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タイトル:Daily Drama Express 2008/01/22 あしたの、喜田善男 (3)  2008/02/06


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/01/22 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル あしたの、喜田善男 〜世界一不運な男の、奇跡の11日間〜
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 喜田善男(小日向文世)
 矢代平太(松田龍平)
 杉本サマル(生瀬勝久)
 三波貴男(今井雅之)
 長谷川リカ(栗山千明)
 鷲巣みずほ(小西真奈美)
  森脇大輔(要潤)
 宵町しのぶ(吉高由里子)
原  案 島田雅彦『自由死刑』
脚  本 飯田譲治
主題歌  

あらすじ  第三話 元妻と密会…暴走

 新たな道を見つけ出すために、時に人は大きな痛みを必要とする。
 だがこの男は、そのことに気付いていない。

 オレの人生最後の日までのカウントダウン。いろいろな人がこの広
い世界でうごめいている。様々な思惑を持って。
 そしてオレに残された明日という日は、あと9日。

 足裏マッサージをされていた宵町しのぶ(吉高由里子)が、ウェデ
ィング・ドレス姿の鷲巣みずほ(小西真奈美)になり、彼女に近づこ
うとした喜田は....ソファーから落ちる。
 夢だったのだ。
 部屋にしのぶの姿は無い。

 手帳の間から、みずほとの結婚式の写真を出して、見て、嬉しそう
に鼻歌を歌う喜田。
 「みずほ、また、お前に会える。オレは踊っている。人生、終わら
せるなんて思わなければ、オレは踊っていただろうか。人生残りの九
日間、精一杯楽しむぞ」と喜田。

 でも、はしゃぎすぎた喜田は、空のバスタブに落ちる。
 「死ぬかと思った.....」


 みずほは喜田の夢を見ないで、幸せな朝を迎える。

 森脇大輔(要潤)が、今晩カウンセリングの予定が入っているか聞
く。
 入っている、とみずほ。

 大輔が、今晩福祉関係の会食があるのですが、と言うと、みずほは
それを優先し、カウンセリングはキャンセルすると言う。


 長谷川リカ(栗山千明)の生命保険の契約を済ませる喜田。

 矢代平太(松田龍平)が、うまくやれば三千万円、お袋さんに残せ
るよと言い、リカにたしなめられる。

 喜田も、自分の死を偽装する気はない、と言うが、平太は、誰かに
手伝って貰いたくなったら、いつでも言って、と言う。

 みずほの連絡先が、会社しかわからなかったと、それを渡す平太。
 喜田は喜ぶが、みずほの苗字が変わっていることに、ちょっと戸惑
う。

 平太はリカに、喜田の服を選ぶのを手伝ってやれ、と言う。

 喜田は、その店のポスターを見て、みずほの会社のブランドで揃え
られるか、リカに聞く。
 リカのコーディネートで、服を整える喜田。

 リカは平太に、何で喜田と二人きりにしたのだ。喜田のことがかわ
いそうになってしまうじゃないかと、文句を言う。そして、本当に喜
田のことを殺せるのかと聞く。
 平太は、いざとなったら上手くやるから心配するな、と言う。

 喜田はみずほの勤務先に電話をし、みずほが社長のことを知る。

 その時、頭上の街灯が落ちてきて.....コードで支えられ、喜田を
直撃しなかった。


 会議で説明するみずほ。介護のための服を、機能的でちょっとおし
ゃれにすれば、必ずうまくいく。
 キーは、どれだけ国の機関と仲良くなれるかということ、と言う。

 会議の後、スタッフから亡くなったみずほの夫のことについて聞か
れた大輔。
 大輔は、ただなるようになるだけだ、と受け流す。


 杉本サマル(生瀬勝久)がドジな部下と食事をしていると、伊勢エ
ビとアワビの特製カレーを注文する人物がいる。喜田だった。
 杉本は、死ぬ前の贅沢って言うものなんだろう。でも、日付を決め
て死ぬ奴がいるかねぇ、と部下にぼやく。
 杉本は、喜田のことも、喜田がみずほに会いに行くとも知っていた。


 雀荘に現れる平太。『ムコウブチ』はありますか?と聞いて、席に
案内される。


 みずほの会社は、経営が危なく、夫の保険金10億円はのどから手
が出るほど欲しいはずだ、と言う。
 杉本は、この豪華な食事を食べたら、みずほに会いに行くと決意し、
みずほの会社へ向かう。

 喜田は怖じ気づいて帰ろうとしたが、そこに外人数名が入ってきて、
喜田の服がMaycys(みずほの会社のブランド)だと気付くと、
喜田を引っ張って、会社に入ってしまう。英語で誘われていたのだが、
喜田には理解できなかった。

 みずほは定例会議で、夫は事故に巻き込まれて亡くなった。その結
果、10億円の生命保険が残された。これから会社がいい方向に向か
えば向かうほど、ネガティブな噂が故意に流されるだろう。そのよう
な噂に惑わされず、みんな毅然と働くことを、ここにいる全員が誓っ
て欲しい、と言う。

 みずほがふとガラスの壁の向こうを見ると、喜田が立っていた。み
ずほは倒れてしまう。

 みんなみずほに駆け寄り、喜田も会議室に入り、駆け寄る。部外者
は出ていってくれと言われると、「みずほは、ボクの元妻です」と喜
田。

 正気付いたみずほは、見守っていた大輔に、あと30分ぐらい安静
が必要だと言われる。

 みずほは、自分が倒れては逆効果だったと頭を抱える。大輔は、会
議なら明日またやり直せばいいと、慰める。そして喜田が商品開発室
で待っているが、帰って貰うか?と聞く。
 みずほは最初、帰って貰ってと言うが、すぐ、やはり会うと言い直
す。

