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タイトル:Daily Drama Express 2008/08/19 モンスター・ペアレント (8)  2008/10/02


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/08/19 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル モンスターペアレント
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 高村樹季(米倉涼子)
 望月道夫(平岡祐太)
 三浦圭吾(佐々木蔵之介)
 小山和明(温水洋一)
 城山幸太郎(草刈正雄)
 田川龍之介(角野卓造)
脚  本 荒井修子
主題歌   『』

あらすじ  第八話 急転!悲しみの鉄拳

 太田桃花の母親・祐美(三浦理恵子)が梅里西小学校へやってくる。
 校長と、担任の中川功(佐藤二朗)が、今日も桃花は学校に来てい
ない。このままでは、成績も下がるし、事実下がっていると言う。

 祐美は、桃花には勉強はいらない。宿題も出さないで欲しい。学校
は、桃花の仕事を奪わないで欲しい、と言う。


 法律事務所で、高村樹季(米倉涼子)の部屋に所長の城山幸太郎
(草刈正雄)が来て樹季に、前期の樹季の業績が下がっていると言う。
 謝る樹季。
 城山は、自分が頼んでおいてなんなのだが、教育委員会の仕事をや
り過ぎなのではないか。S市教育委員会教育長・田川龍之介(角野卓
造)だって、もう充分感謝しているだろう。実は樹季には、もう一段
上の仕事を頼みたいのだ、と言う。
 樹季は、考えさせて欲しい、と言う。


 教育委員会へ出向く樹季。
 教育委員会ではみんな、桃花が載っている雑誌を見ている。
 桃花のプロフィールでは、好きな教科は体育、嫌いな科目は体育以
外すべて、となっている。

 桃花は1/5も出席していない。

 桃花を「かわいい」という小山和明(温水洋一)に、「きもい」と
声を揃える樹季と事務員・相原エリサ(大友みなみ)。
 小山は更に「個人授業したい」と言う。

 三浦圭吾(佐々木蔵之介)は絶対、『個人授業』をさせてはいけな
い!と声を荒げる。

 樹季は、今回の件は、道夫1人でやって。もう道夫1人で対処でき
るはずだし。樹季は法律事務所へ戻る。本業も忙しくなって、と言う。

 だが、田川が今回の件は是非、樹季に担当して欲しいと言う。

 樹季が出て行った後、田川は委員長室で、報告書を見る。
 それは、梅里西小学校5年 児童・三浦由香 保護者・藤ノ宮小学
校教諭・三浦圭吾 というもの。


 桃花の件で話し合う、祐美、校長、中川、樹季、道夫。
 桃花は毎日仕事が忙しく、学校へ言っている暇なんて無い。モデル
は桃花の夢。桃花の夢奪わないで、と言う。

 校長は、学校も今が大事なとき、と言う。
 でも祐美は、分数も『なんと美しい平安京』も、社会に出てから一
度も使ったことが無い、と言う。
 道夫が、『なんと美しい平城京』だと直す。

 「先生」と呼ばれる樹季。遅ればせながら樹季は、弁護士と名乗る。
 祐美は、確かに弁護士になりたいのなら、学校の勉強も必要かも知
れない。でも、今の世の中、勉強なんて出来なくても、生きていける
と言う。
 校長が、一般常識ぐらい無ければというが、祐美はそんなもの要ら
ないと、耳を貸さない。

 遂に中川は、桃花に個人授業をする。夜でも日曜でもいい。とにか
く少しの時間でもいいから、桃花に学校に来て欲しい、と言う。

 道夫は「やった!」という顔をしており、樹季がいくら、「まずい
でしょ」という意味でつついても、気付かない。


 教育委員会に、中川が個人授業をするということで決着したと報告
する樹季と道夫。

 三浦が、そんなのでは、解決になっていない。個人授業なんてした
ら、ほかの保護者からクレームが来るかも知れない。そうしたら、ど
うするのだ、と言う。そうしたらどうするのだ、と言う。
 樹季は、あくまでもこれは桃花に通常授業に出て貰うためのステッ
プに過ぎない、と言う。

