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タイトル:Daily Drama Express 2008/08/05 モンスター・ペアレント (6)  2008/09/10


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/08/05 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル モンスターペアレント
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 高村樹季(米倉涼子)
 望月道夫(平岡祐太)
 三浦圭吾(佐々木蔵之介)
 小山和明(温水洋一)
 城山幸太郎(草刈正雄)
 田川龍之介(角野卓造)
脚  本 荒井修子
主題歌   『』

あらすじ  第六回 先生の顔を整形しろ

 教室の後ろの壁に、児童の修治の作品を貼っている、若い教師・武
藤春樹(高橋光臣)。

 そこに実咲の父親・松永修一(相島一之)がやってきて、娘を誘惑
している。このロリコン教師!と春樹の胸ぐらをつかむ。

 松永の相談に乗る高村樹季(米倉涼子)と望月道夫(平岡祐太)。
 松永は証拠として、実咲のノートに春樹が『大好きだよ!(^ロ^) 
ムトピー』と書いていると示す。

 同席していた校長は、前のページからつなげて読むと、努力する子
は大好きだと書いてあるだけ、と言う。

 松永は、そんなのは春樹の詭弁だ。春樹が実咲にそんな気を起こす
から、今度は実咲まで春樹を好きになってしまったようだ、と更に文
句を言う。なぜなら、春樹はいわゆるイケメン−−チャラチャラした
ホストのような顔で女子児童や母親を誘惑している、と。

 樹季は、そんな理由では担任を変えられないと言う。

 すると松永は、春樹に整形させろと言う。
 道夫が、顔を悪くしろということですか!?と驚くと、松永はそれ
なら覆面でもいいと言う。
 道夫は、それでは却って子供達の気が散るのでは、と言う。

 松永が出て行くと、校長は樹季たちに、松永の親ばかぶりを話す。
 ふれあい遠足の時は、山は蛇や虫がいるし、かぶれるかもしれない。
海は皮膚に悪いと文句をつけ、結局工場見学になってしまった。更に
実咲が車酔いをするので、バスもダメだと言ってきた、と言う。
 自然とふれあっていないじゃないか、と道夫。

 更に校長が見せた児童達の写真の後ろには、松永がストーカーのよ
うに写っている。工場見学についてきてしまったのだ。

 春樹は階段から飛び降り、倒れてしまった男児を助け起こし、危な
いので、もう二度と階段から飛び降りてはいけない、と諭す。

 その様子を見ていた樹季と道夫。
 二人に気付いた春樹は誰何する。

 二人が名乗ると、春樹は樹季たちにも親切で、人当たりもいい。
 樹季は、確かに春樹はイケメンだという。


 教育委員会で検討する。
 三浦圭吾(佐々木蔵之介)は先生がイケメンということ以外の問題
があるのでは?と言う。

 少なくとも、ここには春樹ほどのイケメンはいないということで、
初めて樹季と事務員の相原エリサ(大友みなみ)の意見が一致する。


 法律事務所では、明日から樹季はOFFで、後のことを加藤和臣
(眞島秀和)に引き継ぐ。みんなまるで樹季がいなくなってしまうみ
たいだと言う。
 それだけ、樹季が仕事人間だということだ、と所長の城山幸太郎
(草刈正雄)。うちのモットーは、よく働き、よく休めだ、と言う。
 休みの予定を聞かれた樹季は、旅行も考えたけれども、今回は陶芸
に打ち込んでみようと思っている、と言う。

 道夫にまた、松永の件で呼び出される樹季。
 明日からOFFだという樹季に、今日はまだOFFじゃないでしょ
と、粘る道夫。
 それでも断る樹季に、春樹も頼んでいると道夫。
 引き受ける樹季。

 松永は、実咲が友人3人と友達だけで遊園地へ行く計画を立ててい
る。何で学校が把握していないのだと文句を言う。そして、付きそう
教師が必要だと言う。

 仕方ないと付き添おうとする春樹を、不適切教師だからと断る松永。
 教頭は、教え子の仲人なので、付き添えないと断る。

 松永自身が付き添うべきでは?と言うと、接待ゴルフ。営業上、ど
うしても止められないと言う。
 奥さんは?と問われると、実家の父親が身体をこわしているため、
里帰りしていると松永。ほかの女児の母親に話をしても、子供達だけ
で大丈夫、と相手にして貰えなかった。
 道夫は、司法試験に向けてのセミナーがあり、付き添えない。

 結局明日からOFFの樹季が付き添うことになってしまう。

 樹季が教育委員会に戻ると、三浦が電話で、「まじめで責任感の強
い女性ですよ」と答えている。なんと、松永が樹季について、どんな
人物か電話してきたのだ。
 松永からの問い合わせは、小山和明(温水洋一)も受けていて、服
装は派手だが、根はきちんとしていると、答えておいたという。
 樹季は、松永に信用されていなかった。


