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タイトル:Daily Drama Express 2008/11/04 チームバチスタの栄光 (4)  2008/11/17


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/11/04 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル チームバチスタの栄光
局  名 日本テレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 田口公平(伊藤淳史)
 白鳥圭輔(仲村トオル)
 桐生恭一(伊原剛志)
 大友直美(釈由美子)
 氷室貢一郎(城田優)
原  作  海堂尊 『チームバチスタの栄光』
脚  本 後藤法子
主題歌   青山テルマ『』

あらすじ  第四話 望

 田口公平(伊藤淳史)は、チームバチスタを調査する特別リサーチ
ャーに任命され、CASE29のビデオは盗まれ、怪文書まで届いた。
 白鳥圭輔(仲村トオル)に怪文書を見せ、ビデオを盗んだ犯人と、
怪文書の作者は、同じなんでしょうか、と言う。
 白鳥は、同じかどうかわからない。でも、両方をたどっていけば、
犯人にたどり着くんじゃない?怪文書に、これからも人が死ぬと書か
れている以上、本腰を入れて調べなければならない。犯人と思って調
べれば見逃さないが、術死とだけ思っていたら、殺人を見逃す、と言
う。


 チームバチスタのメンバーを前に白鳥は、CASE29について、
特別なことがあったと覚えている人?と聞く。
 沈黙を守るメンバーに、白鳥は田口にメモを渡し、そこに書かれて
いる数字を読んで、と言う。
 なぜかCASE29だけ、100mm超の切除範囲。切りすぎて、亡
くなってしまったんじゃないの?病理医・鳴海涼(宮川大輔)には、
それが分かってたのではないか、と白鳥。

 桐生恭一(伊原剛志)は、切除するのは、変性部位。変性部位が大
きければ、切除範囲は広くなる、と言い、第二助手・酒井利樹(鈴木
裕樹)に、レントゲン写真を用意させる。
 桐生は、この患者の左心室はとても大きくなっている。だからだ、
と言う。
 それに、切除範囲は、鳴海と桐生で検討して決めている。鳴海の診
断に誤りは無かった、と言う。

 アホらしい、と酒井。
 白鳥は、人を切ったこともない第二助手君がよく言うよ、とバカに
する。

 鳴海には、ビデオを隠す同期があると言う白鳥に対して、鳴海はオ
ペ室に入っていないので、ビデオにも写っていない。鳴海には、ビデ
オを隠す同期がない、と反論する。

 第一助手・垣谷雄次(鶴見辰吾)が、そういえば.....と言いだす
ので、みんな注目するが、何もないと流す垣谷。

 白鳥は、『これからも術死は続く』とつぶやく。
 みんなドキッといるが、白鳥は、さすがに自分でも、根拠が無いの
に、殺人とは言えない、と言う。そして田口に、怪文書が机の上に載
っていたんだよね、と振り、頷く田口。


 <<バチスタ手術とは、これまで移植しか治療法の無かった、拡張
型心筋症のふくらんだ心臓を切り取り、小さく作り直す手術。この難
易度の高い手術を次々と成功させてきた7人のエリート集団・チーム
バチスタ。しかし突然、患者が相次いで死亡するという原因不明の事
態が起こった。これは不運な事故か、医療ミスか、それとも殺人
か>>


 白鳥は田口に、田口の得意なパッシッヴ・フェーズで、鳴海から聞
き出してよ、と言う。

 田口は、顕微鏡を覗いている鳴海のそばにいる。
 鳴海は今、乳ガンの疑いのある細胞を見ている。良性か悪性かの判
断が難しい状況。

 鳴海は田口に、なんでそんなことやっているの?と言う。
 田口が、心療内科を選んだのは、と説明しようとすると鳴海は、そ
うじゃなくて、厚労省の手先になったのは、と聞く。

 田口が手先になってないと反論すると、じゃあ、高階権太(林隆三)
病院長の命令で?と鳴海。

 田口は、そんなことではなく、亡くなった患者さんのことを考え
て.....と説明しようとする。

 そこに乳ガンの疑いの組織検査を依頼した外科医がやってきて、早
く結果出してよ。サッサと切っちゃいたいし、オペ室も早く押さえな
いと、埋まっちゃうから、と言う。
 鳴海は、患者は27歳女性。来月に結婚を控えている。良性の可能
性が残されている異常、確実に診断する必要がある。彼女の心を傷つ
けてはいけない、と言って、追い払う。