 三浦は、樹季は法律事務所に戻ったらどうだ?自分の言うことに従
えないのであれば、教育委員会の仕事はしてくれなくていい、と言う。
 憮然とする樹季。


 校門を閉める中川。
 中川に声を掛ける三浦。
 中川は三浦に、由香ちゃんは元気かと問う。
 三浦は中川に『個人授業』は絶対させないと言う。
 中川は、今でもまだ自分を監視しているのか。あの時も、何もなか
ったのだと言う。

 三浦は、去っていく中川が由香の手を引いていく幻想を見た。由香
は嬉しそうに中川に着いていく.....
 三浦は、「由香、その男についていくな」と叫ぼうとして、それが
幻なことに気付く。


 樹季は加藤和臣(眞島秀和)とバーで飲みながら、城山と三浦に、
弁護士事務所の仕事に専念しろと言われたことを考えていた。
 加藤は、昔の樹季なら、考えさせてくれなんて言わなかっただろう。
立ち止まったら、トップの座は誰かに持って行かれるぞ、と言う。
 加藤はそういっている間にも仕事の電話を受け、忙しそうにしてい
る。
 樹季は、「潮時か.....」とつぶやく。


 三浦は公園に1人座って、四年前のことを、思い出していた。

 −−四年前。
 三浦は由香の登校拒否に悩んでいた。自分の娘さえ、学校に行かせ
られないのに、教師を続けられるか、と。
 同僚からは、教育委員会に事情を説明すれば、父親が担当になるこ
ともできるのでは、と言われる。

 三浦は電話を受けると、梅里小学校に怒鳴り込む。そして校長室で
中川と話をする。
 三浦は、中川が自宅で由香に個人授業をしたことを責める。
 中川は、由香が分数が苦手で、教えて欲しいと言ったと反論。
 学校で教えればいいじゃないか、と三浦。
 中川は、由香が学校では同級生に見られて恥ずかしいからと、中川
の自宅で授業を受けることを希望したと、反論。
 三浦は、相手は小学五年生だといい、中川は、まだ小学校五年生だ
と言う。そして、由香と直接話をさせて欲しい、と。
 三浦は、中川が怖くて登校できない由香を会わせるわけにいかない、
と言う。
 校長は中川に、とりあえず謝って欲しいと言う。
 中川は、謝ることなんて無い、と言う。
 三浦が警察に訴えてやると言うと、どうぞ、と中川。

 三浦は警察に相談するが、この手の犯罪は、現行犯か、確固たる証
拠をつかまないと、立件は難しいと、断られる。
 三浦は、絶対自分が証拠をつかんでやると言う。

 それから三浦は、中川の下校時を狙って、尾行する。

 ある日帰宅した三浦は、由香に会おうとするが、由香は部屋から出
てこない。妻は、三浦に、由香が三浦に会いたくないと言うのももっ
ともだと言う。三浦は、中川を尾行するのみならず、中川のクラスの
児童にまで、中川について聞いて回っていた。そのため、みんなに由
香が何をされたか知れ渡ってしまった。ますます由香は登校できなく
なってしまった、と言う。
 三浦は、中川の犯罪を絶対に暴き、この世には正義があることを示
すと言う。
 妻は、由香のことを一番に考えて欲しい。三浦は、何も分かってい
ないと責める。
 三浦はやっと、由香の転校手続きをすると言う。


 樹季は城山に、昇進の話を受けると返事をする。
 城山は喜び、樹季をシニアパートナーにし、コーポレート部門の責
任者にする。次回のシニアパートナー会議で発表すると言う。


 道夫は、バー“CAVERN”で荒れている。年号を覚えても、因
数分解ができても、光合成を知っていても、社会に出て、何の役にも
立っていない、と。
 マスター・時任昭雄(風見しんご)は、役には立たないが、教養が
ある人には、品があると言う。
 マスターの言葉に力を得て、立ち直る道夫。教育は、品性を磨くの
だ、と。

 三浦は、昼も食べずに、由香のことを考えていた。
 田川が三浦に、中川の件には、タッチするなと言ったはずだろう、
と言う。
 三浦は、中川の被害者を増やしてはいけない、と言う。
 田川は、三浦は教育委員として、中川の教員免許を剥奪することが
目的なのか。それとも児童を守ることが目的なのか、と問いただす。
 口をつぐむ三浦。


