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タイトル:Daily Drama Express 2006/05/04 医龍 (4)  2008/01/28


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/05/04 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 医龍 Team Medical Dragon
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 朝田龍太郎(坂口憲二)
 伊集院登(小池徹平)
 加藤晶 (稲森いずみ)
 霧島軍司(北村一輝)
 木原毅彦(池田鉄洋)
 野口賢雄(岸辺一徳)
  鬼頭笙子(夏木マリ)
 荒瀬門次(阿部サダヲ)
 藤吉圭介(佐々木蔵之介)
 里原ミキ(水川あさみ)
原  作 乃木坂太郎
脚  本 林宏司
主題歌  AI「Believe」

あらすじ  KARTE04 : 教授が患者を殺す

 野口教授(岸辺一徳)は加藤晶(稲森いずみ)に、朝田龍太郎(坂
口憲二)が、藤吉圭介(佐々木蔵之介)の娘を切らなかったし、弓部
大動脈のオペは、霧島軍司(北村一輝)がやってしまった。霧島は、
晶のライバルだろう。バチスタを晶に任せたのは、荷が重すぎたかな、
と言う。

 晶は、1ヶ月下さい。その間に必ず龍太郎に、バチスタ手術をさせ、
野口を学長にして見せます、と言う。


 伊集院登(小池徹平)は、バチスタ手術の資料を読みながら歩いて
いて、ふと歩道にボーッと突っ立っている幼女を見つける。
 どうしたのかと近寄ってみると、頭から血を流している。

 救急車を!と慌てる母親に対して、登は自分は近くの病院の医者だ
と言って、明真大学附属病院へ連れて行く。

 登は傷を見て、2針縫うので、針と糸と麻酔の準備を里原ミキ(水
川あさみ)に指示する。

 そこに龍太郎がやってきて、ストップする。そして傷口にガーゼを
乗せると、髪の毛を心臓外科結びにする。
 母親は、女の子なので、痕が残ったらと心配した、と龍太郎に感謝
する。

 念のため、頭部CTをと言う登に龍太郎は、簡単に止血できる傷。
CTの必要はない。それに2針といえども、小さな子供にとっては、
大きな負担になる。臨機応変というのも、登の教科書に加えておけ、
と言う。ついでに信玄結びも練習しておけ、と。

 落ち込む登。

 屋上で登はミキに、どうして龍太郎は自分をチーム・ドラゴンら入
れたのだろう、と問う。
 ミキは、心臓外科医にとって、一番大切なものは何かと問い返す。
 登は、技術? それとも経験? と聞く。
 ミキは、一番大切なのは、『臆病なこと』だと答える。臆病だから、
入念に準備する。臆病だから、技術を磨く。
 でも、ただ臆病なだけではいけない。それに打ち勝てる精神力が必
要だ、と言う。

 チーム・ドラゴンの星も一つ外れている。
 地獄耳の助手・木原毅彦(池田鉄洋)がやってきて、チーム・ドラ
ゴンに入るのはやめておけ。バチスタ手術はとても難しい。万一失敗
したとき、登のせいにするのだ。登は噛ませ犬なのだ、と言う。
 その証拠に、龍太郎はERに行くつもりだぞ。失敗したとしても、
ERに残れるようにしているのだ、と。

 龍太郎は、鬼頭笙子(夏木マリ)から、年収2,000万、講師の
椅子も用意する。ERでの時間以外は、何をしても一切自由という条
件を提示されていた。


 龍太郎と登は、ERで働き始めた。


 ある日、次々と胸が痛いと言う急患がERに運び込まれてくる。

 一晩に強い胸の痛みを訴える患者が、三人も運び込まれるなんて、
おかしいと検討する龍太郎、登、ミキ。
 高校生は、試験勉強で毎晩疲れ、気晴らしに入ったCDショップで
倒れた。
 中年男性は、長時間の麻雀の後に倒れた。
 中年女性は、イタリア旅行から帰宅して、倒れた。
 三人とも、ペースメーカーを埋め込むほどの体調なのに、無理しす
ぎたのか?

