メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2007/12/12 働きマン (10)  2008/01/07


===================================================== 発行部数   25 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/12/12 (Wed) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 水曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル 働きマン
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 松方弘子(菅野美穂)
 梅宮龍彦(伊武雅刀)
 成田君男(沢村一樹)
 山城新二(吉沢 悠)
 田中邦男(速水もこみち)
 荒木雅美(佐田真由美)
  渚 マユ(平山あや)
 小林明久(荒川良々)
 梶舞子(吉瀬美智子)
 菅原文哉(津田寛治)
原  作 安野モヨコ『働きマン』
脚  本 吉田智子
主題歌  

あらすじ  第10話 父の思い…私はきっと頑張れる!!

 かぞく【家族】
 共に暮らし、支え合う人々。

 Q.あなたにとって、家族とは何ですか?

 災難はいつも予告無く突然やってくる。

 松方弘子(菅野美穂)は、消防車のサイレンで目覚め、急いで服を
着ると、現場へ駆けつける。

 ぼやと聞いてがっかりする弘子。でも、これって職業病、と反省し、
ぼやでよかったと思い直す。

 弘子(28) 一人暮らし10年。

 −− この世には、避けようにも避けられない、怖いものがある。
地震、雷、火事、オヤジ。(弘子)

 弘子が郵便受けを開けると、絵はがきが入っている。
 父・松方征治(小野武彦)からで、今月10日、東京へ行くので、
一緒にオイシイものを食べよう、と書いてある。
 新聞で今日の日付を確かめる。今日がその10日。弘子は、こうい
うことは、メールか電話で連絡しろ、と毒づく。

 会社では弘子は、何本もの連載に、創刊20周年記念増刊号のチー
フでもある。

 田中邦男(速水もこみち)に、今時葉書なんて、珍しいですねと言
われ、「昔からそういう人なの」と言う弘子。

 梅宮龍彦(伊武雅刀)は、父親に向かって、『そういう人』とは何
だと思う。

 −− こうやって父親をバカにするんですよね。いったい誰に育て
て貰ったと思っているんだか。(梅宮)

 渚マユ(平山あや)に父親の職業を聞かれ、実直な公務員、と答え
る弘子。週刊誌の仕事に、全く興味を示していない、と。

 成田君男(沢村一樹)は、仕事仕事で盆暮れにも帰ってないもんな、
と言う。

 弘子は更に、妹の結婚が決まった、と言う。

 −− それはさすがにまずいでしょ。(成田)

 梅宮は、それは出張にかこつけて、説教だな、と言う。

 松方征治(小野武彦)(59) 松方弘子の父。

 弘子の携帯に、征治から電話。すでに豪胆社の前にいると言う。昼
飯も一緒に食べたいし、編集長にもご挨拶を、と言う。
 弘子は、梅宮は出張、とごまかす。
 では、直属の上司にと言われ、デスクの成田は、会議中とごまかす。

 とりあえず、会社のそばの喫茶店で待っていて、と言う弘子。

 弘子が喫茶店に来ると、さっそく征治は、コーヒー一杯700円は
高すぎると、文句を言う。

 征治と、何を話していいか分からない弘子。

 征治は、弘子の妹が結婚する。弘子も、4年も付き合っている彼氏
がいるそうじゃないか、と言う。
 弘子は、妹は出会って三ヶ月のスピード結婚って言うじゃない。結
婚はじっくり考えないと、と言う。
 征治は、弘子に、彼氏はどんな人か聞く。

 −− 別れたなんて、言えないでしょ。(弘子)

 弘子が困っていると、荒木雅美(佐田真由美)が通りかかり、弘子
は強引に雅美を席に着かせる。

 早速征治は、雅美に弘子の彼氏について聞く。
 雅美が、別れた.....と言いかけて、弘子に足を蹴飛ばされ、ごま
かす。
 征治がしつこく聞くので、雅美は弘子の彼氏は、同じ会社の人。年
下で背が高くて、と言う。

 弘子は内心、それは雅美の好みだろう、と思う。

 遂に真美は、弘子の彼氏が、田中だと言ってしまう。

 その田中が、なんと取材に遅れると、弘子を呼びに来る。
 弘子は、思わず、「田中」と呼びかけてしまい、慌てて田中と取材
に飛び出そうとする。
 でも、先に征治につかまってしまい、征治は、弘子を宜しく、と田
中に挨拶する。
 田中も、適当に挨拶する。

