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タイトル:Daily Drama Express 2007/12/04 有閑倶楽部 (8)  2007/12/17


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/12/04 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 有閑倶楽部
局  名 日本テレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 松竹梅魅録(赤西 仁)
 菊正宗清四郎(横山 裕)
 美童グランマニエ(田口淳之介)
 白鹿野梨子(香椎由宇)
 黄桜可憐(鈴木えみ)
 剣菱悠理(美 波)
原  作 一条ゆかり『有閑倶楽部』
脚  本 江頭美智留
主題歌  

あらすじ  第8話 花束爆弾!?

 警視総監を父に持ち、硬派で頼れる男。そして無類のメカ好き、松
竹梅魅録。
 父は日本画の大家、母は茶道の家元。由緒正しきお嬢様。ただし、
大の男嫌い、白鹿野梨子。
 大病院の御曹司。あらゆる学問に精通し、武道も極めたマルチ高校
生、菊正宗清四郎。
 宝石商の母と二人暮らし。魅惑の美貌とスタイルを武器に、日夜玉
の輿を夢見ている、黄桜可憐。
 スウェーデン大使を父に持つクオーター。多数の女性と浮き名を流
すプレーボーイ、美童グランマニエ。
 世界の大富豪・剣菱財閥会長の娘。運動神経は男顔負け。趣味は大
食い、剣菱悠理。

 超セレブなこの六人、金と暇をもてあまし、あらゆる事件にしゃし
ゃり出る。そんな彼らを『有閑倶楽部』と人は呼ぶ。

 毛皮のロングコードに黒いサングラスの女性が、街を闊歩していた
が、警視総監の松竹梅魅録(赤西仁)の父・松竹梅時宗(鹿賀丈史)
が写っている、警官募集のポスターに、「ジュテーム」と囁く。


 有閑倶楽部では、1ヶ月間の部室掃除を掛けたゲームが進行中。

 魅録の番の時、その女性がそっと入ってきて、突然魅録に声を掛け、
魅録はゲームに負ける。
 「千秋さん」と魅録はその女性を呼ぶ。

 千秋(秋吉久美子)は、モロッコ視察から帰ったところで、みんな
にいろいろなお土産を持ってくる。

 校長の蔵田(長谷川初範)と教頭の村上(半海一晃)は、寄付金ほ
しさに、千秋に対して、もみ手をする。

 千秋は、警視総監夫人と言うだけでなく、世界有数の森脇財団のお
嬢様として、世界中を飛び回っている。

 白鹿野梨子(香椎由宇)は、すてきなお母様、とうらやましがるが、
魅録は、未だに「おふくろ」と呼ぶと怒るので、やりにくい。でも、 年中世界中を飛び回っているため、いつも家にいないのが救い、と言
う。

 千秋は、時宗へのプレゼントを魅録に、渡してと頼む。今晩に供え
て、エステに行かなければならないから、と。


 時宗は部下に、今日は絶対残業をしてはいけない。自分は絶対定時
で帰る、と宣言。


 魅録が、今日が何の日か、説明する。
 今日は千秋の誕生日。時宗がプロポーズの日は、千秋の誕生日で、
遊園地で花束を渡し、プロポーズした。
 千秋がそのプロポーズを受けるときの条件が、毎年この遊園地で、
必ず、抱えきれないほどの花束をプレゼントしてくれること、だった。


 時宗がデスクの背後のロッカーを開けると、そこには、千秋との写
真が、ズラリと飾られている。

 魅録は、プレゼントを届けがてら、時宗の様子を見てくる、と席を
立つ。
 みんなついていくという。魅録を時間つぶしに使うつもりなのだ。
 野梨子だけは、お茶会があるため、パスする。
 清四郎は、こんな機会でなければ、警視庁の中に入れない!と喜ん
でいる。


