平に礼を言う。
 航平はみんなの協力のおかげだと、礼を言う。

 そこに松永がやってきて、今入院中の患者については、全力で転院
先を探しているので、職員の人々は安心して新しい職場にお戻り下さ
い、と言う。
 そもそも、閉鎖中の病院で勝手に医療行為を行ったこと自体、大き
な問題となっている。隣町の病院に運べばいいものを、と松永。

 航平が松永に対して文句を言う。今、みんなを助けるために生命の
危険と闘っている看護師がいる。彼女の前で、そんなことが言えるの
か。目の前の患者を助けるのが、先決だろう、と。

 航平は、8年前に一度医者を辞めた身。でも、患者と向き合う大切
さを教えてくれたのが、彼女とこの病院。
 田舎では、都会のようにこの病院がダメだったら、別の病院という
ように選べない。この病院だけが市民が安心して暮らすために必要な
のだ、と力説。

 藪内も片岡も、市民病院存続を松永に頼む。
 看護師達も、そして紗綾も柿沼も。
 蓮見も、市民病院廃止については、再考したい、と言う。

 蓮見に黙れ、という松永。

 蓮見は、松永の方こそ黙るように、と言う。
 市を潰してはいけないと思い、市民病院閉鎖を考えた。だが、まず
市民あってこその市だ、と言う。

 松永は蓮見に、覚悟しておくように、と言うと、覚悟は出来ている
と蓮見。

 松永は柿沼にも、再就職先の話は無かったことになると脅すが、柿
沼はこの市民病院で働き続けると言う。


 愛子の手を握って航平は、蓮見がこの市民病院の存続を考えてくれ
た。愛子が目を覚ましてくれれば、と言う。

 七海がそんなことを言っては愛子が困る、と言う。

 航平が、愛子の手が動いた、と言う。

 七海が駆け寄ると、愛子が目を覚ます。
 候補医は、愛子のおかげで、全員助かったという。

 愛子が目を覚ましたという吉報は、たちまちみんなに伝わる。

 蓮見に礼を言う航平。
 蓮見は、これで振り出しに戻っただけ。市民病院の赤字をどうにか
しなければ、西山室市は倒れる、と言う。
 航平は、これについて、アイディアがある、と言う。


 1年後、事務室でお茶を飲む、仙道、愛子、和子。
 市民病院は、西山室オープン病院となった。検査機器やベッドは開
業医も使える。そして開業医も病院の患者を診る。市民ボランティア
も手伝っている。みんなで助け合っているのだ。

 蓮見は、市議会はぐうの音も出なかった、と言う。去年より赤字が
20%も減ったからだ。

 これは航平のアイディア。
 和子は北海道でなかったら、参加したかった、と言う。

 航平と愛子は、一緒に夜勤明けの朝日を見る。
 愛子は、朝日が昇り、沈み、そしてまた昇る。毎日、朝日を見たい、
と言う。
 航平は、毎日はキツイ。雨降りの日ぐらい、寝坊してもいいよねと
言う。
 愛子は慌てて、そういう意味で言ったんじゃないですよ、と言う。

 航平は手を差しだし、愛子と握手をする。


寸  評  航平と愛子は結婚するのかと思ったのですが、そういう展開にま
では至りませんでしたね。まだ、しばらくは同士として闘っていくの
ですね。

 ところで、ニュースでは、地方では病院の数よりも、医師そのもの
の数が足らないのが深刻とか。
 このドラマでは開業医が、市民病院の診療も手伝うように描かれて
いますが、地方の開業医に、そんな時間があるのでしょうか。

 確かに、検査機器はコンソリして、台数を減らし、使用頻度を増や
すことは、いいソリューションでしょうね。
 ただ、問題は、読影ができる医師?技師?が確保できるかですね。

 ところで、『日はまた昇る』って、映画か何かの題名ではなかった
ですかねぇ。
 こういうのに疎いのですが、でも何かひっかかるものがあるのです
が。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 大変遅くなりましたが、これでやっと夏ドラマを全部配信することができま
す。このところ、わずかですが、自由になる時間が増え、それが効果を生みま
した。

 ドラマで必ず出てくる職業の一つが医者。
 昼ドラまでも大い職業ですよね。
 最近、自分が医学部に行っていたら、どうだっただろう、と考えることがあ
ります。でも、痛そうなのを見ると自分の身体の同じ箇所が痛くなってきてし
まうし、匂いがするのも苦手なので、卒業できたか、怪しいかとも思います。

 わたしは、みんな、けが人とかを見ると、自分の同じ箇所もひくひくと痛く
なるものと思っていたのですが、これって、一つの特殊能力らしいですね。
 うちでは、母親もそういう人だったので、世間のスタンダードが分からなく
て。

 でも、この能力って、何に役立つのか、わからないのです。
 ただ、痛がりなのは確かなので、ピアスの穴一つ開けられません。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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