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タイトル:Daily Drama Express 2007/12/05 働きマン (9)  2007/12/20


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/12/05 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 働きマン
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 松方弘子(菅野美穂)
 梅宮龍彦(伊武雅刀)
 成田君男(沢村一樹)
 山城新二(吉沢 悠)
 田中邦男(速水もこみち)
 荒木雅美(佐田真由美)
  渚 マユ(平山あや)
 小林明久(荒川良々)
 梶舞子(吉瀬美智子)
 菅原文哉(津田寛治)
原  作 安野モヨコ『働きマン』
脚  本 吉田智子
主題歌  

あらすじ  第9話 仕事に愛情を持てますか?

 おもいいれ【思い入れ】
 深く思いを寄せること。

 Q.あなたは、思い入れを持って、仕事をしてますか?

 ランチ。渚マユ(平山あや)も荒木雅美(佐田真由美)も、「54」
の連載を読み、泣いている。
 あきれてしまう松方弘子(菅野美穂)。
 連載は、来週で最終回。

 −− 失恋すると、次に行くのもおっくうになってしまう。今はい
いやって思う。(弘子)


 小林明久(荒川良々)は、弘子と同期。同期の人間が再婚するので、
集まるよ、と言われる。
 弘子の知らない間に、電撃結婚、スピード離婚、そして再婚.....
すぐく差が付いた気がする弘子。

 成田君男(沢村一樹)が弘子に、「54」、来月単行本化決定、と
言う。
 マユと抱き合って喜ぶ弘子。

 弘子(28) 雑誌編集者(本を作る人)。

 書籍部の人が打ち合わせに来ると聞いて、気合いを入れる梅宮龍彦
(伊武雅刀)。

 千葉(渡部建)(29) 書籍営業担当(本を売る人)。

 小林は、同期の弘子と千葉が、豪胆社を動かしいてるって感じ、と
単純に喜ぶ。

 打ち合わせに臨む、梅宮、成田、弘子と、書籍部の部長、製本担当、
千葉。

 マユは、5万部は固いのでは、と思う。

 梶舞子(吉瀬美智子)が、梅宮と書籍部部長は、同期入社で、昔、
同じ女を取り合ったとの噂もある仲。それだけに、梅宮に気合いが入
るはず、と言う。

 弘子が、打ち合わせで、「54」を売るために、何でもします!と
言うと、書籍部部長は、書籍化は自分たちがやる。編集の人間は、作
品に思い入れが強すぎるから、客観的に見られない、と断る。

 「54」は、週刊JIDAIの中でも、傑出した人気と、梅宮が強
調するが、書籍部部長は、今月出る人気作は、シリーズ物で、固定フ
ァンもいて、ドラマ化もされている。よって初版10万部でいくと言
う。
 「54」の初版部数にも期待を持つ弘子達。

 書籍部長は、夏目美芳(小西美帆)は、デビュー作こそ話題になっ
たが、その後、パッとしないな、と言う。

 千葉が、別の出版社では、初版5万部で、実売は67%。すなわち、
3万部そこそこしか売れなかったという。

 書籍部長は、初版2万部でいくと決める。
 抗議をする梅宮に、2万部でも冒険なのだ。感謝して欲しいぐらい
だという。

 会議が終わり、弘子は千葉に、千葉も「54」の良さが分かってい
るでしょ、と言う。
 千葉は、書籍にとって一番困ることは、刷っても売れずに、返本さ
れることだと言う。

