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タイトル:Daily Drama Express 2008/11/01 ブラッディ・マンデイ (4)  2008/11/14


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/11/01 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル ブラッディ・マンデイ
局  名 TBS系
放映日時 土曜19時56分
キャスト 高木藤丸(三浦春馬)
 折原マヤ(吉瀬美智子)
 九条音弥(佐藤 健)
 加納生馬(松重 豊)
 宝生小百合(片瀬那奈)
 高木竜之介(田中哲司)
 霧島悟郎(吉沢 悠)
原  作 龍門諒、恵広史『ブラッディ・マンデイ』
脚  本 蒔田光治
主題歌   『』

あらすじ  第4話 裏切りと悲劇の女!!明らかになる日本壊滅テロの真相!?

 「なんで仲間、撃ってるんだよ!」と高木藤丸(三浦春馬)。
 「仲間なんかじゃないから」と宝生小百合(片瀬那奈)。小百合は
折原マヤ(吉瀬美智子)の手錠も、外れるようにしておいたのだ。

 藤丸に、銃を捨てるよう言う小百合。
 「子供に付き合っている暇、無いでしょ」とマヤ。
 「そっちこそ、勝手して」と小百合。「この中に仲間がいる」と言
った件だった。

 小百合と藤丸の間に入ったマヤは、撃つなら、自分を撃ちなさい、
と言う。そして手を挙げ、藤丸に背中を向け、藤丸の構える拳銃に背
中を押し当てる。
 ショートリコールのオートマチック銃は、被射体に押し当てると、
リスコネクターが働き、撃鉄が落ちなくなる。それに、銃の位置もわ
かると言うと、マヤは後ろに回した手で逆手に銃身を握ると、藤丸の
手から拳銃を奪い、藤丸に向けて構える。
 高校生なのに、銃で人を撃って、一生心に傷を負う必要はない、と
マヤ。

 小百合は藤丸に、本部への無線で、スパイは加納だと言え、と言う。
そうしなければ、妹の高木遥(川島海荷)に向けて、拳銃が発射され
る、と言う。

 藤丸は、本部への無線で出た霧島悟郎(吉沢悠)に、スパイは加納
だと言う。小百合は、マヤを追っていった。と言わされる。
 場所を聞かれ、潮見衛生管理センターと読める、と答える。

 マヤと小百合は、お互い拳銃を向け合って対峙する。

 マヤが小百合の腕を撃ち、立ち去っていく。
 「これでスパイと闘ったと言って戻れるじゃない。お互い頑張って、
生きていきましょ」と言って。

 小百合は、藤丸を撃って、立ち去る。


 霧島は、なぜ藤丸は、加納がスパイなどと言ったのだろうか。そし
てなぜ連絡してきたのが、小百合ではなく、藤丸なのだろうか、と考
える。

 小百合から連絡が入り、自分は今、格闘の末に、銃を奪って逃げた
マヤを追って、千葉方面に向かっている。藤丸が現場に1人残されて
いるので、早く保護して欲しい、と言う。

 小百合のところに、J(成宮寛貴)から連絡が入る。『AJITO』
からとのコールサインで、マヤを始末したかと問う。
 小百合は、始末したと言う。
 Jは、03の祭を早めた、と言う。


 九条音弥(佐藤健)と新聞部副部長の朝田あおい(藤井美菜)は、
藤丸の家へ行く。
 すると丁度、意識のない遥が抱きかかえられて車に乗せられるとこ
ろだった。
 誰何すると、遥を病院に連れて行くところだと言う。


 霧島の部下が霧島に、エントランスで小百合を見かけたと報告。
 首をひねる霧島。


 小百合は、空調室に入ると、作業を始める。


 遥は、城南大学医学部救命救急センターに入院させられて、治療を
受けていた。
 遥を見守っていたあおいは音弥に、藤丸が腹痛で欠席したと言うか
ら様子を見に来たのに、藤丸はいないじゃないか、と文句を言う。
 音弥は藤丸に連絡が取れなくなったので心配している、と言う。


