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タイトル:Daily Drama Express 2007/12/06 医龍2 (9)  2007/12/26


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/12/06 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 医龍 Team Medical Dragon 2
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 朝田龍太郎(坂口憲二)
 伊集院登(小池徹平)
 片岡一美(内田有紀)
 霧島軍司(北村一輝)
 木原毅彦(池田鉄洋)
 野口賢雄(岸辺一徳)
  鬼頭笙子(夏木マリ)
 荒瀬門次(阿部サダヲ)
 藤吉圭介(佐々木蔵之介)
 里原ミキ(水川あさみ)
原  作 乃木坂太郎 永井明(原案) 吉沼美恵(医療監修)
『医龍〜Team Medical Dragon〜』
脚  本 林宏司
主題歌   『』

あらすじ  KARTE09 : 余命2ヶ月!!奇跡の手術

 今回の手術は、拡張型心筋症の男児・9歳。音部雄太(田中碧海)。

 雄太は、朝田龍太郎(坂口憲二)が、アフリカのNGOで働いてい
た時に知り合った海外青年協力隊の息子で、重度の拡張型心筋症を患
っていて、現地では他の手段がないため、バチスタ手術をしたのだ。
ところが、年を経て心機能が悪化。
 雄太の父親は、過労がたたって、亡くなっていて、母親・音部美和
(長野里美)が女手一つで、雄太とその兄を育てている。

 本当は、海外での心臓移植を希望しているのだから、そのためには
1億円以上かかる。


 倒れている野口(岸辺一徳)を発見する木原毅彦(池田鉄洋)。野
口の机を漁ると、ニトロがあり、木原は処置する。そして知らせてく
ると言うと、野口は止める。
 野口は、鬼頭笙子(夏木マリ)にも、知られたくないと言う。野口
は狭心症だった。
 木原は、次回倒れたら、心筋梗塞を起こすと心配するが、野口は、
それよりもサイトビジットの方が大切だという。


 北洋病院・院長の善田秀樹(志賀廣太郎)は片岡一美(内田有紀)
に、野口とは同期。野口のことを変えてしまったのは、あるいは善田
かもしれない、と言う。


 藤吉圭介(佐々木蔵之介)は美和に、このままでは肝機能不全、腎
不全を起こしてしまう、と言う。
 美和は、前に手術を受けたとき、心臓移植を進められたが、どうし
てもアメリカに行かなければならないのか、と聞く。
 藤吉は、日本では15歳以下のドナーは認められていない。そして
移植は、認定病院でしか、できない。
 10年前に、法律が施行された。290人が希望種として登録され
たが、手術ができたのは、49人だけ。

 余命を聞かれ、龍太郎は、約二ヶ月だと答える。


 伊集院登(小池徹平)は1人、中庭でオペの練習をしている。


 藤吉は美和を見送ると、一美に、また龍太郎を頼って患者が来た。
こんな時代だからこそ、みんな本物の医者を求めている。このチーム
は無くてはならないのだ、と言う。

 何かを考える一美。


 野口の部屋を訪ねる鬼頭。
 木原は、野口が風邪で体調がすぐれないので立ち会っていると説明。
 鬼頭は、認定後第一号の、移植患者について説明する。有名な会社
の会長で、野口の望む宣伝効果も充分、と。


 登は、日が落ちて、寒くなってもまだ、中庭でオペの練習をしてい
る。

 龍太郎が声を掛けようとすると、松平幸太朗(佐藤二朗)が先に声
を掛ける。
 登は、どうやっても外山誠二(高橋一生)のように速く処置できな
いという。
 松平は、確かに外山の技術来ピカイチ。龍太郎は天才。それに対し
て、登は並。頑張って並の上というところ。
 でも、だからこそいいのだ。自分の限界を知っていることが大切。
世の中の仕事の大半は、一部の天才のほかは、並の人々が支えている。
登は誠実であることが、一番の強みだという。
 泣き出す登。

 松平が行ってしまうと、善田が、見守っていた龍太郎に声を掛ける。
いい仲間ですね、と。そして善田にも昔、友がいた。もっと早く声を
掛けていれば、と思う、と言う。


 鬼頭は会長の転院措置を執ったという。

 鬼頭は、野口の顔色が悪いと、のぞき込む。
 木原は、風邪で体調がすぐれないので、と言う。
 咳をしてみせる野口。
 鬼頭は、「お大事に」と言って、部屋を出て行く。

