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タイトル:Daily Drama Express 2008/01/18 エジソンの母 (2)  2008/01/25


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2008/01/18 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル エジソンの母
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 鮎川規子(伊東美咲)
 美浦博之(谷原章介)
 加賀見佑子(松下由樹)
 花房あおい(坂井真紀)
 青柳美月(杉田かおる)
 岩井雄三(田中要次)
 久保裕樹(織田よしひこ)
 花房賢人(清水優哉)
 花房チエ(上村香子)
脚  本 大森美香
主題歌  『』

あらすじ 第2話「絶対ダメ!空とぶ実験」

 文部小学校1年2組に転校して来た花房賢人(清水優哉)は問題ば
かり起こしているが、生米を食べて自作の羽をつけ教室のベランダか
ら今にも飛び立とうとするところを、担任の鮎川規子(伊東美咲)が
抱きついて助けた。

 賢人は空を飛ぼうとしたと説明。学年主任の加賀見佑子(松下由樹)
が騒ぎを聞きつけて入ってくるが。規子は学習発表会の練習をしてい
たとごまかす。

 規子は、婚約者の美浦博之(谷原章介)にふられたばかり。校長の
岩井雄三(田中要次)が連れて行ってくれたパーティで美浦とは知り
合った。規子はルックス、年齢、職業共に申し分ないと思ったのだが、
美浦から規子は「おもしろくない」と言われたのだ。

 加賀見は賢人が転校してからの出来事を校長の岩井に報告「児童も
児童なら親も親」と手厳しい。教頭は、あれから問題は起きていない
と言う。岩井は人体模型の件は子どもの好奇心と判断し、規子には
「充分に見守ってあげてくださいね」と言う。

 規子は結婚がなくなった今、寿退職もできないので、賢人(=猛獣
X)をコントロールして教師として認められようと決心する。

 1時間目。生活の授業。
 地図帳で東京を見つける問題。賢人だけ世界地図を開き「これはパ
ズルです」と言って地図を破ってつなげる。「先生できました」とパ
ズルを見せる。それを見た副担任の久保裕樹(織田よしひこ)は「超
大陸パンゲア」と感心する。
 「超大陸パンゲア」とは、2億5000万年前、世界は1つの大陸
で、2億年前、2つに別れ、その後分裂を繰り返し今の大陸になった
という説と久保は説明。

 それを聞いた男子児童は盛り上がる。規子は授業の脱線を元に戻す。

 母親に結婚がなくなったと電話する規子。母親が泣くので規子も不
機嫌になる。食事を作ろうとするがトマトがなく買い物に出かける。

 途中、ジョギング中の美浦と花房あおい(坂井真紀)・賢人親子が
談笑しているのを目撃して隠れる。規子は知らないが、美浦が准教授
をしている大学の食堂であおいが働いているので、知り合いなのだ。

 美浦は女手一つで賢人を育てるあおいを誉める。賢人が隠れている
規子を見つけてしまう。美浦は規子に「久しぶり」と声をかける。

 賢人が「ぐるぐる回ると体が風みたいに勝手に回り出すよ。どうし
て?」と聞く。その問題に「それは多分遠心力と言ってね…」と答え
ようとした規子。それを聞いた美浦は「教師らしくない不親切で不用
意な答え」と冷ややかな反応を示す。あおいたちは図書館が閉まって
しまうと慌てて行ってしまい、美浦と規子は二人っきり。

 美浦は規子から賢人がソクラテスとプラトンのパラドクスの子ども
と知り、「将来すごい学者になるかもしれない。やっぱり母親がいい
のかな。暖かくてパワフル。子どもは母親のことが大好きだし、母親
のことを信頼している。女で一つで子どもを育てるために仕事をかけ
もちしているらしい」と、ますますあおいに好印象を持つ。それを聞
いておもしろくない規子。

 規子は郵送しようとしていた結婚指輪を美浦につき返し、あっさり
と「さようなら」と言う。

 青柳美月(杉田かおる)の家に、賢人たちが遊びに来ている。美月
は知り合いの父兄と電話して規子や賢人の噂話をしている。

 子ども部屋では、鼻に栓をして空気入れで自分の体に空気を入れて
いる賢人。
 それでは飛べないと知ると、図鑑を見て「ガス気球」に目をつける。
美月の娘・玲実が台所からこっそりカセットコンロのボンベを持って
来る。
 みんなで吸い込もうとした時、ケーキを運んできた美月が入って来
て悲鳴をあげる。

 早速、美月は知り合いの父兄たちと学校へ行き抗議。加賀見が対応
に当たる。
 美月は賢人の「退学」または「追放」を進言、それができないなら、
賢人をクラス替えしてほしいと要望する。加賀見はクラス替えも含め
て対応を考えると約束する。

