メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2007/12/11 有閑倶楽部 (9)  2008/01/07


===================================================== 発行部数   25 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/12/11 (Tue) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 火曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル 有閑倶楽部
局  名 日本テレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 松竹梅魅録(赤西 仁)
 菊正宗清四郎(横山 裕)
 美童グランマニエ(田口淳之介)
 白鹿野梨子(香椎由宇)
 黄桜可憐(鈴木えみ)
 剣菱悠理(美 波)
原  作 一条ゆかり『有閑倶楽部』
脚  本 江頭美智留
主題歌  

あらすじ  第9話 vs 裏口入学

 警視総監を父に持ち、硬派で頼れる男。そして無類のメカ好き、松
竹梅魅録。
 父は日本画の大家、母は茶道の家元。由緒正しきお嬢様。ただし、
大の男嫌い、白鹿野梨子。
 大病院の御曹司。あらゆる学問に精通し、武道も極めたマルチ高校
生、菊正宗清四郎。
 宝石商の母と二人暮らし。魅惑の美貌とスタイルを武器に、日夜玉
の輿を夢見ている、黄桜可憐。
 スウェーデン大使を父に持つクオーター。多数の女性と浮き名を流
すプレーボーイ、美童グランマニエ。
 世界の大富豪・剣菱財閥会長の娘。運動神経は男顔負け。趣味は大
食い、剣菱悠理。

 超セレブなこの六人、金と暇をもてあまし、あらゆる事件にしゃし
ゃり出る。そんな彼らを『有閑倶楽部』と人は呼ぶ。

 美童グランマニエ(田口淳之介)は、すでにクリスマス・パーティ
ーの招待が20件も入っている。サンタさんにボクの分身頼まなけれ
ば、と言う。

 黄桜可憐(鈴木えみ)は、お正月に世界の方々に誘われていて、選
べないと言う。

 菊正宗清四郎(横山裕)は白鹿野梨子(香椎由宇)に、いつも通り、
初詣に行きますか、と言う。

 松竹梅魅録(赤西仁)はバイクで初日の出を見に行くか、と言う。

 剣菱悠理(美波)はみんなに、クリスマスパーティーや初日の出な
んて小さい、と言う。
 悠理は、悠理の父・万作(片岡鶴太郎)の自家用ジェットに乗せて
貰って、アラスカへ行く予定なのだ。

 魅録が掲示板に貼ってあったと紙を見せる。
 『告
 期末テストで落第点になった者は、冬休みを返上し、毎日補習とす
る。学年主任・緑川』


 ショックを受けて倒れる悠理。

 騒ぎに、エール理事長(白川由美)が入ってきて、泣きつく悠理に、
悠理は食べることが好きでしょ。勉強は脳の栄養だと思えばいいのよ、
と言う。

 可憐が納得したと思ったが.....そんなわけないだろ!と反抗する
悠理。

 悠理は、校長の蔵田(長谷川初範)と教頭の村上(半海一晃)に泣
きつく。万作に言って、もっと寄付金を出して貰うから、と。
 その手には乗らない、と校長。

 そこに学年主任・緑川(山崎一)がやってきて、校長の教育方針が
間違っていたのではないか。バカはその分、努力しなければならない、
と言う。
 そして有閑倶楽部のほかの五人に、友達は選ばなければ、バカがう
つる。もっとも、有閑倶楽部なんて、馬鹿なことをやっているぐらい
だから、同レベルかも知れないが、と言う。

 清四郎に泣きつく悠理。
 清四郎は実質この学園を支配しているのは緑川だから、どうにもな
らないだろう、と言う。
 悠理は、なんでもやる、と言う。

 清四郎の特訓が始まる。答えを間違うと、悠理の頭に取り付けたリ
ングに電流が流れる。
 間違い続けた悠理は、電流で痛い目に遭い続けている。

 万作と悠理の母・百合子(かとうかず子)が、清四郎に声を掛ける。
 悠理は、助けて貰えるかと期待するが、万作も百合子も、これが悠
理には最高の方法、と言う。


 夜中の学校に忍び込む悠理。問題用紙を手に入れてしまえば、緑川
なんて怖くない、と、聴診器片手に金庫を開けようとする。

 すると突然寒気がして、目を上げると、学生服姿の太った少年.....
足が無い。恨めしそうな顔をしている。


 翌日悠理は、有閑倶楽部の部室で、幽霊にあった話をする。
 でも、みんな信じないばかりか、なぜ、夜中の職員室に、と疑われ
てしまう。
 そして、そんなことより、一時間目を心配したら?と言われる。一
時間目の数学の小テストの試験監督は緑川。

