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タイトル:Daily Drama Express 2008/07/13 Tomorrow (2)  2008/08/07


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/07/13 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル Tomorro
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 森山航平(竹野内豊)
 田中愛子(菅野美穂)
 遠藤紗綾(緒川たまき)
 田中七海(黒川智花)
 蓮見洋治(陣内孝則)
 仙道郁夫(岸部一徳)
脚  本 篠崎絵里子
主題歌   『』

あらすじ  第二回 命を金で買うとき

 森山航平(竹野内豊)の先日の活躍は、すでに皆の知るところとな
っていた。
 航平は副市長・蓮見洋治(陣内孝則)に、市民病院再建プロジェク
トから外して欲しいと頼むが、蓮見は航平にもう窓口対応はいいから、
これから市民病院へ行って、紗綾の指示に従うよう言う。もし市民病
院を再建できなければ、市自体が共倒れになる、と言って。


 田中七海(黒川智花)が西山室市に戻ってきた。コロッケを買うと、
おまけしてくれる。


 航平はスクーターで市民病院へ向かっていたが、スクーターの調子
が悪く、仕方なく降りて引く。

 その時、コロッケを手に嬉しそうに歩いている七海の所に、中華料
理屋の出前の自転車が近づいてきていた。
 思わず航平は飛び出す。


 仙道郁夫(岸部一徳)は机を片付けている。
 院長の柿沼高太郎(志賀廣太郎)は遠藤紗綾(緒川たまき)に、ガ
ツンと言ってやりたいと言っていたが、いざ紗綾がやってくると、何
も言えない。

 仙道は紗綾に、椅子が少し低いので、座布団をしくと楽ですよと差
し出すが、紗綾は断る。


 愛子は処置室に急ぐ。
 そこでは航平が外科医・藪内二郎(六角慎司)に、打撲の湿布を貼
って貰っていた。
 藪内は航平に、帝王切開ぐらい自分も出来る。いい気になるなと、
負け惜しみを言う。

 七海は、航平が身を挺して守ってくれたので、自分は無事だという。

 でも、そう言った直後、七海は頭を押さえてふらついた。

 ロビーで騒ぎが起こっている。みんなで駆けつけると、患者達が小
児科その他の診療科の閉鎖に抗議している。
 紗綾が、貼り紙に書いてある通り、該当の科に通院している患者に
は、転院して貰う、と言う。
 それでも、税金で運営している癖にと文句を言う患者達に紗綾は、
税金でまかなえるほど医療は安くありません、と言う。

 今度は窓口で男・佐藤 (田中要次)がごねている。会計係は、保険
証を持っていない場合は、全額負担という決まりになっていますと言
うと、佐藤はバカ高い金を払って、保険証なんて持てるか!と怒鳴る。

 紗綾は、警察呼んでと言う。

 男は、警察官に引き立てられていく。

 愛子は紗綾に、本当にこの病院を専門病院にしてしまうのかと聞く。
 紗綾はもちろん。それもセレブ専門の病院として、と答える。
 愛子は、そんな命をお金で買うようなまね、と怒るが、紗綾はもう
愛子の正論は聞き飽きた、と言う。去年一年間の未払いの医療費が
2億円に及ぶのだ。

 愛子は紗綾と一緒に行こうとした航平を呼び止め、本当にそんな病
院にする気なのか、と問いただす。
 航平は、自分にはそんなことを決める権限は無いと答える。
 愛子は航平が、「もう戻れない」と言ったと言うことは、心の中で
は、戻りたいと思っているからではないか、と指摘する。
 航平は、そんなことは無いと否定する。


 夕食を家で一緒に食べる愛子と七海。愛子は買ってきたお総菜を食
卓に並べた。
 愛子は、このまま病院が変わってしまうのなら、看護師を辞めちゃ
おうかな。勤務は不規則で、肌もボロボロになっちゃうし、とぼやく。
 七海は、母親・田中好美(永島暎子)もよくそう言って、ぼやいて
いた。でも、愛子に「じゃ、辞めちゃえば」と言われると、困った顔
をしていた、と言う。
 よく覚えているわね、と愛子。


 市役所で航平は、七海と会う。七海はパスポートを取りに来た、と
言う。まだ愛子には内緒だが、教授のカナダ出張に連れて行って貰え
ることになった、と。
 窓口へと向かった七海は、「痛い」と頭を押さえる。航平は七海に、
ほかに視界が歪んだり、手足がしびれたりすることはないかと聞く。
 七海は、そういうことはないが、時々めまいがする、と言う。

 病院で検査を受ける七海。MRIも撮る。

 カンファレンスで内科医・片岡庸一(田中実)は、内科的異常は見
られない、と言う。
 オドオドとしていた非常勤脳外科医・笹塚努は、七海には先天性の
脳動脈奇形があり、すぐ手術すべきだと言う。

