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タイトル:Daily Drama Express 2008/01/15 貧乏男子 (1)  2008/01/28


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/01/15 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 貧乏男子 ボンビーメン
局  名 日本テレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 小山一美(小栗旬)
 オムオム(ユースケ・サンタマリア)
 新城すみれ(仲里依紗)
 白石 涼(三浦春馬)
 中原未海(山田優)
 引田修三(八嶋智人)
  チャぎー(上地雄輔)
 テルテル(音尾琢真)
脚  本 山岡真介
主題歌  BENNIE K 『』

あらすじ  1st debt 「ノーと言えない男 ボンビーメン誕生!」

 拡大する消費者金融マーケット。
 総貸付高...,,14.2兆円
 利用者数.....1,400万人。
 うち借り入れ5件以上の債務者.....230万人。
 同平均借り入れ総額.....230万円。
 多重債務者の借り入れ理由
 1位.....借金返済
 2位.....収入の減少
 3位.....ギャンブル
 自己破産者 18.4万人。
 完済した人は約4割。
 (すべて平成17年調べ)

 これは、そんな日本に生きるある若者のドラマである。


 3年前。
 期待に胸ふくらませ、大学の門をくぐる小山一美(小栗旬)。
 一美は、いろいろな部に勧誘され、どれも断れず、21部全部に入
った。


 就職試験の面接を受ける一美。
 最後に、「あなたの武器は?」と聞かれ、答えられない。

 一美は、すでに20社以上に落ちている。

 『世界を変えよう同好会』所属の一美の憧れの女性・新城すみれ
(仲里依紗)には、一切れのパンにもありつけない発展途上国の子供
達に比べれば、小さな悩みだ、と言う。

 一美とすみれは、その同好会に入っている。活動しているのはその
二人だけで、衣類などを送る送料が足らない。

 すると一美は、無人契約機でカードローンで、2万円借りて戻る。
 借金総額49万円。

 すみれは自分も出すと言って、一美から1万円だけ受け取る。

 後輩にライブのチケットが売れないと泣きつかれ、5枚買うために、
カードローンで借りる。
 借金総額50万4000円。

 書道展のお金が足りないと言われ、出品してもいないのに、カード
ローンで借りてお金を出す。
 借金総額51万4000円。

 友達の入院費もカードローンで借りてカンパ。
 借金総額52万4000円。

 スノーボードにも、団体割引のために人数が必要だからと誘われ、
断れずカードローンで参加費を払う。
 借金総額60万円。

 スキー場で、やっと内定の電話を受ける一美。
 みんなにお祝いをして貰う。
 今日ぐらいは出すよと言われたが、気持ちだけで嬉しいと言って、
おごってしまう一美。
 −− なんとかなる。そう思っていた。だって、チャーリー・チャ
ップリンが言っていたじゃないか。人生に必要なものは、勇気と少し
のお金。
 借金総額79万円。

 スノーボードから戻ってたどり着いた自宅アパートの玄関には、借
金返済の督促状が数通落ちていた。でも気にせず、万年床に倒れ込む
一美。


 警察官の引田修三(八嶋智人)は、借金総額300万円。

 OLの中原未海(山田優)は、ウィンドーで目にとまったバッグを
即行で買ってしまう。
 借金総額120万円。


 一美は掛かってきた交通事故を起こしたという電話の主を勝手にす
みれと思いこみ、チャぎー(上地雄輔)とテルテル(音尾琢真)に、
20万円をだまし取られる。
 借金総額99万円。

