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タイトル:Daily Drama Express 2006/02/12 あしたの、喜多善男 (6)  2008/03/17


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/02/12 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル あしたの、喜田善男 〜世界一不運な男の、奇跡の11日間〜
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 喜田善男(小日向文世)
 矢代平太(松田龍平)
 杉本サマル(生瀬勝久)
 三波貴男(今井雅之)
 長谷川リカ(栗山千明)
 鷲巣みずほ(小西真奈美)
  森脇大輔(要潤)
 宵町しのぶ(吉高由里子)
原  案 島田雅彦『自由死刑』
脚  本 飯田譲治
主題歌  

あらすじ  第六話 暴かれる真実

 −− でも、ささやかなことでも、何かをするってことは、ささや
かではなくなるのかも知れません。オレに残された明日は、あと六日
間。

 喜多善男(小日向文世)が2000万円を手に立っていると、三波
貴男(今井雅之)が喜多の方を叩き、2000万円も手に入れられる
なんて、すごてと言う。

 喜多は、この金はオレのものじゃないと言うが、三波は屋上の柵を
越えて、大きくダイビングをしようとする。

 鷲巣みずほ(小西真奈美)が、喜多の耳元に何か囁こうとするが、
そのまま三波の方へ、歩いていく。

 三波はみずほの肩を抱き、みずほもニコニコしている。


 行方不明になっていた宵町しのぶ(吉高由里子)が、平和赤十字社
に、2000万円振り込んだというニュースが流れる。

 廃業した高級エステの部屋にいる、喜多、しのぶ、矢代平太(松田
龍平)。

 逃げ出そうとするしのぶを、平太は、オレ達のこと、黙っていられ
ないだろう、と止めようとする。

 平太は喜多に、2000万円払わせちまったのだから、ただではい
られない、と言う。

 トイレへ行くといってって姿を隠したしのぶは、そっと平太に近づ
き、平太の頭を殴って、逃走。

 喜多は必死に平太を介抱。

 正気付いた平太は、喜多と共に、しのぶを探す。


 みずほは森脇大輔(要潤)に、杉本サマル(生瀬勝久)から、みず
ほの会社を裏からそっと支えている人物がいる。その人の名を、みず
ほは知っているはずだと言われた、と言う。

 みずほは、三波のファイルを大輔に見せる。
 みずほは、飛行機事故って遺体は見つからないし、予約していた飛
行機に乗らなかったということも、よくあるでしょ、と言う。

 大輔は、三波がモーターボートに細工して、鷲巣を殺したっていう
ことですか?と言う。そして、そう思う根拠を問う。

 みずほは、勘でしかないと答える。喜多の夢を見ていたら、喜多が
現れた。三波が最近夢に現れた、と言う。


 三波の経歴を調べる杉本たち。
 三波はノースカロライナ大学の心理学科を首席で卒業し、日本に戻
って、大学へ勤めたが、派閥抗争に巻き込まれ、暴力事件を起こし、
大学を辞めている。

 杉本の部下は、心理学者のくせに、暴力なんて、と言い、杉本に、
歯科医だって、虫歯になることもあるだろうと、一喝される。

 大学を辞めた後の三波は、アメリカ時代のツテを利用して、輸入品
を扱っていた。その中に、モーターボートもあり、鷲巣が事故で亡く
なったとき、乗っていた物と同じ型も扱っていた。

 杉本は、偶然かどうかは、調べてみなければわからない、と言う。


 平太は喜多に、もう逃げるしかない、と言う。
 喜多は、自分が殺人犯になって死ぬ。死ねば保険金3000万円も
出るし、と言う。

 平太は、殺されるというのは難しい。でも、それほど言うなら、今
日、死んだら?と言う。やりたいこと、全部できたんだし、と。

 喜多は、今はまだ、死ぬときではない。死ぬときぐらい、誰にも干
渉されず、好きなようにしたいと言う。


 平太は、店の女の子から、長谷川リカ(栗山千明)がまた働きたい
と言ってきているとの報告を受ける。
 平太はすぐ行くと言い、喜多には、あの部屋へ戻っているよう言う。
あのアジトはまだ見つかっていないはずだから、と。


