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タイトル:Daily Drama Express 2008/06/02 CHANGE (4)  2008/06/12


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/06/02 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル CHANGE
局  名 フジテレビ系
放映日時 月曜21時
キャスト 朝倉啓太(木村拓哉)
 美山理香(深津絵里)
 神林正一(寺尾さとし)「さとし」は、常用・人名外字
 宮本ひかる(加藤ローサ)
 韮沢勝利(阿部寛)
 月丘瑠美子(堀内敬子)
 朝倉貴江(富司純子)
 鵜飼武彦(伊東四朗)
 小野田朝雄(中村敦夫)
 二瓶栄 (神山繁)
 堀内達彦(大林丈史)
 近藤光輝(風間杜夫)
脚  本 福田靖
主題歌  マドンナ『マイルズ・アウェイ』

あらすじ 第4話「いじめられる総理」

 総裁選で勝った朝倉啓太(木村拓哉)は、総理大臣となった。
 町の声は「かっこいい」「カリスマ性を感じる」など上々の滑り出
し。

 早速、啓太にはSP(大倉孝ニ)がつく。美山理香(深津絵里)は
総理の主席秘書官となった。

 事務秘書官と啓太の顔合わせ。経済産業省の百坂哲也(西村雅彦)、
経済産業省の郡司(平泉成)、外務省の西(矢島健一)、警察庁の秋
山(鈴木浩介)の4人だ。

 しかも、百坂は理香の先輩だという。啓太が「でも、美山さんが上
司ですよね」と声をかけると、理香に睨まれる。

 神林正一(寺尾聰)がやって来て、組閣リストを渡す。官房長官は
神林。リストを見た理香はベストメンバーだと誉める。

 神林案で組閣が決まり、啓太を囲んで大臣の写真撮影が行われる。
それを見た宮本ひかる(加藤ローサ)は興奮しはしゃいでいる。

 総理の秘書官たちは、各省からの書類を手早く片付け理香の出る幕
はない。秘書官たちが目を通した書類を啓太に渡し、理香は署名を求
める。

 早速、啓太は書類に目を通し、八ツ島湾のクラゲ発生による漁業被
害という書類に目をとめる。上流のダムの建設により、クラゲが大量
発生し、漁業ができなくなったための裁判。一審で国の責任が認めら
れたため、国は控訴請求を行うというもの。

 啓太は内容がわからないと、国土交通省の担当者を呼び、説明を求
める。
 困惑する国土交通省の官僚。百坂は官僚たちに「官僚になめられた
くないだけ」のパフォーマンスだと言い「資料を見せてやればいいじ
ゃないですか」と助言する。

 国土交通省から大量の資料が届く。理香はクラゲ問題より所信表明
演説の草案作りを優先しようと提案するが、啓太はクラゲの資料を読
み始めてしまう。

 神林の秘書・近藤光輝(風間杜夫)の携帯には二瓶栄(神山繁)か
ら電話が入る。
 電話を代わった神林は、総裁選に貢献した二瓶、垣内達彦(大林丈
史)小野田朝雄(中村敦夫)らが、今回の閣僚人事から外れた理由を
聞かれる。
 神林は今回は暫定内閣であり、次の組閣では3人の起用を考えてい
ると語る。

 啓太と理香は番記者に囲まれながら、総理官邸へ。広すぎて落ち着
かない啓太。理香は所信表明演説の草案作りを提案するが、啓太がス
ーツケースから出したのはクラゲの資料。理香はあきれながら、クラ
ゲに関りたければ公務に支障のないように、自分の時間を作ってやる
ようにと言う。

 首相秘書官たちが集まって啓太の噂話。テレビの報道では、総理の
支持率は、87.2%。


 神林はホテルに啓太抜きで閣僚を集め、新内閣の基本方針を確認す
る。

 理香は啓太の家に啓太の荷物を取りに来た。ひかるは啓太が官邸に
引っ越すと聞いてがっかりしている。

 が、理香が家に入ると韮沢勝利(阿部寛)の隣に啓太が座っている。
 そして、SPが警備体制が整うまでここにいると怒って電話してい
る。啓太はSPの目を盗んで官邸から逃げようとしたのだ。

 啓太と共にクラゲの資料に目を通す韮沢。ひかるも一緒に資料を読
み始め、理香はあきれるが、韮沢から「総理の意思を尊重するのは主
席秘書官の役目」だと言われてしまう。

 クラゲの資料はクラゲとダムは関係ないというものばかり。ひかる
はそのうち寝てしまい、気がつくと夜中の3時。

 啓太は韮沢から閣僚人事は神林が口出ししたのか?と聞かれ、神林
さんを信頼していますからと答える。

 韮沢も間もなく寝てしまい、啓太は一人で資料を読み「因果関係を
認めた一部の専門家の意見もあったが」という一文を見つける。

 次の日。神林が所信表明演説の草案を持って来る。神林が自ら作っ
たと知り感動する理香。

 神林から国交省から署名の催促があったと啓太に言うが、啓太は自
分で理解できないと署名できないと思うと言う。

 現場を視察する韮沢。


 テレビではクラゲ問題について報道がなされている。理香は啓太が
署名しないことに頭を抱えているが、テレビを見た百坂は「何だよ、
これ。美山、言い聞かせてやめさせろ」と言われ、ダブルパンチ。

