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タイトル:Daily Drama Express 2007/10/31 働きマン (4)  2007/11/12


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/10/31 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 働きマン
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 松方弘子(菅野美穂)
 梅宮龍彦(伊武雅刀)
 成田君男(沢村一樹)
 山城新二(吉沢 悠)
 田中邦男(速水もこみち)
 荒木雅美(佐田真由美)
  渚 マユ(平山あや)
 小林明久(荒川良々)
 梶舞子(吉瀬美智子)
 菅原文哉(津田寛治)
原  作 安野モヨコ『働きマン』
脚  本 吉田智子
主題歌  

あらすじ  第4話 憧れと涙…振り向きマン!!

 あこがれ【憧れ】
 想いこがれること。
 Q.あなたは、憧れの人がいますか?

 涙を流す渚マユ(平山あや)。
 そこへやってきた松方弘子(菅野美穂)は、驚く。また三股か、逆
ギレされたか、と聞く。

 それは違い、夏目美芳の恋愛小説『適当な恋はもうしない』という
本を読んでいたら、泣けてきてしまったというのだ。

 マユ(23) 恋に恋する女。

 泣きじゃくるマユを、周りの人たちが驚いて見る。
 弘子は、公衆の面前で泣くなと言う。


 田中邦男(速水もこみち)はその話を聞くと、電車の中で恋愛小説
読んで泣く女っている、と言う。
 弘子は、恋愛小説って、作り物めいていて、はまれないのだ。

 弘子(28) 恋に没頭できない女。

 マユは、弘子が憧れの先輩、というかアネゴだという。
 小林明久(荒川良々)が、アネゴって言うか、アニキじゃないか、
と茶々を入れる。

 −− 慕ってくれる後輩って、かわいいですよね。仕事仲間って言
うか、かわいい妹みたい。(弘子)


 −− 仕事仲間って、抜きつ抜かれつのライバル関係。それ以外で
はないですね。(邦男)

 成田君男(沢村一樹)(39)が弘子に、人間国宝との約束が迫っ
ているんじゃないか?ああいう人たちは、時間にうるさいから気をつ
けろ、と言う。

 弘子は慌てて立ち上がり、書類を落としてしまう。
 マユが拾っておくと言い、弘子は駆け出す。

 みんな、あんなのが憧れ!?と思う。

 マユは、弘子は遠い憧れ。企画も全然通らないし、と言う。
 邦男は、企画が通ったと言い、マユはなんで新人が。しかも邦男が、
と悔しがる。

 −− ネ、先輩、後輩なんて、関係ないでしょ。(邦男)

 マユが頼まれるのは結局雑用ばかり。

 邦男が弘子の机の下から、紙片を拾う。
 『野望
  世界的に売れる雑誌をつくる!!
   →例 - NEWS WEEK
             LIFE

  そのために30才までに編集長になる!
   →あと2年で。』

 こんなこと書くのは弘子しかいない。

 梅宮龍彦(伊武雅刀)は、「成田を飛び越して、オレに取って代わ
ろうなんて」と言う。

 マユは、それをお守りにすると、貰う。

 マユは1人パンを食べながら、自分の野望とは何か考える。
 −− それはやはり好きな作家さんと仕事をして、みんなから愛さ
れる本を作ること。目指せ働きマン!(マユ)


 マユが来て、興奮して弘子に、自分の企画が通ったという。夏目美
芳の連載をしてもしてもいい、と。

 邦男は、「まあ、企画が通ってよかったですね」とクール。

 弘子が、どうやって夏目を口説き落としたのか聞く。
 マユは、一年前から夏目のサイン会に通い詰め、編集者になったら、
絶対連載させてくださいと頼んだという。
 「押しかけ女房みたいだね」と弘子。

 邦男は、夏目はこのところスランプで、新作を何も出していない、
と突っ込む。
 マユは、夏目は次回作の構想を練っているところ、と援護。そして
あのメモには御利益がある、と抱きしめる。

 梅宮と成田に呼ばれる、弘子とマユ。

 成田達は、夏目の担当を弘子にする。マユには、弘子が進行中の企
画を担当するよう言う。
 マユも弘子も、この企画はマユが取ってきたものだから、マユを担
当に、と言うが、新連載の立ち上げは、二年目のマユには荷が重すぎ
る、と成田。


