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タイトル:Daily Drama Express 2008/01/25 エジソンの母 (3)  2008/01/30


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/01/25 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル エジソンの母
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 鮎川規子(伊東美咲)
 美浦博之(谷原章介)
 加賀見佑子(松下由樹)
 花房あおい(坂井真紀)
 青柳美月(杉田かおる)
 岩井雄三(田中要次)
 久保裕樹(織田よしひこ)
 花房賢人(清水優哉)
 花房チエ(上村香子)
脚  本 大森美香
主題歌  『』

あらすじ 第3話「狼と元カレ乱入!授業参観成立せず」

 文部小学校1年2組。花房賢人(清水優哉)が鮎川規子(伊東美咲)
の元婚約者・美浦博之(谷原章介)からもらった飛行機の作り方で児
童たちは、飛行機を作り、規子の制止を聞かず、ベランダから飛行機
を飛ばしてしまう。

 「もういやだ」と言いながらも規子の顔には笑顔が浮かんでいる。
いつも真面目な規子の意外な笑顔に児童たちは驚き規子を見つめる。
それに気付いた規子は「早く拾いに行きなさい」と指示する。

 職員室では、教頭(伊藤正之)を囲んで加賀見佑子(松下由樹)た
ちが規子の婚約破棄の話をしている。「それであんな悟った笑顔」と
1年2組の副担任・久保裕樹(織田よしひこ)が言う。久保が後ろを見
ると「別に悟ったりしてませんけど」と言う規子がいた。

 規子は「別にいいんです。相手の人ブラジルでロープウェイの事故
にあってから、まるで別人のように冷たくというか、口の悪い人にな
ってしまって、結婚してから苦労するよりはよかったかな」と言う。

 規子の気持ちを察した加賀見は、音楽室に規子を誘い、規子を助け
る。規子は加賀見に礼を言う。すると加賀見は、「結婚なんてどうで
もいいことよ」と言う。加賀見は仕事と娘を産んだことは後悔してい
ないが、夫についてはと愚痴を言い始めるが、加賀見はつい愚痴を言
ったのは、規子が根掘り葉掘り聞いたせいだと規子を責める。

 加賀見はそんなことより花房賢人のことをどうにかしなければと話
題を変える。
 規子は「どうしたら加賀見先生のように立派な先生になれるんでし
ょうか?」と質問する。

 加賀見は教育に対する信念について語り始めるが、肝心なところで
規子はあくびをしてしまい、加賀見は気を悪くする。

 大学の学生食堂。美浦は学生たちから最近服装がだらしなくなった
が生き生きとしていると指摘される。美浦は結婚破棄して面倒なもの
がなくなったためと答える。

 それを聞いていた賢人の母で食堂で働いている花房あおい(坂井真
紀)は規子に同情する。

 1時間目。生活の授業。規子は児童たちに授業参観の紙と、参観日
に歌う「手のひらを太陽に」の歌詞を渡す。規子は「生きているもの
はみんな友だちなんですよ」と説明するが、子どもたちは疑わしい眼
差しで規子を見る。

 賢人が「ぼくはみんなと友だちです」と言ってランドセルの中から
蜂の巣を取り出す。児童たちは驚いてパニック状態に。蜂の巣から一
匹の蜂が飛び出しますます大騒動になる。

 賢人の家。賢人は図鑑でオオヤマネコがウサギを食べている、オオ
カミがシカを食べているのを見て「かわいそう」と言う。それを聞い
た祖母・花房チエ(上村香子)が「自然の摂理なんだよ」と言う。

 「自然の摂理」とは肉食動物が草食動物を食べて草食動物が草を食
べその動物たちのふんをフンコロガシや微生物が食べて分解して土を
作る。また草が生えて世の中がぐるぐると回っていること。

 それを聞いた賢人は「そうかみんな友だちじゃないのか」という。

 カフェ。青柳美月(杉田かおる)を筆頭に賢人のクラスの父兄たち
が、授業参観や規子が結婚破棄になったことを噂している。美月は
「なんとか花房賢人を追放しなくちゃ」とつぶやく。

