メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2008/02/01 エジソンの母 (4)  2008/02/07


===================================================== 発行部数   25 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/02/01 (Fri) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 金曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル エジソンの母
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 鮎川規子(伊東美咲)
 美浦博之(谷原章介)
 加賀見佑子(松下由樹)
 花房あおい(坂井真紀)
 青柳美月(杉田かおる)
 岩井雄三(田中要次)
 久保裕樹(織田よしひこ)
 花房賢人(清水優哉)
 花房チエ(上村香子)
脚  本 大森美香
主題歌  『』

あらすじ 第4話「どうしてウチは貧乏?年収より大切なものを子供たちが学
ぶ」

 花房賢人(清水優哉)は授業参観の帰り道、工事現場でセメントを
混ぜているところを見る。
 工事現場の渡部(我修院達也)が賢人にヘルメットを貸してくれ、
工事の様子を説明してくれる。

 鮎川規子(伊東美咲)は授業参観で保護者のクレームが殺到し、緊
急の職員会議に呼ばれていた。
 規子は校庭で賢人が転んでいた女の子を助け起こしたことで、賢人
の優しさに気付いた。教えなくても優しさを知っている賢人を見て規
子は教育ってなんだろうと考える。就職の冬の時代に必死に勉強して
試験に合格した規子は、特に子どもが好きとか、教育に情熱とか。日
本の未来のためにとか思って教師になった訳ではなかった。

 職員会議。加賀見佑子(松下由樹)は規子の授業の失敗を「保護者
が教師をなめる。保護者がなめる相手には当然授業は今まで以上に荒
れ出し、そのせいでまた保護者になめられる。これじゃ教師の信頼の
デフレ・スパイラルよ」と嘆く。

 副担任の久保裕樹(織田よしひこ)が元彼が聞いていたことを話そ
うとしたため、規子は大声を出して止めさせる。規子は疲れで立ちく
らみ、みんなは規子が疲れていると心配する。加賀見は、教師が学級
崩壊で依願退職した例を持ち出し、賢人を何とかしなくはいけないと
力説。

 そこへ校長の岩井雄三(田中要次)が現れ、授業を見たが、賢人の
記憶力が素晴らしいとほめ「一種の天才かもしれません」と言う。

 加賀見は賢人の件は、まとめテストの結果を見てからということに
して、一時保留とした。

 テストの結果。0点。「やおやさんがみかんを15円、リンゴを20円
で売っていました。みかんと合わせていくらでしょう」という問いに
「ママがりんごとみかんは同じかごに入れてはダメといっていた」と
書いてあり、規子は頭を抱える。

 八百屋「はなふさ」にやってきた美浦博之(谷原章介)は祖母・花
房チエ(上村香子)から不審者に間違われる。

 賢人は浴室を水びたしにする。磁石を使って、お湯を自動に停止さ
れる装置を作る実験をしたためだ。

 社会見学で鉛筆工場へ。質問の時間。規子は賢人以外の子どもに当
てるが、児童の問いは結婚しているかというプライベートなもの。工
場の牧瀬(岡森諦)が「バツイチ」と答えている時に、1組の担任加
賀見が入って来る。

 質問は工場のことに限定し、また質問がないかと聞く。賢人が「ど
うして鉛筆は紙に字が書けるのですか?」と尋ねる。工場の野中(近
藤公園)が黒鉛の細かい粒が紙の表面にくっつくと答える。その後の
賢人の質問はまともなものばかりだったが、加賀見が賢人の一人舞台
になることを懸念し、他の児童の質問を聞く。

 青柳美月(杉田かおる)の娘・玲実が「年収は何万円ぐらいですか」
と聞く。
 野中が「300万円ちょいかな」と答える。玲実は「安すぎって感じ」
と言う。加賀見は「別に安くはないですよ」と言うが「年収1000万円
以下の男の人とは結婚しちゃいけないんだよ」とママに言われたと玲
実が言う。

 加賀見は「年収なんかで人を見てはいけません」と言うが、児童た
ちには通じていない。

 玲実は「規子先生はどっちがいい?顔は同じで背も同じ。どっちも
性格が良くてお金持ちか貧乏だったらどっちと結婚したいですか?」
と聞く。規子は心の中ではもちろんお金持ちと思ったが「貧乏な方か
な」と答える。久保は「絶対偽善ですよ」とつぶやく。

 児童たちは信じないが、加賀見は人は性格で判断するものなのよと
説明する。
 賢人は「どうして世の中にはお金持ちと貧乏な人がいるんですか?
学校の下駄箱には『みんな友だち みんな平等』ってあったよ。どう
してお金持ちと貧乏がいるのに、どうして人間は平等じゃないの?」
と質問。

 ある児童が「ぼく、ひもになりたい」と言って児童たちは大騒ぎ。
加賀見は「働きなさい。男でも女でも外でも家のお仕事でもいいから
働きなさい」と言う。

 賢人「どうして働くの?」
 加賀見「それが国民の義務だからよ」
 賢人「義務ってなあに?」
 加賀見「3つの大きな義務があります。働くこと、税金を納めるこ
と、子どもに教育を受けさせることです。大きくなったら働いて、そ
のためには勉強しなくてはいけない。そういうことなのよ。家でゴロ
ゴロしているひもまがいの人になっちゃいけないの。花房くん、みん
な平等なの。お金持ちや貧乏はいるけど、みんな平等なの。日本の憲
法では基本的人権も尊重してくれるのよ」