 アシスタント・園部愛理(堀まゆみ)が樹季に、教育委員会のアポ
と、企業法務のミーティングの時間がバッティングしていると言う。
 樹季は、企業法務のミーティングを優先し、教育委員会の方はキャ
ンセルすると言う。


 自宅にいた樹季の携帯に、道夫から電話。また、ステージママ(祐
美)が来るので、と。
 樹季は、その日なら行けると返事する。


 道夫が、やってきた樹季に、「お待ちしてました!」と声を掛ける
が、樹季は今日は1人で行って欲しい。今日は田川に話したいことが
あると言う。
 すると、田川も樹季に話があると言い、先に話してもいいかと聞く。
 樹季の許可を得て、話し始める田川。田川の手元には、『MP報告
書』と書かれたバインダー。

 4年前、三浦は職員室の中川の机を勝手に開け、DVDを取り出す
と、中を見た。そこには、様々な由香の写真。

 やってきた中川に三浦は、「お前を殺してやりたい」と言う。
 「教育者の言葉とは思えませんね」と中川。そしてその写真は、由
香の希望で撮ったという。
 三浦は、中川を殺す価値もない。警察に証拠として、届けてやる、
と言う。

 三浦の前に、中川の代理人の弁護士が現れ、それではわいせつの証
拠にもならない。その写真は水泳大会や運動会のものだし、ほかの
DVDには、ほかの児童の写真もふんだんに撮られている。写真は中
川の趣味。警察にも行って、この程度では罪に問えないことを確かめ
てきた、と言う。
 そして三浦のような親を、『モンスター・ペアレント』と呼ぶんだ
よ、と言う。

 当時現場にいた田川は、三浦の件について調査した。確かに怪しい
点もあったが、この事件は途中で終わってしまった。中川の父親は文
科省の役人で、後ろから手を回されたのだ。
 この事件があって、三浦は教育委員会へ移った。

 由香は今は中学生だが、三浦は一度も由香の制服姿を見ていない。
 あの事件の後、三浦の妻は由香を連れて実家へ帰ってしまい、それ
以来、一度も妻は三浦を由香に会わせていない。

 今や三浦は復讐の鬼になっている。三浦を止めてくれ、と樹季に頼
む。
 そして、今度は、樹季の話を聞く、と言う。

 樹季は、自分の話は今度でいいと、田川の部屋を辞す。

 樹季は、道夫の行方を聞く。
 祐美と対決しに言ったと聞くと、樹季は追いかける。道夫1人に任
せておいては、心許ないからね、と。

 道夫は祐美に、学校は勉強するためだけの場所ではなく、品格を磨
く場でもあると言う。
 祐美は、それは桃花に品格が無いと言いたいの?と突っかかる。

 そこに樹季がやってくる。
 祐美は桃花に仕事があるのは、むしろ桃花に品があるからでしょ、
と言う。

 樹季は祐美に、桃花の仕事を自粛する必要は無い、と言う。
 驚く祐美に樹季は、仕事と同じくらい、宿題も頑張ってください、
と言う。
 そんな時間無いという祐美に、忙しい桃花が宿題も完璧にこなした
ら、益々友達の尊敬を集められるだろう。桃花は選ばれた子なのだか
ら、それだからこそ、頑張らなくては、と言う。

 中川が、自分もできるだけのことをする、と言う。
 樹季は、中川に個人授業はさせない、と言う。1人だけ特別扱いし
たら、まわりからどう思われるか、と。

 ただでさえ勉強の遅れている桃花に、どうやって宿題をさせるとい
うのだ、と祐美。
 樹季は、宿題は、祐美が見てあげてください、と言う。祐美にも両
親に宿題を見て貰ったことがあるだろう。その時、両親も必死に、一
緒に考えたはずだ、と。
 納得する祐美。