 田口が、鳴海も患者のことを考えてあげているのだと感動すると鳴
海は、そんなことはない。依頼が立て込んで忙しかったから、引き延
ばす口実にしただけだと言う。

 鳴海は、これから解剖だけど、付き合う?と言う。
 即座に断る田口。


 酒井は谷垣に、今度谷垣が執刀する予定の心臓中隔欠損孔閉鎖術の
オペを、自分にやらせて欲しいと頼む。同期でまだやっていないのは、
自分だけだし、と。
 谷垣は、酒井の父親は、心臓中隔欠損孔閉鎖術の権威でしたね、と
言う。
 酒井は、父親と自分は違う、と言う。

 酒井が行ってしまうと、垣谷は、「お坊ちゃんのお世話も大変だ」
とつぶやく。


 田口が病院の外の喫茶店・BEANS FARMへ行くと、先に酒
井がいた。相変わらず白衣に糸の花を咲かせている。
 田口が、酒井は同期の中でも一番熱心だったなと声を掛ける。
 でも酒井は、気分を害し、頼んだメニューもキャンセルして、喫茶
店を出て行ってしまう。

 喫茶店のマスター・岸川保(木下ほうか)が田口に、酒井とは同期
だったよね、と声を掛ける。


 すれ違った白鳥は桐生に、今夜少し時間貰えますか?と声を掛ける。
 桐生は今夜は都合が、と言う。

 白鳥は桐生に、シャエル教授の秘書の女性に、まだ桐生と鳴海が一
緒に仕事していると言ったら、驚いていた。もうあの二人は一緒にや
れないと思っていたと言っていたよ。今夜8時、愚痴外来に、恭一&
涼ペアで来て、と言う。


 愚痴外来に桐生と鳴海がやってくる。
 鳴海は、漫画もあるんだと言って、読み始める。

 その様子を見ていた白鳥は、日常生活には支障がないようだな、と
言う。
 鳴海の右手首を見ると、切り傷の痕がある。
 白鳥は、鳴海には、オペを失敗させる動機はないと言っていたけど、
立派に理由はあるじゃないか、と言う。
 田口は、きちんと説明して下さいよ、と言う。

 白鳥が説明する。
 桐生と鳴海は、昔共にサザンクロス病院(アメリカ)で外科医とし
て働いていた。
 ある日、交通事故で、多発性外傷の患者が運び込まれ、胸と腹を一
緒にオペしなければならなくなった。
 それは大規模なオペで、現場は大混乱していたのだろう。大動脈も
損傷していて、出血が止まらない。
 桐生は鳴海に、出血箇所を押さえて止血してくれと言う。
 桐生はメスを受け取ると、切ろうとして、誤って鳴海の手首を切っ
てしまう。
 もちろんすぐに鳴海の傷の処置はされたが、神経を傷つけ、鳴海の
指先は、もう繊細な動きはできなくなっていた。
 外科医を目指していた鳴海は、外科を諦め、病理医となった。
 でも、外科を諦めきれず、日本に戻った桐生を追いかけて戻り、桐
生の影として、オペに参加している。
 鳴海は桐生を恨んでいて、桐生を陥れたいと思っているのだ。鳴海
のオペは成功し、手は動くはずなのに、なぜかオペになると、鳴海の
手は動かなくなる『臆病病理医さん』と白鳥。

 なんと鳴海はその通りだと言い出す。ビデオを盗んだのも、怪文書
も、ボクだと言ったらどうする?警察に突き出す?と鳴海。

 それは.....と悩む田口に鳴海は、病理研究室調べたら?ビデオテ
ープ、出てくるかも知れないよ。なんなら、ボクのマンション、調べ
てもいいよ。影は光があるからこそ、輝けるんだと言い、漫画を1冊
借りていく。

 桐生は白鳥に、白鳥があまりにいじめるから、鳴海はからかったの
だと言う。バチスタ手術は、いかに変性部位を的確に切除するか。そ
のために優秀な病理医の存在は不可欠だ。鳴海は外科医としても優秀
だったという。

 白鳥は、「お兄ちゃんがほめちゃうほどなんだ」と言う。

 桐生は、鳴海は自分の教えたことをドンドン吸収した。その輝かし
い将来を、自分が奪ってしまった。
 努力すれば、並の外科医にはなれる。でも、天才になれるのは、一
部の選ばれた人間だけなのだ。鳴海は今、病理医としてもその高みに
登ろうとしている、と言う。