 みんな、初版2万部という数字を憤る。

 菅原も、書籍部の連中は、データだけ見て、安全な仕事しかしない、
と怒る。

 弘子が、菅原もたまにはいいことを言う、と言うと、たまにはとは
何だ!と怒る菅原。

 小林が、千葉の言葉も分かる、と言い出す。何と昔、小林は営業を
やっていたというのだ。
 小林のスーツ姿なんて想像できない!と驚く一同。

 弘子が夏目から電話を受ける。夏目は最終回が書けないと言うのだ。

 同期会の時、弘子は夏目のところに行っていた。

 夏目は、自分には書けないと言って、トイレに閉じこもってしまう。

 弘子は最終回、主人公の恋を完結させてあげましょう。朝まではま
だ時間がある。弘子も一緒にいる、と言う。

 小林は千葉に、弘子が付いているから、大丈夫。弘子は、仕事モー
ドになると、『働きマン』になる。弘子の仕事に対する愛情は、半端
じゃないから、と言う。

 トイレから出てきた夏目と、最終回の設定を考える弘子。
 構想も決まり、夏目の執筆も進む。

 朝になり、遂に最終回の原稿が仕上がる。

 弘子は、単行本の初版が二万部だけと謝る。絶対、増刷が掛かりま
すから、と慰める。

 でも、夏目は二万部で充分。今回、久しぶりに充実して書けて、そ
れが本になるのだから、それで充分。それができたのも、弘子と一緒
だったから、と礼を言う。

 弘子が持ち帰った最終回を読んで、なかなかよかったですよ、と言
う田中。

 マユと菅原は、どちらが先に読むかで、争っている。

 弘子は、みんなこんなに心待ちにしてくれているんだ、と喜ぶ。

 弘子は、千葉のところに、最終回のコピーを持って行って、是非読
んで欲しい、と言う。
 千葉は、最終回だけ読んでも仕方ない。今まで、JIDAIでちょ
っと読んだだけだから、と言う。

 弘子は、出版する本に愛情を持ってくれ、と迫る。
 千葉は、どう思うかは勝手だろう。何冊も抱えているんだ、と言う。
 弘子は、千葉が仕事に愛情を持っていないことを責める。

 千葉は入社して七年も経てば変わる。担当編集者は、誰でも作家と
二人で最高の作品を作ったと言うんだよね、と言う。


 弘子は、小林と飲み、千葉の愚痴を言う。
 小林は、千葉の気持ちがわかる。朝から晩まで、書店に頭下げて回
って、上司は数字しか見ていない。
 本が売れれば、作品がよかったと言われ、売れないと営業のせいに
される。

 千葉からは黙っていてと言われたが、実は千葉も昔はそうではなか
った。
 ある実用書だったが、書店に頭を下げてまわり、ポップも作って回
った。
 その本は、そこそこ売れた。担当編集者に、増刷決まりましたと言
うと、担当編集者は、ライターと二人三脚で頑張ったからだと言った。
 その言葉で千葉は、いったい自分は何を期待していたのだろう。褒
美でも欲しかったのか?と自嘲し、それ以来、仕事に愛情を持たない
ことにしたと言うのだ。

 弘子は千葉に、その人と同じことを言ってしまった.....と反省す
る。


 社に戻った弘子は、自分に何ができるだろうか、と考える。


 千葉が、書店を回り、『54』のことをよろしくと頼むと、書店店
主は、抜き刷りを置いていった人がいると言って、その人の名刺を持
ってくる。弘子の名刺だった。

 千葉が何軒目かの書店を訪れたとき、そこで必死に『54』を売り
込んでいる弘子を見かける。

 千葉に謝る弘子。
 弘子は、今までいい物さえ作れば、売れると思っていた。だから、
売るために何かをしなければならないと考えても見なかった。編集者
である自分にできることを考えたら、それは1人でも多くの人に、
『54』を知って貰うことだった、と言う。
 弘子は千葉に『54』を読んでみて、と渡すが、千葉はそれを脇に
置いてしまう。