 帰り道。玲実は賢人に「玲実と結婚したい?」と聞く。「わからな
い」と賢人。
「玲実のこと好き?」と聞くと賢人は公園の工事現場についたため、
工事の様子に興味を持ってしまう。「僕、玲実ちゃんより公園のおじ
さんの方が好き。公園を作るなんてかっこいいのだ」と言ってしまい、
玲実は泣いて行ってしまう。

 職員室。児童にウソをついてしまったと反省する規子。加賀見は
「世の中、本音ばかり教えてもそれはそれでおそろしいことになりま
すよ。学校というのは、建前を教える所という考え方もあるんです。
もちろん成長するにしたがって現実に触れ、失望することもあるでし
ようけど。一番最初に正義や秩序をきちんと教えていれば結果的に悪
い方へ進む可能性は低くなるはずなのよ」と言う。加賀見は規子に週
末に賢人の母・花房あおい(坂井真紀)に会い、保護者からのクレー
ムとこのままだと転校してもらうこともあるということについて伝え
るように命じる。

 玲実の部屋。玲実は工事のおじさんになりたいと言って泣いている。
それを聞いた美月は賢人への嫌悪感を強める。

 加賀見の家。娘の菜摘(山口梨紗)と加賀見が食事をしている。菜
摘が「お父さんって本当に天才なの?」と聞く。加賀見は「天才なん
てこの世にいるわけないでしょ」と言う。

 規子は、佐々木則和(安田顕)と食事。佐々木が規子に好印象を持
っているようなのに気をよくする。

 日曜日。規子は花房賢人の家にやって来た。そこへスーツ姿で車に
乗った美浦がやって来た。あおいは仕事が入ってしまい、時間がない
ので歩きながら規子と話すと言い、美浦は賢人を連れて研究室へ。

 あおいは「賢人なはなるべくよく言い聞かせます」と約束するが
「なるべくあの子にはのびのび成長してほしいんです。失敗ばかりだ
けど、信じているんです。いつもすごい発明家になるんじゃないかっ
て。親ぐらいは子どもの可能性を信じてあげないと」と言う。
 規子はあおいに何も言うことができなかった。

 研究室。賢人は「人間の平等を知りたいです」と言う。美浦は「人
権、生まれてから持っている権利のことだ。どこに行くとか、考える
とか国や何かに邪魔されずに自由にやっていいってことだよ。」と説
明する。
 学生たちが、自由権とは思想・表現などの権利、個人が平等に取り
扱われる平等権、健康で文化的な生活ができる生存権などを説明する。

 賢人は「どうして平等権があるのにお金持ちと貧乏があるの?どう
してママはお昼寝ができないの?日曜日も働かなきゃいけないの?」
と聞く。美浦は「平等権はあるが、残念なことに世界は平等じゃない
んだ。人類はみんなが幸せになることができるようなシステム、みん
なが豊かで貧しい人がいなくなるようなシステムを考え出せてない、
今のところベストなシステムだと思われている。市場経済、資本主義
は真面目に頑張って働いても不真面目でもすべては市場の動き次第、
全員が公平になるどころか争いだって生まれる、勝つ人もいれば負け
る人もいる。すべてを完全にコントロールしようとした共産主義にも、
欠点がある。ノーベル賞受賞者が全員集まったとしても、世界のみん
なが幸せになるような仕組みを発明できないんだよ」と言う。

 次の日。学校の旗を上げている校長と副校長。賢人は旗がすぐに上
げられるように「ぼくがいつか発明するよ。勉強して世界のみんなが
幸せになるようなマシーンを発明するよ」と言う。そこに来た玲実に
「玲実ちゃんもそのマシーンで幸せにするよ」と言って喜ばせる。

 1時間目の生活の授業。鉛筆工場の野中が、みんなに話があるとや
って来ていた。
 僕は独身ですが、結婚したい彼女がある。年収は1000万円全然ない
けど、貧乏な方だけど、とても幸せだということです。大好きな女の
子がいて、上司に恵まれ楽しいと思える仕事をしています。これはす
ごく幸せなんですよ。それだけは言っておきたい。
 お金は関係なく人生はいいものですよと言う。
 それを聞いた賢人は「ブラボー」と手を叩く。


寸  評  賢人が何を考えているのか、何をしたいのかを常にそばにいる人
が聞く必要があるのではないかと思いました。校長の岩井がひまそう
なのだから、聞いてあげればいいのになあ。ドラマでは美浦がその担
当になりそうですが。

 加賀見の家の様子が少しずつわかってきました。予告で大杉蓮がマ
ジックで手当たり次第に、何か書いていましたが、これは「ガリレオ」
の湯川先生のパロディなのでしょうか?

 年収が1000万円以上というくだりは、タレント活動をしているN女
医の「年収3000円以上の人と結婚する」というのから来ているのでし
ょうか?

執 筆 者 たま()

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 ずっと息子が風邪をひかないから嬉しいなあと思っていたのですが、先週つ
いに胃腸風邪になってしまいました。もう完治はしたのですけれど、やっばり
この時期一度ぐらいは風邪をひくものだと思いました。(たま)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv/
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。