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タイトル:Daily Drama Express 2008/07/27 Tomorrow (4)  2008/09/05


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/07/27 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル Tomorro
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 森山航平(竹野内豊)
 田中愛子(菅野美穂)
 遠藤紗綾(緒川たまき)
 田中七海(黒川智花)
 蓮見洋治(陣内孝則)
 仙道郁夫(岸部一徳)
脚  本 篠崎絵里子
主題歌   『』

あらすじ  第四回 加害者と被害者−−人生最後の病院

 朝、事務長・仙道郁夫(岸部一徳)に挨拶されても、気付かない森
山航平(竹野内豊)。
 どうしたのか問われ、やっと気付くと、「回診へ言ってきます」と、
報告書を机の引き出しにしまう航平。

 田中愛子(菅野美穂)と回診に回るが、愛子に対して、ぎこちない
航平。

 回診に行った先の病室では、老女達が夕べ遠藤紗綾(緒川たまき)
に、今週中に退院しろと言われたという。制度が変わって、長期入院
はお金にならないからって、と。
 でも河原のぶ子 (佐々木すみ江)は、絶対退院しないと宣言。

 ミーティングで紗綾は、この病院には、『社会的入院患者』が多す
ぎるので、この人達は、今週中に全員退院させるよう命じる。
 社会的入院患者−−独り暮らしなどで、退院した後の生活のめどが
立たないため、病院を住処代わりにしている患者。

 副市長の蓮見洋治(陣内孝則)が、入院させておけば、お金が入っ
てくるのでは?と言うが、紗綾はそんなチマチマしたお金を稼いでも、
30億円の借金は無くならない、と言う。

 愛子は、紗綾に文句を言う。
 紗綾は、家で面倒を見られないなら、老人ホームに入れればいいと
言う。
 愛子が、老人ホームに入れるお金のない家庭はどういるのかと問う
と、我慢するしかないわ、と紗綾。もしお金があるのなら、最高の老
人ホームに入れる、と付け加える。

 愛子が、紗綾の話を聞いていると、死んだ人も生き返りそうですね
と嫌みを言うと、紗綾はちょっと考え、「そうかもね」と返事をする。

 航平が紗綾に、のぶ子の大腿部骨折については、杖をついて歩ける
状態だが、心臓にちょっと問題が、と言うが、紗綾は、骨折は杖をつ
いて歩けるようになったら、退院させる。心臓については、また別に
診断するようにと言う。

 紗綾は、それよりも航平は医療ミスを背負って医者としてやってい
くと言っていたが、自分が死なせた患者の娘と同じ職場で働けるの?
迷っているなら、辞めなさい、と冷たく言う。

 師長の原田和子(エド・はるみ)は、長期入院は、患者にとっても
いいこととはいえない、と言う。帰るところの無い人はどうするんで
すか!?と文句を言う愛子に和子は、愛子はもっと患者との距離を置
くよう言う。

 看護師・加藤圭太 (永田彬) が見ていると、マコト (沢木ルカ) は、
階段からまるで飛び降りるように落ちる。

 診察した航平は、腕の打撲と足首のねんざだけ。念のため、頭部
CTを撮っておくことにすると言う。

 圭太は航平に、マコトは自ら飛び降りたように見えた、と報告。
 愛子が、マコトはまとまと母1人、子1人の家庭だったが、その母
親が、マコトが入院中に蒸発。帰る場所が無いのだ。マコトはぜんそ
くで入院していたのだが、そのぜんそくも良くなってきたので、退院
させられることを怖れ、怪我をすればこのまま入院していられるので
はないかと考えたらしい。
 でも、このまま入院していることも、マコトにとっていいことでは
ない。第一学校のこともある。

 絶対退院しないと宣言していたのぶ子が、退院すると言う。出て行
けとしか言わない病院になんて、もう居たくない、と。

 紗綾に文句を言おうとする愛子を、和子は止める。

 愛子や航平たちは、退院していくのぶ子に花束を渡し、見送る。
 愛子はのぶ子に、もう入院中のように憎まれ口をきかず、隣近所の
人たちに愛されるおばあさんにならないといけませんよ、と言う。
 航平は、これからも週二回のリハビリには、必ず来てくださいね、
と言う。


 セレブ病院の病室で、生命維持装置につながれた老女を見ている紗
綾。
 そこに院長がやってきて、紗綾に医者同士だから、率直なことを言
う。もうお母さんは助からないと。
 紗綾は、母親のことは自分に任せておいて欲しい、と言う。

 航平が病室を訪ねると、嬉しそうに話しかける田中七海(黒川智花)
。そして自分が弁護士になろうと思ったのは、8年前、母親が大学病
院で医療ミスで亡くなっており、母親を死なせた医者を訴えたいから
だ、と言う。