 木原は野口に、鬼頭に診て貰えばと勧めるが、野口はそんなことを
したら、明日にはあの椅子に鬼頭が座り、サイト・ビジットを鬼頭が
成功させてしまうと言う。
 無理をして、サイト・ビジットの最中に倒れてはと心配する木原に、
「NO!」と叫ぶ野口。死ぬのも「NO!」と、「NO」を連発する
野口。

 野口は、自分を救える医者が、たった1人だけいると言う。


 おぼつかない足取りで杖をつき、1人歩いて北洋病院へと向かう野
口。

 善田を訪ねる野口。
 善田はコーヒーを出し、野口は手でつまんで角砂糖を入れる。

 善田は、昔よく一緒に当直室で、薄いコーヒーを飲んだな、と話し
始める。
 あの頃の野口はひたむきで、純粋に技術を磨くことに熱心だった。
 だが、残念ながら、技術は善田の方が上で、同期の中で初めて執刀
医に選ばれたのも善田だった。
 そのことにより、野口は腕を磨くのを諦めてしまった。善田の指導
教授と敵対する教授に取り入り、権謀術数を使い、善田を地方に飛ば
した。
 善田が去るとき、野口は医者を止めたと言った。善田はその野口の
言葉を忘れず、善田自身は常に医者たらんとしたという。

 野口は善田の前で土下座し、「死にたくない!」と繰り返す。


 医局に入るのをためらう登。
 その登の肩をポンと叩き、医局へはいる松平。

 医局では善田が、野口は不安定狭心症で、龍太郎のオペを望んでい
る。なぜなら、三日後のサイト・ビジットには、ピンとした姿で望み
たく、それができるのは、龍太郎しかいないからだ、と説明する。心
臓移植認定病院になれるかは、サイト・ビジットの結果に掛かってい
る、と。

 外山は、いくらなんでも明日手術しても、二日で元気になれるよう
な簡単なオペじゃない、と言う。

 麻酔科の小高七海(大塚寧々)は、明真大学附属病院で受けたら?
と突き放す。
 善田が、明真大学附属病院には知られたくないそうです、とフォロ
ーする。

 みんな、龍太郎がどうするか、返事を待っている。


 屋上に立っている龍太郎。
 そこに一美が来て、どうするのか問う。
 龍太郎は、野口のオペをすると言う。龍太郎は、目の前の患者を救
うだけだという。
 一美は、ビーズでできたクマのアクセサリーを握りしめ、藤吉の、
自分の身内が移植できないと放り出されたら、どうする、という言葉
を思い出していた。


 椅子に座る野口の前に立ちはだかる一美。これでゴールドバーグ・
ブラザーズとの話は無くなりましたね、と言う。
 外資は、徹底した『デュー・デリ(Due Deligence 共同精査)』を行
う。会社の業績その他、トップの交友関係のみならず、健康状態も。

 一美は、野口が入院患者を選別したように、自分も選別する。野口
のオペを許可する条件は、ゴールドバーグ・ブラザーズと手を切るこ
と、と言う。


 サングラスを掛けて、木原と共に、北洋病院にやってくる野口。

 外山は、何で野口が検査に来ているんだ。龍太郎も藤吉も何を考え
ているんだ、と言う。

 検査の結果を検討する龍太郎、藤吉、善田、そして野口自身。
 カテーテルでの範囲を超えている。オペと言うことになる。

 野口は、何が何でも明後日のサイト・ビジットには、元気な姿で臨
みたい。そうできなければ、死んだも同然だ、と言う。

 龍太郎はみんなに、野口のオペを伝える。
 反対するみんなに龍太郎は、患者を助けること、それだけだと言う。

 七海は仕方ない。この際、野口と言うことを忘れましょう、と言う。

 一美が龍太郎たちに、野口のオペをするにあたって、約束をさせた。
雄太のオペは、明真大学附属病院で、龍太郎たちのチームで行うこと。
心臓移植は、認定された病院でしかできない。もっとも、サイト・ビ
ジットで認定されればだが、と言う。

 善田は、龍太郎と藤吉に、医師は患者のことだけを考えてください。
その環境を整えるのが善田の役目、と言う。


 一美は、病室で背中を丸めている野口に、ゴールドバーグ・ブラザ
ーズの融資は受けられません。ゴールドバーグ・ブラザーズは、野口
の病状を知っています。"Maishin Medical City" は、イーグルパー
トナーズ社の融資だけを受けるのです、と言う。


 野口のオペが始まる。
 七海は、あっという間に麻酔を掛ける。
 龍太郎が選んだ術式は、正中切開ではなく、ミッドキャブ。ミッド
キャブの難点は、術野が狭いこと。

 でも、切ってみると、野口の心臓の石化が進んでいる。これをミッ
ドキャブで手術するのは、至難の業。正中切開に切り替えるか?

