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タイトル:Daily Drama Express 2007/11/28 働きマン (8)  2007/12/14


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/11/28 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 働きマン
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 松方弘子(菅野美穂)
 梅宮龍彦(伊武雅刀)
 成田君男(沢村一樹)
 山城新二(吉沢 悠)
 田中邦男(速水もこみち)
 荒木雅美(佐田真由美)
  渚 マユ(平山あや)
 小林明久(荒川良々)
 梶舞子(吉瀬美智子)
 菅原文哉(津田寛治)
原  作 安野モヨコ『働きマン』
脚  本 吉田智子
主題歌  

あらすじ  第8話 どん底…失恋って大変だ!!

 しつれん【失恋】
 好きな人にフラれること。

 Q.あなたは、どうやって失恋を乗り越えますか?

 松方弘子(菅野美穂)(28) 彼氏いない歴 3日。

 朝、床に寝ていた弘子は、目覚める。服も部屋着のまま。

 部屋の中も、缶ビールの空き缶や、おつまみの残骸が散らかってい
る。

 時計を見て、慌てて服を選ぶと、顔を洗って、出社。

 −− 仕事と恋愛の、どちらを取る?といわれて、仕事を取ったな
んていう、カッコイイ話ではない。
    四年も付き合っていた恋人に、砕け散るように振られたのだ。
    失恋の痛みは、仕事で回復するしかない。(弘子)

 出社した弘子は、みんなに指示を出し、バリバリと働く。

 田中邦男(速水もこみち)(22) モデル系彼女と倦怠期。

 −− 普通失恋したら、仕事が手に付かなくなると思うんですけど
ね。ま、仕事で立ち直ろうとする人もいるようですけどね。(田中)

 渚マユ(平山あや)(23) 彼氏募集中。

 −− わたしなら、泣いて泣いて、外出られませんけどね。(マユ)

 梶舞子(吉瀬美智子)(31) 作家の愛人説アリ。

 −− わたしなら、憎んで憎んで、それも愛の形でしょ。(舞子)

 成田君男(沢村一樹)(39) 独身貴族。

 −− ボクは悩みがあると、自然の中でのんびりとすごしますね。
自分を見つめ直すって、奴ですか。(成田)

 小林明久(荒川良々)(29) 彼女いない歴29年。

 −− ボクはフラれるの慣れてますけど。(小林)

 弘子の、男モード全開だな、と成田。
 田中が、でもいつもと様子が違う、と言う。
 納豆巻き、全然食べてないんですよね、とマユ。
 弘子が納豆巻きを食べていないことを、驚く成田。

 堂島保(40) 一応妻子アリ。

 失恋のショックでいかれちまったんじゃないのか?と堂島。

 菅原文哉(津田寛治)(35) 失恋回数12回。

 弘子が振られたのは当然。それよりも、よくここまでもったなと、
彼氏のその健闘をたたえたい。あっぱれ、と菅原。

 怖い気配に菅原が振り向くと、その言葉を、弘子が聞いている。で
も、弘子は怒らず、「あっぱれ、あっぱれ」と明るく繰り返す。

 弘子が成田に原稿を渡すが、それは先月号のもの。心配する一同。

 エレベータの中で1人になると、思わず泣いてしまう、弘子。失恋
って大変だ、と思う。


 カラオケですでに七曲連続で歌っている弘子。

 結局酔いつぶれた弘子を背負って、部屋まで連れて行く田中。
 弘子が、まだ鍵にあの瓢箪を付けているのに気付く。
 田中は、とりあえず弘子のコートを脱がし、ハンガーに掛けると、
ベッドに寝かせ、布団を掛け、枕元にかぎ束を置くと、「お休みなさ
い」と声を掛けて、立ち去る。
 すでに寝てしまっている弘子。


 荒木雅美(佐田真由美)に歯の掃除をして貰っている弘子。
 弘子は、少しでも暇があると、ついつい考えてしまうので、忙しく
仕事していた方がいい。そもなければ、飲むか歌うか。
 おかげで、また田中に失態を見られてしまった、と嘆く。

 雅美が、山城新二(吉沢悠)に電話したら?と言うが、完膚無きま
でにフラれて、電話できるわけない。向こうも悩み抜いて出した答え
だろうし、と言う。
 代わりに掛けてみようかという雅美を止める。

 雅美は、合コンをセッティングすると言うが、断る弘子。
 雅美は、前の恋が終わったのなら、次の恋を見つけないと、と言う。
 雅美のように、デート要員が7人いる人とは違う、と弘子。
 雅美は、弘子の職場は男だらけなのだから、誰かいい人、いないの
か?と言う。