 七海の顔も、七海が手に持っていた、在りし日の母娘3人の写真も
まともに見られない航平。

 七海は、愛子はその時、病院を訴えようとした。でもその時、愛子
はその大学病院系列の病院への就職が決まっていたため、訴えると就
職取り消しになると思って諦めた。七海を育てるために。だから七海
はいつか弁護士になって、その医者を訴えたい、と言う。

 その話を廊下で聞いていた愛子。
 病室から出てきた航平に、七海があんなことを考えているなんて知
らなかった。医者なんて、訴えても無駄なのに。あいつらは絶対本当
のことは言わない、と愛子。

 航平は、あの時のことを思い出す。
 教授は航平に、遺族が訴えないように手は打った、という。
 航平は、あれは医療ミスだと言うが、教授は、大学に泥を塗る気
か!?と航平を止めた。

 愛子の話しに、気のない航平。愛子は自分を避けているのか聞くが、
航平はそんなことは無い、と言う。

 海辺に原付を止めて、海を眺めている航平。

 夕陽に照らされて原付で走っていると、自販機で飲み物を買おうと
して小銭が足らず、諦めてまた歩き出すのぶ子を見つけた。
 遅いですね、と声を掛けると、久しぶりの街を堪能していたとのぶ
子。でも、航平の見ている前で、少し苦しそうにするので、航平が病
院に戻りましょうと言うと、もうあんなところに戻りたくないと断る
のぶ子。


 病院の廊下につくねんと座っているマコト。
 愛子は、マコトが退院させられることは無いから、安心するよう言
う。
 マコトは、自分のせいでのぶ子は退院させられてしまった。のぶ子
が紗綾に、自分が退院するので、マコトを退院させないで欲しいと頼
んでくれたことを聞いてしまった、と言う。


 のぶ子の脈を診る航平。
 のぶ子は航平が撮った写真を見る。風景写真ばかりだ、と言う。

 家族は?と聞かれた航平は、父親の転勤の関係で、イギリスにいる
と答える。
 のぶ子は、航平は東京の医者だったのに、何でこんな田舎に−−何
かやらかしたのかい?と聞く。
 黙ってしまった航平に、「図星かい」とのぶ子。

 航平は1年ぐらいバイクで全国を回っていた。それが丁度この町で
壊れ、直すのに2週間ぐらいかかると言われた。そして気付いたら一
年もいた。でも、自分はここにいてはいけない人間だ、と言う。

 のぶ子は、どこで生きるのかではなく、どう生きるのかだ。のぶ子
は子供が出来なくて、ずいぶんイヤな思いもした。そんな時、死んだ
亭主が、とりあえず朝日を見るよう言った。なぜか朝日を見ると、生
きる気力が湧いてくる、と言う。

 愛子が航平に電話する。航平は、のぶ子は1時間ぐらい前に自分の
家を出て行ったと言う。
 愛子は、のぶ子は家賃を滞納して、解約されていた。残っているも
のも適当に処分してくれと言っていた、と言う。

 航平がアパートへ行くと、確かに解約されていた。

 航平は自宅でのぶ子が、ずっと灯台の写真を見ていた。だから灯台
を探してみる、と言う。

 ナースステーションで愛子は商店街の会長にも捜索協力依頼の電話
をする。

 そこに紗綾が来て、何を騒いでいるの?と問う。
 愛子が、のぶ子には帰る家が無いというと、紗綾はもう退院した患
者のことに、病院は関係ない。それにどこかに引っ越しているかも知
れない、と言う。
 愛子は、家賃も払えないほどお金の無いのぶ子が、新しい部屋を借
りられるわけがない。のぶ子は、マコトの身代わりに退院したのだ、
と言う。
 紗綾は、そんな約束はしていない、と言う。

 航平は雨の中、灯台近辺をのぶ子を探して回る。

 愛子は和子に、どうして和子がのぶ子のことを心配しないのだ。和
子だったら、親身になってくれると思ったのに、と言う。
 和子は愛子に、落ち着くよう言うが、愛子はもう勤務時間は終わっ
てますよね、と言うと、着替えて飛び出していく。

 航平は、愛子に帰るように言うが、愛子はのぶ子もこの雨の中、濡
れているはずだから、自分も探す。あの時、どうして母親を死なせた
医者を訴えなかったのかと、後悔している。たとえ相手が大学病院だ
ったとしても、訴えるべきだった。だからもう後悔したくない、と言
う。

