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タイトル:Daily Drama Express 2008/03/14 エジソンの母 (最終回)  2008/04/01


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/03/14 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル エジソンの母
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 鮎川規子(伊東美咲)
 美浦博之(谷原章介)
 加賀見佑子(松下由樹)
 花房あおい(坂井真紀)
 青柳美月(杉田かおる)
 岩井雄三(田中要次)
 久保裕樹(織田よしひこ)
 花房賢人(清水優哉)
 花房チエ(上村香子)
脚  本 大森美香
主題歌  『』

あらすじ 最終回「エジソン追放!涙と怒りの全校集会」

 タイムカプセルを埋める花房賢人(清水優哉)たち。

 その頃、子どもたちが秘密基地と呼ぶ小屋の中では、ろうそくから
引火した火が少しずつ燃え広がっていた。

 煙を見つけた青柳玲実(村中暖奈)。小屋の中を覗く賢人たち。

 賢人は水筒のお茶をかけてみるが、火は衰えず燃えている。消防車
が到着し、消火活動が終わった頃、鮎川規子(伊東美咲)は近くを通
りかかった。
 小屋の外には、賢人たちがいた。子どもたちは規子の顔を見ると泣
き出す。

 男子児童が「賢人が火をつけた」と言い、規子は賢人を問いただす。
賢人が認め呆然として泣き出す規子。規子は賢人の腕にやけどを見つ
けた。

 警察にやって来た花房あおい(坂井真紀)は青柳美月(杉田かおる)
から「出て行ってよ。学校から出て行ってよ」と言って泣き崩れられ
る。
 あおいは、保護者たちに謝る。

 美月たちは街頭に立ち、賢人追放の署名を集める。

 花房家。美浦博之(谷原章介)が傷心の賢人を慰める。それでも賢
人はタイムマシンで昨日に戻りたいと泣いている。美浦は過去には帰
れないと諭す。

 火事に関った男子児童たちは、賢人に罪をなすりつけてしまったこ
とを反省している。

 文部小学校。加賀見佑子(松下由樹)が、もう賢人を守りきれない
かもしれないわと話している。そこへあおいがやって来た。

 あおいは、「今までどうもありがとうございました。賢人は今学期
限りで転校させていただきます」と言う。

 公園のジャングルジムの上で泣いている賢人に、加賀見博(大杉れ
ん)が話しかける。

 小学校。あおいと話す規子と加賀見。規子は賢人の転校に納得がい
かず「花房くんに失敗ばかりさせて、それでもあんなに図々しかった
のに、今更転校なんてないんじゃないですか。私は賢人に転校してほ
しくありません」と言う。

 加賀見が「やめなさい」と言うが、規子は続けてあおいを説得。加
賀見は、規子が賢人をかばえば、保護者の矛先は規子に向くことを心
配して忠告するが、規子と加賀見はお互いに感情的になり、岩井雄三
(田中要次)がとりなす。

 加賀見は規子が熱血教師になったことに驚く。あおいは、規子に出
会えただけで幸せですと言う。

 焼け跡に来た子どもたちが、タイムカプセルの缶を見つけた。

 賢人の待つ公園にやって来たあおい。あおいのコートを見て驚く博。
あおいのコートには、博の書いた数式があった。あおいは、賢人に前
に進もうと言う。それは転校を意味していた。

 賢人は博に「どうして宇宙の形を知りたいですか?」と聞く。

 博は「知りたいからです。宇宙の形を知りたい。私の中にあるのは、
たった一つの好奇心だ。知りたいことがある。だからとことん研究す
る。好きなことだから苦しくてもその問いに向いてしまう。少年よ。
大事にせねばならない。君を教えてくれる人を君の好奇心を支えてく
れる人々をそして彼らを幸せにしなければならない。」と言う。

 加賀見家。ダンボールに公式を書き写して意気揚揚と帰宅した博。
博は、この問いが解けたらピクニックに行こう、解けなくても行こう、
「教師かいい仕事だ。親でもないのに、たくさんの子どもに未来を教
えることができる。尊敬するよ。教育は第二の母だ」と言い、加賀見
を喜ばせる。

 賢人は機械を組み立てている。

 賢人は出来上がった機械を学校に運んだ。

 小学校。規子は1年2組に平穏が戻ったことを意識する。美術評論
家の松平(片桐はいり)が入って来て、賢人の絵が忘れられないと見
る。副校長の野口(伊藤正之)が松平を呼びに来た。

 児童の一人が「花房はいつ学校に来るの?」と質問する。久保裕樹
(織田よしひこ)が校庭で賢人の姿を見つけた。児童たちは、ベラン
ダで賢人に向かって叫ぶ。

 賢人は「さよなら。ありがとう」と言って去って行く。教室から飛
び出して追いかける児童たち。賢人の姿はなかった。岩井校長が、
「みんなこっちへ」と呼ぶ。
 賢人が置いていった校旗昇降機を見せる。ボタンを押すと旗が揚が
った。

 教室で、タイムカプセルを開ける。賢人がいれたのは、世界を幸せ
にするマシーンの絵。裏には、「みんなでなかよくいられますように」
と書いてあった。

 規子の部屋。「自分の無力を痛感しています」と佐々木則和(安田
顕)に話す規子。慰める佐々木。佐々木は「何か作りましょう」と提
案。自分は器用だからと言って出したのは、バービー人形。人形にぎ
ょっとする規子。