 すみれと会い、だまされたことを知る一美。


 一美はバイト先のファミレスで、もっと働かせてくれと頼むが、新
人の白石涼(三浦春馬)を入れてしまったから、と言って指導を頼ま
れる。

 涼は緊張してしまって、上手く接客できず、一美がフォローし続け
る。

 そこに客として入ってきたチャぎーとテルテルは、満席と断られ、
出て行こうとする。
 彼らに気付いた一美は、必死に追いかける。

 外で修三からお金を受け取るチャぎーとテルテル。
 一美は、修三がだまされていると思っている。

 更に追いかけていくと、歩道橋の上で、未海がお金を受け取ってい
るところを見つけ、未海もオレオレ詐欺の共犯と思いこむ一美。

 1人は取り逃すが、1人と未海を捕まえ、交番へ連れて行く一美。

 交番で出てきた巡査は修三。

 喫茶店で話をすると、一美が見たのは修三が返済しているところと、
未海が借りるところとわかる。

 二人はコーヒー代500円ずつを払う。
 一美は財布にお金が無く、カードローンで借りて払う。
 その一美の様子を見ていた修三と未海は、一美は慣れていると思う。

 一美は、もう借金はこれで最後だから、と言う。

 修三は、チャぎーたちを訴えたければ、交番においで。ただし、修
三が非番の時に、と言う。


 一美が夕食の買い物、300円で済んだとウキウキと帰ってくると、
ドアにメモが貼ってある。

 向かいに挨拶に行くと、出てきたのは涼。

 一美は涼に、実家から送られてきたカップラーメンを渡す。

 同封されていた一美の母親からの手紙には、内定おめでとうとある
が、それは右腕を骨折したため、左手で書いたもの。
 それを聞いた涼は、カップラーメンを貰えないと言う。
 それでも一美は涼にカップラーメンを持たせる。

 涼は新聞紙も欲しいと言う。カーテンを買うお金がなかったからだ。
 涼は布団ぐらいしか持っていない。
 一美は涼にストーブとこたつを上げる。

 でも、暖房器具が無くなってしまった一美は、一晩、寒さに震えて
過ごす。


 翌日、暖房器具を買おうとして、一美はカードローンの機会にカー
ドを差し込むが、借りられない。

 風邪を引き、鼻をかむために使ったポケットティッシュは、未海か
ら未らったレディースローン会社のもの。

 一美がそのレディースローン会社に行くと、窓口に未海が座ってい
て、対応する。

 一美の借入額を見ると100万円で、もう貸せる枠はない。
 一美は未海に文句を言う。

 修三が座っている交番で、お茶を飲む未海。一美もそこにいる。

 未海がお茶を一美のズボンにこぼしてしまう。

 コインランドリーで、一美がズボンを洗っている間、一美は毎月
3万円ずつ返済しているし、就職も決まっているから、大丈夫と言う。
 未海は、借金が100万円ということは、利息と会わせて130万
円返さなければならないと言うこと。すなわち、最初の10回は、利
息しか返していないことになる。

 それに、借金があることを知られては、内定取り消しになる。そう
ならないためには、調べられないところから借りなければならない。

 修三は、オムオム(ユースケ・サンタマリア)について教える。オ
ムオムは伝説のホストで、お金持ち。お金を貸すことが趣味だ。チャ
ぎーとテルテルはオムオムの手下だという。

 一美は、オムオムの所へ行けば、チャぎーとテルテルが見つかり、
20万円が取り戻せると興奮する。
 慌てる修三。

 修三と未海に連れられ、ホストクラブに、オムオムに会いに行く一
美。
 オムオムはイメージと違い、軽い感じの人。

 オムオムは一美をすぐそばの自宅マンションへ連れて行く。
 すごい豪邸。

 オムオムに、借金があると内定が取り消されるという一美。
 オムオムは一美に、『小山』は、『Small Mountain』で、『ツルテ
ンちゃん』とあだ名を付ける。
 ちなみに未海は『ナンシー』で、修三は『めがね』。

 オムオムは、手下がだまし取った20万円ならばすぐ返せる。しか
し、それではつまらないだろう。
 オムオムの課題をクリアできたら、100万円、就職祝いにやる、
と言う。

 やばそうな雰囲気だが、付いていく一美たち三人。

 それは、封筒ののり付け。1枚50銭。200万枚貼れば、
100万円。
 これを翌朝6時までにできれば、100万円。でも、できなければ
20万円も返さない、と言う。

 その条件を飲む一美。

 一美は仲間にメールする。
 来ないだろうと言う修三と未海に、一美が内定を取れたのは、仲間
のおかげ。面接で特技として、『人とのつながり』と答えて、受かっ
た。だから仲間を信じている、と言う。