 鳴海は、病理研究室で顕微鏡を覗いていた。
 そこに桐生がやってきて、どうしてあんなことを言ったのだと問う。
 鳴海は、案外本音だったかも知れない、と付け足す。

 桐生は、本気で患者を死なせようなんて考えてないだろう、と言う。
 鳴海は、桐生を恨む気持ちは本当だと言った。


 家で煮物を作っている田口。
 翠は、今日は茜の当番だと言うが、茜は田口の作る方がおいしいか
らいいでしょ。田口には、料理の才能があると言う。
 田口は、心療内科医として才能があるのかと悩んでいるのだと言う
と、祖父の田口周蔵(横山あきお)は、なんだ、仕事の話か。そんな
もの、すぐに分かってたまるか、と言う。


 翌朝田口が出勤すると、目を赤くした白鳥が、ベンチに伸びている。
CASE29以外のビデオを全部見て、何かヒントが無いか、一晩中
探していた、と白鳥。

 その目の前を、黒崎率いる大名行列が横切る。
 白鳥は週刊誌を開き、黒崎とチームバチスタのオペ成功とある。ベ
タボメな記事だな、と言う。
 でも、黒崎としては、オペの失敗を願っていたのではないか。黒崎
は、高階が自分の頭越しにいきなりアメリカから招聘した桐生のこと
を、嫌っているのではないか。
 垣谷にしたって、桐生が来なければ、今頃準教授になれていたはず。
 黒崎も垣谷も、延々と桐生がいなくなる日を待っているのではない
か、と白鳥。

 誰に聞いた?と黒崎に問われ、白鳥は、看護師や食堂のおばちゃん
や、そして田口も、と言う。
 田口は、慌てて否定するが、黒崎は覚えておこう、と言う。

 白鳥や田口の前を通り過ぎると、黒崎は垣谷に言い返すよう言う。
そしてまだ術死の原因がつかめないのか。早くしろ、と脅す。

 心臓中隔欠損孔閉鎖術の患者に黒崎は、垣谷ではなく、酒井が執刀
する。酒井は、黒崎の目標だった教授の息子だから、オペの技術も高
い、と説明。

 田口は垣谷に、白鳥の非礼を詫び、やはり垣谷はCASE29のビ
デオについて、何か気がついたことがあるのではないか、と問う。

 酒井に話を聞こうとする田口。
 酒井は、今度、心臓中隔欠損孔閉鎖術のオペをするので、忙しいん
だという。
 田口は酒井に、CASE29のオペの時、少し失敗したって聞いた
けど。予想以上の出血に、と言う。

 酒井は、垣谷から聞いたのか?俺に、心臓中隔欠損孔閉鎖術のオペ
取られて、俺を売ったんだな、と言う。

 酒井は、CASE29の開胸操作の時を思い出す。出血は多く、垣
谷に、血管損傷させたと言われる。

 酒井は、問題なかったと答える。それとも、俺の失敗のせいにした
いの?と言う。

 田口は、そんなことは無い。盗まれたビデオについて、知る手がか
りになればいい。ビデオも怪文書も、仲間から出たとは思いたくない、
と言う。

 酒井は、俺の気持ち、考えたことがあるか?オヤジはすごかった。
オヤジは難しいオペが、こんな短時間でできたと言われ続けながら、
自分は後輩にさえ、追い抜かれる惨めさを、と言う。

 田口は、酒井はチームバチスタの一員に選ばれたじゃないか、と言
う。
 酒井は、あれは自分から頼み込んだだけだ。第二助手なんて、誰で
も良かったんだ、と言う。
 田口は、桐生が選んだには、それなりの理由があるはずだ、と言う。

 酒井は、チームバチスタに入って、分かってしまったのだ。自分は、
桐生やオヤジのような、天才外科医には、なれないんだって、と言う。

 田口は、普通に努力して、正確にオペ出来る外科医ではいけないの
か?みんなが外科医になれるわけではない。田口だって、外科医を目
指していたけど、血が苦手で、諦めた。それに、天才でありながら外
科医の道を諦めなければならなかった人もいるようだし、酒井は外科
医になっただけ、すごいじゃないか、と言う。

 酒井は、ビデオは俺が隠した。あんなミスで、俺の将来を潰された
くなかった。厚労省にでも、高階院長にでも、言いたければ言えよ、
と開き直る。

 数台のテレビにビデオを映し、ホワイトボードに記号を書き連ねて、
検討している白鳥。

 するとドアが数センチ開き、床にそっとビデオテープが置かれる。
 それは、CASE29のビデオ。

 白鳥が廊下を見ると、歩き去る田口の背中があった。


 心臓中隔欠損孔閉鎖術のオペが酒井の執刀で行われる。


 愚痴外来に来ている女性は、乳ガンの疑いが、良性腫瘍と判定され
た患者だった。
 だが彼女は、実は家族にだけ癌だって伝えられることもあるでしょ
う、と不安を隠さない。