 みずほが入っていくと喜田は、みずほがこんな立派な会社の社長に
なっているなんてすごい。みずほと一緒に暮らしたのは、自分の一番
いい思い出だという。

 みずほは、これまで社長として毅然とした印象を付けようとしたの
に、台無しになってしまった。
 11年前にたった半年結婚していただけなのに、今更何の用がある
のよ、と言う。

 喜田は、三波貴男(今井雅之)の命日に、三波のところへ行こうと
決めた。その前にみずほに会いたかった。自分の人生に二つだけいい
ことがあった。一つは三波との友情。もう一つは、みずほと愛し合え
たこと、と言う。

 みずほは、あれから11年あったのに、なぜ自分だけ?ほかの人と
ふれあうのに、十分な時間。看護師だった自分も、こんなに変われた、
と言う。

 みずほは、本当に自分だけなんて、イヤ。あの人の命日まで、まだ
時間あるのだから、誰か別な人を探して、喜田の人生で女が自分だけ
なんてイヤなのよ、と頭を抱えて泣く。

 喜田はみずほが自分に何かを頼むなんて初めてだ。一つだけ聞きた
いことがある。みずほはなぜ自分と結婚したのだ。どこがよかったの
か。

 みずほは、喜田は優しい。優しくて、人を疑わない。人を悪く言わ
ない。喜田はこの上なく善良。善良が服を着て歩いているみたいだっ
た。
 みずほは、そういう男が大嫌い。一番苦手なのだ、と言う。

 それならなぜ?と喜田。

 「あの時のわたしは自分じゃなかったの。おかしかったの。もう二
度とわたしの前に現れないで」と言うと、立ち去ろうとする。

 喜田はみずほを呼び止め、「会ってくれてありがとう」と言う。
 「そういうところがダメなのよ」とみずほは言って、部屋を出て行
く。

 社長室に入ったみずほは、大輔に呼びかけられるが、返事をしない。

 喜田が部屋を出て行くと、物陰から様子を見ていた杉本がニヤリと
する。


 夜の街を歩いていた喜田が顔を上げると、Maycysのポスター
の男が、『ネガティブ善男』になっている。

 『ネガティブ善男』は、みずほはひどい女だという。
 喜田が、みずほの悪口を言うなと言うと、『ネガティブ善男』は、
みずほが喜田に言ったセリフを、次々と喜田に浴びせかける。

 喜田は心の中で三波に、みずほに会えた。だけど.....と言う。

 喜田の携帯が鳴り、箱根へ行く約束どうしたのだ?と店の女の子が
聞く。
 喜田は、平太の留守電に入れたはずだけど、と言う。
 女の子に、もう嫌い!と言われ、これから新宿に戻るので待ってい
て、と言う。

 喜田が女の子達と、箱根のホテルの計画を練っていると、しのぶか
ら電話で、今すぐ来てくれと言われる。
 今はちょっと、と喜田が断ろうとしても、しのぶは今すぐじゃない
とダメ、と言う。


 みずほは三波の命日まであと9日.....と考える。
 大輔とハイヤーに乗っているみずほは、料亭に着く。
 大輔は、体調が悪いのでは?と言うが、みずほは大丈夫、と接待へ
向かう。

 部下と車でみずほをつけていた杉本は、部下に、重要人物の喜田の
素性を洗えと命じる。


 喜田が駆けつけるとしのぶは大丈夫で、小指の爪を噛めと言う変態
オヤジとこれから会えとマネージャーに言われたので、喜田を呼び出
した。
 喜田が手に箱根のパンフレットを持っているのを見つけると、これ
から箱根へ行こう。通りに出れば、車拾えるから、と言う。

 タクシーで箱根へ向かう。すでに料金は2万円を超えている。

 しのぶは、喜田の膝の上に上体を載せ、「嬉しい?」と聞く。
 最初、上の空だった喜田だが、そのうち、「嬉しい」と答える。


 リカは自宅の台所で膝を抱えて座り、壁に何度も頭を打ち付けてい
る。


 麻雀が終わった片山(温水洋一)は平太に、殺しを頼みたいと言っ
ていたのは平太かと聞く。

 −− その時オレは、しのぶに感謝していたんだ。しのぶはオレの
楽しみに浸る時間を全部奪ってくれた。そのおかげで、オレは残りの
時間を生きていける気がした。オレの残り少ない明日を。


寸  評  こんなにあっさりと喜田とみずほが再会する展開だとは思いませ
んでした。もっと二人が会うには障害があって、それを乗り越えるか
と思ったのですが。
 みずほは、いったい、どういう精神状態で、喜田と結婚を決めたの
でしょう。今後、みずほの現在のカウンセリングが進むに従って、そ
の心の闇が明らかになっていくのでしょうか。

 また、しのぶは、喜田が安全パイだからって、あんなにしなだれか
かっているのでしょうか?喜田が『男』になってしまったら、しのぶ
はどうするのでしょう。

 ところで、平太の企みってなんでしょう。生命保険を掛けさせ、殺
し屋に接触した。リカに受取人を書き換えさせて、喜田の保険金を平
太は奪うつもりでしょうか?

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 今期、松田龍平・翔太の兄弟共に出演しています。しかも、二人とも揃って
腹に一物あって、よからぬことを企んでいる役。同じような役柄を演じている
と、さすが兄弟、似ていますねぇ。
 どっちが、より悪者か、これからの展開が別の意味で楽しみです。

 ところで、『薔薇のない花屋』、遂にテーマが分かったような気がします。
子供の時、虐待やネグレクトにあった子は、どうなるか。自分の努力で変えら
れるのか。また、虐待はまた自分の子に連鎖すると言いますが、それを断ち切
れるかなどなのかと思います。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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