 教育委員会に戻った樹季は田川に、桃花に宿題をさせる件を納得さ
せ、かつ中川にも個人授業を行わせないようにした、と報告。

 樹季は、三浦に娘がいることを初めて知った、と言う。
 言う必要はないからな、と三浦。
 樹季は、由香の事件を聞いたという。
 三浦は樹季に、中川の個人授業を止めてくれてありがとうと、礼を
言う。
 樹季は、今の三浦のお礼の言葉を録音しておけば良かったという。
 三浦は、教育委員会に樹季がいてくれてよかった、と言う。


 いよいよシニア・パートナー会議。
 その直前、道夫が電話してくる。結局中川が桃花の個人授業をする
ことになった。中川から祐美に、宿題を教えるのは大変でしょうと、
提案したというのだ。
 このことを三浦は知っているのかと問う樹季。
 このことを知ると、何も言わずに三浦は飛び出していった、と答え
る道夫。
 個人授業はいつから?と樹季が問うと、もうそろそろ始まります、
と道夫。
 樹季は、会議が終わったら、また連絡すると言ってね電話を切る。

 会議室で、末席に座って、城山を待つ樹季。


 三浦は、梅里西小の校門を開け、校庭を歩いていく。


 城山が会議室に入ってきて、見渡すが、樹季の姿が無い。


 梅里西小の校庭を歩く三浦を、樹季が呼び止める。この件で三浦が
行っても、いいことはない。自分に任せるように。わたしも、教育委
員会の人間よ、と。

 だが三浦は、自分は由香の父親だ、と樹季の制止を振り切り、教室
へと向かう。

 教室では、中川が桃花に授業をしていた。そして先生が、写真が趣
味なのを知っているだろう。今度、先生のうちで写真を撮らせてくれ。
前に写真を撮らせてくれた女の子もいたのだが、桃花に比べると、全
然かわいくなかった、と言って、桃花の頭をなでる。

 そこまで廊下で聞いていた三浦は、教室に飛び込むと、中川の胸ぐ
らをつかみ、顔面を殴る。
 中川は口が切れて、血が出てしまった。これで三浦は終わりだ、と
言う。

 樹季が必死に止めても、三浦は中川を殴り続ける。樹季は桃花をそ
っと帰宅させる。

 遂に中川は救急車で運ばれ、三浦は逮捕される。
 三浦を見送る樹季。


寸  評  こんなとんでもない展開になるとは予想していませんでした。
 確かに、三浦に由香という名の娘がいて、どうも離婚して娘と別れ
たようだ、というのは、今までチラッ、チラッと出た映像で予想でき
ましたが、由香がそんな被害に遭っていたとは。って、具体的にどの
ような被害かは具体的には描かれておらず、想像するだけですが。

 『太陽と海の教室』も、最初、スカッと明るい夏ドラマかと思った
ら、ドンドン深刻になってしまって。
 フジテレビは、このところ、軽いと見せかけて、実は深刻な展開に
する、という展開に凝っているのでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 地球温暖化と言われますが、この地球が壊れていくのは、一直線に気温の高
い日ばかりになるわけではない、ということなのでしょうか?

 いつぞやの年は、夏が猛暑にもかかわらず、冬の気温は低かった。

 それが短期日のうちに発生すると、ここ何日かのように、30度近くの日の
すぐ後に、薄手のコートを羽織っても暑くないほどの涼しい?−−いや肌寒い
日がやってくるとは。

 鴨長明は、家は夏を旨とすべしと書きましたが、今や、夏もクーラーがなけ
れば死者が出るような猛暑だし、冬も凍死しそうな寒さ。自然の風で過ごせる
今の季節を楽しみたいと思います。

 そういえば友人が、先週だか先々週の週末、横浜関内の横浜球場近くで、イ
ノセント・ラブの成宮と北川のロケを見たそうです。堀北真希はいなかったそ
うな。
 出演者もカフェを出入りしていたエキストラも、冬の恰好をしていたそうで
す。
 そのロケを見ていたら、ちょうど野球の試合が終わる頃になってしまって、
空いているうちに電車に乗るつもりが、すごい混雑に巻き込まれてしまったそ
うです。

 さて、どこに出てくるのでしょう、このロケは。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
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ID  :draken
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