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タイトル:Daily Drama Express 2007/11/26 ガリレオ (8)  2007/12/03


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/11/26 (Mon) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.月曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 月曜日の連続ドラマ
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タイトル ガリレオ
局  名 フジ系
放映日時 月曜21時
キャスト 湯川 学(福山雅治)
 内海 薫(柴咲コウ)
 栗林宏美(渡辺いっけい)
 草薙俊平(北村一輝)
 城ノ内桜子(真矢みき)
 弓削志郎(品川 祐)
原  作 東野圭吾『探偵ガリレオ』『予知夢』
脚  本 福田靖
主題歌  KOH+ 『♪KISSして』

あらすじ 第8話「予知る(しる)美しき妻の愛した恐怖の殺人装置」

 食品会社を経営する菅原満(塚地武雄)が妻・静子(深田恭子)と
友人・峰村(佐藤重幸)をもてなしていると、菅原の携帯に着信。向
かい側のマンションの部屋に菅原の浮気相手・冬美(桜井千寿)がお
り、「私と結婚してくれるって言ったでしょ。窓の外を見て。結婚し
てくれないんだったら首吊って死んでやる。止める気があるんだった
ら奥さんと別れて」と言い、自殺をしてしまう。

 動揺する菅原。事情を知った峰村が静子に知られないように冬美の
部屋へ。峰村は管理人と一緒に部屋に入り遺体を降ろす。

 半年後。湯川学(福山雅治)の研究室。菅原は栗林宏美(渡辺いっ
けい)の知人で、菅原から相談された栗林が湯川と内海薫(柴咲コウ)
に事件概要を説明する。

 菅原の話では、冬美が自殺する1週間前にも同じ部屋で自殺を目撃
したのだという。栗林は菅原に、自分のことを帝都大学のガリレオと
吹聴してしまった手前、事件の解明をしたい様子。栗林は薫に捜査の
状況を教えてほしいと頼み断られる。

 1週間前の深夜、冬美の部屋で自殺を目撃したという菅原。どうし
て上の階の友人の部屋から深夜に目撃したのか薫は不審に思う。菅原
はその日、静子には出張だと嘘をつき、友人の部屋で奥さんの目の前
では見られないビデオを見ようとしていたのだ。それを聞いた薫は
「AVは見るわ。浮気はするわ。最低」と言う。

 湯川がまず菅原さんに会ってみましょうと言っていると、菅原の方
から研究室を訪ねて来た。

 バー。菅原から話を聞く湯川。自殺の1週間前あいていたカーテン
を閉めようとしたら女が自殺し電気が消えたという。湯川は電気が消
えたという点に興味を示す。

 菅原は「僕見た目こんなですから女性にもてたこと一度もないんで
すよ。静子と結婚できたのだって、奇跡なんですよ。大学時代の後輩
の峰村が紹介してくれて、すっごく美人で性格もよくてそんなはずな
いって思っているうちにとんとん拍子に話がまとまって。それで調子
に乗った。結婚して飲み屋で冬美さんと親しくなって」と浮気を悔や
んでいる様子。菅原は冬美の事件の後、静子と離婚している。

 湯川と薫は冬美のマンションに来ていた。薫が1週間前は自殺の練
習をしていたのでは?と言うと湯川は「おもしろい」と言う。湯川の
疑問は電気が消えたこと。

 湯川は自殺の1週間前に停電がなかったことを管理人から聞く。管
理人は第一発見者の峰村が汗だくで自分を呼びにきたと言う。管理人
から静子が今も当時のままマンションに住みつづけていることを知り
話を聞きに行く。湯川は静子から峰村の電話番号を聞く。

 湯川は菅原のマンションから冬美のマンションまで全力疾走してみ
る。57秒かかった。

 湯川は峰村の勤めるロボット研究所に話を聞きに行く。峰村に何か
スポーツをしますか?と尋ねると、ジムで鍛えているという。湯川は
2つのマンションを全力疾走しても息がきれるほどではないことから、
峰村の証言に疑問を持つ。
 湯川は薫に、通報があった時間を調べてほしいと頼む。

 峰村と静子が会って話している。峰村は事件を調べなおされている
ことで動揺している。静子は堂々としていればいいと言う。

 監察医の城ノ内桜子(真矢みき)に愚痴をこぼす薫。

 ボクシング部でボクシングをする湯川。薫がやってきて菅原に電話
がかかってきたのが21時17分、電話が終わったのが19分、話を聞いた
峰村がマンションに向かうまでが約1分、マンションに向かったのが
21分。通報の時間が21時25分だと話す。空白の4分が気になる湯川。

 湯川は「峰村は冬美さんの部屋番号を知っていた。対面から見ただ
けではどこの部屋かの特定は難しい。もう一度峰村に会いたい」と言
う。

 湯川と薫は峰村の研究所を訪ねるが欠勤。湯川は窓の外にER流体
を運んできた車を見つける。湯川は窓に式を書き始める。すべてがつ
ながったようだ。湯川は「可能だ。これならすべての説明がつく。問
題は証拠だな」と言う。