 杉並区定例指導研修に出かけた規子と久保。参加していた他の学校
の教師・佐々木(安田顕)たちから飲みに誘われる。規子に興味のあ
る様子だ。

 佐々木は、一昨年、道徳の授業で「橋の上のおおかみ」をやったと
話す。子どもたちに優しさと思いやりを教えるのには最適な教材。

 「橋の上のおおかみ」とは、あるところに一本橋がありました。う
さぎが渡っていくと、向こうからおおかみが渡ってきました。おおか
みが怖い顔でうさぎに怒鳴りました。「こらこら、もどれ」俺が先に
渡るんだ。おおかみは、このいじわるがとてもおもしろくなりました。
それからは、きつねが来てもたぬきが来ても追い返してしまいました。
 ある日、大きなくまが橋を渡って来ました。おおかみは慌てました。
私が戻りますとおおかみが言うと、くまは手を振って言いました。
「ほらこうすればいいのさ」とおおかみを抱きかかえて橋の反対側に。
おおかみはくまの後ろ姿をいつまでも見守っていました。
 次の日、橋の上でうさぎに会いました。おおかみは優しくうさぎを
呼び止めました。
 おおかみはうさぎをそっと抱き上げ後ろにそっと降ろしてやりまし
た。おおかみはなぜか前よりずっといい気持ちでしたという話。

 規子と佐々木はお互いに独身だということを知る。佐々木は「これ
からも教育について語り合いませんか」と提案する。

 規子は佐々木と出会って好感触だったのに気を良くして帰宅。部屋
に明かりがついているのを不審に思うとベッドの上に座っている美浦
を見つける。美浦は論文を書くのに新聞の切抜きが必要でそれを取り
に来たと言う。規子が捨てたと言うと「何でもすっぱり切り捨てる味
もくそもない女なんだよ」と美浦は言う。

 「なんでそんなひどいことばっかり言うの。20代最後の一番大事な
時を捧げたのに」と規子。「あれで」と言う美浦。

 頭にきた規子は「あなただって結構おもしろくない男でしょ。まあ
ちょっとかっこよくて背も高くてまあまともな職業に就いてるけどそ
れだけでしょ。笑顔が素敵だなと思ったけどよく見ると笑ってるのは、
この辺だけで、笑い方が腹話術の人形みたいなのよね。優しさも偽り、
あなたこそルックス以外何のいいところもない。ただのニヤケ人形よ。
一生作り笑顔で誰とも関らず俺は俺の人生を楽しむんだとか言いなが
ら一生一人で生きていけばいいのよ」と言う。
 規子は美浦から鍵を取り戻し、美浦はショックを受けてコートを忘
れて帰って行く。

 背広姿で震えて帰る美浦は仕事帰りのあおいに出会う。あおいは寒
そうな美浦にマフラーを貸す。

 職員室。規子は加賀見に参観日に「橋の上のおおかみ」をするとい
う話をすると、加賀見はいい話だと賛同する。加賀見はくまが好き。
校長の岩井雄三(田中要次)は弱いものには強がり強いものには弱い
おおかみに共感すると言う。

 規子は久保と教材を作り教室で予行演習をする。

 賢人の家。あおいは秋田の夫の実家にいたことを思い出す。夫は賢
人の行動が理解できず、夫の両親からも賢人について批難されていた。
あおいはチエに「ここに戻って来て楽しい」と話す。

 規子の部屋。規子は久保からうさぎのお面がかわいくないと言われ
作り直していた。
 そこへ佐々木から「明日授業参観ですよね。がんばって」とメール
が入り喜ぶ。

 授業参観日。授業の前に講堂で父兄に歌を披露する。加賀見の指揮
のもと、児童たちは、「手のひらを太陽に」を歌う。賢人は背広を来
て立ち去る男の人を見て父親と勘違いし舞台を降壇し近付く。

 大学の学生食堂。仕事を終え授業参観に向かおうとするあおいだが、
売店のレジの交替が来るまでと頼まれて引き受けてしまう。それを見
ていた美浦がエプロンを着けて売店を手伝う。