 小百合は、Jからの問いかけに、害になるデータはすべて消去した
と報告すると、空調室に時限爆弾のようなものを仕掛けて、立ち去る。
時間は15分からカウント・ダウンされていく。


 中川沙織(原田佳奈)は、THIRD−iの課員で、空調室がおか
しいと霧島に報告すると 様子を見に行く。


 小百合が車に乗り込むと、藤丸から取り上げていた携帯が鳴る。出
るとあおいからで、入院した遥が、藤丸のことを心配している。藤丸
はどこにいるのか問う。
 逆に小百合は、遥が入院している病院を聞く。

 そこにTHIRD−iのメンバーが近づいてきて、小百合は急いで
車を発進する。

 霧島は、小百合と一向に連絡が取れないことを気にしている。

 南海かおる(芦名星)が、身体に包帯を巻いた姿で現れ、小百合は?
と聞く。

 その時、沙織から緊急の電話。空調室に、爆弾のようなものが着け
られていて、ダクトに変なコードがつながっていると言う。
 モニターで確認した霧島は、今すぐ空調を止め、部屋を出るよう小
百合に指示する。もし、殺人ウィルス入りの爆発物だったら、全館に
ばらまかれ、THIRD−iは、全滅。

 20分前の空調室の映像を見ると、小百合が仕掛けをしている。

 沙織は、なんとか主電源を落とすが、退出までは間に合わず、仕掛
けられた爆発物は、白い粉を吹き出す。

 ショックで座り込んでいた沙織は、かおるからの「早く逃げて」と
の呼びかけに対して、『Emaergency』のボタンをたたき割る。
 だが、沙織は座り込んだまま。

 課員が消防署へ連絡をする。

 沙織は座ったまま、霧島に、「これでいいんですよね」と言う。

 霧島は、全員に、小百合は敵だ。早く捕まえろ、と命じる。
 「敵は、人の命を奪う、狂ったテロリストだ」

 空き会議室から、空調室にいる沙織に電話する霧島。
 沙織は、式場キャンセルしないといけないですね、と言う。
 霧島は、感染したと決まったわけではない。今から救護班が向かう
から、しっかりしろ、と言う。

 救護班に助け出される沙織。
 お前のウィルステロは失敗だ。


 <<復讐せよ。>>
 <<復讐こそ正義。>>
 <<復讐こそ、腐った国に。>>
 <<復讐だ。>>
 <<腐った国を救うために。>>

 小百合は二年前、同じ自衛官だった兄を、収賄の疑惑で、拳銃自殺
で失った。
 兄が首から提げていた十字の付いたペンダントを引き継ぐ小百合。

 小百合は、兄の死で、国を恨んでいるのかと、上司に問われる。
 もう兄のことは終わったことだと答える小百合。
 すると小百合は、THIRD−iへの出向を命じられる。
THIRD−iは、対テロ組織として、よりすぐりの警察官や自衛官
を揃えていた。

 そんな小百合に、兄の修正疑惑は、上層部の人間にはめられたため。
収賄を行ったのは、その上層部の人間。小百合の兄は無実だと教える
者が出てきた。
 この腐った国に復讐しませんか?と誘われた。
 小百合は、「この国は滅びなくちゃならないの」と言う。

 Jは、研究会に戻るよう誘われたが、ボクにはやらなければならな
いことがあると断った。ボクはこの国の人を救わなければならない、
と。

 街中でJとすれ違った音弥。何かを感じて振り返る。


 小百合は、城南大学医学部救命救急センターに入り込む。
 途中、THIRD−iのメンバーが小百合を見つけ、確保の報告を
入れるが、すぐ小百合に逆手を取られ、蹴り倒される。

 遥の枕元に、あおいが座って、看病している。
 そこに小百合が入ってきたので、あおいは気を利かせて、飲み物を
買ってくると言って、病室を出る。

 途中、階段の方から、人が倒れているのが見つかり、騒ぎが起こっ
ている。
 その隊員に向けて、無線機が、遥は無事か?小百合が狙っている、
と叫んでいる。

 その頃小百合は、遥に血の流れている左手を見せないように座り、
USBメモリーを渡していた。

 あおいは途中で鉄の棒を持つと、遥の病室にそっと入り、小百合に
向かう。
 だが、簡単に組み伏せられる。
 小百合はそのままあおいに銃口を向けながら、引っ張って、病院の
屋上へと行く。