 緑川はテスト用紙を配りながら悠理に、今日のテストは易しくして
おいた。とはいえ、悠理には難しいと思うが、と言う。

 問題を見て、さっぱりわからない悠理は、強く緑川を恨む。

 魅録は、鉛筆を利用したさいころで、答えを決めている。

 寒気を覚えた悠理が、ふと見上げると、夕べの少年の幽霊が現れた。
 その幽霊は、悠理の身体に入り込む。それから悠理の手が勝手に動
き、すごいスピードで、回答欄を埋めていく。

 その様子を見た魅録は、唖然とする。

 何とそのテストで悠理は満点を取る。

 学校を早引きする悠理。

 剣菱家に集まった有閑倶楽部のメンバー達は、悠理が早引きしたこ
とに驚く。

 悠理から、幽霊が体内に入ったという話を聞いたメンバーは、悠理
が満点を取れたのは、その幽霊のおかげだと納得する。
 悠理が、自分の実力だと思わないのかと抗議すると、即座に、「思
いませんね」と答える清四郎。

 悠理は、このまま幽霊が体内に入っていてくれれば、落第せずに済
む。だから、除霊しなくていい、と言う。

 また幽霊が現れるが、悠理以外の人には、見えない。

 幽霊は、悠理の身体の中に入ると、悠理の口を借りて、話し始める。
 少年は、飛良泉龍一郎(細山貴嶺)という名前で、緑川に恨みがあ
る。だから緑川を裁いて欲しい。さもなくば.....と言ったところで、
百合子がチベットから取り寄せた秘宝、万作が畑で取れたニンニクを
持ってきて、悠理の身体から、平泉は出て行ってしまう。

 幽霊が、「さもなくば、何」と言おうとしたのだろう、と気になる
清四郎。

 悠理に幽霊の似顔絵を描かせたが、絵が下手すぎて、わからない。

 悠理がおやつを食べようとするが、チョコを口に入れられない。肉
まんもカレーまんも食べられない。

 有閑倶楽部で、平泉が悠理の口を借りて言った、『さもなくば』の
後は、悠理が食べられなくなると言うことだろう、と推理する。

 廊下から緑川の声が聞こえると、悠理が部屋を出て行く。

 大きな壺を手に持ち、緑川の後を付ける悠理。
 悠理が壺を振りかぶったとき、魅録と美童が飛びついて、悠理を止
める。

 悠理が、その壺で殴ろうとしただろうと言う緑川に、美童は、壺を
使ったダイエットをしていたのだと、ごまかす。

 悠理を押さえていた美童が、どうしようも無くなって、悠理の頭を
叩くと、平泉は悠理の身体から出て行き、悠理は正気づく。

 正気付いた悠理は、昨日から何も食べていないので、身体に力が入
らず、立てない.....

 有閑倶楽部のメンバー達は、このまま悠理がご飯を食べられなかっ
たら?もし緑川を殺してしまったら?と心配する。

 清四郎は、もうあまり時間が無い。緑川と平泉の情報を集めなけれ
ば、と言う。

 魅録は、悠理の下手な絵の中から、詰め襟の襟章の形に、着目する。
これは南中だろう、と。


 魅録と清四郎が南中を訪ねると、平泉は確かに南中の生徒で、生き
ていれば、魅録たちと同い年。聖プレジデント学園にすごく入りたが
っていて、入試のできもよかったと言っていたのに、落ちた。空泉は、
それを苦にして自殺したのだ。