 三人とも、明真大学附属病院およびその系列病院でペースメーカー
を埋め込んでいる。この機器に、居間までトラブルの報告は無い。

 カルテを調べる龍太郎。三人とも、オペをしたのは沖。

 三人の中で高校生の稲垣のみ、拍動が安定せず、ICUへの入院が
継続している。

 稲垣の様子を見ていた登に、声を掛ける沖。龍太郎のような輩は、
登のようなまじめな研修医につけ込む。このままでは登は、ERで使
い捨てにされてしまう。医局は一つのチームだ。医局でコツコツやれ
ば、必ず認められる、と言う。

 医局で晶に声を掛けられる龍太郎。晶は、一ヶ月以内に必ずバチス
タを切ると言う。先日の弓部大動脈置換手術を龍太郎が切らなかった
こら、こんなことになったのだと言う。

 龍太郎は、急変したから、北日本大学病院胸部心臓外科に運ばれた
ことになっているが、各病院には、北日本大学病院につながる医者が
いるだろう。わざと北日本大学病院胸部心臓外科に運び込ませたので
はないか、と言う。

 晶は、北日本大学病院は確かにライバル校だが、そんな悪いことは
しないだろう。霧島は優秀な助教授だと言う。

 龍太郎は、IRAHK社製のペースメーカーを大量に集めていた。
ペースメーカーに、トランシーバーを近づけて、その刻むリズムが乱
れるか調べる。
 数個目のペースメーカーで、リズムが大きく乱れる。


 霧島と飲む晶。
 晶は、バチスタを切って、教授になりたいと言い、霧島は応援して
いるという。


 龍太郎は、ミキと登の前にカルテを積み、説明する。
 中年男性は、おそらく全自動麻雀卓を使っていただろう。
 中年女性は、IHジャーのスイッチを入れた時に強い胸の痛みを覚
えた。
 稲垣は、CDショップのセキュリティー・ゲートを通った途端、胸
の痛みで倒れた。
 それぞれ、機器が発する微弱な電磁波で、ペースメーカーのリズム
が狂ったのだろう。

 講師の沖だけがペースメーカーの埋め込みを行っているが、患者が
不調を訴えたときは、機器の不調がばれないよう、『心不全』として
片付けていた。

 登は、この問題を掘り下げない方がいいと言う。脳裏に、沖のアド
バイスがリフレインする。


 霧島は、弓部大動脈瘤の患者を回した医師と電話をしている。医師
はそうでないのに急変と言うことにして、弓部大動脈瘤の患者を霧島
の所に運んだのだ。

 霧島の机の上には、霧島がミキの肩に手を回しているツーショット
の写真が、写真立てに入れられて、飾られている。


 龍太郎とミキは、臨床工学士を喫茶店に呼び出し、過去3年トラブ
ルを起こしたことのないペースメーカーを探し出すよう脅す。このま
までは、不良機器を埋め込まれた患者は、また同じIRAHK社製機
器を埋め込まれることになる。
 渋る臨床工学士に、患者は待ってくれないとだめ押しをする龍太郎。

 夜、稲垣は胸に手を当てて寝る、と登に話す。子供の時から心臓が
悪く、いつ止まるか分からないので。寝付くまでそばにいて欲しいと、
登に言う。


 龍太郎は沖に、IRAHK社製のペースメーカーを即刻中止にする
よう言う。Uncontrable だからだ。
 たった1個じゃないかと反論する沖に、龍太郎は不良品はいくつも
見つかっている、と言う。
 沖は、それでもIRAHK社製ペースメーカーを否定できない、と
言う。IRAHK社製ペースメーカーの開発顧問は野口であり、沖が
その臨床データを取ったからだ。

 龍太郎は、野口に話をする。
 野口は龍太郎に、藤澤温泉病院に1週間ほど行って貰う、と言う。
人手が足りないから。その間、患者は沖が診る、と言う。

 素直に従う龍太郎。

 木原は登に、龍太郎がERで年俸2000万円というのが、本決ま
りだから、逆らわないのだろう、と言う。

 登はミキに、稲垣はペースメーカーが不調になる度、IRAHK社
製ペースメーカーを埋め込まれる。その繰り返しだ、と絶望的に言う。
 ミキは、龍太郎に言われて、臨床工学士が新しいペースメーカーを
探してくれるから大丈夫と言う。

 藤吉が登に声を掛ける。藤吉も三ヶ月後には、鹿児島の系列病院へ
異動だと言われたという。
 登は、今まで龍太郎は反抗せず、ずるいと思った。でも、自分はそ
れすらもできず、傍観していた、と言う。

 藤吉は、自分も含めて人間とは弱いものだ。でも頑張れるのは、人
から必要とされていると思うからだ、と言う。


 ある日登は、稲垣が苦しんでいるのを発見する。ペースメーカーは、
外部からのコントロールが不可能で、緊急手術することになる。
 沖は龍太郎を呼ぶ必要はないと登に言って、オペ室へ入る。
 あの臨床工学士が持ってきたペースメーカーは、またIRAHK社
製。驚く登に、臨床工学士は、野口に逆らうわけ無いだろう、と言う。