 田口は、カルテを見ても、良性と書かれているから大丈夫だと言う。
 それでもその女性−−川上は、来月に結婚を控えているので、結婚
式を延期しなければならないかもしれないとか、いろいろ考えてしま
う、と言う。

 田口は、その言葉と、彼女が27歳であることから、先日鳴海が調
べていた患者だと気付く。
 田口は、川上に、この細胞診をした病理医をよく知っている。彼は
すごく優秀だ。病理医は、患者さんと直接顔を合わせることがない、
いわば影のような存在。光ではないけれども、患者さんのために、一
生懸命になっていると説明し、川上も納得する。

 その時、愚痴外来の外には、借りた漫画本を返すために、鳴海が来
ていて、田口の話を聞いてしまっていた。

 藤原が川上を送り出し、川上は鳴海とすれ違い、お互い軽く会釈す
る。

 藤原は鳴海に、田口に用があるのでは?と聞く。
 鳴海は、藤原に借りていた漫画本を返しておいて欲しいと託して、
去っていく。


 心臓中隔欠損孔閉鎖術のオペは、酒井は途中出血して焦るが、垣谷
に落ち着いてやれば大丈夫。これまでの縫合はきれいだから、と励ま
され、無事オペを成し遂げる。

 見学室では、白鳥が見ていた。

 オペ室から出た酒井は、オペ室の前で待っていた患者の家族に、
「オペは成功しました」と告げる。

 羽場は酒井に、オペ、上手くできましたね、と言う。
 垣谷は、時間掛かりすぎ。だけど初めてだから、よしとするか、と
言う。
 直美も笑顔を向ける。

 氷室が話題を変え、ビデオ、出てきたみたいですね、と言う。
 羽場が、厚労省が1人空まわりして、自分が置き忘れたビデオを、
盗まれたって、騒いでいただけなんだってな、と言う。

 氷室が直美に、飲みに行きませんか?と声を掛ける。でも、すぐに
ダメですよね、と言う。
 しかし、直美はOKした。

 飲みながら直美は氷室に、ビデオと怪文書の件、そして術死をどう
思うか聞く。
 氷室は結局直美は探りを入れたかっただけなんだ、と言う。


 病院の外の喫茶店・BEANS FARMで一緒に食べる白鳥と田
口。
 白鳥は、馬鹿な厚労省の役人が、置き忘れたビデオテープが見つか
らないから盗られたと大騒ぎしていた。そのビデオは、誰かがそっと
置いていったようなところで見つかったって、噂されているんだよな、
と嫌みっぽく言う。

 田口は謝り、あの場を丸く収めるためには、あれが一番だと思いま
して、と言う。

 白鳥は、これ、田口に付けておいてと言う。
 田口が、ご飯も食べましょうよと言うと、むしろ白鳥は、「草、あ
げる」と田口のお皿に、タイムを載せる。

 マスターが白鳥に、白鳥宛の郵便物が届いていると、渡す。
 白鳥は、このところずっと東城医大病院に泊まりこみだったからと、
シレッと言う。


寸  評  なんと、酒井がビデオを盗んだとは。
 酒井は、ミスがばれるのが怖くてと言っていますが、このミスって、
術死と関係があるのでしょうか?
 また、怪文書は?−−酒井のイメージとは違いますが。

 田口は、白鳥にいいように使われていて、情けないのですが。
 でも、丸く収めるところは、協力してくれたのですね。
 ところで、白鳥が田口に付けた食事代はすでにいくらに上っている
のでしょうか?牛肉もあるから、結構な値段ですよね。
 薄給でと言いながら、一家4人を養っているようなのですが、この
ツケを、払いきれるのでしょうか。

 気になるのは、田口の両親がどうしているのか、ということですね。
 先日テレビで見ましたが、本当に勤務医の年収はそれほどではなく、
サラリーマンとそれほどの差が無くなっているのですね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 日本テレビで、サザンの曲をモチーフに連続ドラマをやっていましたね。で
も、あのドラマ、サザン好きにとってちょっと微妙ですね。舞台が茅ヶ崎とい
うのはサザンですが、内容と曲が合っているかというと、強引な気がして。
 録画するのに、ちょうど日本シリーズの期間だったので、とても気が気では
なかったですね。
 フィギュアスケートを除いては、一切スポーツに興味が無い、ドラマ好きと
しては、スポーツだからって、問答無用に延長するのは、止めて欲しいと思う
のですが。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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