 松永は、実咲にお弁当を作り、樹季に『引率の手引き』を渡すよう
言う。そして何かあったら、松永の携帯に電話するよう言う。

 樹季が、市立くぬぎ小学校の校門前へ行くと、もうすでに4人の女
児は揃っていた。実咲以外の子供達は、自分たちだけで楽しみたかっ
たのに、と言う。
 実咲は礼儀正しく挨拶し、『引率の手引き』を樹季に渡す。
 パラパラと中を見て、面倒そうに四人を引率する樹季。

 お昼になり、樹季が買ってきた食べ物を出すと、実咲がおにぎりを
食べるかと、樹季に渡す。
 松永が作ったのか聞くと、実咲は母親がいないから、松永が張り切
ったのだと言う。
 お母さんはおじいさんの看病なんでしょ、と聞くと、実咲はそうい
う説明をしていたのね、と言う。そして母親と一緒に歩く子供達をう
らやましそうに見る。

 帰宅した樹季は、疲れのあまり、そのままソファーに倒れ込む。


 翌日樹季は、自宅で購入した陶芸セットを広げ、粘土をこねていた。
 そこにまた、松永の件で電話がかかってくる。

 仕方なく、くぬぎ小学校へ出向く樹季。
 松永は新聞で、小学校に全裸の男が乱入したとの記事を読んだ。く
ぬぎ小学校の警備はどうなっているのだ、と問う。
 校長は、登下校時、地域のお年寄りに、児童に対して声かけ運動を
して貰っている、と答える。
 松永は、そのお年寄り達は100m何秒で走れるのか、と問う。不
審者が子供達を傷つけたとき、追いかけて捕まえられるのか?と。
 そんなのでは足らないので、校門には24時間警備員を配置し、監
視カメラをつけて、安全を確保しろ、と松永。

 校長が、なにぶんにも、学校には予算があると言うと、松永は、下
校時、児童1人1人を先生が自宅まで送り届けるよう言う。

 それほどの余力は無いと断ると松永は、男児はどうでもいいので、
女児だけでも、と言う。
 女児だけでも6学年では、150人もいると断ると、松永は、クラ
スでも特にかわいい子に絞れば、30人ぐらいのものだろう、と言う。
 それでも、と校長が難色を示すと、それなら実咲だけでいい。松永
が迎えに来られないときは、春樹でもいいので送るよう言う。

 それと、休み時間も児童から目を離すな、と松永。
 春樹がそれでは授業の準備が出来ないと言うと、松永は、児童の安
全を守るのが学校の義務だろう、と言う。


 教育委員会に戻り、学校の安全について検討する。
 樹季が子供達にGPS携帯を持たせている学校もあるようだがと言
うと、予算のある学校はそういうこともできるが、予算が無いところ
は、どこも苦慮していると言う。S市ではむしろ学校に携帯を持って
こないよう指示していると言う。

 小山が机の上から沢山の防犯ブザーを取り出してみせる。メーカー
が試供品を置いていったのだ。
 防犯ブザーは確かに効果はあるが、低学年の児童は危険が無くても
ならして遊んでしまい、近所からうるさいと苦情が来る。よくランド
セルにつけておくが、男児はランドセルを放り投げることが多く、壊
れる、と小山。
 小山は、樹季もどうぞと一つ渡す。


 昼食を食べながらニュースを見ていた松永は、慌ててくぬぎ小学校
に電話する。抱きつき魔が出たが、大丈夫か、と。
 春樹が、実咲は給食当番を元気にやっていたと言うと、何分前に見
たのか?と問う。
 10分くらい前田と春樹が答えると、その間に何かあったらどうい
るのだ、と怒鳴る松永。
 あの事件は九州で、ここまでは来ないと春樹が言っても、似たよう
な事件が起きたらどうするのだ、と春樹に実咲を見に行かせる松永。

 電話を待っている間、松永は、メイドカフェの女の子にティッシュ
を渡され、慌てて断る。
 次は、男子高校生に声を掛けられ、楽しそうにじゃれている女子高
生を見る。

 春樹は、実咲は教室で友達とおしゃべりをしていたと松永に電話す
る。
 松永は、どんな友達だと問う。
 普通の友達ですよと答える春樹に、心配だから実咲を電話に出して
くれ、と言う。

 実咲は男児から、また父親が学校に文句言ってきているんだ、とか
らかわれている。


 樹季がろくろを回していると、また携帯が鳴る。
 仕方なく出ると、道夫。また松永がどうしても樹季に会わせろと言
っていると言う。


 バー“CAVERN”で飲む小山と道夫。
 松永は、樹季だけに相談したいと二人だけで会っていた。
 マスター・時任昭雄(風見しんご)は、きついことを言わなければ、
樹季は美人だし、よからぬことが起きるのでは?と心配する。

 エリサは、いざとなったら樹季は防犯ブザーを持っているから。安
心と言う。

 松永は、まだ妻は実家だが、今実咲は、友達のバースデー・パーテ
ィーに行っていて、8時に迎えに行くことになっている。今は父親業
は休み、と言う。
 松永は、昨日実咲とやり合ってしまった。高校生になったらピアス
の穴を開けたいと言い出したので、反対してしまった。街を歩いてい
る女子高生を見ていても気にならなかったが、こと娘のこととなると、
ダメだ。実咲にとって自分はウザイ父親か?と聞く。
 樹季が、「さあ」と言うと、30を過ぎたと言っても、樹季も娘だ
ったのだから、どう思うか、率直な意見を聞きたいと言う。