 霧島達に囲まれた小百合は、あおいを人質に、脱出用ヘリを要求す
る。


 テロリスト達のアジトでは、結局マヤにやられたのは小百合だった。
こうなったら小百合を始末しなければならず、やっかいごとが一つ増
えたな、とJと仲間達が話している。

 <<英雄が国を滅ぼす。>>


 ヘリが到着し、そこから頭に包帯を巻いた加納と、藤丸が降りてく
る。

 加納は小百合に、小百合が撃ったのは、加納から奪った拳銃。その
拳銃に装填されていたのはゴム弾。高圧電流が流れて意識は飛ぶが、
死なない。

 あおいは小百合に、遥が慕っていたのに。小百合には大事な人がい
ないのかと言う。

 小百合は、この国はもうすぐ滅びる。この国は、滅びなければなら
ないの。それなのに何かをしても、無駄だという。

 意味わからねぇよ、と藤丸。
 すべてが終われば、この人達に捨てられると藤丸に言う小百合。

 藤丸は、大事な人を守りたいだけだという。

 小百合はあおいから手を離し、好きな人の所へ行きなさい、と言う。
 どうして?と怪訝な様子のあおいに、振り向いたら撃つわよ、と小
百合。

 あおいは、藤丸のところに駆けていく。
 抱きしめ合う、あおいと藤丸。

 1人になった小百合は、自分にはもう戻るところは無い、と言う。
 加納は、これからでも小百合は充分やり直せる、と言う。

 しかし小百合は自分の頭を撃つ。

 小百合が倒れると加納は、霧島達に近づくなと叫び、小百合に駆け
寄り、何でこんなことをするんだと嘆く。そして、小百合の身体から
離れた。


 藤丸は、遥の枕元に座り、小百合が遥を誘拐しようとしたことを謝
る。
 遥は、そんなことは無いと言って、藤丸に、小百合から返して貰っ
た藤丸のUSBメモリーを渡す。

 藤丸はノートパソコンにUSBメモリーを挿して、遥に渡す。
 遥は、小百合が、藤丸は遥のために内緒でゲームを作っていた。優
しいお兄さんでうらやましいな、と言っていたという。
 画面ではかわいいゲームが立ち上がる。


 苑麻は、THIRD−iのメンバーを集め、小百合は兄の自殺とい
う弱みにつけ込まれた。メンバー1人の弱みがTHIRD−i全体を
危険にさらす。各自気を引き締めるように、と訓辞。


 心配したぞ、と音弥。
 ゴメン、と藤丸。
 無事で良かったと音弥。
 微笑む藤丸。

 藤丸はあおいに、落ち着いたかと聞く。
 あおいは、藤丸の頬を打つ。
 藤丸は、あおいに怖い思いをさせてゴメンという。
 あおいは、そういうことではない。危険なことをしているのに、な
んで連絡してこなかったの。藤丸を心配している人がいるのだ。失い
たくないと思っている人がいることを忘れないで、と言う。


 苑麻が、エアコントロール・エリアにばらまかれたのは、ブラッデ
ィ・エックスと判明した。罹患した沙織は隔離されていると発表する。
 仲間の犠牲を無駄にするな、と苑麻。
 断腸の思いでそれを聞く霧島。


 アジトでは、Jたち数人が荷物をまとめ、引き上げていった。
 彼らが撤収した後のアジトに残されたパソコンの画面には、
 <<英雄が国を救う。>>
 との文字が残されていた。


 霧島は、加納と二人、人気のない部屋へ入ると、小百合のアクセス
記録から、敵は藤丸ことFALCONの能力をほしがっている。必ず
また、藤丸に接触するはずだという。
 霧島は、二年前の事件で藤丸が果たした役割を、入念に調べている、
と言う。


