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タイトル:Daily Drama Express 2007/11/20 有閑倶楽部 (6)  2007/12/03


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/11/20 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 有閑倶楽部
局  名 日本テレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 松竹梅魅録(赤西 仁)
 菊正宗清四郎(横山 裕)
 美童グランマニエ(田口淳之介)
 白鹿野梨子(香椎由宇)
 黄桜可憐(鈴木えみ)
 剣菱悠理(美 波)
原  作 一条ゆかり『有閑倶楽部』
脚  本 江頭美智留
主題歌  

あらすじ  第6話 男嫌いの恋

 警視総監を父に持ち、硬派で頼れる男。そして無類のメカ好き、松
竹梅魅録。
 父は日本画の大家、母は茶道の家元。由緒正しきお嬢様。ただし、
大の男嫌い、白鹿野梨子。
 大病院の御曹司。あらゆる学問に精通し、武道も極めたマルチ高校
生、菊正宗清四郎。
 宝石商の母と二人暮らし。魅惑の美貌とスタイルを武器に、日夜玉
の輿を夢見ている、黄桜可憐。
 スウェーデン大使を父に持つクオーター。多数の女性と浮き名を流
すプレーボーイ、美童グランマニエ。
 世界の大富豪・剣菱財閥会長の娘。運動神経は男顔負け。趣味は大
食い、剣菱悠理。

 超セレブなこの六人、金と暇をもてあまし、あらゆる事件にしゃし
ゃり出る。そんな彼らを『有閑倶楽部』と人は呼ぶ。

 今日も暇.....とぼやく有閑倶楽部のメンバー達。
 美童グランマニエ(田口淳之介)は、デートのスケジューリングを
している。
 黄桜可憐(鈴木えみ)は、自分が貰ったラブレターより、野梨子が
ゴミ箱に捨てたラブレターの方が重い!と腹を立てている。

 そこに校長の蔵田(長谷川初範)と教頭の村上(半海一晃)がやっ
てきて、校則に反するようなことをしたら、即刻退学、と言う。
 白鹿野梨子(香椎由宇)には、父親・白鹿清州(篠井英介)の個展
を楽しみにしています、と挨拶する。

 五人は野梨子の男嫌いを心配する。男に免疫の無い分、変な男に引
っかかるんじゃないか、と。


 野梨子が歩いていると、不良が絡んでくる。
 野梨子が困っていると、助けてくれる青年。

 野梨子が青年に礼を言うと、青年はふらつき、野梨子の肩に手を置
く。
 青年は、よく野梨子が着物を着て歩いているのを見かけていた。い
つも自分が助けられるとは限らないので、気をつけるよう言う。

 それ以来ボーッとしている野梨子。

 家では、清州が、『雪月花』の掛け軸を前に、野梨子のお嫁入り道
具に持たせてやる、と言う。


 よく日もまた、可憐は野梨子に、ラブレターの数で負ける。

 松竹梅魅録(赤西仁)と剣菱悠理(美波)は、ダチの刈穂裕也(小
山慶一郎)が勤めている店に行こう、と言う。

 裕也とは、先日野梨子を助けてくれた青年だった。
 可憐が裕也に携帯メールのアドレスを渡すが、裕也は可憐はタイプ
ではない、と断る。

 野梨子は裕也に、先日助けてくれた礼を言い、怪我は大丈夫かと聞
く。
 裕也は、こんなこと、いつものことだから心配しなくて大丈夫。そ
れより野梨子こそ気をつけるよう言う。

 みんな野梨子が男とまともに口をきいたのは初めてじゃないか、と
びっくりする。

 帰り道、菊正宗清四郎(横山裕)は野梨子に、裕也とは住む世界が
違う、と言う。
 野梨子は、裕也と住む世界が違うというのなら、魅録や悠理とはど
うなるのだと言う。
 清四郎は友達ならいいが、惚れるのは止めておけ、と言う。
 野梨子は、裕也の何も知らないのに、惚れることなんて無いと言う。
 清四郎は、それでも惚れてしまうのが恋、と言う。
 野梨子は、清四郎は父親みたいと言う。
 複雑な気持ちの清四郎。


 魅録が、裕也があの店をクビになったという。難癖を付けてきた客
に注意したところ、殴りかかってきたので、殴り返してしまったこと
が、原因だった。
 野梨子は、それなら裕也は悪く無いじゃない、と言う。
 可憐は、それでもクビになるのが客商売。白鹿清州展が大盛況とい
うニュースを見て、野梨子は超お嬢様だから、自分たちと住む世界が
違うかもしれない、と言う。


 裕也のことを心配しながら野梨子が歩いていると、トラックに乗っ
た裕也が声を掛ける。配送の仕事を見つけたのだ。野梨子に駅まで乗
せていくと言い、トラックの助手席に乗る野梨子。
 「お国はどこですか?」と野梨子。
 「金沢」と裕也。
 「上品な街ですわね。わたくし、好きです。ご家族は?」と野梨子。
 「お袋が1人。残して出てきちゃった」と裕也。