 ちょっとウザイかも、と遂に言う樹季。
 松永は昨日から実咲と一言も口を利いていない。話し相手はメダカ
だけだが、メダカでは何も答えてくれない、と言う。


 学校に松永から怒鳴り声での電話がかかってくる。実咲がまだ帰っ
てきていない、と言う。
 電話に出た春樹は、もう1時間以上も前に実咲は学校を出たという。
 松永は実咲に、家に着いたらすぐ松永の携帯に電話してくるように
言ってある。でも今日は連絡が無いので、家に戻ってみたら、実咲が
いない、と言う。

 やっと器を一つ作り上げた樹季。
 仕方なく鳴り続けていた携帯に出ると、また道夫。実咲が帰ってこ
ないと、松永が学校に怒鳴り込んできて、大変な騒ぎだ、と言う。

 樹季と道夫がくぬぎ小学校に到着したときも、まだ実咲の消息はつ
かめていなかった。

 松永は、こんな時間になっても実咲が見つからないなんて、事件か
事故に決まっているじゃないか、と怒鳴り、春樹にこうなったのは、
お前のせいだ。あんなに実咲を家まで責任を持って送り届けてくれと
頼んだのに、と言う。
 頭を下げて謝る春樹。

 みんなで手分けして探すが、7時を過ぎても、実咲は見つからない。
 S市教育委員会教育長・田川龍之介(角野卓造)も三浦も、教育委
員会で待っている。

 実咲を探していた松永は、『痴漢に注意』のビラを見て、血相を変
える。

 すでに10時を過ぎた。道夫はもっと松永の言葉に耳を傾けるべき
だったのでは、と反省するが、樹季は別のことを考えているようだ。
道夫に、悪いことばかり考えず、前を見るよう言う。

 樹季は以前、実咲が、松永は妻は義父の体調が悪くて里帰りしてい
ると言ったんだ、と醒めた声で言っていたことを思い出す。

 学校に戻って、道夫が電話すると、実咲はいた。母方の実家に。

 松永は妻の所だけには行っていないと思っていたのに、と言う。些
細なことでやり合い、妻は実家へ戻ってしまった。自分を捨てた母親
でも、やはり会いたいのか。父親なんて無力だな。これから実咲と、
そして妻を迎えに行く、と言う。

 樹季は、実咲を叱らないで欲しい、と頼む。実咲は松永のことも考
えているはず。樹季も『娘』だから、実咲の気持ちがわかる、と。

 田川が三浦に、一緒にささやかな祝杯をあげますか?と誘うと、ま
だやることがあるから、と断る三浦。

 樹季に礼を言う春樹

 三浦は自席で、娘・ゆかの描いた自分の絵を見る。

 疲れ果てて帰宅した樹季。家には、作成したお茶碗が一つ。

 法律事務所の仕事に復帰する樹季。加藤に、リフレッシュできたか
聞かれ、できたと答える樹季。
 樹季のオフィスには、『2008年夏』と書かれたプレートと共に、
あのお茶碗が飾ってある。


寸  評  モンスターというより、松永に振り回された回、という感じです
ね。母親だと、松永のようなタイプ、それなりにいそうなのですが、
父親となると、ウザイというか、キモイというか。
 昔だったら、松永のような要求をする保護者に対して学校は、特定
のお子さんだけ贔屓することはできませんから、と即座に断るはずな
のに、今の学校はこんなに、保護者に対して、低姿勢なんですかね。
 因みに高校生の時、親が学校に文句を言ったら、全然関係ないはず
の学校で一番怖い−−今の言葉で言えばウザイ倫理の教師から呼び出
され、文句をいわれました。今だったら、親の文句に対して、生徒に
意趣返しなんて、筋違いだと文句を言ったのですが、まだ、純情だっ
た高校生の頃は言い返せなくて。。。悔しい思いをしました。しかも、
文句を言われた教師はその倫理の教師の子分だったので、親分に泣き
ついたらしいんですよね。

 松永は、細かい、心配性の性格のため、妻に出て行かれ、その事実
を認めたくない。実咲を心配する真意は、妻に取られたくない、とい
うところでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 夏ドラマ、北京オリンピックで放送されない週があるかと思ったのですが、
ごく一部だけで、ほかは毎週やっていましたね。そのせいかどうか、9月にな
って早々、最終回を迎えるドラマが、多かったですね。特に特番をやりたかっ
たのか、テレビ朝日で。
 最近、連ドラが10回を超えると、長いなと感じるようになりました。

 そういえば、『相棒』で、秋から始まるシリーズで亀山刑事がいなくなると
か!?
 『相棒』と『金八先生』あと見ないのですが、『渡鬼』は、半年続けること
が多いですね。半年、だれずに続けるのは今の忙しい世の中、結構大変なので
は、と思います。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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