 生前の平泉の写真を見た悠理は、平泉にも、こんな楽しそうな顔が
できるんだ、と言う。悠理が見た平泉の顔は、恨みを抱いていたから。

 可憐と美童は、サングラスで変装して、緑川の行動をチェックする。

 一方、魅録はクリーニングの配達員に化けて、緑川の家に忍び込み、
借金の督促状の写真を撮る。そして電話線に盗聴器を仕掛ける。

 その時、美童から電話。緑川が、IDチェックのあるところに入っ
てしまったのだという。
 魅録は、後は魅録が何とかする、と言う。


 有閑倶楽部で、集めた情報を分析する。
 緑川はカジノに出入りしていた。ギャンブルにはまり、多額の借金
を作った。おそらくその借金を返すために.....

 魅録が緑川の家の通信トラフィックを見張っていると、緑川が、イ
ンターネットに接続した。
 そのデータを覗くと、裏口入学の寄付金と思われるリスト。

 続けて緑川は受験生の親に電話し、会う場所と時間を決める。

 魅録がその場所へ行くと、緑川は受験生の親から、現金を受け取っ
ていた。その写真を撮る魅録。

 魅録の携帯が鳴る。悠理の姿が消えたというのだ。悠理は緑川を狙
っているのだろう。

 電話をしている間に、緑川の姿も消えた。
 魅録は、悠理と緑川を捜す。

 結婚式帰りの警視総監の魅録の父・松竹梅時宗(鹿賀丈史)と二人
の部下。すっかり酔っている。

 彼らの前を、ナイフを手に歩く悠理。悠理の前に緑川がいる。

 時宗は部下二人に、悠理を確保するよう命じるが、酔っている二人
は、地面に置いてあった竹箒に足を取られて、倒れてしまう。

 悠理が、緑川に向けてナイフを構え、助走を始めたところを、魅録
が取り押さえ、ナイフをたたき落とす。

 悠理がナイフを持っていたようだが、と疑う時宗に対して、魅録は
靴でナイフを隠す。
 時宗は、すっかり魅録が悠理を抱きしているのだと、誤解している。
 悠理の目は、緑川しか見ていない。

 緑川は、悠理と魅録に対して、バカは邪魔だという。

 平泉が乗り移っている悠理に、語りかける清四郎。
 平泉は、清四郎の問いかけを肯定し、緑川が平泉の答案を、不合格
の人間のものと、すり替えたことを明かす。

 魅録は、平泉に、バカだと言う。受験に落ちたくらいで死ぬなんて。
死んだら何もできないじゃないか。その後、何回も「バカ」と言う。

 平泉が身体から出て行き、倒れる悠理。
 清四郎が、悠理は死なせない、と言う。

 野梨子、可憐、美童は、悠理が目覚めたら、お腹いっぱい食べさせ
てあげようと言う。

 魅録に問われ、清四郎は緑川を地獄に突き落とす、と言う。不可能
を可能にするのが有閑倶楽部ですから、と。


 カジノに乗り込む五人。

 お前ら、高校生なのにと叱る緑川に、わたしたち、同じ穴の狢のよ
うですわ、と野梨子。

 美童がビリヤード、野梨子が花札(これは札をこっそり交換した)、
清四郎が丁半賭博(これは確率論の応用)、可憐がダーツ(緑川に抱
きつく振りをして、緑川のタイバーに小型カメラを取り付ける)、魅
録がポーカー。ただし、魅録は小型カメラの映像をサングラスの内側
に映して、勝っていた。

 その様子を見ていたカジノのオーナーは、勝ちすぎる客がいる、と
注目する。

 負け続けて頭を抱える緑川の前に、五人は大金の入ったカバンを開
いて見せ、緑川が勝ったら、この金をやる。でも、負けたら言うとお
りにして貰う、と言う。

 そこにカジノのオーナーが現れ、魅録にサングラスを外して勝負に
臨むよう言う。
 しどろもどろの魅録。

 カジノのオーナーが提案したゲームはルーレット。
 清四郎にもルーレットの攻略方法が分からない。確率に運を任せる
しかない。

 カジノのオーナーは緑川に有利なようにするから、半額よこすよう
に耳打ちする。

 ルーレットに、一番ベテランのディーラーを付かせるカジノのオー
ナー。
 清四郎は、ベテランディーラーは、出る目を意のままにできると言
うから、と反対し、野梨子にディーラーを務めるよう言う。

