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タイトル:Daily Drama Express 2008/01/29 貧乏男子 (3)  2008/02/13


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/01/29 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 貧乏男子 ボンビーメン
局  名 日本テレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 小山一美(小栗旬)
 オムオム(ユースケ・サンタマリア)
 新城すみれ(仲里依紗)
 白石 涼(三浦春馬)
 中原未海(山田優)
 引田修三(八嶋智人)
  チャぎー(上地雄輔)
 テルテル(音尾琢真)
脚  本 山岡真介
主題歌  BENNIE K 『』

あらすじ  3rd debt ボンビーメンvs結婚できない男

 小山一美(小栗旬)の母親は、内職で造花を作っている。沢山作っ
ても、やっと800円.....
 突然母親は、胸が痛いと倒れる。持病で.....
 母親は一美に、お祭りで叩いていた太鼓を叩いて欲しいと頼み、太
鼓を叩く一美。

 でもそれは一美の夢で、ドンドンという音は、ドアを誰かが叩く音。

 目覚めた一美がドアを開けると、チャぎー(上地雄輔)とテルテル
(音尾琢真)が立っていて、金返せ、と言う。

 一美が金がないと言うと、それはよくて、今日の用件は、オムオム
(ユースケ・サンタマリア)が決めた利率を伝えること。利率は『ト
イチ』と言うが、一美もテルテルもその意味を知らない。

 そこでチャぎーは、オムオムから預かってきた手紙を読む。10日
で1割の利息なので、もし何もせず1年放置したら、利息は
3000万円以上になるということ。


 オムオムは、チャぎーの報告を聞く。一美は最初ショックを受けて
いたが、すぐに立ち直り、毎日1万600円ずつ返せばいいってこと
ですね、と言っていたと言う。

 オムオムは、どこまで続くか見物だと言う。


 コインランドリーで、中原未海(山田優)と引田修三(八嶋智人)
に、トイチの話をする。
 修三が、毎日1万600円返したとしたって、それは利息だけ。元
金は減らない、と言う。
 一年放っておいたら、3000万円以上になるという話に、未海が、
家買えますね、と言う。

 マイホームか.....とつぶやく一美に、お前に家は一生無理、と修
三。

 お金に困っているのに、一美は道ばたに座り、犬に今日売れたら餌
をあげると言い聞かせながら亀の子たわしを売っている男を見て、そ
のたわしを買ってしまう。たわしなんて使うこと無いのに.....


 大学で新城すみれ(仲里依紗)から、卓球大会に優秀したら、優勝
賞金10万円というポスターを見せられる。
 一美は、大会出場のための仲間を集める。


 未海が一美に、梅干し入りのおにぎりをくれる。お昼の残りだから、
と。
 種まで食べます!と言う一美に、そこまで食べない方がいいと思う
けど.....と未海。

 すると未海が、不思議そうに指さす。
 一美もそちらを見ると、修三が美人と一緒に歩いている。

 二人で修三に話を聞くと、お見合い相手で、彼女の方から、惚れて
きたという。

 一美は白石涼(三浦春馬)に、バイトを掛け持ちするという。
 涼が、自分がこたつや食料を貰ってしまったので、借金が増えたの
かと聞く。
 関係ない、と一美。

 一美は、大学では卓球の練習をし、ファミレスのバイトのほかに、
夜の道路工事のバイトもしていた。


 修三は、彼女から結婚できなくなったという電話を受ける。訳を聞
くと、父親の会社が倒産して、莫大な借金ができてしまったので、修
三に迷惑を掛けられないから、と。


 一美は、今日もオムオムに利息を返しに行く。
 オムオムは一美と未海は、チョコチョコと顔を見せるが、修三はど
うしているか聞く。
 一美は、うまくいっているんじゃないですか、と言う。

