メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2008/07/24 コード・ブルー (5)  2008/08/07


===================================================== 発行部数   26 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/07/31 (Thu) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 木曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル コード・ブルー
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 藍沢耕作(山下智久)
 白石 恵(新垣結衣)
 緋山美帆子(戸田恵梨香)
 冴島はるか(比嘉愛未)
 藤川一男(浅利陽介)
 田所良昭(児玉 清)
 森本忠士(勝村政信)
 梶 寿志(寺島進)
 西条 章(杉本哲太)
 三井環奈(りょう)
 黒田脩二(柳葉敏郎)
脚  本 林宏司
主題歌  Mr.Children「HANABI」

あらすじ 第5話「過去」

 ある日、翔北病院に1人の男性がものすごい剣幕で怒鳴り込んでき
た。
「三井先生に女房と子どもを殺された真壁や!」
 どうやら環奈(りょう)は過去に医療ミスを起こして裁判になって
いるらしかった。この件について翔北病院側は徹底抗戦の構えで、環
奈には間違っても遺族への謝罪などしないようにと伝えていた。
「困ったときは頭を下げる、失敗したら訴える、それが患者ってもん
だろ」
 あれこれ詮索する一男(浅利陽介)を横目に、耕作(山下智久)は
関心なさそうに言った。

 病院に来ていた87歳の男性が身体を右に傾けてよろよろ歩いてい
たが、次第にバランスを失って倒れてしまった。西条(杉本哲太)の
診断によると末期の脳腫瘍だった。
「この場合、どういう処置をしたらいい?」
 西条は耕作と恵(新垣結衣)に質問した。
「開頭によるオペか脳圧降下薬を使うかだと思います」
 恵が言った。しかし耕作は違った。持って3ヶ月、助かる見込みが
ないので、緩和ケアで余命を楽に過ごさせた方がいいと言う。
「そのとおりだ」
 西条はうなずいた。オペをしたら意識は戻らず、余命も数ヶ月伸び
るかどうかだからだ。

 はるか(比嘉愛未)にある女性から電話がかかってきた。体調の思
わしくない息子に会いに今日の午後来てやって欲しいという。
「わかりました。行けると思います」
 そう答えたはるかだったが、表情は暗かった。

 耕作と恵は家族に脳腫瘍の状態を伝え、オペはしない方針と言った
が意外にもオペをしてほしいと頼まれた。
「手術すれば数ヶ月は長く生きられるのでしょう?」
「あの、今話したことをご理解いただけてますか?」
 耕作は念を押した。
「でも私たちには大事な数ヶ月なんです」
「……」
 恵は何であんなことを言うのか困惑していた。
「家族にとって必要とされているんだろう、勝手なものだ」
 耕作は意に介さず、患者本人の意向を確かめて最終判断をくだすこ
とにした。

 工場で大爆発事故が起こり、3名の重傷者が出たという連絡が入っ
た。ドクターヘリの出動だ。担当だった美帆子は意気込んだが、黒田
(柳葉敏郎)はPHSを取り上げ、森本(勝村政信)に向かってもら
うことにした。

 美帆子はチャンスを逃してがっかりしたが、現場に到着した森本が
見ると、3人どころでなく30人は重傷者が出ているようだった。そ
の知らせを受けた黒田は耕作、恵、美帆子を増援に送った。一男は緊
急救命に向いていない、黒田は本気でそう思っているらしく、一男は
ショックだった。

 現場に着いた3人は手分けして緊急処置に当たった。
「おーい、誰かいるかぁ。ちょっと」
 助けを呼ぶ男性の声が聞こえて、恵は奥へと走った。すると瓦礫に
横たわった男性がいた。恵が見てみると、腹部に鉄杭が貫通していた。

 美帆子は倒れている男性を見つけて駆け寄った。
「た、たす…け、て」
 かすれる声で美帆子を見つめた。だが出血が激しく、周囲は血の海
で助かりそうもなかった。だが美帆子はしっかりと手を握り締めてい
った。
「助けに来ました」
「ありがとう……」
 男性は嬉しそうな顔をした。

 恵のもとに耕作とはるかも来て対応に当たった。男性は痛みをあま
り感じないらしく、鉄杭を引き抜こうとした。
「じっとしていてください」
 耕作が鋭く言った。鉄杭のおかげで出血が食い止められている状態
で、もし引き抜けば大量出血につながる危険性があった。
「俺死ぬの?」
 男性は不安がかった声で聞いた。
「このままでは」
 耕作は淡々と言った。
「おい、普通励ますだろう、こういうとき」
「嘘はつけません」
 耕作は患者の意を介さなかった。あまりの冷徹さに恵もはるかも信
じられない表情で耕作を見つめた。

 美帆子は大量出血の男性を心臓マッサージで蘇生させようと試みて、
環奈に止められた。
「何やってんの!」
 どう見ても助かる見込みのない患者よりも優先させる患者が他にた
くさんいるのだ。
「だけど、助けますと言ったんです」
 美帆子は目に涙を浮かべていた。だが環奈はかまわず美帆子を他の
患者のところへ向かわせた。美帆子は泣きながらその場を離れたが、
いったん戻ってきて患者の耳元に泣きじゃくりながら一言言った。
「ごめんなさい」