 ワイエスの画集をめくり、ため息をつく大輔。「夢に出てくる.....
か」とつぶやく。


 クラブで女の子達の練習風景を見ているリカに、「何してんだよ」
と声を掛ける平太。

 リカは、昼間の仕事を辞めて、ここでまた働くことにした、と言う。

 平太はリカを建物の裏手に連れて行くと、なぜ片山(温水洋一)に、
喜多を殺させようとしたんだと問う。

 リカは、もう待てない。父親は、リカを借金のカタに金を借り、姿
を消した。金がすぐに必要なのだ。

 派遣事務所の紹介で位ったら、『あの男』が待ち伏せしていた。リ
カの身体には、2000万円以上の価値があるらしい。あいつは身体
をきれいにしておけと言った。まるでリカの身体が商品であるかのよ
うに、と言う。
 それに、平太には喜多は殺せない。なぜならば、喜多は平太の父親
に似ているからだ。父親って言っても、本物の方、と言う。

 その時、店の女の子が、しのぶの記者会見が始まったと知らせる。

 しのぶは、世界には病気になってもきちんとした医者にかかれない
子供がいると知って、寄付をすることにした。2000万円は自分で
貯めたお金。でも、寄付すると人に言ったら、反対されそうなので、
姿を消した、と説明する。

 しのぶの2000万円という言葉に反応するリカ。

 平太はしのぶの会見を聞いていて、誘拐が自分のせいになると言っ
て、リカを連れて逃げようとする。

 そこに男が入ってきて、平太を捕まえようとする。
 その男は喜多をしのぶに紹介した人物だった。

 しのぶは、誘拐犯の隙を突いて逃げてきたといい、犯人として、片
山の写真を見せる。
 平太はその話を聞いて、助かったんだ、と胸をなで下ろす。

 2000万円を払ったのは、しのぶが言うところの『小指噛めおじ
さん』。男は、しのぶは2000万円で、その『小指噛めおじさん』
に買われたようなものだ、と言う。

 平太は喜多に、逃げなくても大丈夫だと伝える。
 喜多は、平太に迷惑を掛けなくて良かったと安心する。

 喜多は、しのぶは約束を守ってくれたのだと思う。だとすると、別
れる際、しのぶが「善男ちゃんのこと、絶対許さない」と言った真意
は何だろう、と悩む。

 でも、しのぶのおかげで、この3日間、みずほのことに悩みもせず、
楽しめた、と思う。

 『ネガティブ善男』が現れ、2000万円手に入れるなんて、すご
いっ.....って、夢の中で、三波が言っていたよな、と言う。

 自分がやったことが、良かったのか?と悩む喜多に、これで多くの
人の命が救われるのだから、いいことだろう、と言う。

 喜多が安心すると、ネガティブ善男は、知らない人は助けられるか
も知れないけれど、これでしのぶの自由は無くなった。身近な人を不
幸にしたのだ、と言う。

 ネガティブ善男は、一つだけ伝えておく。もうみずほのことを追い
かけるのは止めろ。夢の中に三波が現れたからって、世の中には知ら
ない方がいい真実だってある、と言う。