 職場に戻り、眺めてみる弘子。
 近寄ってきた田中は、「寝癖付いてますよ」と囁く。
 鼻をかむ堂島は、問題外。
 梅宮龍彦(伊武雅刀)は、妻子アリでも、現在別居中。とはいえ、
年の差はいかんともしがたい。
 成田は、将来有望な独身。ルックスもいい。でも、これだけ好条件
が整っていて、女の影がないと言うことは、むしろ何かあると言うこ
とだろう。
 菅原は、嫁募集中。性格は合わないが、星座占いなどの相性はバッ
チリ。付き合ったら、いきなり結婚ていうこともありか?と見ている
と、「気持ち悪いな。何、ブツブツ言ってるんだ」といわれ、「あり
得ない」と心の中でつぶやく弘子。
 心休まるといえば、小林。と、抱きついてみるが、やっぱり、しっ
くり来ない.....


 企画会議で、田中の企画は好評で、続けるよう言われる。
 でも、弘子の企画は、一本も通らない。今回は、どれも精彩を欠い
ていたからだ。

 田中に、のんびりできていいですね、と言われるが、今の弘子にと
って、一番つらいことなのだ。

 弘子は、成田から暇ネタを渡される。東京の冬の立木百選などで、
成田はこういうネタは、雑誌の生命線。少し田舎で、のんびりして来
い、という。


 パスでやってきた弘子。風景の写真を撮りながら、新二とのことを
考えてしまう。もっと素直に気持ちを話して、新二に甘えられればよ
かったのだろうか、と。
 新二のことを諦めようと、瓢箪を取ろうとするが、手がかじかんで、
取れない。

 弘子は、その木立の間を、奥へと進んでみる。
 すると、粗大ゴミが大量に捨てられている場所がある。

 弘子が見ていると、軽トラックがやってきて、下りてきたおじさん
が、ゴミを拾って、荷台に載せている。
 おじさんは、ここは東京から近く、名もない山なので、粗大ゴミの
不法投棄にうってつけなのだろう。おじさんは地元の人なので、ひう
やってゴミを回収している。
 このあたりは夜、冷える。すぐ帰るように、と言う。

 バスを待っている弘子。
 新二から電話があり、期待して出る弘子。
 新二に仕事中かと聞かれ、「そう」と答えそうになった弘子は、慌
てて「バス待っているとこ」と言い直す。

 新二の用件は、自宅にあった弘子のものを、すべて送ったと言うこ
と。
 弘子が、急がなくていいのに.....弘子の家にある新二のものは、
と言い出すと、新二は捨てて構わない、と言う。
 弘子は、何とか新二ともっと話していたいと、身体に気をつけてね、
と言うが、それ以上話ができずに切れる。
 弘子は、これが最後かも知れなかったのに、結局甘えられなかった、
とがっかりする。

 バスが来て、乗り込む弘子。バス停のベンチに、デジカメを置き忘
れてしまった。


 デジカメを無くしたことで、梅宮に叱責される弘子。
 成田からも、昨日の土砂災害の記事が、常套句のオンパレードで、
弘子らしさが無い、と指摘される。

 弘子が、記事はすぐ書き直して、取材も明日というが、成田は、記
事の書き直しは、堂島に命じ、再取材は田中へ振る。
 弘子が、自分のミスは自分で、と言うが、成田は、そんなことでき
る状態とは思えないと言う。

 弘子が、ゴミを不法投棄する人と、善意で片付けるおじいさんの対
比は、記事になりませんか?と言っても、成田は、堂島が前に書いた、
『産廃銀座』の記事を上回るネタか?とその記事を示す。
 成田は弘子に、一日休むよう、命じる。

 「意外と松方さんって、もろいんですね」と田中が言うと、「田中
に、何がわかるの!!」と弘子は大声で怒鳴り、編集部内が凍り付く。

 田中に、取材メモを渡し、帰る弘子。
 同じエレベータに乗った菅原は、いい加減な気持ちで仕事されちゃ、
迷惑。心の隙間を、仕事で埋めようとするのは、止めてくれ、と言う。

 みんな、あんな弘子は、初めて見たと言う。
 マユは、弘子は『働きマン』だから大丈夫では、と言うが、舞子は、
もう『働きマン』には戻れないかもしれない。弘子が一番女らしかっ
た。いつも『デートに遅れる』とか、『彼氏が待っている』とかって。
働きマンの原動力って、恋愛だったんじゃない?と言う。