 野梨子が玉を投げ入れ、悠理は散々迷った挙げ句、黒にチップを全
学掛けようとする。
 すると突然身体が動かなくなり、悠理の手が勝手に動き、赤に全額
掛けてしまう。

 緑川は全額黒に掛ける。

 ルーレットの玉が黒の枡に入る。喜ぶ緑川。
 でも、玉はそこで落ち着かず、隣の赤の枡に入り、止まる。

 清四郎は、お金は要らないと言って、緑川の賭博、借金、裏口入学
の寄付金リストを見せる。そして、緑川に学校を辞めるよう言う。

 平泉の霊が出ていった悠理がステーキを食べようとしたが、また食
べられない。

 平泉の霊が現れる。今度は悠理以外にも見える。
 平泉が悠理に礼を言うが、声まではさすがに悠理以外には聞こえな
かった。
 悠理は平泉に、今度生まれ変わったら、死ぬなと声を掛ける。

 平泉の霊から解放された悠理は、ステーキを食べ始める。
 清四郎が、明日から期末テストだという。


 翌朝の有閑倶楽部で、一心に御幣を振る悠理。期末で満点を取らせ
てくれるような幽霊を探しているのだ。

 悠理に霊が乗り移る。なんとその霊は信長で、本能寺の敵を討つた
め、明智光秀を捜しているのだ。
 みんな逃げる。

 その頃、有閑倶楽部の部室には、隠しカメラが取り付けられていて、
その映像を見ている者がいた。その人物は、ピストルを持っている。


寸  評  有閑倶楽部に不可能がないのはいいですが、野梨子が素で花札の
いかさまをやるって言うのはどうなんでしょうか。いかさま花札ので
きる高校生−−絶対お嬢様ではありません!
 また、清四郎の確率論というのも悩みものです。ある人が書いてい
ました。丁になるか半になるか、さいころに細工が無く、均一に目が
出るなら、常に確率は1/2。さっき丁が出たから、次が半になる各
列が高くなるわけではない、というのですね。
 それとも、多数投げれば、どちらも1/2近くに収束するなら、半
ばかり出たら、あとは丁が沢山でなければ、つじつまが合わなくなる。
 どちらの理論が正しいかは、多分、目の出方をミクロで考えか、マ
クロで考えるか、ですね。たとえば、清四郎が100回とか
1000回とか勝負するなら、最終的には確率で語れるかも知れませ
ん。でも数回であれば、半ばかりでることもあるわけです。
 だから、清四郎が確率論で勝ったというのは、たまたま運がよかっ
たとしか言えませんね。まあ、運がいいのも有閑倶楽部ですから、と
言われたら、それまでですが。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 見たいとかも見ようかなとか思うテレビ番組を全部見るだけの時間がありま
せん。でも、いつか、見られる日がくるかもしれないと思い、録画するわけで
す。従ってしばしば発生する問題が、HDDが一杯になってしまって、これ以
上録画できないという状態。
 それが今朝発生してしまいました。
 実は、『真珠夫人』を、最初フジテレビの昼ドラとして放映していたときは、
見ていなかったのですが、今、千葉テレビで、朝、再放送をやっているので、
これを録画して見ています。昨日の第62回までは、録画に成功し、欠かさず
見てきたのですが、今朝、慌てるあまり、まるまる録画に失敗してしまいまし
た。
 失敗したとなると、どうしても第63回を見たくなります。
 レンタルビデオ店に今更置いてある可能性も低いかな、と思いつつ、明日覗
いてみるつもりです。
 このまま永遠に手に入らなかったらどうしようかな。
 きちんと、HDDの録画状態を夕べのうちに確認しなかったことが、とても
悔やまれます。(鈴木)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。