 時宗は、スタミナを付けようと、沢山食べ過ぎ、お腹を下し、トイ
レへ駆け込む。

 その間に、時宗が特注した花束が、警視総監室に運び込まれる。


 お茶会帰りの野梨子は、カフェで千秋に会い、一緒にお茶をする。
 千秋は、毎年花束を贈らせているのは、一生愛されていることを実
感したいから。最高の男から花束を贈られる、最高の女でありたい。
だから80になっても花束を贈らせてみせる、と言う。

 野梨子は、千秋の話を聞いていると、結婚もいいものだと思えると
いう。
 千秋は、野梨子にいい人を紹介してあげるというが、野梨子は断る。


 トイレから出てきた時宗は、花屋とすれ違い、どこかで見た顔だな?
と首をひねる。

 部屋に戻った時宗は、早速特注の花束を箱から取り出す。
 すると、カチッと音がし、続けて、チッ、チッ、チッと時を刻む音
がする。

 花束と一緒に入っていた紙には、花束から手を離すと、爆発すると
書いてある。署名は『K』。

 すると、花束が入っていた箱が、突然爆発する。

 その後、紙の落下傘が出てきて、その落下傘には、花束には、
100倍の爆薬が仕込まれているとある。パニックになる一同。

 時宗には、『K』という人物に心当たりは無い。

 必死で頭を絞った時宗は、さっきの花屋がケイコ(鶴見辰吾)、お
かまだと言う。
 ここは最上階。まだ外へは行っていないだろうと、部下に命じ、ケ
イコを封じ込めることにした。
 時宗は、昔、ケイコと金銭関係のトラブルがあったという。

 魅録と清四郎に、「吐け!」と責められ、打ち明ける時宗。
 一年前、千秋と珍しく大喧嘩し、その腹いせに、ケイコの店に行っ
た。
 そこで、千秋への花束の話をし、ケイコは千秋と同じ誕生日だと言
う。それに対して時宗は去年の花束を千秋ではなく、ケイコに贈ると
言ってしまう。
 でも、去年も当然、花束は千秋にのみ贈った。

 「女心をもてあそんだってことね」と黄桜可憐(鈴木えみ)。

 今日は都内各所で爆弾騒ぎがあり、爆発物処理班が出払っている。
 それでも、時宗は、遊園地の閉園時刻は7時。それまでにどうやっ
てもたどり着きたいと言う。

 時宗は、またお腹が下り、部下と共にトイレに行く。

 残された有閑倶楽部のメンバー達。
 清四郎が、自分たちがやるしかない。何せ、不可能を可能にするの
が、有閑倶楽部だから、と。

 五人は、ケイコ探しを始める。まだ、館内にいるはずだが、相手も
閉じこめられたことに気付くだろうから、服装を変えているだろう。
あるいは、女装しているかもしれない。
 悩んでいると、可憐が、ケイコはベルガモットの香りがした、と教
える。

