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タイトル:Daily Drama Express 2006/02/05 あしたの、喜多善男 (5)  2008/03/04


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/02/05 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル あしたの、喜多善男 〜世界一不運な男の、奇跡の11日間〜
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 喜多善男(小日向文世)
 矢代平太(松田龍平)
 杉本サマル(生瀬勝久)
 三波貴男(今井雅之)
 長谷川リカ(栗山千明)
 鷲巣みずほ(小西真奈美)
  森脇大輔(要潤)
 宵町しのぶ(吉高由里子)
原  案 島田雅彦『自由死刑』
脚  本 飯田譲治
主題歌  

あらすじ  5日目 誘拐犯が人助け!?

 留置場に放り込まれる喜多善男(小日向文世)。警察官は、「犯人
はお前で決まりなんだよ」と言って、取り合ってくれない。
 彼の顔は、矢代平太(松田龍平)に似ている。

 ナース服姿の鷲巣みずほ(小西真奈美)が、食事を持ってきてくれ
るが、檻の前で、ひっくり返す。

 喜多の夢だった。手錠と思ったのは、寝相の悪い宵町しのぶ(吉高
由里子)の両足で、両手を挟まれていたからだ。


 朝起きた矢代平太(松田龍平)が、喜多に電話するが、まだ電源は
入っていない。


 平太にしのぶの事務所の者からの電話が入る。誘拐犯から、身代金
・2000万円の要求があったけど、気の弱そうな人で、テンパって
いた、という。

 その電話で、平太と同じ温泉の仮眠室で寝ていたことに気付く片山
(温水洋一)。
 そっと抜けだし、長谷川リカ(栗山千明)に電話して、平太が箱根
にいることを告げる。
 リカは平太より先に、喜多を見つけ、やっちゃってくれ、と言う。

 片山は、余計なことだけど、平太と別れた方がいいよと言うが、リ
カに電話を切られてしまう。


 杉本サマル(生瀬勝久)の部下も、その温泉の仮眠室に泊まってい
て、朝、ホテルに泊まった杉本がやってきて、打ち合わせ。
 平太が通りかかったので、抱き合っている振りをして、やり過ごす。


 しのぶは喜多に、身代金要求の電話をするよう言う。自分はその間
に、偉いおじさんの恥ずかしい写真、贈っちゃうから、と。

 喜多は震える声で、しのぶの事務所に電話し、宵町しのぶ名義で、
世界十字社に2000万円振り込むよう指示する。

 偉い先生の恥ずかしい写真を受け取ったしのぶの事務所では、振り
込むしかない、と思い始める。

 喜多が電話を終えると、しのぶはその2000万円を二人で使うん
じゃないの?と、不満顔で文句を言う。


 デザイン画にコメントをつけているみずほ。
 森脇大輔(要潤)が部屋に入ってきて、良いニュースとして、保険
事務所から契約を前向きに検討してくれると言ってきたと報告。
 悪いニュースとしては、亡夫・鷲巣の死因に不審な点が見つかり、
警察がまだ調べている。また、みずほにも事情聴取があるだろうと報
告。
 みずほは、そんなことがあると、保険事務局との契約にも影響して
しまう。すなわち、良い知らせも無しね、と言う。


 喜多はしのぶと一緒に、箱根神社にお参り。

 そこの社務所では、片山がおみくじを引いていて、写真で喜多の姿
を確かめる。でも運勢は『末吉』。少し悩む。

 神社の石段を下りていくと、しのぶが喜多に、何を一心に祈ってい
たのか問う。
 喜多は、他人のお金を取ってしまうのだから、謝っていたという。

 しのぶは、自分のお金、いや、自分たちのお金になるわけでもない
のに、と不満顔。

 石段の下で老人がよろける。
 喜多は思わず老人を助ける。
 老人とその老妻は喜多に礼を言い、もう大丈夫ですと言う。

 しのぶは、喜多はしのぶだけでなく、みんなに親切なのね、と不満
顔。

 その老人が、苦しみながら倒れる。
 喜多は老人に駆け寄り、老人に呼びかけながら、人を呼ぶ。

 石段を下りてきた片山が、声を掛ける。
 老妻が、「首に薬!」と叫ぶ。

 片山は、老人が首からさげている薬入れから薬を取りだし、「ニト
ロか、心臓病だな」とつぶやくと、その薬を老人に飲ませ、これで大
丈夫だと言う。

 喜多は、片山がお医者さんか聞く。
 片山は、外科医をやっていた。でも、ついこうして人を助けてしま
う。それがイヤで医者をやめたのに、と言う。

 片山と喜多は、老人をとりあえず布団に寝かせる。片山は老人の脈
を診て、このまま安静にしていれば良くなるだろう、と言う。
 老夫婦は、気ままな二人旅をしている、と言う。