 編集部に戻ると田中は弘子に対して、どうして自分が弘子の恋人役
なのだ、と文句を言う。
 弘子は、今だけだから、と言う。

 梶舞子(吉瀬美智子)は、田中より、もっとピッタリの人がいると、
菅原文哉(津田寛治)の方を見る。
 二人はお互いに、あり得ないと言うが、その息がそもそもピッタリ。

 20年史を書くため、20年分の雑誌を手分けして読み始める。
20年分というと、約1,000冊。

 弘子は、征治が家に来ていることを思い出し、飛んで帰る。

 征治に、だからホテルに泊まればよかったのに、と言うと、弘子の
生活ぶりを知っておきたかったから、と征治。

 弘子は、掃除や洗濯もしっかりやっている、と言う。
 征治は、冷蔵庫を開け、メシ作って無いじゃないか、と言う。

 弘子は風呂の用意をしながら、なんでこんなに気を使わなければな
らないんだ、とぼやく。

 弘子は、征治の布団を敷き、寝かせると、仕事を始める。

 征治は、JIDAIを手に取り、水着や芸能人の暴露ネタ。くだら
ない記事ばかりではないか。昔の方がもっとまじめだった、と言う。

 弘子は、征治はまじめに仕事をしてきたかも知れないけど、出世も
しない。何かこれって言えるように仕事したのか、と言う。そして征
治のようにはなりたくない、と言う。

 言ってしまってから、言い過ぎだったのかな、と内心反省する弘子。


 翌朝弘子が編集部に出ると、みんな量がありすぎて、トピックを絞
りきれないという。

 弘子は、絞りきれないのではなく、絞るのだという。

 マユは、父親が自分のところに泊まると言ったら、絶対断る、と言
う。

 田中は、父親とよく話しもするし、食事にも行く、と言う。
 みんなびっくりすると、よく驚かれます、と田中。

 小林明久(荒川良々)は、見合い写真を送られるようになったら、
おしまいだという。
 編集部の片隅で、菅原はお見合い写真を見ていた。

 マユが、金属工場爆発の記事を広げ、子供の時だったが、この事件
を覚えているという。

 弘子はその記事を見て、それを読んだときのことを覚えているとい
う。

 当時中学生だった弘子は、征治が買ってきた『時代』の、その記事
を、むさぼるように読んだ。手に持ったアイスが取れるのさえ忘れて。

 マユが、昔の記事の方が、熱いと言う。

 弘子は、その火事の記事を中心に据えて、特集を組む、と梅宮と成
田に言う。

 梅宮は、その記事を書いたのは自分だという。
 弘子は、さすが。そう思いました、と言う。

 梅宮は、ダメだという。こんな固い記事ばかりでは、読者が付いて
こない。10億円結婚式など、もっと引きがある記事にしろ、と言う。

 弘子の携帯に、征治からの電話。今夜の夕食、どうするか、と言う。
 弘子は、忙しいのだから、いちいちそんなことで電話しないで、と
言う。
 征治は、明日帰らなければならないのだから、今晩が最後。弘子の
好きな麻婆豆腐でいいか?と聞く。
 弘子は内心、麻婆豆腐が好きだったのは、子供の時だったのに、と
思う。

 弘子は、会社近くの店を指定する。そこなら行けるからと。そして、
そこには麻婆豆腐はないけど、と付け加える。

 弘子が指定した店は、居酒屋『男船』。征治は、とりあえず食べ始
める。

 そこに梅宮と成田が入ってきて、弘子は一番嫁のもらい手がないタ
イプだなと、話す。
 その話は、征治の耳にも入る。

 田中も店に入ってきて、征治は田中に挨拶する。そのことで、梅宮
が編集長で、成田がデスクだとわかる。

 梅宮と征治は、カラオケへ行き、田中も無理矢理付き合わされる。


 弘子が家にいると、田中が酔っぱらった征治を連れてくる。
 上がって、お茶でもと弘子が言うが、田中は断る。

 弘子が恋人と別れた話を征治は知ってしまっていた。


 夜中、弘子の携帯が鳴る。成田からで、地下道建設現場で、崩落事
故が起きたので、すぐに来られないか、と言う。

 寝ている征治の方を見て、悩む弘子。征治は、起きていて、弘子に
行くよう言う。

 田中のバイクに乗せて貰って、現場にたどり着く弘子。もう大勢の
報道陣が駆けつけてきていて、近づけない。

 菅原はもう足場を確保して、写真を撮っていた。
 弘子は、田中に責任者のコメントを取ってくるように指示し、自分
は作業員達のコメントを取る。

 次々とけが人達が運び出され、救急車が走る。

 ふと、弘子が携帯のシャッター音に顔を上げると、上の空で大勢の
若者達が携帯で事故の現場の写真を撮り、メールを打っている。
 弘子は、トンネルの中に入るぞ!とやってきた菅原に彼らの写真を
撮らせる。