 沖は、龍太郎からの、オペをせず、薬でコントロールしろという指
示を無視してオペを始める。

 登は震えながらも、このペースメーカーを入れたら、患者の身体が
危ない、と沖に訴える。

 沖にどけと怒鳴られても、稲垣には自分しかいないと自分を励ます
登。

 その時、オペ室に入ってくる龍太郎。沖に、「オレの患者に手を出
すな」と言う。
 龍太郎は、IRAHK社製のペースメーカーを床へ落とし、踏みつ
ぶす。
 沖は、踏みつぶしたのは野口そのものだぞ、と言う。

 龍太郎は、それなら野口は今頃、オレの足の下でぺちゃんこだと言
う。

 ペースメーカーはこれ一つしかない。患者をこのまま苦しませてお
くのかと沖。

 そこに藤吉とミキが、別のメーカーのペースメーカーを運び込む。
メーカー・チェックも済んでいるという。
 藤吉は、急にこんなもの手配させて、探すのは大変だったぞ、と言
う。

 龍太郎は沖をどかすとオペをする。


 野口は晶に、やっぱり奴を切るしかないね、と言う。

 龍太郎は。藤澤温泉病院へ行っている間に、調査したのだ。
IRAHK社製のペースメーカーには、5〜7%の不良率がある。今
まで7件のトラブルがあった。
 野口は龍太郎に、よく知らせてくれたねと言うと、沖にデータを取
ってくれたのはいいが、但し書きを付けるように言わなかったけ、と
言い出す。『ただし、まれに微少電磁波により、誤作動を起こすこと
がある』と、と言う。

 野口は沖に、「きりたんぽ、好きだったね。秋田の系列のクリニッ
クに丁度空きがある」と言う。器械も人も不良品は困ると。

 屋上で話す龍太郎と藤吉。
 藤吉は、野口は龍太郎を取ったのだ。忠実にデータを取っていただ
けの沖は飛ばされ、二度と医局へ戻ってこられないだろう。
 野口と癒着していたメーカーは、書記トラブルとして、ペースメー
カーを回収するだろう。野口もメーカーも傷つかない、と言う。

 そこに晶が来て、野口が龍太郎を選んだのは、バチスタ手術を選ん
だと言うこと。近々系列病院からバチスタ適用の患者が二人運ばれて
くると言う。


 鬼頭は龍太郎に、年俸2000万円では、不満なのか?と問う。
 龍太郎は、全身管理を任せられる優秀な麻酔医がチームに欲しい、
と言う。荒瀬門次(阿部サダヲ)は、ゆっくりと数えて7つで、全員
を眠りに落としている。麻酔量は、体重、体表面積により、千差万別。
それを正確に測れる腕が欲しい。全身管理を任せられる麻酔医が得ら
れれば、龍太郎は100%オペに集中できる、と言う。


 夜の病院の階段を上る登。
 屋上では、龍太郎が、宙に向かって手を動かしている。
 ミキが登に、龍太郎はバチスタ手術のイメージトレーニングをして
いるのだと説明する。極めて優秀な外科医は、脳内に正確な臓器のイ
メージを持っている。それを切っているのだ、と。

 龍太郎は登に、今のままだと、10例中3例は失敗してしまう。で
も、登が協力してくれれば、失敗を2例に減らすことができる、と言
う。
 登は藤吉の、人は誰かに必要とされるから強くなれるという言葉を
思い出し、協力することにする。

 ドラゴンのぬいぐるみに、星が三つぶら下がる。

 晶は届いたバチスタ手術適応患者のカルテを見る。


寸  評  ペースメーカーが登場する流れは、登がチーム・ドラゴンに参加
する動機付けだったんですね。
 野口は、今までああいう状況だと、反抗分子の方を切りそうなのに、
今回は龍太郎を残した。それほど、バチスタ手術は成功させたい手術
なんですね。
 今回は晶の出番がほとんどありませんでした。晶は霧島を信じてい
ますが、恋は盲目、というものでしょうか。

 そういえば、実際のペースメーカーって、どの程度誤作動するので
しょうか?怖いです。

執 筆 者 鈴木()

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2. 編集後記
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 第4話の録画に失敗して執筆リズムを崩してしまってから、だいぶ時間が経
ってしまいました。
 待っていてくださった皆様、申し訳ありませんでした。
 録画は見せてくれた人がいて、去年の秋にあらすじが分かったのですが、秋
ドラマそのものもあって、配信原稿にまでまとめられませんでした。
 秋ドラマは『働きマン』も、『医龍2』も、あらすじをまとめるのに、結構
時間がかかる系統だったので。今回は、それほど時間がかかるドラマを担当し
ていないので、これをとりあえず、まとめました。これで、『医龍』シリーズ
の配信完了!!(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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