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タイトル:Daily Drama Express 2008/02/22 エジソンの母 (7)  2008/02/29


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/02/22 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル エジソンの母
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 鮎川規子(伊東美咲)
 美浦博之(谷原章介)
 加賀見佑子(松下由樹)
 花房あおい(坂井真紀)
 青柳美月(杉田かおる)
 岩井雄三(田中要次)
 久保裕樹(織田よしひこ)
 花房賢人(清水優哉)
 花房チエ(上村香子)
脚  本 大森美香
主題歌  『』

あらすじ 第7話「永遠にパクパク鳴れ!幸せの防犯ベル」

 教育委員会の部長・織田(森口瑶子)がやってきた。教育委員会に
寄せられた苦情メールが43通にもなったからだ。

 織田は加賀見佑子(松下由樹)を見て「久しぶりね。あなたが担任
なさればよかったのに」と言う。織田は文部フェスティバルのポスタ
ーを見て見学をさせてほしいと申し出る。

 鮎川規子(伊東美咲)は1年2組の児童たちにフェスティバルでや
りたい出し物を発言させる。「赤ずきん」がいいと青柳玲実(村中暖
奈)が発言。規子は「『赤ずきん』はちょっとダメです。」と言う。
2年前3年生でやったが話が残酷だということで抗議があった。狼の
お腹を猟師がジョキジョキ切って石を詰めて死なせ、毛皮をはいで持
って帰ったからだと言う。

 規子の呼び出しで花房あおい(坂井真紀)がやって来た。加賀見は
自分も立ち会うことを申し出る。あおいは、花房賢人(清水優哉)の
雪の絵が掲示されていることを見て感激する。以前の小学校では、友
だちが好きな紫で顔を描いたために問題視されたと話す。

 あおいは、未熟だと言ったことは「頭ごなしに叱ったりしないでこ
ういう風に賢人のことを大事にしていくれそれが嬉しいという意味な
んです」と訂正する。

 加賀見は「この絵は何を描いているんです?」と尋ねると、あおい
は秋田から東京に出てきた日の絵だと説明する。夫がいなくなり夫の
実家を出て、雪のいっぱい降る中を歩いた時のことを話す。

 辛い思い出ばかりではなく熊に会って追いかけたこともあったと話
すあおい。
 それを聞いた加賀見は「なんて滅茶苦茶な親よ。これじゃあ、あん
な無茶苦茶な子が育つのも当然な話」と思う。
 規子は「なんてタフな女なんだろう。私の人生とは全然違う」と思
う。

 廊下で聞いていた岩井雄三(田中要次)は「こういう母親に育てら
れていたら私の人生は違っていたかもしれない」と思う。
 久保裕樹(織田よしひこ)が、下校途中、賢人と玲実たちは変質者
に会ってしまったと報告に来た。賢人たちは警官に連れられて職員室
にいた。

 迎えに来た青柳美月(杉田かおる)は賢人も一緒にいたことを不快
に思う。賢人は「あっそうだ。ひらめいた」と言って出て行ってしま
う。

 喫茶店。規子は美浦博之(谷原章介)に忘れていったコートを返す。
美浦はあおいにはふられたと報告。あおいと賢人は俺より規子の方が
好きだと不満そうに話し、親切にしてやれよと言う。

 規子は「そりゃあ。全部答えてあげたいわよ。でも彼の質問ばかり
答えていたら、全体の授業が進まなくなるのよ。」と言う。美浦は
「他の数十人を平凡に育てるために、一人の天才の才能を犠牲にする
しかないと」と反論。

 規子と美浦は互いに反対の教育論を展開し口喧嘩になる。

 賢人の家。あおいが賢人に「賢人が今楽しいのは、先生やお友だち、
みんなが賢人のことを大事にしてくれるからなんだよ。みんなとずっ
と一緒にいたい。ずっと一緒にいるみんなこと大事にしなければ。迷
惑をかけちゃダメ。みんなが何を考えていて何を喜ぶかちゃんといっ
ぱい考えるの。そうじやなきゃ。みんなを幸せにするマシーンなんか
作れないぞ」と話す。

 美浦が喫茶店を出て行った規子を追いかけて来た。
 規子「私は花房君が天才かどうかなんてどうでもいい。一人の児童
として大事だし好き。追い出したくないと思ってる。だからあんたな
んかに心配されなくてもちゃんと頑張りますから」
 美浦「そうだな。学校で一番少年を守れる立場なのは担任であるお
前だって。発明王トーマス・エジソンは、教師にお前の脳味噌は腐っ
ていると言われてドロップアウトしたが母親の愛と教育によって偉大
な人物へと成長した。花房賢人の母もエジソンの母に負けないくらい
大きな愛を持っていると俺は思う。その母親がお前を頼りにしている
んだ」
 規子は「わかってるわよ」と言う。