 魅録は野梨子に電話しして、花束を手配して貰う。
 時宗に、二人が離婚することは避けたい、と言う。

 清四郎は、ケイコが脱ぎ捨てた花屋の衣装を、更衣室で見つける。

 予想通り、ケイコは警官の制服を着ていた。


 遊園地で時宗を待つ千秋。腕時計を見て、「少し早かったかな」と
つぶやく。


 みんな、ケイコが見つからず、イライラする。

 可憐が、いいことを思いついたという。
 時宗にしなだれかかる、ドレスを着た可憐と悠理。

 でも、ケイコは現れない。ケイコはじっと耐えていた。

 清四郎が、いいことを考えたという。ケイコはおかま。ということ
は、男に嫉妬するのではないか、と。
 清四郎、美童、魅録が女装して、時宗に迫る。

 ケイコは明らかに、さっきよりいらだっていたが、それでもまた耐
える。

 魅録が、次の作戦として、時宗に「死んで」と言う。

 ケイコは婦警に扮して、女子トイレにいた。携帯の時宗の写真に、
「何であの時、花束をくれなかったのよ」と言う。

 その時、轟音と共に、トイレが揺れる。警視総監室で爆発が起きた
模様、と放送が入る。

 逃げる人たちと逆に、警視総監室へと向かうケイコ。
 もうもうと立ち上る煙の中、警視総監室へ入るケイコ。

 その煙は偽物で、ケイコを確保しろと命じる時宗。

 するとケイコは、手に持った爆弾を高く掲げ、そんなことをしたら、
爆発させる、と脅す。

 ケイコは、どうして花束、くれなかったの?と問い、「済まなかっ
た」と時宗。

 ケイコは時宗に、前に出るよう言う。
 時宗が近づくと、ケイコは時宗の身体をつかみ、キスして、と言う。
キスしてくれれば、爆弾を外してあげるという。
 ケイコは、時宗を一年間待ったという。待っても来てくれなかった
ので、奥さんとの仲をボロボロにしてやろうと思った。でも、キスし
てくれれば、すべてを忘れるという。

 みんな、時宗がキスするのが、最善の策だという。

 それでも時宗はキスできない、と言う。それは、ケイコが男か女か
と言うこととは関係ない。千秋以外の人とキスするぐらいなら、ここ
で死んだ方がまし、と言う。

 ケイコは、時宗の身体を突き放すと、手に持った爆弾のスイッチを
押す。
 すると花束から、紙吹雪。

 ケイコが、時宗を傷つけるわけ無い、と言う。そして、そんなに千
秋を愛しているなら、すぐ行って。生まれ変わったら、一緒になろう
ね、と言う。
 時宗は、済まない、生まれ変わっても、千秋と一緒になる、と言う。

 時宗は、ケイコは誰も傷つけていないので、逮捕の必要はない、と
言う。

 時宗の部下が、残されたケイコを扱いかねていると、ケイコは時宗
はステキ、と言う。


 魅録が、バイクの後ろに時宗を乗せて、急ぐ。途中で、野梨子から、
花束を受け取る。

 遊園地に着くと、時宗のお腹が下り始める。遊園地の明かりは、す
でに落とされている。

 そこに清四郎の運転する車で、ほかの4人もやってくる。

 時宗は、花束を手に、這いながら、千秋へ向かう。

 魅録が、何かをしに行く。

 千秋は必死に花束を差し出す時宗に、今年は遅刻気味ね、と言う。
 そして、花束も時宗が這いずって持ってきたため、花が取れてしま
っている。

 それでも千秋は、花束を受け取り、「ありがとう」と言い、二人は
抱き合う。

 その時、メリーゴーランドのライトが付き、回り始める。魅録の粋
な演出だ。

 その時、時宗の下痢も治まっていたのだが、遂にビッグウェーブが
来て、トイレへとかけていく。


 有閑倶楽部で、マッサージ一ヶ月分を賭けてゲーム。

 今回も魅録の番の時、校長と教頭が、千秋の多額の寄付に対するお
礼だと、ケーキを持ってくる。
 邪魔されたくない魅録は、思わず校長に、アッパーカットを見舞っ
てしまう。

 校長が倒れた衝撃で、ゲームの塔がが倒れ、魅録は負ける。


寸  評  今まで、魅録は、父子家庭だったけ?と思っていましたが、お母
さん登場。そして、魅録の父親が警視総監に過ぎないのに、魅録の家
もお金持ちというのは、母親の家が、お金持ちだったからなんですね。

 今回も、有閑倶楽部ならではの、破天荒な活躍は、特になかったで
すね。

 ケイコのおかま姿がちょっと気持ち悪かったです。

 また、魅録の女装は、がたいがよすぎて、やはり美童は女性にして
も充分いけます。

 野梨子は、今回はたまたま警視庁の中にいなかったと言うだけで、
それ以上の活躍がなかったですね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 『ガリレオ』今週と最終回、どうして、あんな構成にしてしまったのでしょ
うか?
 今週は『爆ぜる』となっていますが、その内容は、『転写る』。
 どうして、『転写る』を単独のドラマにしなかったのでしょうか?
 妻が夫を殺害するという設定が、ありふれているからでしょうか。
 原作も充分完成されていて、そのままで、ビジュアル化できそうなもののた
め、ドラマで、わざわざ設定を変えている理由がわからないんですよね。
 それが気になってしまいます。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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