 航平は愛子と一緒にのぶ子を探す。

 どこを探してものぶ子は見つからない。
 いったん、航平の部屋に戻る、航平と愛子。
 仙道に電話すると、のぶ子は、ダンナさんの大助さんが亡くなって
からは、本当の独り身。大助はいい漁師だった、と言う。

 航平と愛子が漁船を探すと、その中の一艘の上に、『大助』と染め
られた旗が掛けられており、めくるとのぶ子に送った花束が供えられ
ていた。
 雨は上がっていて、埠頭を見ると、1人のぶ子が立っている。

 航平は、あの写真にのぶ子は灯台や朝日を見ていたのではなく、一
緒に写っていた大助丸を見ていたんですね、と言う。

 のぶ子は二人に来るなと言い、去年亭主と一緒に死んでいればよか
った、と言う。
 航平はその言葉を大助が聞いたら、悲しむだろうと言う。
 のぶ子は、自分が死んでも悲しむ人なんて誰もいない、と言う。

 航平は、自分の部屋に来たとき、のぶ子はすでにここに来ることを
決めていたのだろう。それなのに、あの時、航平を元気づけてくれた
−−人はどこかで生きるかではなく、どう生きるかだ−−と。

 そうやって人は知らず知らずのうちに、人のためになっている。だ
から航平としては、どうしても生きていて欲しい、と言う。
 のぶ子は、1人で生きていくなんて、怖い、と言う。

 航平は、つらくなったら自分のところへ来て欲しいと言う。トラン
プをしたくなったら、付き合う。航平も頑張るから、のぶ子も頑張っ
て欲しい。逃げずに頑張れと言ってくれたのは、のぶ子。一緒に頑張
りましょう、とのぶ子の手を包む航平。
 のぶ子は泣き崩れる。


 のぶ子の新しい部屋に案内する、航平と愛子。家具は商店街の人た
ちが寄付してくれた。座卓には、あの写真−−航平からのプレゼント。
 のぶ子は、「余計なことをして」と憎まれ口を叩いたが、すぐに
「ありがとう」と泣き崩れる。

 愛子は和子に、のぶ子の部屋が決まったことを報告し、「余計なこ
とをして済みません」と謝る。
 やってきた仙道に、部屋を見つけてくれたことの礼を言う愛子。

 自分じゃないよ、と笑う仙道。−−真相は、和子が動いたのだ。家
賃安くしろ、敷金連金負けろと、不動産屋を脅した。

 ナースステーションに現れる航平。

 愛子と二人、屋上へ上がる。
 航平の話を聞く前に、のぶ子の件の礼を言う愛子。
 航平は、愛子のおかげだといい、愛子の逃げない姿勢に勇気づけら
れた。本当は黙ってこの町を出て行こうとしたけど、なぜもう一度医
者になろうとしたのか思い出した。愛子は8年前のことを後悔したく
ないと言った。
 8年前、慶明大学で愛子の母親・田中好美(永島暎子)を死なせた
医者は、自分だと告白する航平。
 「うそでしょ」と呆然とする愛子。

 そこに、のぶ子が担ぎ込まれたと知らせが来る。買い物に出ようと
して、玄関先で倒れていたところが見つかったのだ。心停止してから
すでに30分。
 懸命に心臓マッサージをしていた紗綾が、心拍が戻らないので諦め
る。
 でも、航平が代わりに心臓マッサージを続ける。でも、紗綾に諦め
なさいとのぶ子の身体から引きはがされる。

 廊下にうずくまる航平。

 淡々と、のぶ子につけられた計器の端子を外していく愛子。


寸  評  遂に航平は告白してしまったのですね。愛子は航平に対して好意
を持っているようですが、この告白をどう受け止めるのでしょうか。
長年探し求めていた敵が目の前に現れた。
 また、この事件を契機に法学部に進んだ七海は、どう航平の告白を
受け止めるのでしょうか。

 航平がこの町に来たのは、たった一年前だったんですね。街にとけ
込んでいたので、医療ミスを犯してすぐ、この町に来たのかと思って
いました。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 10月のドラマで『サラリーマン金太郎』をやりますね。TBSで、3シー
ズンぐらい放送したと思います。それをなぜ今更テレビ朝日で、と思いますね。
役者も一回り格下のように思えますし。そんなに魅力的なストーリーなんです
かね!?

 それと、原作・筒井康隆『七瀬ふたたび』のドラマがあるらしいのです。こ
れって、もう一つの原作と併せて、『富豪刑事』のドラマになりませんでした
っけ?

 どうして、こんなにリメイクものが多いのでしょうか!?

 最近放送が始まる暫く前から、ポロポロと情報が出てきて、どこまでが本当
か、どこまでが噂か、よく分からなくなっています。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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