 みずほは、心理カウンセラーに話す。
 喜多の夢を見たら、喜多本人が現れた。
 今度は三波貴男(今井雅之)の夢を見るようになった。今度は三波
が現れる気がする。
 三波は11年前、飛行機事故で亡くなった。現れるはずがないのに、
とみずほ。
 カウンセラーは、亡くなった人が現れることはない。夢に現れる人
がみんな現実に現れると考えてはいけない、と言う。
 三波は、飛行機事故によって死亡したと見られると新聞記事に書か
れていた。

 カウンセラーから、三波はみずほにとってどんな人だったのか聞か
れ、理想的な男性でしたと答えるみずほ。

 カウンセリングが終わって、みずほが車に乗り込むと、大輔からの
電話が掛かってくる。
 警察が事情聴取のために会社に来ると連絡があったという。
 みずほは会社に警察が来ては絶対ダメ。みずほ自ら出頭するので、
そう伝えるように!と強く言う。


 平太は、今日も箱根の町を、喜多を探し歩いている。


 先に東京に戻っていた部下から、電話を受ける、まだ箱根で足湯に
浸かっていた杉本。
 部下は、みずほがまた、警察に事情聴取されていると報告。
 杉本はその話に食いつき、部下が次に話した、喜多と一緒にいる女
性のプロフィールについては、あまり関心を示さなかった。
 杉本は、急いで東京に戻ることにする。


 ロープウェー乗り場にやってくる平太。止まっているロープウェー
の乗り場で、いらだたしそうに缶コーヒーを飲む。


 リース会社を訪ねるリカ。そこにいた男に、派遣会社の紹介で来ま
したと言う。

 男はリカの名前を知っていて、近くに来るよう言い、一回転させて
から、向かいの椅子を勧める。

 男はリカにいきなり、父親の借金を期日までに返せなかったときの
覚悟ができているか問う。もう2000万円以上になっているだろう、
と。

 男は、リカの前に、エステの無料回数券を投げてよこす。お肌がつ
るつるになるから、と。

 リカは黙って立ち上がる。
 男はリカの肩をつかみ、どこにも逃げられないぞ、と脅す。

 外を歩きながら、無料回数券を破り捨て、涙ぐむリカ。

 片岡から電話。喜多は見つけたけど、なかなか1人になってくれな
い。いい人らしいのに、本当にヤッちっゃっていいのか、と問う。

 リカは、いいんだ。やっちゃってから連絡しろ。一々連絡してくる
な、と怒鳴る。

 喜多はしのぶの事務所に電話し、振り込んだか問う。
 事務所の人は、もうちょっと待って欲しい、と言う。

 喜多はしのぶの指示通り、早く振り込まないと、あの写真をマスコ
ミにばらす、と言う。

 しのぶは喜多に、寄付なんてやめて、2人でそのお金を使おう。あ
の老夫婦のように、ずっと一緒にいよう、と言う。
 でも、喜多はそれはできないと断り、しのぶはプイッと行ってしま
う。

 喜多は、老夫婦の部屋を訪ねる。夫人はお風呂へ行くと、席を外す。
 老人は、喜多のフルネームを言う。
 驚く喜多に、中学の時の国語の先生・佐藤だと名乗る。
 喜多は、自分のように目立たない生徒を、覚えていた佐藤に、驚く。
 佐藤は、人のいやがる仕事でもこなしていた、喜多のことを覚えて
いた。
 喜多は、みんなに押しつけられただけだという。

 佐藤は、自分たちが旅をしているのは、実はじっとしているにはつ
らすぎるからだと、打ち明ける。

 佐藤は、布団の脇に置いてあった風呂敷包みをほどき、中の色紙の
中から、喜多のクラスのものを取り出す。そこに喜多は、佐藤の「つ
らさの後には幸せが来る」という言葉を胸に生きていくと書いていた。