 徳島県のPRで、ミスすだちに囲まれている啓太。生方(石黒賢)
の顔を見つける。啓太は生方に「官僚の人たちに嫌われると面倒なん
ですか?」と聞く。生方は「それを恐れて何かを躊躇することはない。
総理が正しいと信じるなら思う通りにするべきです」と言われる。

 病院で月丘瑠美子(堀内敬子)に注射してもらう啓太。啓太がひど
く疲れているようなのを見て月丘は「前の総理がOKしてることチャ
ラにしようとしてるとか。私はいいと思うな」と言う。月丘は前総理
をセクハラ親父と快く思っていない様子だ。

 啓太を待っている理香はSPから「頑張っていらっしゃいますね」
と言われ「秘書官ですから」と答えるが、SPが誉めたのは啓太のこ
とだった。

 官房長官室。国交省の官僚が神林に抗議に来た。神林は問題が起き
た時の国土交通大臣であった小野田に会う。

 神林は小野田に啓太の説得に当たってほしいと頼みに来たのだが、
総理に考えがあるなら自分が口を挟むことではないと言われてしまう。

 神林は、「ただの人形に何が判断できるんですか?あれを総理にし
たのは我々です」と言う。一つ国が責任を認めてしまえば、他の問題
も認めていかなくてはならない、私は先生に国を守っていただきたい
とお願いしているんです」と説得。

 それを聞いた小野田は「わかりました。しかし、私は政治家の責任
で行くんです。あなたを助けるためじゃない」と言って腰を上げる。

 理香の机の上にクラゲ問題を扱った雑誌などを置き、「いつまで総
理を野放しにしておくつもりだ」と言う百坂。

 理香は「総理は約束を守ってらっしゃいますし、仕事には穴をあけ
ないって、もう36時間も一睡もしていらっしゃらないんです」と啓
太をかばうが、百坂から「お前、誰に口答えしてるんだ」と言われる。

 韮沢がクーラーボックスを持って啓太の元へ。韮沢の話では、水ク
ラゲが海一面に漂っていると言う。それを聞いたひかるは「かわいそ
うに」と漁師に同情。理香は「感情に左右されちゃだめよ」と言う。

 啓太は「僕は感情的になりません。すべての情報を知りたいんです。
その上で署名するかしないかそれを決めたいんです」と言う。

 小野田が啓太の元へ。小野田が国が非を認めれば官僚全体を敵に回
すことになると言う。啓太は漁師の35軒のうち28軒が失業してお
り、こだわるべき問題だと言う。

 国が非を認めるということはお金を払うことであり、全国各地に問
題はあるので、それを払っていてはきりがないのだが、啓太は「財政
が破綻しても悪いことをしたら償うのは当然じゃないですか?」と言
う。「普通に働く一人より国の方が偉いですか、官僚の方が偉いです
か。僕は、みんなと約束をしたんです。みんなと同じ目線に立って政
治をする」と言う。

 それを聞いた小野田は、啓太が目を通した書類の山を目にする。小
野田は自分が市会議員から市民を守るためにスタートしたことを思い
出す。小野田は「神林先生は間違えたなあ」とつぶやく。小野田はク
ラゲの因果関係を研究したのは東京大学の久野教授(森本レオ)だと
教えてくれる。

 理香は秘書官らに久野教授を呼ぶようにと命じるが、百坂から反対
され「黙って指示に従って。主席秘書官は私です」と反論する。それ
を聞いた啓太はドアごしに喜ぶ。

 廊下で神林とすれ違った小野田は説得に失敗したことを語り「あれ
は人形なんかじゃありませんよ。神林先生」と言う。

 久野教授が書類を抱えて啓太の所へやって来た。

 啓太の家では久野教授の意見をまとめ、八ツ島湾の水質検査か始ま
った。

 記者団に囲まれた啓太は、クラゲの訴訟の控訴期限が明日に迫って
いることを聞かれ、クラゲ問題がダム建設にあるということが否定で
きないので、国は責任を認めて控訴は断念すると話す。

 八ツ島湾に来た啓太。焼魚を老女に渡され、謝罪し魚がとれるよう
にすると約束する。

 神林は、記者たちを前に漁師たちへの補償額は13億円と話す。
「国民の指示は得られたと思いますか?」の質問に「もちろんです。
歴史的決断」と話す。韮沢が総理大臣補佐官に決まったことも報告さ
れた。

 神林の若い秘書が「また上がりますね。内閣支持率」と神林に話し
かけると「お前に何がわかる」と神林は声を荒げた。


寸  評  6月1日に改正された道路交通法の後部座席シートベルト義務化
に連動するかのように、後部座席のシートベルトが目立って写してい
るようなカメラワークが気になりました。

 今回は資料を丹念に調べるということで納得のいかないことは、と
ことん調べる「HERO」の久利生公平を思い出してしまいました。

 脇役の層が厚いですね。官僚も西村雅彦始め手強そうです。ただ、
このシリーズ、後から出た役名がHPを見ても確認できず残念です。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 映画「カスピアン王子の角笛」を見ました。戦闘シーンが意外に多く、原作
から受ける印象とは違った感じを受けました。もう一度、原作を読み直してい
ます。(たま)

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