 愛子は師長・原田和子(エド・はるみ)と片岡に、七海の手術はも
う決まってしまったことなのかと問う。
 片岡は場所的に微妙。動脈瘤が必ず破裂するとは限らないし、と答
える。そして心配なら、紗綾に聞いてみるといい。彼女は世界的に有
名な脳外科医なのだから、とアドバイスする。

 紗綾に聞いてみる愛子。
 紗綾は、確かにオペをするかどうか微妙な位置にある。でも、七海
はまだ19歳と若く、それだけに破裂の危険は高い。
 ただ、このオペはとても難易度が高い。よければ、前に再建した脳
外科専門の病院を紹介してもいい。ただし愛子の嫌っているセレブ専
門の病院だけど、と言う。
 愛子は、紗綾がこの病院でオペしてくれないのかと聞く。
 紗綾は、あのバイトの非常勤胃が担当するのが、もともとの市民病
院の姿でしょ、と言う。

 航平は紗綾に、市民病院をセレブ御用達の専門病院にする件への異
議を述べる。
 紗綾は、それは市役所の人間として言っているのか、医師として言
っているのか、と問う。そして医師免許は一度取ってしまえば、更新
の必要はない。航平のように、8年のブランクがあっても医者を名乗
れると言う。
 航平は、医者に戻るつもりは無い、と言う。
 紗綾は、ならこの病院の患者には二度と治療を行わないで欲しい、
と言う。


 愛子が帰宅すると七海がいない。


 航平はスクーターのエンジンがまた止まってしまって、イライラし
ている。ふと顔を上げると、海辺に七海が座って、ノートを見ていた。
 七海は刑法の勉強をしていた。書かないと覚えられない、と。
 航平は、学生時代、自分もそうだった。みんなは専門書を読むだけ
で覚えられるのに、自分は書かないと無理、と。
 航平はお医者さんだったんですよね。小さいときからお医者さんに
なりたいと思っていたのですか?と聞く。

 航平は、七海はどうして弁護士になりたいと思っているのかと問う。
 七海は巨悪に『敢然と』立ち向かう女弁護士ってカッコイイでしょ、
と言う。そして自分は何か悪い病気なのですか?脳腫瘍なのですか?
と聞く。


 脳の病気についての本を読んでいた愛子は、ハッとして家を出る。


 航平の前で七海は自分のノートを引き裂く。いくら勉強しても、死
んでしまったらおしまい!と。
 航平は諦めてはいけないと言う。
 でも、七海は航平だって結局医者から逃げたじゃないか、と言う。

 航平は自分が医者になったきっかけを話す。子供の頃、母親が病気
になった。みんな無理だと諦めていたが、1人のお医者さんが、諦め
てはいけないと言って、母親を助けてくれたからだ、と言う。

 そこに愛子が駆けつけ、七海を抱きしめる。
 航平は、散らばった七海のノートを拾う。


 夜、病院の一室で将棋を指す航平と仙道。
 仙道は、愛子の母親・好美は、この病院に勤めていた。父親はすで
に愛子が物心ついた頃にはおらず、よく母親は幼い二人の娘を連れて
きていた。
 でも好美も、愛子が看護学校を卒業した年に亡くなった。その時七
海はまだ小学生。だから七海は愛子が育てたようなもの。それだけに
愛子にはつらいだろう、と言う。
 そして、それを見ている航平もつらいだろう、と言う。なんといっ
てもお医者さんなのだから、と。
 航平は、自分はそんな立派な医者ではない。逃げたのだから、と言
う。

 仙道は、人間には逃げるときも必要。自分の59年の人生は逃げた
り、戻ったり忙しいもの、と言う。
 その間に航平が仙道の玉を詰ませていた。

 航平がナースステーションの前を通ると、和子が航平が取り上げた
赤ん坊に名前が付いた。『太陽』という名前。
 いい名前だ、と航平。


 愛子は紗綾に、脳外科の専門病院を紹介して欲しいと頭を下げる。
 「それはわたしのやり方を認めたってことね?命をお金で買うって」
と紗綾。
 航平が何もそこまで言わなくてもと止めても、紗綾は止めない。

 「認めます。命をお金で買います」と答えてしまう愛子。
 紗綾は、七海の命は、自分が絶対守る。話は通しておくので、明日
電話して、と紹介状を渡す。
 礼を言う愛子。

 愛子が七海をセレブ病院に入れるという噂はたちまちナースステー
ションに広がる。身内のこととなったら、当然ですよねとも言われる。

 紗綾は、指名でオペが入り、患者は金に糸目をつけないという人が
沢山いる状態。


 紗綾が自分が作った脳外科専門病院を訪ねる。
 そこで寝たきりの患者の病室の前に立つ。院長は今日も変わりはな
いと言い、それをきくと紗綾は、患者の顔を見に、次の仕事へと向か
う。ついでに立ち寄っただけだから、と。

 紗綾と脳専門病院の院長は金持ちの患者に会う。患者はいくらでも
払うので、頼むといい、もちろんと請け合う紗綾。


 愛子が帰宅すると、座卓の上に七海のノートと愛子が呼んでいた脳
の病気の本が広げてある。
 七海の姿を探すと、畳の上に倒れている!