 裕也は野梨子を家まで送る、と言う。配達は、道が混んでいたとか
適当に言えばいい、と。

 野梨子は、止めてと言って、下りてしまう。
 理由を問う裕也に、ウソをついてまで送って欲しくない。裕也がク
ビになったと聞いたときは、ずいぶん心配した。そんなだから、仕事
が長続きしない、と言うと、「ごめんなさい。わたくし、融通が利か
なくて」と付け加える野梨子。

 裕也は、こんなにきちんと怒られたのは久しぶりだと思う。

 母親が倒れたとの連絡が裕也に入る。

 裕也はヤクザの金剛(橋本さとし)とサブロー(脇知弘)を訪ね、
急に金が必要になった。何か仕事ねぇか?と聞く。


 登校途中の野梨子は、道ばたでボーッとしている裕也を見かけ、車
を止めると、下りて裕也に声を掛ける。
 裕也は、金沢に帰ることになった。でもその前に野梨子ときちんと
はなしたくて、と言う。

 困った顔の野梨子を見て、お嬢様に学校をサボレって、無理か.....
と去っていく。

 迷っている野梨子に、声を掛ける悠理。
 野梨子は、「頭痛が痛いので、病院に行きます」と言うと、裕也を
追いかける。

 悠理は、野梨子の変な言葉に首をかしげながらも、ニヤニヤと見送
る。


 海のほとりで、裕也は小さいときからやんちゃで、母親には苦労を
掛けていたから、一度帰ってやろうかと思った。今まで結構、女には
もてていたから、適当にやっていたけど、野梨子を見ると、ドキドキ
する、と言う。
 野梨子も、胸がドキドキして、その音が聞こえそうで怖かったとい
う。
 裕也は、野梨子の身体を抱きしめて、初めて触れる男が、オレのよ
うな男でゴメン、と謝る。


 有閑倶楽部で悠理の話を聞いた可憐は、野梨子と裕也がうまくいか
なければいいのに、と言う。
 悠理は、二人がうまくいったら、野梨子のラブレターは減るかもし
れない、と言い、それなら野梨子と裕也を応援する、と可憐。

 清四郎は、お嬢様が恋に落ちるのは、きまってああいう男なんだと、
忌々しげに吐き捨てる。


 座敷で花を活けていた野梨子は、手に持った椿の花がボトッと落ち
たことに、不吉なものを感じる。


 裕也、金剛、サブローは、雪月花が運び出されてくると、裕也を残
して車を降りる。そして警備員を襲う。


 警視総監の魅録の父・松竹梅時宗(鹿賀丈史)は、魅録の部屋でテ
レビを見ていた。
 すると携帯が鳴り、部下から、清州の雪月花が盗まれた。犯人たち
は、白いセダンで逃走したが、その車は盗難車との報告が入る。
 飛び起きる時宗と魅録。


 金剛とサブローは、盗んだ物を知りたがらない裕也を不思議がる。
 どうせ宝石だろうと言う裕也に、2人は白鹿清州の雪月花だという。
 裕也は、それを返さないと野梨子が大変だ、と取り返そうとして、
もみ合う。

 その時、警官が誰何し、傍らのセダンが、手配中の車だと気づく。
 逃げる金剛、サブロー、裕也。追う警官。


 時宗と有閑倶楽部のメンバー達は、白鹿家に集まっている。

 裕也から魅録の携帯に電話。
 裕也は野梨子と話したいと言い、魅録は携帯を野梨子に渡す。

 裕也と話し終えると、近くまで散歩、と野梨子は出かける。

 時宗の部下が、逃走した内の1人だけ、似顔絵ができたと持ってく
る。
 裕也だとピンと来るが、ごまかそうとする魅録たち。

 その男の名は裕也と言うが、今、魅録たちも「裕也」と言っていた
よな、と迫る時宗と部下達に、「昨日の夕焼けがきれいだったと言っ
てたんですよ」とごまかす可憐と美童。

 清四郎と魅録は廊下へ出る。
 魅録は、俺に任せてくれと言う。裕也はダチだから、と。
 野梨子を頼むと清四郎。
 もちろん、と魅録。

 裕也の前に駆けつける野梨子。
 裕也は、野梨子の父親の絵をやっちまったと告白。
 理由を問う野梨子に、田舎の母親が倒れて金が必要だったから。で
も、掛け軸は必ず取り返す。野梨子を困らせるようなことはしないか
ら、信じてくれ、と言う。

 野梨子は裕也の頬を叩くと、「信じますわ、あなたのこと」と言う。

 そこにバイクを乗り付ける魅録。裕也に、野梨子を巻き込むな、と
言う。

 魅録は裕也に同情できない、と言う。
 野梨子は、友達でしょ!と魅録に文句を言う。
 魅録は、男嫌いの野梨子からそんな言葉が出るとは、みんなに聞か
せたいと言う。

 裕也は、逃げることはしない。でも、あの掛け軸だけは自分の手で
取り戻したいと言う。
 魅録は、そういうことなら、協力しよう、と、各方面の知り合いに
電話して、今号とサブローの居所を探すよう頼む。