 しのぶに声をかける片山。なぜ喜多と一緒にいるのかと問い、勝手
にツーショットの写真を撮る。

 しのぶは逃げ出す。

 ホテルのフロントで、喜多としのぶが泊まっているんだろう、と問
う。

 片山は、平太から姿を隠そうとする。

 平太が「あっ」と言うので、見つかったかとビビルと、平太が見つ
けたのは、しのぶ。

 平太は、しのぶの腕をつかみ、佐藤の部屋へ連れて行く。

 しのぶは帰る!と立ち上がるが、平太が押しとどめる。

 平太に、2000万円をどういるのかと問われた喜多は、寄付した
と答える。
 何でそんなこと、したんだよ!と怒る平太。

 佐藤は、「うるさいぞ!喜多善男!」と一喝する。


 東京のオフィスに戻った杉本。
 部下は、ネットでしのぶが仕事をすっぽかし、行方不明、とのニュ
ースを見ている。

 杉本は、喜多と一緒にいた女がしのぶと判明して、スッキリしたと
言う。


 しのぶの事務所では、ネットの書き込みに、箱根の河鹿荘で見たと
いうのが多いので、箱根に行くという。


 佐藤夫妻、喜多、しのぶ、平太で一緒に鍋を囲む。

 佐藤が体調を崩す。
 喜多が献身的に介抱していると、佐藤は自分にも喜多ぐらいの年の
息子がいるが、一度もこんなことをしてくれなかった。その息子は、
人を殺めてしまった、と言う。

 喜多は、佐藤の吐瀉物を、外のゴミ箱に捨てに行く。

 そこに、『ネガティブ善男』が現れ、喜多は人がいやがることをや
っているんだなと言う。

 『ネガティブ善男』が姿を消すと、後ろから、ダーツの矢を構えた
片山が忍び寄る。

 その片山を、平太が取り押さえる。


 平太が、しのぶの事務所の者たちが来ることを察知して、慌てて抜
け出す。
 去り際、佐藤が喜多に、生きていればいいこともある。いつか幸せ
になる、と声を掛ける。

 高速を走り、東京へ向かう喜多たち。


 リカは、平太のクラブの店の女の子達に、エステの無料回数券を上
げる。回数券は、なぜかテープで修復されていた。


 カウンセリングを終えて駐車場へやってきたみずほに、声を掛ける
杉本。
 みずほのことを陰から守っている人がいる。誰なんだ?と問う杉本。
 みずほは、10億円払ってくれたら話してあげる、と言う。

 部下は杉本と二人きりになると、誰がみずほを助けているのかと聞
く。
 杉山は、そんな人、知らない。これから探すまだという。すなわち、
ハッタリだったのだ。


 リカが片山に電話し、もうやったか聞く。
 でも、その電話を受けたのは、平太。片山が落とした携帯を拾った
のだ。

 −− 先生、オレの明日は数えるほどしか有りません。だからオレ
が幸せになるってことは.....


寸  評  やっと、リカの背景が見えてきました。平太のためだけに、保険
金詐欺(と殺人?)という危ない橋を渡っている訳ではなく、自分自
身の切実な事情があったのですね。
 リカが片山に、できる限り早く喜多を始末して欲しいと頼んだのは、
平太に先んじて、喜多の死亡保険金をかすめ取るためなのでしょうか。

 また、今回、今まで、死んだ者として扱われていた三波が、もしか
したら生きているかも知れないということになりましたね。
 喜多とみずほの結婚式のシーンから、三波もみずほを好きだったん
だろうな。でも友である喜多のために身を引いたのだなと感じていま
したが、なんと、みずほが本当に好きな、理想の男性が三波だったな
んて。

 意外なことが沢山飛び出した回でした。これからのストーリーを複
雑にしてくれそうで、楽しみです。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 今回、達者な子役、しかも、セリフもすごい!という子が多いのにびっくり
しました(「薔薇のない花屋」雫ちゃん、「斉藤さん」斉藤さんの息子、「エ
ジソンの母」賢人くんなど)が、借金ネタも多いですね。
 「貧乏男子」で、毎回毎回借金地獄かと思ったら、ここでも借金に追い回さ
れることに。「1ポンドの福音」は、まだ借金にまでは至ってないだけ、幸せ
か、というところですね。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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