 父兄たちが帰っても一方的に苦情を言われた加賀見の機嫌は悪い、
しかも校長はいない。

 呼ばれた賢人がやって来て空を飛ぼうとしてガスを吸い込もうとし
たことを説明する。加賀見は空気を入れても人間は浮かないと強い口
調で説明する。賢人は「ごめんなさい」と謝る。

 校庭で草花の手入れをしていた校長の元に美浦が訪ねて来た。結婚
がなくなったことを報告する。

 教室に戻った賢人は窓から外を見つめている。一羽の鳥が飛んでい
る。昨日ガスを吸おうとした児童たちからは苦情を言われ、飛べるか
どうかはやってみないとわからないと、賢人は机を持ってベランダに
行き、机を踏み台にして飛んでしまう。その時規子が教室に入って来
たのだが、今度は止めることができなかった。

 賢人は校庭の植え込みの上に落ちた。膝の打撲とひじをすりむいた
だけで大事には至らなかった。賢人は輪になった伸縮性のある包帯に
興味を示している。
 看護師から、メビウスの輪について説明された賢人は一層包帯の形
状に興味を示す。

 規子は、賢人に「私が何で怒っているかわかってるの?」と聞くと
「机の上に上履きで乗ったから」とまるで事態の大変さがわかってい
ない。そこへあおいがやって来て、賢人を見つけて抱きつき大声で泣
き出す。

 賢人とあおいと規子はガスを吸おうとした児童の家に謝りに行く。
美月からは「お仕事が大変だったからこんな命知らずのお子さんがお
できになったのかしら」と嫌味を言われる。

 学校に戻った規子は苦情の電話と大騒ぎした児童の対応で忙しかっ
たことを聞かされる。校長は明日の朝礼で話をすると言う。

 翌朝。朝礼で校長は自分も子どもの頃、空を飛ぼうとして教室の窓
から飛んで骨を折ったと言う。次の日から教室では縄に縛り付けられ
た。二度といたずらはしなくなった。あの時いたずらを止めなければ、
好奇心を持ちつづけていたかもしれない。
 好奇心というのは物を知りたいという情熱。世の中の技術者や科学
者、発明家は物を知りたいという情熱をたくさん持っている。教室の
窓から飛び出すことはいけないが、何かを知りたいと思う情熱も大事
だと語る。

 規子が教室に行くと、賢人たちはまだ飛ぶ話をしていた。全然懲り
ていない様子だ。
 賢人「どうして人間には羽がないの?」
 規子「どうして?」
 賢人「どうして?」
 規子「どうして花房くんはそんなに空を飛びたいの?」
 賢人「ママが見たいから。空を飛んだらママが働いているとこまで
飛んで行って、ママが見たいよ。お仕事しているママを空から見るよ」

 いつの間にか教室に入っていた加賀見が賢人の話を聞き、「わかっ
たわ。あなたは全く逆のことをしてるのよ。空を飛びたいからと好き
勝手やっているせいで、ママはどれだけ泣いたり謝ったりしたと思う?
周りの気持ちを考えなさい」と言う。賢人はそれを聞いて泣いてしま
う。

 加賀見は「みんなもよ。心配してくれる人がいるのに大切な人を困
らせるようなことをしてはいけないの」と言う。

 家に帰った賢人はあおいに謝る。

 規子はその晩夢を見た空を飛んで実家を見ている夢だ。次の朝、規
子は実家の母に電話して謝った。

 気分よく出勤しようとしていた規子は、美浦が賢人親子と立ち話を
しているのを目撃して隠れようとするが、賢人に見つかってしまう。
美浦は賢人に一番良く飛ぶ飛行機の設計図を渡す。賢人は「これが作
りたいです」と規子に言う。規子は迷惑そうな表情でそれを見た美浦
はむっとする。

 美浦は賢人に「やつらのルールなんか無視しろ。いっぱい失敗しろ。
考えろ。お前は必ず成功する」と耳打ちする。

 規子は仕事があるからと先に行ってしまう。あおいは美浦と規子の
様子を見て「ひょっとしてこの二人」と二人の間に何かあったことを
感じる。

 学校では生活の授業が始り、紙飛行機を作って窓から飛ばしている。


寸  評  今回は親としては、笑えないエピソードが多かった気がします。
特にカセットコンロのガスボンベを吸う場面は怖かった。自分の子が
そんなことをやってもいやだし、子どもの友だちとしてもやはり付き
合いを考えてしまうと思います。

 校長先生のお話は、子どもにとっては好奇心は大事というところし
か残らなくて逆効果という感じがしました。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 「斎藤さん」を子どもが楽しみにしています。幼稚園で起こるエピソードに
親近感がわくみたいです。見ながら正論を言うのはいいけれど言い方にもっと
工夫があればいいなと思います。(たま)

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