 自宅で1人になってみて、改めて新二の存在の大きさをかみしめる
弘子。


 翌日、早速弘子の取材メモに従って、写真を撮る田中。

 もうこれぐらいでいいか、と引き上げようとしたとき、女性の叫び
声を聞く。

 声の主は弘子で、「松方弘子の馬鹿野郎!」と湖に向かって、思い
っきり叫んでいる。

 田中は弘子に、新二と直接話した方がいいのでは?と言うが、一方
で、弘子の気持ちもよくわかる。田中も、振られたときはへこむから、
と慰める。
 そして、一緒に取材しますか、と誘う。

 二人が、ゴミが不法投棄されているところへ来ると、そこに軽トラ
がやってきて、粗大ゴミを捨て始めた。

 するとそこに、ゴミを回収しているおじいさんも来て、両者はもめ
る。

 田中は、飛び出そうとする弘子を止め、とにかく写真を撮る。

 でも、遂に弘子は飛び出してしまう。

 弘子が不法投棄を責めると、「お前の山かよ」と逆ギレされる。
 弘子が、「誰の山かなんて、関係ない!」と怒鳴る。
 その時、田中がゴミを捨てていたもう1人を羽交い締めにし、今、
警察に通報した。早く立ち去らないと、やばいんじゃないの?と言う。

 男は、田中に肘鉄を食らわすと、逃げていく。

 「がたいがいいのも役立つな」と弘子。
 「鍛えてもいますからね。貸しですよ」と田中。

 弘子は、ゴミの回収を手伝い始める。
 田中も手伝う。

 弘子が、「たまには汗をかくのもいいですね」と汗をぬぐっている
と、おじいさんは礼を言い、冬木立の取材をしているのか、と言う。
 田中は、「山っていいもんですよね。ま、どこも同じですけど」と
余計なことを言う。

 おじさんは、弘子と田中を、奥へと連れて行く。
 途中で田中は帰ろうとするが、弘子は付いていく。

 すると目の前に『冬桜』。
 おじさんは、亡くなった妻とよく来た山だから、汚されたくなかっ
た。妻は亡くなっても、思い出があれば、強く生きていける、と言う。

 弘子は田中のカメラを借りると、冬桜を撮る。


 夜、弘子は田中と共に社に戻り、机に座ると、パソコンを立ち上げ
る。

 弘子は精神統一をすると、記事を書き始める。結びの言葉は、「今、
あなたに問いたい。あなたは、この風景を壊したいですか?」

 でも、この記事を見た成田はボツ、と言う。
 がっかりする弘子。

 でも、成田の次の言葉は、「これは暇ネタじゃない。次号特集だ」
だった。
 「お帰り、『働きマン』」

 みんな、働きマンが帰ってきたことを喜ぶ。
 「完全復活ですか?」とマユ。
 「まだ、やり残したことがあるから」と弘子。

 弘子は、深々と頭を下げると、帰宅する。

 −− 冬桜のように、わたしも強くありたい。積もり積もった思い
をはき出して、わたしらしくあるために。(弘子)


 帰宅した弘子は、意を決して新二に電話する。
 弘子は、今まで言いたかったことが言えなかったと前置きして、息
をのむと、「わたし、別れたくない。新二が好きです、今でも。それ
だけ、ちゃんと伝えたくて」と言う。
 「ありがとう。オレも実を言うと、まだヒロのこと、頭から離れて
いない。でも、戻れない」と新二。
 ため息をつく弘子。「そっか」と言い、礼を言う。

 弘子は、思い切って、瓢箪を外す。


 気分も新たに出社する弘子。

 −− 心にたまった思いは、放っておいても無くならない。捨てな
きゃならないものを捨てて、いい思い出だけため込んで、前を向いて
いこう。(弘子)

 弘子は社の前で会った、菅原と田中に礼を言うと、納豆巻きを手に、
社へ入る。

 失恋は、痛くて、痛くてたまらない。
 でも、立ち止まっていたらダメだ。
 顔を上げてて歩いていこう。


寸  評  弘子は、本格的に失恋してしまったんですね。
 ところで、『冬桜』というものは、本当にあるのでしょうか?あれ
は、わざとらしくて。
 これから、弘子と新二の間はどうなるのでしょうか。復活するので
しょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 会社の近くのホテルの前に、提灯が飾られていました。
 なんだろうな、と思ってみたら、『謹賀新年』と書いてありました。
 ちょっと早すぎませんか。少なくとも、クリスマスが終わってからにして欲
しいですね。
 クリスマスが終わった26日から松の内の7日まで2週間あるのですから。
 結構変な眺めですよ、提灯の向こうにトナカイをかたどった電飾が浮かび上
がっているというのも。(鈴木)

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