 佐々木は、児童が服が破れたから捨てると言ったので、服を直した
のだと言って説明する。それを見て安心した規子は、「もう少しだけ
頑張ってみます」と言う。

 全校集会。保護者も集まっている。火事の説明をする岩井。火事の
現場に一緒にいた児童たちが、自分たちも火遊びしたと告白する。

 子どもたちが、賢人を転校させないでと言い出す。規子は転校の撤
回を求めるが、すでに転校の手続きがとられていた。美月が「冗談じ
ゃないわよ」と言って300人の署名を岩井に渡す。

 美月は、規子に「美しくて真面目なだけの先生でいて下さればいい
んです」と言う。

 規子は「確かにあらゆることに反抗せず、流れのままに生きるのが
上手な生き方だと思っていたんです。でも、花房くんは全く逆でした。
どんなことにも疑問を持って、どうして?どうして?どんなことも決
して流してくれなかった。
 彼が天才かどうかはわかりません。でも、何より恐ろしいのは、子
どもたちが好奇心を失うことです。大人だって悩んでずっと悩んで、
だから人生に意味があるんです。
 彼は自分の考えをみんなの役に立てたいと思ってる、みんなを幸せ
にしたいと願っている、クラスのみんなだって、彼の影響を受けてこ
んなに成長しているんです。
 トーマス・エジソンは、周囲に理解されず悩み落ち込みました。彼
を信じる母親の愛と教育によって偉大な人物に成長しました。私は花
房くんのお母さんのようにとてつもなく広い心を持つことはできませ
ん。でも、学校にだって教師にだって、できることはあるはずです。
子どもを信じ続ける勇気さえ持ちつづければ、きっと誰だって「エジ
ソンの母」になれるんです。

 会場の保護者から拍手がおきる。1年2組の生徒たちは、ジャンプ
しながら「ブラボー」と叫ぶ。

 講堂の中を賢人が覗いている。隣の小学校で、受け入れ拒否された
というのだ。原因は美月の集めた署名のせい。見学していた教育委員
会の織田部長(森口瑶子)は「裏目に出たじゃないの」と悔しがる。

 署名に目を通していた岩井が、青柳姓がやたらに多いことを指摘。
美月は「青柳一族よ」と反論するが、美月や玲実の名が何度も出てく
ることを指摘され、さらに玲実にも「玲実書いてない」と言われてし
まい、檀上から降りる。

 賢人の周りに1年2組の児童が集まっている。

 加賀見は「いい職業か」とつぶやき、校長に賢人受入の了解をとる。

 加賀見は「花房くんの好奇心はこの学校で守るに値します。彼の信
念と好奇心はこの学校で育てていくべきものだと考えます。いつか私
たちが育てたことを 誇りに思うかもしれない」と言うと、賢人が
「どうしてくるですか?」と質問する。

 加賀見は「ないかもしれない。おかえりなさい」と言う。
 賢人は「はい、ただいま」と言う。

 規子が行動の外に出ると。あおいが泣いていた。規子はあおいを連
れて講堂へ。

 講堂の様子を見ていた美浦は「告白が裏目に出てしまった」と嘆く。

 思惑と違った結果になった織田は文句を言いながら講堂から出てき
た。美浦は織田に「日本の教育には疑問があります」と言う。織田は
嬉しそうに「私もよ。私が変えてみせる」と意気込んで帰って行く。

 2年生に進級。校門で玲実が賢人に「一緒に2年生になれてよかっ
た」と声をかける。一緒に来た美月は「永遠に目が光っていることを
忘れないで」と言うと、賢人は無邪気に「永遠、ありがとう」と答え
る。

 1年2組の副担任だった久保裕樹(織田よしひこ)は、4年生の担
任。

 賢人の質問は相変わらずだ。規子は賢人の「東京にはどうしてアメ
ンボもオケラもいないの?」の質問に答えて「今日は、みんなで春を
探しに行きましょう」と提案する。


寸  評  全校集会で、子どもたちが、賢人の転校について意見を言うとこ
ろで泣けてきました。
 規子があおいに「図々しい」というところがありましたが、あおい
でなくて、他の人だったら、図々しいなんて言われたら、めげてしま
うと思います。

 問題児であっても、賢人は無邪気でかわいいなと思いました。

 公園で加賀見先生の夫とあおいが話す場面、私だったら、不審者と
思って気軽には挨拶はできないと思います。

 最終回をどうまとめるのか?と思ったのですが、結局戻ってきたの
ですね。

 子どもが大人に合わせるのではなく、大人が子どもの目線に合わせ
ることで変わっていくことって多いと思います。賢人よりも、規子も
加賀見もより柔軟になってよかったと思いました。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 卒園式ではやはり涙してしまいました。これから3週間ほどの長い春休みと
なります。

 「薔薇のない花屋」を見ていなかったのですが、放映中なのに、昼間に再放
送が始り、所々見ました。野島作品なので、セリフが特有だと思いました。雫
の母役の本仮屋ユイカがビデオで恋人に話しかけるのに「君」という言い方を
使うのが、野島伸司らしいなと思います。(たま)

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