 一美はオムオムに、修三はなぜ借金をしているのか聞く。
 オムオムは、お金が動くときは必ずそこには感情があると教える。
修三の借金は、結婚詐欺にあったためだった。

 一美は、道路工事のバイトは、上腕二頭筋に効果的、と積極的。

 お弁当の差し入れがある。一美は、ウナギ弁当に、恍惚となる。

 一美のそばにいた年配の工事人が、ウナギ弁当を食べず、ビニール
袋に入れていた。訳を聞くと、家には子供が五人いるので、食べさせ
てやりたいという。
 一美は、顔で笑って心で泣いて、自分の弁当も、子供のために、と
あげる。

 ふと一美が道路を見ると、酔っ払った若者3人が、その年配の工事
人から、うなぎ弁当を取り上げようとしている。
 一美が工事人をかばうと、今度は若者は一美に暴力をふるい始める。

 勤務中の修三が通りかかり、一美につかみかかっている若者の手を
ひねり上げる。
 その様子を残りの二人の若者が、ニヤニヤ笑って写真を撮っている。
修三はその二人に対して、友達ならそんなことをせず、止めるべきだ
ろう、と説教をする。

 修三は一美に、いつもはそんなまじめに勤務している訳ではないの
に、今回は頭に来て、と言う。


 一美が道路工事のバイトを終えて帰宅すると、涼が一美の身体を心
配する。
 一美は、身体だけは丈夫に生んでくれた両親に感謝しているという。

 家に帰って寝ていた一美は、無意識に亀の子だわしをかじり、その
痛さに、亀の子だわしをかじったことに気付く。コロッケに見えたの
だ。

 涼は一美のために食事を作ってみたので、と誘う。
 喜んでごちそうになる一美。それは、豚骨ラーメン丼。特徴は紅シ
ョウガのトッピング、と言う。
 おいしい!と食べる一美。


 一美、未海、修三が揃ってオムオムの前に座っている。修三は、二
人の用が済んでから話す、と言う。

 一美がお金を返し、未海の用も済んで、二人が部屋を出て行くと、
修三はおもむろに、オムオムに200万円貸して欲しいと頼む。よん
どころない事情ができて、と。

 するとそこに一美と未海が飛んできて、修三は借金はしない、と言
う。まだ二人とも、帰ってはいなかったのだ。オムオムは借りるのか、
借りないのかと問う。

 一美は三人で意見を揃えてから来ます、と修三を部屋から引っ張り
出す。

 コインランドリーで、修三を止めようとする未海。

 ムキになる修三に、未海は、修三は前に結婚詐欺にあっているから、
そんなこと言うんだろう。そんなにしてまで、結婚したいのか、と問
う。

 修三は、自分はどうやっても結婚したい。結婚して、人並みの幸せ
を手に入れたい。こんな自分と結婚してくれる人が現れた。そのため
なら、200万でも300万でも借金してやる。いいよね!と、未海
と一美に、念を押す。

 未海は反対したが、一美は修三が本当に結婚したいと思うなら、と
言う。

 オムオムのところに200万円借りに行く修三。


 一美が大学へ行くと、卓球大会出場の仲間は、5人になっていた。
ほかの人たちは、倒れてしまったのだった。

 すみれが一美の顔色が悪いと心配するが、一美は大丈夫だと言う。


 次に練習に行ったときは、遂に三人。一美は、いろいろな意味で、
自分は風邪を引いている場合じゃないから、と言う。

 チャぎーとトムトムは、オムオムに、一美が校内卓球大会に出ると、
報告する。

 オムオムは、一美はまだ倒れないんだ、と言う。


 修三は、結婚相手に200万円渡す。そして明日、教会で楽しみに
待っているという。


 未海が勤め先のサラ金会社の窓口に座っていると、借金200万円
を返しに来る女性がいる。修三が結婚すると言っていた女性だ。

 未海は、バイト先に一美を訪ね、話す。

 その頃、卓球大会は勝ち進み、一美の番が近づいてきていた。
 すみれが一美の携帯に電話しているが、出ない。

 卓球大会の決勝戦の相手として、オムオムの一団がやってくる。
 オムオムは、全国卓球大会・ホスト部優勝なのだ。一美達なんて、
軽くひねってやる、とオムオム。

 一美は教会に駆けていき、座り込んでいる修三に話す。
 そして、修三は、結婚していても、していなくても、立派なお巡り
さんです、と言う。
 修三は一美に、何度も『立派な』と言わせる。