 修三は、それで来なかったらどういるのだ。警官を一日でもやれば、
人なんて信じられなくなると言う。そして帰ってしまう。

 未海は手伝う。でも、あきたら帰ると言って。
 一美が礼を言うと、「飽きた」と言う未海。
 うるうるした目で見る一美。

 そこにぞろぞろと一美の仲間が集まる。みんな一美の頼みなら、断
れないと、糊貼りを手伝う。

 帰ろうとしたものの、気になって戻ってくる修三。
 すると、一美の仲間が集まっていて、総勢121名。修三を入れる
と、122名。


 チャぎーとテルテルに連れられ、オムオムが倉庫に来る。オムオム
はもう、一美への課題を忘れている。

 倉庫の前で待っている一美、修三、未海。

 オムオムは封筒の山を見て、「すごい」と言って三人と握手すると、
一美に100万円渡す。

 100万円を返しに行く一美。これで完済。すっきりする一美。

 その時、一美は声を掛けられる。夕べののり付けを手伝ってくれた
人で、日当5000円出るって聞いたけど、と言う。
 ショックにうちひしがれる一美。

 未海は、もし一美が思い詰めて.....と、修三と心配する。


 オムオムを訪ねる一美。借金を申し込む。夕べのバイト代を払わな
ければならないからだ。
 111万円。

 オムオムは、「借金、増えちゃったね。友達の多さが、仇になっち
ゃったね」と言う。

 お金はすぐに用意される。でもオムオムはそのお金を床にばらまき、
「拾え」と言う。

 一美は最初ムッとしたが、拾い始める。
 最後の一枚をズックで踏んづけるオムオム。
 一美はその足をどかして、拾おうとする。
 修三は、みっともないからやめろ、と言う。

 一美は、確かにみっともない。でも、みんなが駆けつけてくれたと
き、本当に嬉しかった。例えみんなの目的がお金だったとしても、嬉
しい。だってみんなに嫌われたくないからと言い、その一枚も拾う。

 「じゃあまたね、ツルテンちゃん」とオムオムは去っていく。


 大学でバイト代を配る一美。
 すみれは、借りた一万円を返す。バイト代が入ったから、と。そし
て利息として、缶コーヒー1缶おごるという。
 その缶コーヒーの温かさに涙ぐむ一美。人間は100円でも泣ける
んだな、と。

 一美が帰宅すると、涼がバイトから帰ってきて、店長からもらった
ジャガイモを渡す。
 一美はお礼だと、カップラーメンを渡す。
 遠慮していた涼は、結局貰う。そして一美のように友達が多いのは
うらやましい。自分もそうなりたい、と言う。


 また、ショーウィンドーをのぞき込む未海。
 未海に声を掛ける修三。未海は一美みたいに、無条件に人を信じら
れるのはいい、と言う。

 ファミレスでバイト中の一美が飛び出してくる。二人にもバイト代
を払わなければ、と。

 未海は、欲しいものがあったんだと貰おうとしたが、修三に睨まれ、
手を引っ込める。

 修三と未海は、そんなもの貰わなくても、一美を嫌ったりしない、
と言う。
 一美は二人に、『Dear Friend』と言って、握手する。
 そして、「借金早く返せよ」と言って、バイトに戻る一美。


寸  評  一美が貧乏になっているのは、バカが付くほどのお人好しのせい
だったのですね。
 わたしは、カードローンいうか、サラ金というか、借金は嫌いなの
で、一美に同情はできません。

 買い物依存症の気持ちはちょっと分かりますが(ストレスがたまっ
ていると、家で残業しているとき、思わずオンラインショッピングで
買ってしまって、後で後悔しますので)、でも、借金してまで買おう
とは思いません。

 そういえば、ユースケ・サンタマリアは、どのドラマに出てきても、
地のままですね。『今週妻が浮気します』の時と全く同じ調子で、ホ
ストには見えません。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 9時から『ハチミツとクローバー』を見て、10時からこのドラマを見ると、
貧乏男子大学生続きで、どっちのドラマを見ているのだか、という気分になっ
てしまいます。よく、同じようなテーマのドラマが放送されることがあります
ので、これ自体は珍しくないかもしれませんが。それに、本当は別に同じテー
マでは無いのではないかと思うのですが、どうもあの学生が騒いでいるテース
トが、同じに感じられて。
 自宅通学で、食べ物に困る学生生活を送ったことはありません。でも、きっ
と女子学生なら、ここまで極端な生活状況に陥ることは無かったでしょうね。
 男子学生のはちゃめちゃさには、ついて行けません。(鈴木)

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