 市役所に戻った航平は、蓮見から、市役所と病院の往復の労をねぎ
らわれる。そして医者だったとき、どこの病院だったのかと、聞かれ
る。
 答えようとしたとき電話が入り、飛び出す航平。

 愛子の連絡により到着した救急車に乗せられる七海。

 愛子の連絡を受けた市民病院は慌てる。紗綾の到着には、まだ1時
間以上かかるし、アルバイトの笹塚もつかまらない。

 市民病院に到着する七海。
 だが、光を当てても瞳孔不動で、市民病院では治療できないので、
どこかに搬送することになる。でも、一番近いところでも、ここから
1時間。愛子が、「やめて!」と叫んでも止められる。

 救急車に再び七海が乗せられようとしたとき、そのストレッチャー
を止める手。航平だった。これ以上動かしたら、命が危険。この市民
病院で治療するしかない、と言う。
 片岡は、また航平が出しゃばったと不機嫌。

 脳のCTを見た航平は、とりあえず応急処置をして、紗綾を待つと
いう。


 話を済ませ外へ出た紗綾は、数多くの留守電が入っているのを知り、
病院に電話する。
 航平は、水頭症が破裂した。急いで戻って処置を、と言う。
 紗綾は航平には無理。すぐそこから出しなさい、と言う。
 片岡も、ほかへ回そう、と言う。
 愛子は、目の前で死なれちゃ、困るだけでしょ、と言う。

 航平は、七海が握りしめていたノートの切れ端を取り出す。
 愛子は、こんな時まで勉強して、と言う。

 航平は、患者が諦めていないのに、医者が諦めてどうするの。紗綾
は最後まで面倒を見ると言っただろうと言う。
 紗綾は、開頭オペの準備を進めて、と言う。

 紗綾の電話での指示の元、航平は頭にマークをつけ、切開し、ドレ
ナージュをする。
 順調に脳圧が下がり初め、紗綾はあと5分で着くと、電話を切る。

 でも、その後ドレナージュに血が混じる。出血し、血圧は下がり、
脳圧は上がる。
 航平は、低体温マットを七海に掛け、七海に弁護士になって、巨悪
に立ち向かうんだろと呼びかける。
 やっと脳圧が正常値に下がる。

 そこに紗綾が入ってくる。
 航平が出て行こうとすると、呼び止める。これからがオペの本番。
助手が必要、と。

 オペが終わり、航平、続いて紗綾が出てくる。

 紗綾に礼を言う愛子。
 紗綾は、自分のオペは高いわよ、と言う。

 愛子に和子は、ここは市民病院。保険で戻ってくるから心配は要ら
ないよ、と声を掛ける。


 目を覚ます七海。
 愛子は補修したノートを見せ、入院していても勉強するんでしょ。
自分の知らないところで沢山、頑張っていたんだよね、と七海の手を
取って、泣きじゃくる愛子。


 愛子は屋上にいる航平の所へ行き、七海が目を覚ましたことを伝え
る。そして航平はこの間資格が無いと言っていたが、医者の資格って、
何?目の前の患者を救いたいって思うことじゃないの?と言う。


 蓮見が紗綾に、航平が8年前に医者を辞めた理由を言う。8年前、
勤めていた大学病院で、医療ミスを犯していた。患者を死なせたのだ、
と。


 航平は愛子に、医療は平等ではないかもしれない。でも、人の命の
重さは平等なのだ。だからこの病院の再建を手伝わせてくれないか?
医者として、と言う。


寸  評  航平、すごすぎですよね。今時の医療は高度化、専門化し、技術
は日進月歩。8年も現場を離れているのに、難しいケースを確実に救
命していく。あり得ないですね。あの様子では、8年間に練習してい
たとは見えないですし。野戦病院じゃないのですから、もう少し信憑
性のあるストーリーにして欲しいです。

 ところで、街の風景はとっても田舎の漁村という感じなのに、立派
な市民病院があるって、変な気分ですね。市町村合併で市になったと
いうのは、わかります。でも、市民病院は、元々の市域に建っていそ
うですよね。
 そういえば、茅ヶ崎に住んでいたときは市立病院がありました。あ
そこも今頃、どうなっているでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 東京では、毎日のように雷が鳴っています。雨も降るのですが、夜になって
も一向に涼しくならず、ムシムシとしていて、外を数歩歩くだけで、汗だくに
なってしまいます。家に帰ったら、最初にクーラーを入れて、汗をひかさない
と、何もできない状態です。でも、家にはクーラーは1台しか無いので、もし
このクーラーが壊れたら、どうしようと思うと怖いです。どうか、壊れないで、
毎晩働いて!(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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