 一美は、そういう時は、夕陽に向かって走るのだ、と言い、三人で
走る。

 でも、途中で一美がバタリと倒れ、白目を剥く。

 修三と未海は、長身の一美を、やっとのことで部屋に運び、寝かせ
る。
 無理しすぎてたんだね、と修三。
 あんたも、二回もだまされて、と未海。
 修三は、どこか賭けていた部分があるんだ、と言う。

 そこに涼が顔を出す。向かいに住んでいる者ですけど、と。

 一美の携帯が鳴り、涼が代表で出る。すみれからで、もうすぐ一美
の番だという。

 涼が卓球大会に駆けつけ、一美の代理として、オムオムと決勝戦を
戦う。
 そして勝つ。
 涼は、すみれと抱き合って喜ぶ。

 そこに一美が駆けつけてきて、一緒に喜ぶ。


 一美がオムオムに今日の分の利息を返済する。

 オムオムはずっと不機嫌。でも、一美にこれでお金と気持ちは常に
結びついていることが、わかっただろう。修三も、気持ちでお金を借
りた。お金をだまし取った人間と、だまし取られた人間、どちらが悪
いか−−同じだ、とオムオム。
 修三だって、結婚という見返りを求めて、金を貸したのだ、と言う。

 そして一美に、『お金』と、『気持ち』どちらが大切だと思うかと
問う。
 『気持ち』と答える一美。修三はその女性を愛したのであり、人を
愛したと言うことは、素晴らしいという。

 なら、ゲームをしようとオムオム。
 白紙のトランプを2枚用意し、片方に『気持ち』、片方に『お金』
と書き、伏せる。そして、一美が『気持ち』を引けば、利息は無しに
する。逆に『お金』を引いたら、借金の条件を変える、と言う。

 一美はそのゲームに参加し、一枚のカードを引く。結果は『お金』。
 今度オムオムが出した条件は、一週間以内に借金を全額返済すると
言うこと。

 ショックを受けながらオムオムの所を出る一美。

 実は、一美の前にあった札は、両方とも『お金』だった。オムオム
がすり替えたのだ。なぜなら、卓球で負けたことにむかついていたか
らだ。


 一美と涼が働くファミレスに、すみれがやってくる。卓球大会優勝
のお礼に、涼にプレゼントを持ってきたのだ。

 そのプレゼントを受け取った涼は固まる。
 病気か?と心配する一美に、涼は、すみれを好きになってしまった
ようだと言い、一美は素晴らしい。応援する、と言う。


寸  評  わたし自身は、家のローンはさすがに組むと思いますが、欲しい
物を買うための借金は絶対したくない派です。
 よって、一美達のように、容易に借金する人を、そもそもは理解で
きませんが。

 でも、トイチを理解していないというのは、怖いですね。そういう
若者に対しては、いい啓蒙になると思います。
 ただ、利息制限法で、高率の利息は返さなくていいわけですから。
ストーリー上は一美が借金返済に振り回されなければ成り立たないの
でしょうが、正しい知識は持って欲しいですね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 今期、一番のドラマは何か?−−難しい質問です。で、考えました。
 そこで、『エジソンの母』にしました。もちろん『薔薇のない花屋』や、
『佐々木夫妻の仁義なき戦い』も面白いです。でも、ユニークさで、『エジソ
ンの母』を選びました。
 先日の放送で、どうして平等なのに、貧乏と金持ちがいるのかという件です
が、あそこまで、難しい説明をするのであれば、この『平等』の意味を説明す
れば分かり易かったのに、と思いました。つまり、保証しているのは『機会の
平等』であり、『結果の平等』ではないと。だから、結果として、金持ちにな
る人も、貧乏になる人がいるが、それについては、憲法の保障の範囲外である、
ということ。
 逆に、共産主義は『結果の平等』を保証しようとして、結果が同じならと、
みんな働く意欲を失ったということを。(鈴木)

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