 まもなく、新宿にいるとの報告が入る。
 すると、突然裕也が魅録を殴り倒す。
 驚く野梨子に、今回の件に魅録を巻き込むことはできない。魅録が
気がついたら謝っておいて、と言って、裕也は出て行く。

 その頃サブローは、50万なんてケチだとぼやいていた。

 そこに裕也が現れ、サブローに掛け軸のありかを問うが、サブロー
は自分のような下っ端には、そういうことはわからない、と言う。
 ヤクザに殴り倒されてしまう裕也。

 気付いた魅録は、裕也が連れ去られたとの連絡を受ける。
 野梨子は自分も一緒に行きたいという。ただ待っているだけなんて
できない、と。
 魅録は、野梨子をバイクの後ろに乗せて、連れて行く。

 倉庫前に到着すると、魅録は野梨子を建物の陰で待たせる。

 見張りの男達は、ハイヒールに網タイツの女が、足をトントンとし
ているのを見かけ、何だろうとのぞき込む。

 それは魅録がマネキンの足を使って演じたトリック。
 魅録は、見張りの男達を倒す。

 野梨子は、倉庫の扉が少し開いているのに気付き、中を覗く。
 中には、縛られた裕也が転がされていた。
 鉄パイプを手に構える野梨子。

 その野梨子の肩を叩く男。−−清四郎だった。
 魅録に、なんで自分たちに声を掛けないのか。有閑倶楽部は、不可
能を可能になる、と清四郎は言う。

 清四郎は、野梨子と可憐は危ないから車に戻っているよう言う。
 未練を残している野梨子の手を引いていく可憐。
 美童も車に戻ろうとするが、清四郎に、美童にはやることがあると
つかまる。

 車の中で可憐は、野梨子を見直したという。男嫌いなのに、男のた
めにあんなに一生懸命になるなんて、と。

 倉庫内の電気が突然消える。
 闇の中、赤外線スコープで敵を見て、次々とヤクザを倒す有閑倶楽
部のメンバー達。
 清四郎は遂に、雪月花を取り返す。
 魅録も裕也を取り戻す。

 美童の役割は、電気を消すこと。

 謝る裕也に、雪月花を手にした野梨子が、お礼を言う。

 そこに時宗が大勢の警官を連れて入ってきて、ヤクザたちを連行し
ろと部下に命じる。
 魅録たちは時宗に、「空気読めよ」と言う。

 時宗は魅録に、よくやった。褒美に何でも好きなものを買ってやる
ぞ、と言う。

 好きなものなんて.....と考えた魅録は、あることを頼む。


 金沢行きの高速バスの前で裕也に時宗は、金沢の知り合いの工場へ
の紹介状を渡す。今回は魅録の頼みで特別、と。
 清四郎は、お母さんの病気のことなら相談に乗ると、名刺を渡す。

 みんな、野梨子と裕也を二人きりにしてあげることにする。去り際、
可憐は野梨子に、最後ぐらいキスしな、と言う。

 裕也は野梨子に会わなかったら、まじめに働こうとも思わなかった
と、礼を言う。
 野梨子も、裕也と会わなければ、男嫌いのままだったという。
 裕也は野梨子を抱きしめると、バスに乗り込む。

 野梨子が歩いていくと、ほかの五人が野梨子を待っていた。


 また部室に集まっている有閑倶楽部のメンバー達。
 相変わらず野梨子は、受け取ったラブレターを読まずに即、ゴミ箱
に捨てている。しかも、相変わらず可憐より多く貰っている。

 新聞のトップを飾る、雪月花が白鹿家に無事戻ったとの記事。しか
も、雪月花は野梨子の嫁入り道具に持たせたいとも書いてあり、それ
を見た蔵田校長は、野梨子に結婚して欲しいという。でも、校長は妻
子ある身。
 村上教頭も、野梨子に結婚して欲しいという。教頭はバツイチ。
 「誰か助けて」と叫びながら二人から逃げ回る野梨子。


寸  評  野梨子の男嫌いは、結局治っていないってことでしょうか。
 清四郎は、野梨子が好きなのだと思うのですが、やはり、仲間とな
ってしまうと、打ち明けられないのでしょうね。
 野梨子も清四郎が好きだと思いましたが、違う人に恋してしまうな
んて。

 ところで、今回も別に有閑倶楽部の各人の特色が出ていないし、知
力も財力も使っていないですよね。せっかくのこれだけの素材を生か
してくれないなんて、がっかりです。お金持ち系は、TBSの方がド
ラマ化、上手なのではないでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 以前、ガリレオには、長編小説があるらしいので、これを使って映画とか、
スペシャルとかやるのでは?と書いたのですが、どうも現実になりそうです。
こんな読める展開でいいのか!?
 東野圭吾は、今後もガリレオシリーズを書いていくのでしょうか?

 ところで、ドラマを見てから原作を読んだので、福山雅治のガリレオ役に違
和感を感じなかったのですが、東野圭吾は佐野史郎をイメージして書いたそう
ですね。
 書いた当時はどうだったかわかりませんが、現在においては、年齢的に、佐
野史郎では上すぎますね。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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