 交替が来て走って行くあおいを美浦が車で学校へ送る。

 1年2組の道徳の授業が始まった。うさぎ役は美月が強引に推薦し、
美月の娘・玲実が担当。

 あおいが遅れて教室に入る。その後、美浦が背広の上にエプロンを
着けた状態で入って来る。動揺するが授業を続ける規子。父兄たちは
規子がいつになく頑張っていると好印象を持つが、美浦は「おもしろ
くもなんともない」とつぶやく。

 授業は、おおかみがくまに出会い心を入れ替えた後の話。規子は
「うさぎさんに会いました。おおかみさんはどうしましたか?」と児
童に質問する。

 賢人が手を挙げて前に出てきたため、仕方なく規子は賢人に答えさ
せる。賢人は「うさぎさんを食べました」と答える。うさぎ役の玲実
は「花房くんひどい」と言い、他の児童は「かわいそうじゃん」と言
う。

 「おおかみはうさぎは食べないのよ」と規子は言うが、賢人は「食
べました。それが自然の摂理なのです。おおかみは一度に自分の体重
の五分の一の量の肉を食べる大食漢です。自分より大きな獲物は体で
抑え、逃げれば追い掛け回し、あっちこっちに噛み付いて倒します。
主な食べ物は、シカ、バイソン、トナカイ。くまはアザラシを食べま
す。人間は鶏のからあげも食べます」と説明する。

 それを聞いた玲実は「うさぎもこりてるんだから、とおらなければ
いいのに」と言い出す。「おおかみの遠吠えは10キロ先まで届くんだ
よ」と賢人は言い、授業は収拾がつかない。

 美浦が「なんて素晴らしい。感動した」と言う。規子が「ちょっと
何しに来たのよ。帰ってよ」と言うと、美浦は「君の部屋から追い出
されてもここからは絶対に帰らないぞ」と言い張る。そして、美浦は
「子どもたちは実に有望だ」と言う。

 規子「子どもたちに優しさを教えようとしたのに」
 美浦「子どもたちに優しいって教えれば優しくなるのか」
 規子「それでも私は教えなくちゃいけなくて」
 美浦「そういうものは教えるんじゃなくて優しさなんてものはきち
んとしていれば自然に学ぶものだ。子どもたちはお前ら教師や親たち
の自己満足のために学んでるんじゃない」
 と規子と美浦はもめている。

 そこへ騒ぎを聞きつけた加賀見が「いい加減にしなさい」と一喝し
て事を収める。

 参観後。父兄たちは職員室に抗議。校長は賢人を転校させる理由は
ないと言うが、自分で父兄たちの前には行かず、加賀見に対応を任せ
る。

 加賀見は校長の意向を伝えるが、美月は「学校がそういう態度なら
こちらはこちらで策を練らねばなりませんわ」と怒って帰って行く。

 教室を片付け困って頭を抱える規子。あおいが来て規子に謝り、礼
を言う。前の学校にはなじめなかった賢人だが今は笑顔が見られる、
規子が嫌な顔一つせず受け止めてくれるおかげだと言う。

 規子はあおいを見て「あれだけポジティブにある意味無神経に生き
られたらどんなに幸せだろう」と思う。

 美浦はあおいのことを考え胸がときめいていた。

 規子は、賢人親子を見送る。加賀見が緊急職員会議があると呼びに
来る。道徳は難しいと言う規子に、加賀見は「だから優しさや思いや
りを叩き込まなくちゃいけないのよ」と言う。

 校庭で転んで泣いている女の子。駆け寄って足についた砂をはらっ
てやる賢人。
 規子は賢人にある優しさを見た。


寸  評  美浦は別れた恋人の部屋に連絡もなしに合鍵で入ったり、授業妨
害とも言えることを言ったりと、およそ常識とはかけ離れた人間だと
思いました。

 美浦は1回目から少し鼻持ちならないところがあるので、規子が美
浦に言ったことですっきりしました。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 2月3日に「恵方巻き」を食べる風習。全国的なものではなかった風習だと
思うのですが、今ではコンビニでも予約ができて、商魂たくましいなと思いま
す。(たま)

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