 喫茶店。菅原は静子に復縁を求めるが断られる。
 湯川の研究室に冬美の自殺した装置が再現される。湯川は薫にER
流体という液体を見せる。「電圧を加えることで粘性が変わる液体だ。
電圧がない状態ではただの液体だが強い電圧を加えると固めることが
できる」という。スイッチを入れると液体が固まる。

 湯川の説明。
 これが今回の事件のトリックだ。ER流体はロボットの筋肉を作る
ために使用される。
 峰村の勤める研究室にもERの業者の車が出入りしていた。冬美さ
んは峰村の手によって計画的に殺害されたんだ。
 冬美さんが峰村にそそのかされて狂言自殺騒動を起こしたのは間違
いない。事件の1週間前狂言自殺の予行演習が行われた。
 人体を支えるほどのER流体を固くするためには家庭用の電圧では
足りない。だから峰村は変圧器を使っただろう。
 練習の時はそれでショートを起こしてブレーカーを落としてしまっ
た。
 冬美さんは引っ越してから電圧を40Aから60Aに契約変更している。
そもそも一人暮らしの部屋にブレーカーが落ちるほど電気製品がある
のは不自然だろう。

 薫は「なんでわざわざ練習を?」と聞く。「冬美さんをだますため
だ。練習は何度も行われたんだろう。冬美さんに装置の安全性を納得
させるために。事件に使用した装置も我慢できなくなったら自分でパ
イプを下げられるような仕組みになっていたはずだ。事件当日彼女は
何の疑いもなく練習通り首をつった。しかしその時峰村はスイッチを
押してもER流体の電流が流れるように遠隔操作してたんだ。」と湯
川。

 「でも現場にあったのは普通のハンガーラック。そんな仕掛けがあ
ったなんて」と薫。「回収したんだよ。空白の4分間の間に」と湯川。

 湯川は薫を座らせ実験する。「多分これと同じ仕組みだったはずだ。
冬美さんは小柄で体重も軽かった。少し体力のある人間だったらああ
やってパイプを取り替えることは可能だ」と湯川。

 「動機は何ですか?」と薫。「それを調べるのが君たちの仕事だ」
と湯川。

 弓削志郎(品川祐)から薫に峰村が水死体で発見されたと連絡が入
る。桜子の見立てでは溺死。

 静子に菅原から電話が入る。静子が窓の外を見ると、向かい側の冬
美のマンションの部屋に菅原。

 菅原は癌で余命1ヶ月。静子に全財産を残そうとしたが断られたこ
とを悲観して冬美と同じ方法で自殺する。静子は冬美の部屋へ急ぐ。

 静子は「死んじゃだめ。私に財産を残してくれるんでしょ」と言い
コンセントを抜くがパイプは下に下りず、パイプを外そうとする。

 「危ないよ」と菅原。隠れていた湯川と栗林が出てくる。菅原の病
気は嘘。菅原は栗林によって降ろされる。

 「菅原さんを早く降ろしてあげようとしたんですよね。彼の体を支
え、そこのプラグを抜いて」と湯川。

 「なぜプラグを抜くんです。それでどうしてパイプが下がると思っ
たんですか?電源がついているハンガーラックなんて普通ありません。
なのになぜあなたは電気を止めるとパイプが下がると思ったんですか?
理由は1つしかありません。あなたはこれと同じ物を見たことがあっ
たんだ。計画もその構造もどんな方法かも確認済み。一度気になった
ことは確かめないと気が済まないあなたはそういう人ですよね」と湯
川。

 「細かいことが気になるの先生と同じ性分」と静子。「しかしあな
たは科学者には向いていない」と湯川。「前には向いていると言って
いただけましたけど」と静子。
 「金に執着する人間には無理です」と湯川。「そうだったら無理ね
私には」と静子。

 静子と湯川たちがマンションから出てくると薫がパトカーでやって
来て静子を連行する。

 湯川は栗林と菅原を誘って酒を飲みに行く。

 研究室。薫が事件の報告をしている。静子はすべて自供。峰村を殺
害したことも認めた。夫の浮気相手が自殺したという精神的苦痛を理
由に莫大な慰謝料を請求できると考えたから。峰村はギャンブルで借
金を抱えており、静子は慰謝料の一部を渡す理由で犯行に加担させた。
冬美に菅原に近付くように仕向けたのも静子。

 湯川は、菅原から借りた「鉄道ジャーナル」に夢中で薫の話を聞い
ていない。
 薫はあきれて部屋を出て行く。


寸  評  塚地武雄と深田恭子が夫婦というところに違和感を持ちました。
お金目当てだったらあるかもしれないですね。
 実際の話には関係ないですが、栗林の指に結婚指輪がありました。
結婚しているんですね。生活感がないけれど。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 藤沢周平の「用心棒日月抄」の再放送をしています。主演が小林捻持なので、
ちょっと違和感があります。最初に同じ原作で村上弘明の「腕におぼえあり」
を見たので、青江又八郎のイメージが私の中では村上弘明だからです。原作が
同じでも最初に見たものが印象に残るのだなと思いました。(たま)

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