 弘子は、手元に残っているあと2冊を配ってもいいか聞き、勝手に
しろと答える千葉。

 弘子が行ってしまうと、弘子が置いていった『54』を読み始める
千葉。

 弘子が読んでみてくださいと差し出しても、「今、忙しくて」と断
る書店店主もいる。


 読み終わった千葉は、「くそー、これ、面白いじゃん」とつぶやく。

 千葉が書店を覗くと、夏目美芳のコーナーができていた。その書店
店主は、『54』のファンで、来週の最終回を楽しみにしている、と
言う。


 販売戦略会議が始まる。
 紙の手提げ袋を手に会議室に飛び込む弘子。
 千葉は会議に出ていない。

 千葉に期待するマユに小林は、千葉は「頑張らない。思い入れ無い」
をモットーとしているからな、と言う。

 弘子は、『54』を二万部という発言に対して、二万部では足らな
い、と言う。
 そして紙袋から出した資料を配る。それは週間JIDAIの読者カ
ードや、インターネットへの書き込みのコピー。流れは今、こちらへ
向かっているという。
 それに対して、思い入れや流れでは話にならない。データが必要、
と言われる。

 そこに千葉が入ってきて、初版二万部の根拠をと言われ、初版は五
万部、と言う。そして書店の雰囲気を知って欲しくて、手作りのポッ
プを借りてきたと行って、机の上に並べる。
 空気じゃ話にならない、と言われ、千葉は思い入れや雰囲気が大切。
五万部の根拠をじっくり説明します、と言う。

 編集部に戻った弘子は、『54』の初版四万部になったという。
 倍増を喜ぶ一同。

 弘子が夏目に初版四万部と伝えると、最初信じなかった。弘子は、
営業の千葉が頑張ってくれた、と言う。
 自分の知らない人ですね、という夏目に、営業の人間が直接作家と
会うことはない。でも、彼らが頑張らなくては、本は書店に並ばない、
と弘子。

 弘子は千葉に、上の人間に怒られるでしょと言う。
 千葉は、本が売れてしまえば、上は何も言えない、と言う。
 なら大丈夫、と弘子。

 千葉は、今まで思い入れで仕事をしてはいけないと思っていたけど、
そういうので働くのもいいものだと言う。
 弘子は、そういうものが世の中を動かしていくものだという。


 『54』の初版本は、たちまち売り切れ、7万部の増刷。そうこう
しているうちに、20万部に迫る勢い。

 『54』の出版記念パーティー。
 菅原は、自分のキャラじゃないからと、マユにサインを貰ってきて
貰おうとするが、マユに断られる。

 ワインのグラスを取るとき、書籍部部長と鉢合わせる梅宮。
 「たまには、冒険してみるものだろう」と梅宮。
 二人でニヤニヤして、グラスを合わせる。

 小林と千葉は、抱き合って喜ぶ。
 弘子は、そんな二人を引き離し、千葉を夏目に紹介する。

 夏目は、自分の本を売ってくださってありがとうございますと礼を
言うと、千葉の手を両手で握る。
 夏目は写真撮影に呼ばれて、行ってしまうが、残された千葉は、感
涙にむせぶ。

 ハンカチを差し出す弘子に、作家の人に杏奈ことを言われたのは、
初めてだと、千葉。

 −− 頑張ったら、頑張った分だけ報われるなんて、理想であって、
現実ではない。だが、時には報われることもある。だから、がんばれ
るのだ。(弘子)

 思い入れが無くても仕事はできる。でも思い入れを持てたら、きっ
と仕事は楽しい。


寸  評  わたしは会社で営業職を勤めたことはありません。
 そのせいか、以前、営業ってなんだろうと思ったことがあります。
 営業がいなくてもものは作れる。ものは運ばれる。使われる。。。。
営業の Value Add は?と。
 でも、企業活動が売り上げを上げなければならないのだから、その
ためには、営業は重要なんですよね。どんないい製品でも、世の中に
知って貰う必要がある。
 そんなことを思い出した、ストーリーでした。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 まだ、年末年始の準備を何もしていません。もう半月を切ったというのに。
 これから年賀状も書かなければならないし、掃除もしなければなりません。

 今年の年末の楽しみは、桑田佳祐のコンサートに行くことです。
 新曲『ダーリン』も買いました。(鈴木)

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