 最初、そんなものを撮る暇は無いと言っていた菅原も、彼らを見て、
シャッターを何回も切る。


 翌日、現像された写真を前に検討。

 事故は32人が生き埋めになり、全員救出されたが、うち20名は
今も重体、もしくは重傷。事故原因はトンネルの老朽化と、それに対
して必要な安全策をとらなかったこと。

 成田が、事故の様子を伝える写真を何枚かピックアップするが、弘
子はそれらではなく、携帯のシャッターを切る群衆の写真を選ぶ。
 事故のいい写真が撮れているのにどうして?と問うマユに弘子は、
事故の写真なら、テレビ、新聞、インターネットで散々世の中に出回
っている。自分たちは週刊誌なのだから、違う切り口があってもいい
のではないか、と言う。
 携帯で撮ることでしか、事故を認識できない人たちが、弘子には理
解できなかった。現場にいながら、何もできないというもどかしさを
表したい、と言う。

 梅宮は、その熱い思いを記事にぶつけろ!とタイトルを考える。
『もの言わずシャッターを押す群衆が語ること!』

 弘子の<<働きマン>>スイッチが入る。


 征治は、事故のニュースをテレビで見ていたが、テレビを切ると、
荷物をまとめ、お土産を持つと、弘子の部屋を後にする。

 弘子の原稿ができあがる。
 成田は弘子に、まだ征治の見送りに間に合うんじゃないか?と声を
掛ける。

 走り出す弘子。

 長距離バスに乗るところの征治を呼び止める弘子。

 征治は、仕事、大丈夫か?と聞く。
 弘子は、終わらせてきたというと、謝る。ひどいことを言って、と。
 「『お父さんみたくなりたくない』か。お前はすぐカッとなるんだ、
子供の時から」と言って、弘子の頭をなぜる征治。

 バスのクラクションが鳴り、征治はバスに乗り込む。

 弘子は、征治はもうすぐ定年だけど、何をするの?と聞く。
 征治が、あとは弘子の花嫁姿を見ることだと言ったところで、バス
のドアが閉まり、征治の、弘子の好きなことをやれよ、という言葉が
聞こえない。

 弘子がバスを追いかけるが、バスは走り去ってしまう。

 −− 父の言葉は聞き取れなかった。でも、聞かなくてもいいのか
もしれない。(弘子)


 弘子が帰宅すると、机の上に食事が用意してあった。
 『お前の好きな麻婆豆腐を作っておいた。チンして食べろ』

 −− 例え言葉が無くても......

 チンした麻婆豆腐を口に運び、「まずい」と弘子。

 −− わたしはきっと頑張れる。


 週刊JIDAIの記事は、大変好評だった。梅宮も、JIDAIら
しい記事になった、と上機嫌。

 征治も自宅の縁側で、弘子の記事を読み、これは当分結婚はないな、
とつぶやく。

 弘子の携帯に、山城新二(吉沢悠)から着信。


 例え食卓を囲まなくても、遠く離れていても、家族はいつも心でつ
ながっていると思う。


寸  評  週刊誌の魅力、確かに感じたことがあります。
 子供の頃、週刊文春で、『疑惑の銃弾』という連載がされていまし
た。まだ子供だったので、詳しいことが理解できるわけでもなく、ア
メリカの地名もロサンジェルスがどこにあるかぐらいは分かっても、
ほかはよくわかりませんでした。
 でも、そんな状態でも、次号が待ち遠しく、続きを読まなければい
られない強さが記事にありました。父親が買ってくると、まずはその
記事を読みました。

 しかしながら、今日の週刊誌からは、そのような人の心をわしづか
みにする記事、そして次を読まずにはいられない取材力が落ちている
ように思います。
 それが、雑誌離れを加速させているのではないでしょうか。

 それは週刊新潮にも言えることで、昔は、家では文春があるから、
外へ出たら新潮を読もうという気分だったのに、今は待合室などに新
潮が置いてあっても、ありがたみが感じられません。

 ここらで、総合週刊誌と分けられる各誌に頑張って欲しいと思いま
す。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 お正月休みに、新しく購入したノートパソコンの設定をしようとしたら、ネ
ットワークがおかしくなり、接続できなくなってしまいました。
 今はネットワークも回復しましたが、お正月は、ネットにつながらない三が
日となりました。
 仕事柄もあり、いわばネット依存症のようなものですが、久しぶりにネット
を使わない日々を過ごしました。(鈴木)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。