 <<また一つ、神の罰が下った。>>


 椅子に座った教祖・神島紫門(嶋田久作)は看守に、自分は約束を
果たした。今度はお前だ。朝倉を殺せ。明日だ、と言われる。
 無理だ!と看守。
 無理なら次に死ぬのはお前だ、と看守。


 藤丸は携帯を耳に当てていたが閉じると、車の助手席に乗り込む。
 運転席にいたかおるは、もうTHIRD−iは、藤丸に警護を付け
ないことにしたが、それでいいわね、と念を押す。
 了承する藤丸。

 かおるは藤丸に、今、桐原の婚約者がブラッディ・エックスに感染
させられ、気が立っているので、気をつけて。沙織はかおるの同期で
もあるから、かおるにも霧島の気持ちは分かる、と言う。

 藤丸の前に現れるマヤ。
 この出会いは、偶然かな?必然かな?とマヤ。
 「先生」と呼ぶ藤丸に、「まだ『先生』って呼んでくれるんだ」と
マヤ。そして、竜之介のところに連れて行ってあげる、と言う。
 まず、藤丸の携帯の電源を切る。
 マヤは、ボスが藤丸に会いたがっていると言って、無理矢理ワゴン
車に藤丸を乗せる。

 THIRD−iでは、澤北美姫(阿南敦子)が、藤丸の携帯の電源
がOFFされたと、霧島に報告。

 ワゴン車の中ではマヤが、自分があげたノートパソコンを使ってく
れていたんだ。嬉しい、と言う。
 「そいつは裏切らないから」と藤丸。
 「かわいいこと言うのね」とマヤ。
 マヤは、このパソコンの設定は、閉じても電源が切れないようにな
っているし、通信カードから微弱な電波が出ている。危ないところだ
ったと言って、電源OFFにする。

 THIRD−iでは美姫が、ノートパソコンからの電波も消えまし
た、と言う。

 マヤが藤丸を連れて行ったのは、フードコートのような所。却って、
こういうところの方が目立たなくていいのよ、と言う。
 そして、ドーナツを持った皿と、メロンジュースを前に座っている
Jのところへ連れて行き、「わたしたちのボスよ」と藤丸に紹介。

 Jは藤丸に、挨拶。藤丸というか、『伝説のハッカー・
FALCON』と呼んだ方がいいかな、と言う。


寸  評  ブラッディ・エックスは、着々と感染者を増やしているんですね。
でも、この国家的危機に対して、動いていると言えるのは
THIRD−iだけのようなのですが。国立感染症研究所は、どうし
たのでしょうか。
 FALCON対Jの争いであれば、戦いの場をサイバーに限定すれ
ば、もっと掘り下げられたのに。ウィルスなんて、生物学にまで手を
広げなければ。
 サイバー戦ならば、大部隊を組まなくても、ほとんど個人レベルで
できるし、ITを悪用すれば、世界経済も、交通もそれこそ病院だっ
て、大混乱に陥れることもできます。
 どうしてそうしなかったのかしら?
 テレビ画面で見たとき、いつも鳥が飛んでいるだけになって、地味
だったから!?

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 今、遅ればせながら『白夜行』を読んでいます。ストーリー自体、原作に結
構忠実に描かれていましたが、若干人物関係が分かり易いように脚本では、順
序を入れ替え、また目を引くよう、ラストシーンを最初に持ってきていたので
すね。

 内容ではない部分で懐かしいのは、パソコンについてですね。確かに当時、
個人ではパソコンを揃えるのは難しかったです。1985年当時、父親が揃え
たパソコン、ディスプレー、プリンターだけで、100万円しましたから。
 また、その前のMSXの時代は、音楽のテープにBASICのプログラムを
保存していました。あと、NHKでパソコン教室をやっていたのですが、本日
のプログラムを音声として送っていました。もっともそのBASICは、『機
種X』と匿名にしていたNECの88だったので、うちでは使えませんでした
が。

 なんてことを思い出しながら、計算してみると、自分より結構年上になる主
人公達を追っています。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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