 耕作と恵が見ている患者は血圧が下がって危険な状態に陥った。
「悪いんだけどよ、俺のポケットから定期入れ取ってくれないか」
 耕作が探すと真っ二つに切れた定期入れが出てきた。中には家族と
の写真が入っていた。
「まったくよく切れるはさみだな」
 耕作が処置に当たったときに服を切ったときに一緒に切れてしまっ
たのだろう。すると男性は急に意識を失ってしまった。幸いすぐ戻っ
たものの、意識は混濁して非常に危険な状態になった。
「3人目のガキの名前、ショウタってつけるんだ。俺の女房に伝えて
くれ……」
 うわごとのようにつぶやく患者を見つつ、耕作は思案した。
「よし、抜こう」
「ちょっと待ってよ。ここには輸血用の血液はないのよ」
「いや、血圧が下がっているから出血は少ないだろう。引き抜いて止
血してそのままヘリに乗せる!」
 恵はなお何かを言おうとしたが、そこへはるかが黒田に電話がつな
がったと言ってPHSを渡した。
「開胸しろ」
 事情を聴いた黒田はそう言った。耕作は瞬時に理解した。開胸して、
大動脈を遮断する。それによって腹部出血を最小に抑えることができ
る。その後に鉄杭から引き抜くのだ。
「あんたにはまだ仕事がある。自分の子の名前は自分で伝えるんだ」
 耕作は集中力を極限に高めて、処置に当たった。途中心停止に陥り
そうになったが、冷静に対応して何とか窮地を脱することができた。

 一男は市民病院への紹介状を書いて、比較的軽症の者を転院させる
作業に当たっていた。
「おい、もういいぞ。後は他のものに任せて」
 黒田が言った。だが一男は止めなかった。
「聞こえたのか?」
「……俺は、俺にはここしかありませんから」
 一男は搾り出すように言った。精一杯の抵抗だった。
「勝手にしろ」
 黒田はそれ以上止めなかった。

 87歳の男性は手術に同意した。
「知っているんだよ、あの人は。自分の年金を当てにしていることを」
 耕作の説明を聞いて恵は世知辛さに何も言えなかった。
「人は必要とされていなければ生きられない。たとえ金目当てであっ
ても。医者も必要とされるために腕を磨く。外科医は1番じゃなきゃ
いけない。2番、3番の医者に誰が自分の命を預ける?」
 耕作はそう言い切った。
「だけど、患者はあなたの腕だけに命を預けたのかな?違うと思う」
 恵は耕作の言い分を疑問視した。
「西条先生のオペがある。脳ヘルニアの手術、楽しみだ」
 耕作は不敵に笑って、恵にそれ以上のことを言わせなった。

 美帆子は環奈に尋ねた。
「どうして三井先生は冷静になっていられるのですか?」
 爆発事故の現場で、情を挟み込まない環奈が理解できなかった。
「感じなくなったからかな、死というものを」

 環奈は黒田が耕作に開胸手術をやらせたことに疑問を持った。
「シニアが行くまで待たせるべきだったのでは?」
と尋ねる環奈に黒田は答えた。
「藍沢は冷静で器用。患者に感情移入をしない。だからやらせた。今
後のことも含めてな。うまれついての外科医かも知れん」
「だけど、もし失敗したら傷つくのは」
 環奈は珍しく感情を露にした。
「フェローと昔の自分を重ねるのは止めたらどうだ」
 そんな環奈を黒田は咎めるように言い捨てた。

 環奈の脳裏に苦い記憶がよみがえる。環奈は以前妊婦の手術に当た
ったことがあった。そのときもはや胎児の助かる見込みはなく母体優
先の処置を取ろうとしたが、患者が赤ちゃんを助けて欲しいと懇願し
たので急遽帝王切開に踏み切った。しかし結果は最悪になり、母子と
もに命を落としてしまった。
「全力を尽くしましたが……あとは事務のものが説明します!」
 冷静さを失った環奈は震える声で遺族に説明すると、逃げるように
出て行ってしまった。

 72歳のおばあさんが大腿骨骨折で運ばれてきた。
「人手足りてるし行かなくていいな」
 耕作は意に介さなかった。
「様子を見る位したら?」
 恵は非難めいた目で耕作に訴えた。
「これから西条先生のオペだ」
 耕作はそう言うと出て行ってしまった。

 だが、その搬送されたおばあさんの名前は「藍沢絹江」、耕作のお
ばあさんだった。


寸  評  今回はサブストーリー数が減ったので内容自体は濃かったと思い
ますが、登場人物のインパクトが弱いかなと思います。耕作や美帆子
は技術重視派ですので、人のいいところはそれほど見せなくてもいい
と思います。そういうところは恵や一男に任せて、むしろ両者のぶつ
かり合いを見たいものだと思いました。
 それと、シニアの方たちの描き方も中途半端に感じます。ベテラン
の冷静さというよりは、感情を捨てた精密機械みたいな面が強いにも
かかわらず、人を指導できうるいい人物として描かれているのに違和
感があるのです。『白い巨塔』の里見先生みたいな医師はこの病院に
はいないのだろうかと思いながら見てました。

執 筆 者 けん()

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 牛乳パックを使った工作を調べているのですが、これといったものが見つか
らず四苦八苦中です。ポピュラーなのは箱舟ですが、もっといろいろなことが
できそうな感じがしていて、HPを見たり、自分でアイデアをしぼったりしてい
ます。(けん)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。