 賢人は「赤ずきん」が残酷にならないように、考えた。児童たちは
規子に考えたお話を見せる。規子は少し考えて「この『赤ずきん』を
やりましょう」と言う。

 職員室で、残酷なシーンはそこだけ話を変えると報告する規子。加
賀見は以前のことを覚えていて、「花房くんはダチョウの役だったわ
ね」と言う。

 公園を一人で帰る賢人は美浦に合った。二人は美浦の研究室へ。賢
人が童謡の「やぎさんゆうびん」の話をする。ずっと手紙のやりとり
をしてい羨ましいというのだ。パパはママが何度お手紙を書いても返
事をくれないからだ。

 規子は台本を書き上げた。

 美浦はあおいへ短歌で手紙を書いた。「きらきらと実れ真紅のさく
らんぼ この手のひらをこぼれてもなお(あなたに嫌われたかもしれ
ない僕だけど、あなたたち親子を心から応援しているという意味)」
 美浦にあおいから手紙とみかんが届けられた。

 賢人の成績を見る織田。「バカか天才か」とつぶやく。

 「赤ずきん」の劇が始まった。狼が赤ズキンに、自分が今からしよ
うとすることを当てられたらおばあさんを帰してやると言う。赤ずき
んが狼に「あなたのすることを当てましょう。あなたは私のおばあさ
んを食べてしまいます。」と言う。狼は考える。
 考えるうちに食べていいのか食べない方がいいのか頭の中がごちゃ
ごちゃになって、口をパクパクあけたり閉めたりする。

 それを見た織田は「人食いワニのジレンマの応用」と言う。
 おばあさんを食べてしまったら、狼がすることを正しく言い当てる
ことになるので、おばあさんは帰さなくちゃいけない。でもおばあさ
んを帰してしまうと赤ずきんが言ったことは間違いなので食べていい
ことになる。でも、食べたら赤ズキンが正しいので、帰さなくてはい
けない。

 ダチョウ役の賢人が「ひらめいた」と舞台から降りた。狼がずっと
パクパクしていると口に石を入れる赤ずきん。

 「しまった」と悔しがる狼。おばあちゃんを助けて、森のうちに帰
り、誰も食べられなくてすんだ。

 「何だかおかしな劇だったわ」と話す美月たち。みんなで話を考え
たと話す児童。

 それを聞いた織田は児童に質問。パクパクするところは賢人が考え
たことを知る。
 美月は、織田の顔を見て時間のある時に話を聞いてほしいと頼む。
織田は微笑む。

 劇を途中で抜け出した賢人は防犯ブザーを作っていた。狼のパクパ
クを見て装置を考えたらしい。

 狼のジレンマとは、
 狼が食べる→赤ずきんの言う通り。
 食べられない→赤ずきんの言う通りでない。
 食べていい→赤ずきんの言う通り。
 という具合に、一つの状態に安定せず留まることができない状態。

 これと同じ様なスイッチを賢人が作った。回路に電流を通すと電磁
石がスイッチAをくっつける。Aがつくと連動する反対のスイッチB
が離れて電流が途切れる。
 するとAがくっつけていた磁力が消え、Aが離れる。すると反対側
のBがくっついて電流が離れ、電磁石がスイッチAをくっつける。

 「ずっと永遠に鳴るんだよ」と賢人。

 「鮎川先生、さっきの劇は何なんですか?」と加賀見が入って来る。
保護者からクレームがくることを考えて事前に内容を言ってほしかっ
たというのだ。
 規子は、児童たちの自発的な意見を聞いてあげたかったと弁明する。

 青柳親子が入ってきて、賢人が防犯ベルを玲実にプレゼントしよう
とするが、美月が即座に断る。その大人げのない言い方に加賀見が苦
情を言う。険悪なムードが流れる中、規子は自分が防犯ベルをもらい
たいと言う。

 賢人は「先生、僕役に立った。ずっとずっと一緒。先生やクラスの
みんなとずっと一緒にいられる」と聞く。規子は「うん。きっとね」
と答える。あおいが「このマシーンは賢人の記念すべき人を幸せにす
るマシーン第一号だね」と言う。

 加賀見は、賢人や規子とあおいに発表会を抜けた注意をする。児童
たちが入って来て、賢人の装置を誉める。

 帰り道。賢人のそばに行き、礼を言う玲実。それを見た美月は「す
ぐよ。もうすぐ教育委員会と手が組めるわ」とつぶやく。

 規子は帰り道、防犯ブザーを自転車の荷台に載せてもらったことを
後悔している。
 そこにコートを着た変質者が現れ、防犯ブザーを鳴らす。逃げて行
く男。

 「助かった」と思う規子だが「今年はついてない」と思う。


寸  評  母親の目で見ると、笑えないこともあるこのドラマ。賢人の「僕
役に立った」という言葉では涙ぐんでしまいました。子どもの笑顔は
かわいいなあと思います。

 あおいの評価が、加賀見・規子・校長とすべて意見が違うのがおも
しろったです。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 もうすぐ3月ですが、相変わらず寒い日々です。園の大きな行事が終わり、
少しほっとしていますが、寒かったので、少し風邪をひいてしまいました。今
年は家でも外でもフリースが大活躍しています。静電気がいやですが、風を通
さないので温かいです。(たま)

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