 でも、龍太郎は、患者のQOLを考え、このままミッドキャブでい
く、と言う。野口は、サイト・ビジットに命を賭けているのだから、
それまでに元気にしなければならない、と。

 龍太郎は、冠動脈形成術で対応すると言う。
 七海は、そうすると大量出血が予想されるという。
 野村博人(中村靖日)は、吸引した血液を戻すようにしてある、と
言う。

 見学室から見守る、善田、松平、藤吉、一美。
 お互いが、次何をすべきか理解し合っている、素晴らしいチーム。

 <<熊のぬいぐるみを持った少女に、医者は目の前の患者の命を救
うだけだと言う、医者の姿>>


 無事、野口のオペは終了する。


 サイト・ビジット当日。
 野口は並んで待つ鬼頭に、今年の風邪はしつこかった。三日ほど寝
てしまった。でも、そのおかげで、今はこの通り元気だという。

 野口は、元気に調査官を案内し、明真大学附属病院が日本一、いや
国際的にみても、有数の設備である、と説明する。

 その甲斐あって、明真大学附属病院は、心臓移植実施施設と認定さ
れる。

 野口は木原に、心臓移植なんて、そんな簡単にドナーは見つからな
い。雄太は肝臓も、腎臓も悪い。オペ自体が難しい上に、雄太は移植
まで命が持たないだろう、と言う。

 木原が、移植できるという約束で、オペして貰ったのではないです
か?と問うと、「『喉元過ぎれば熱さを忘れる』。特にわたしの喉は
短いようなんでね」と言う。

 野口が、男と打ち合わせをしている。
 男は、万一、野口の健康状態に問題が生じたときは、契約の破棄、
もしくはこちらに有利なように変更されるが、それでいいかと確認す
る。
 野口は、自分は健康そのもの。だから、もちろんその条件でいいで
すよ、と言う。

 そこに、外人の代表が入ってきて、野口と挨拶する。

 彼らと入れ違いに、野口の部屋に入ってきた木原は、イーグルパー
トナーズ社の人たちですか?と聞く。
 野口は、彼らはゴールドバーグ・ブラザーズ社の人たち。『片岡さ
ん』とは、もう何の関係もない、と言う。

 荒瀬、ミキ、そしてほかの人たちも、龍太郎たちが明真大学附属病
院に帰ってくるという噂でもちきり。

 明真大学附属病院に到着する龍太郎たち一同。
 荒瀬が、それが新しいチームか、と龍太郎に声を掛ける。
 彼らを院内から迎える一美。

 一美は龍太郎に、雄太のオペに成功したら、その後、チームは明真
大学附属病院に残る、と言う。
 北洋病院をどうする?と聞かれ、それは自分が考えると言う。

 龍太郎と鬼頭がすれ違う。


寸  評  やはり、チーム・ドラゴンの復活と、明真大学附属病院への復帰
が期待されているのですね。北洋病院のままでは、設備が不十分で、
100%の実力が発揮できない、ということでしょうか。
 きっと、龍太郎が明真大学附属病院での最初の心臓移植を成功させ
て、シーズン1の最後と一緒のことになるのでしょうか。ほかのメン
バーを明真大学附属病院に残して、また龍太郎は、NGOに出かけて
いくのでしょうか。
 とろこで、七海も一緒に明真大学附属病院に来てしまうと、荒瀬と、
麻酔医が二人になってしまいます。1つのチームに、麻酔医が二人必
要?それとも、荒瀬は、チーム鬼頭に残る?

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 先週は、忘年会のラッシュで、テレビを見る時間も、パソコンを使う時間も、
あまりありませんでした。
 先週が4日連続、先々週が2日連続の合計6日間で、今年の忘年会は終わり
ました。
 東京では、今月3日からタクシーが値上がりしましたが、21日(金)は、
さすがに、タクシーを捕まえるのに、時間が掛かりましたね。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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