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タイトル:Daily Drama Express 2008/06/07 ごくせん (8)  2008/06/12


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/06/07 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル ごくせん
局  名 日本テレビ
放映日時 土曜21時
キャスト 山口久美子(仲間由紀恵)
 猿渡五郎(生瀬勝久)
 緒方大和(高木雄也)(「高」は本当は中がはしご状の漢字)
 風間 廉(三浦春馬)
 本城健吾(石黒英雄)
 市村力哉(中間淳太)
 倉木 悟(桐山照史)
 神谷俊輔(三浦翔平)
 夏目誠一(小泉孝太郎)
 鷹野 葵(平山あや )
 鮎川さくら(星野亜希)
 牛島豊作(佐藤二朗)
 鳩山康彦(魁三太郎)
 鶴岡圭介(石井康太)
 熊井輝夫(脇 知弘)
 朝倉てつ(金子 賢)
 若松弘三(阿南健治)
 達川ミノル(大江戸一家)  内山信二 
 菅原 誠(両國 宏)
 馬場正義(東 幹久)
 赤城遼子(江波杏子)
 黒田龍一郎(宇津井健)
原作   『ごくせん』森本梢子(集英社YOUコミックス)
脚本   江頭美智留 
 横田理恵
  松田裕子
主題歌  「虹」 Aqua Timez (EPICレコード)

あらすじ 第8話「強くなれ!!新しい命の誕生」

 ある日、久美子(仲間由紀恵)がベビーグッズを抱えて登校してき
たので、職員室や3Dは大騒ぎになった。
「まずいですよ、教師が未婚で妊娠なんて。世間体にも」
 猿渡(生瀬勝久)はおろおろしはじめた。

 だが、何のことはない。生まれるのはクマ(脇 知弘)の子どもで、
久美子は元教え子ということもあっていろいろと世話を焼いていたの
だった。当のクマはといえば奥さんを気遣ったり、胎教を取り入れた
りとすっかりいいパパ気取りだった。

 俊輔(三浦翔平)は合コンで知り合った桃女のはるかちゃんと晴れ
てデートすることになり、一緒に映画を見に行った。その帰り、俊輔
は敵対関係の荒高の不良にからまれてしまった。無視してその場をや
り過ごそうとした俊輔だが、挑発されてしまい、思わず手を出してし
まった。しかし相手はめっぽう強く、俊輔は一方的にやられてしまっ
た。しかも俊輔を頼りないと感じてしまったはるかに逃げ去られてし
まい、俊輔はダブルパンチだった。

 ケンカとはいえ一方的に殴られたとあって、俊輔の処分は厳重注意
に留まった。呼び出された俊輔の母親は感謝しひたすら頭を下げた。
だが俊輔はそれがむかついた。何かあるとすぐ頭を下げる、それがう
ざくて仕方ないのだ。
「いつまでもガキ扱いすんじゃねえ!うぜえんだよ」
 俊輔は苛立ちを爆発させた。すると久美子が言った。
「十分ガキじゃねえか。親に心配かけて、頭下げさせて、侘びの一言
もないなんて、それでいっぱしの大人のつもりか?まずはお母さんに
謝れ」
「冗談じゃねえ。こいつが勝手に頭下げただけじゃねえか」
「生んでくれた親にこいつだと?」
「生んでくれなんて頼んでねえ!」
「18になってガキみたいなこと言ってんじゃねえぞ!」
 久美子は厳しい言葉を浴びせた。
「ああどうせ、俺は女1人も守れねえガキさ」
 俊輔は最後には卑屈になって去ってしまった。

 俊輔がクマの店近くを通ると、店の前に置いてあった自転車にぶつ
かった通行人がたまたま店の前に出ていた亜美(石原あつ美)に文句
をつけていた。
「俺は弱くねえ」
 俊輔は亜美を助けようとした。しかしそのとき店からクマが出てき
た。クマは通行人に何度も何度も頭を下げた。俊輔は納得がいかず、
クマを無視して殴りつけようとした。しかしクマは俊輔を押しとどめ
ひたすら謝り続けた。

 情けなく思った俊輔はクマを罵倒し、その足で荒高へ殴りこんだが、
返り討ちにあってしまった。久美子や大和(高木雄也(Hey!Say!
JUMP))、廉(三浦春馬)たちが駆けつけたので、事なきを得たもの
の、俊輔は荒れた。
「ほっといてくれよ!」
 敵討ちをしてやるという大和や廉に俊輔は怒鳴りつけた。大和や廉
の力を借りなきゃ相手にされない自分が腹立たしかった。
「何やってんだ!」
 久美子はしかりつけた。だが、俊輔は逆上し、久美子に殴りかかっ
た。
「ケンカを教えてくれよ。強くなきゃ相手にされねえ!俺は熊井さん
のような情けねえ男にはなりたくねえ!」
「到底なれねえよ!」
 久美子は俊輔の鳩尾に一撃を食らわせた。クマが頭を下げたのは、
亜美や俊輔に危害が加えられないように、大切なもの守るために悔し
い思いを抑えて頭を下げたのだ。それから俊輔の母親も同じような思
いだと。
「あいつはその場を丸く収めるためだけに頭下げてんだ……」
「違うだろ!お前のためだろ!ケンカに勝つばかりが強いんじゃねえ。
クマやお袋さんのように強くなれ」
 久美子は必死に諭した。俊輔はようやく自分の考え方が間違えてい
たことに気づいた。

 クマの子どもは無事に生まれた。クマは「やったぞぉ!」と男泣き
して喜んでいた。そんなクマに俊輔は自分がひどいことを言ってしま
ったことに対して頭を下げた。クマの子どもを見て、久美子は言った。
「お前たちもこうやって生まれてきたのを忘れるんじゃないぞ」。そ
の晩、帰りが遅くなった俊輔は待ちくたびれて転寝をしてしまった母
親の姿に思わず涙を浮かべ、用意されていたご飯のありがたみを噛み
締めた。

 クマの子ども誕生に3Dもまた大いに沸いた。日ごろは口うるさい
猿渡も出産祝いを渡すなどこのときばかりはみなクマのことを祝って
盛り上がるのだった。


寸  評  やはりストーリーが粗っぽい感じがします。母親との関係は修復
されましたが、デートをした彼女の方はどうなったのでしょうか。ま
た今回のケンカに勝てることだけが強さじゃないというのは、以前ケ
ンカでしか1番になれないと言っていた大和のためにある話ではない
かと思いました。今シリーズは初回からこんな感じなので、どうしち
ゃったのだろう?と首をかしげてます。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 宮沢賢治の『春と修羅』という詩集を読んでいます。もともと詩を読むのは
得意じゃないのですが、この詩集の詩はわかりにくいです。宮沢賢治といえば
「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」が有名で、これはわかりやすいですが、『春
と修羅』は心象スケッチと作者自身が位置づけているように、心に浮かぶイメ
ージを描き出す感じで、単調であったり、難解であったりと深く読み込まない
となかなかわかりそうにもありません。(けん)

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