 喜多は、ネガティブ善男の首を絞める。
 ネガティブ善男は、そうしていると、まるで喜多がネガティブ善男
のようだな、と笑う。

 −− 真実?オレの知らない真実って、何なんだ。
    みずほ、みずほ。オレはどうすれば真実に近づける?オレに
は、その方法がわからない。

 そんなことを考えながら道を歩いていた喜多は、止まっていた車に
ぶつかり、謝る。

 乗っていたのは杉本で、喜多の名前を言うと、自分は三波と一緒に
商売をやっていた。もう、あれから11年になる。もうすぐ命日です
ね、と言う。

 喜多は杉本にごちそうになり、オイシイと感激する。

 喜多は杉本に、三波がいなければ、みずほとは結婚できなかったと
いう。
 共に入院し、車いすに乗っていた喜多と三波は、ウマが合い、よく
一緒にいた。

 ある日三波は、アンドリュー・Y・Sの画集を買って、ベッドで読
んでいるよう言う。みずほと話すきっかけになるから、と。

 喜多が画集を広げていると、本当にみずほは喜多に好意を持ったよ
うだった。

 それからも三波は、心理学者だから、的確なアドバイスだったんで
すね、と言う。

 喜多は驚く。三波は家具の輸入会社を経営しているだけで、そんな
話をしてくれなかったという。

 杉本は、三波はノースカロライナ大学の心理学科を主席で卒業して
いる、と言う。

 意外感に打たれる喜多に、奇妙ついでに、昔の仕事仲間で、三波を
見かけた人がいるというのですが、と切り出す。

 喜多は、三波が生きていることはない。もし生きていたら、真っ先
に自分の前に姿を現すはずだから、と言う。


 みずほの福祉事業は順調なようだ。

 大輔がみずほのカウンセラーに話を聞く。

 カウンセラーは、たまたま数日前に夢に見た人に会うなんてことは、
たまにある。それを11年も前に亡くなった人に会うなんてことは...
..と言う。

 食い下がる大輔に、プライバシーを話せない、とカウンセラー。

 大輔が、そっとお金が入った封筒を差し出すとカウンセラーは、一
般論と断って、11年前にとても好きな人に出会って、その人に死な
れてしまった。その心の穴をまだ埋められずにいるのだろう、と言う。
そして、亡くなった夫を愛してはいなかったようだ、と付け足す。

 三波が生きているかも.....という話に、呆然としながら街を歩く
喜多。


 リカは平太に、喜多が平太の本当の父親に似ていると言ったことを
詫びる。

 平太は、気にしていない。オヤジは、家を飛び出してのたれ死んだ、
と言う。

 平太は、やはり喜多のことは自分がやる。死にたい奴は死ねばいい
んだと言う。
 リカは、そんなことをするのはやめて、と止める。

 ねぐらである廃業した高級エステの部屋に帰り着いた喜多は、床に
座り込み、三波が生きている?三波が心理学者?とつぶやく。

 ネガティブ善男が現れ、喜多が知っていることなんて、所詮小指の
先ぐらいなんだ、と言う。


 みずほは、福祉関係の人と食事をし、ハイヤーで会社に送ってもら
った。

 その男はみずほに、自分たちの相性はいいだろうか、と問う。
 みずほは、自分たちはいいビジネスパートナーだと答える。

 男は今日、ある女性のために、2000万円払った。でも、才能の
ために、お金を投資することは嫌いではない。みずほが投資に値する
女性か、調べる方法があるといいながら、自分の右手の小指をハンカ
チで拭いている。

 その男は、やおらみずほにその小指を噛め、と突き出す。強く噛ん
で.....優しく噛んで.....と。

 みずほは、その小指を噛む決心が付かず、ハイヤーを降りると、自
分の車へ向かう。


 杉本は、何で三波はみずほのわうに魅力的な女性を、喜多に譲った
のだろう、と不思議に思う。


 平太は、廃業した高級エステのアジトで、喜多を探すが、いない。

 その頃喜多は、駐車場内で、発信していくみずほの車を見送ってい
た。

 −− みずほ、教えてくれ。お前と三波さんはいったいオレに何を
隠していたんだ?
    オレの未来はあと少しなんだ。だから、教えてくれよ。


寸  評  なんと、折り返し地点にて、みずほも三波も、別の顔を持ってい
たとは。
 確かに、この二人は今まで、喜多から見た目線で描かれていました。
喜多が知らない横顔をいっぱい持っているわけですよね。

 でも、今井雅之が、みずほの忘れられないほど好きな人で、アメリ
カの大学の心理学科を主席で卒業って、あの顔で、合わない!
 まあ、今まで喜多が知らなかったことについては、説得力が増しま
すけどね。

 そういえば、三波が生きていたら、喜多の11日後に死ぬという決
意はどうなるのでしょう。今更生きながらえることにしても、家は売
ってしまうし、その代金も散財してしまうし、で、生活の立て直しが
大変ですよね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 実は今まで「喜多」の漢字を間違えていました。どうも済みません。
 最初に、わざわざ「喜び多き」と言っているにもかかわらず。
 漢字変換システムは、ATOKを使用しているのですが、利口に変換してく
れるため、最初の頃は気をつけて変換しているのですが、その間に気付かない
と、あとは、仮名を打ったら、正しく変換してくれていると、妙に信用してし
まって、気付くことが少なくなってしまいます。
 人名・地名は気をつけなければ。(鈴木)

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