 荒木雅美(佐田真由美)に弘子は愚痴る。恋愛小説って分からない。
連載の方向性が見えない、と言って。 

 雅美は、弘子にはもっとも遠いことだから、と言う。
 恋愛しているものという弘子に、ならお姫様だっこされたことある?
と雅美。
 そんな恥ずかしいことできない、と弘子。そして恋にも仕事にも一
途の雅美がうらやましいと言う。

 雅美は、一途なのも、それが壊れてしまったときが怖いという。


 弘子とマユは、夏目に挨拶に行く。
 マユはいきなり、自分が担当できなくて済みません、と謝る。
 弘子と夏目は、まだ始まってもいないのだから、とマユをなだめる。

 帰り道、マユはまだ担当するのが弘子でよかった。弘子が担当だっ
たら手伝えるし、と言う。
 弘子は怖い顔でマユの方に向き直ると、今担当している仕事を、き
っちりとこなして欲しい。あの企画も、好きで手放したのではないの
だから、と言う。


 会社でのマユは、コピー取りを頼まれても、無駄に沢山コピーして
しまう。
 弘子から引き継いだ企画も、先方への資料送付を忘れてしまう。


 夏目が豪胆社に打ち合わせに来る。
 弘子は夏目に、JIDAIで連載するなら、恋愛小説ではなく、ゴ
ルフや釣り、麻雀、競馬などを題材にしてみたら、と勧める。
 戸惑う夏目。

 マユは自分の仕事そっちのけで、打ち合わせをしている会議室を覗
いている。

 打ち合わせを終えた夏目に、何かありましたら自分に、とアピール
する由美。

 弘子が夏目に、ゴルフや競馬を勧めたと知ると、マユは夏目の世界
を壊さないでください、と強い口調で言う。
 弘子は、ファンは作家の世界観を大切にすればいいかも知れないけ
ど、編集者は時に作家の世界観を壊さなければならない。そうしなけ
れば、作家は先細りになってしまう、と言う。
 マユはその言葉に腹を立てる。弘子は仕事もできて、恋人もいて、
何もかも持っている。それなのに何でマユから夏目まで奪うのだ、と。
 マユは駆け去っていく。

 堂島保は、ああいうのに付き合っていられない、と言う。
 邦男は、なんとなくマユの気持ちも分かる。やりたいことがあるの
に、それがやれないもどかしさ、とファッション誌”Huge”を手
に言う。

 邦男は、ゴミをゴミ箱に捨てようとして、そこにマユが、あの弘子
のメモを捨てたことを知る。


 成田が屋上へ来てマユに、『ザ・仕事人』の仕事、どうなったのか
聞く。
 「ちゃんとやってます」とマユ。

 成田は、本当にそうか?と問う。人間国宝・糸山左舷の取材は弘子
がやりたくて、あっためて、あっためた企画だ。
 やりたい仕事から外されたのは、何もマユだけではない。弘子も恋
愛小説って柄じゃないだろう。でも弘子は、決して振り向かない。前
だけを見て、まっすぐ進んでいく。
 弘子は短時間で夏目のことを調べ、何を書かせたらいいか考えた。
だから、マユも頑張れ、と言う。


 糸山左舷の工房に取材に行くマユ。
 でも、ボーッとしていたマユは、そこでバッグを引っかけて、壺を
割ってしまう。

 帰社したマユは、梅宮に怒鳴られる。割った壺がまだ試作品だった
からいいようなものの、人間国宝作の本物だったらどうするのだ、と。
 済みませんを連発するマユに、「済みませんは、一度でいい」と梅
宮。
 梅宮は、今日はマユを帰す。

 弘子はマユに、「人間誰にでも失敗はある。大切なのは、そこから
どう挽回するかだ」と声を掛けるが、マユは振り向かずに編集部を出
て行く。

 弘子は、夏目の小説本を見て、自分を憧れだと言ってくれた後輩に
指導できないなんて。それに夏目の小説の方向性もまだ見えないし、
と落ち込む。

 帰宅した弘子は、ドッと疲れる。
 そこに山城新二(吉沢悠)からの電話。弘子は愚痴りそうになって
止める。

 新二は、明日休み。弘子も休みなら、デートしよう、と誘う。


 海へやってくる二人。昼間デートするなんて、すごい久しぶり。い
ったいどういうカップルなんだよ、と言い合う二人。

 弘子は、今日は一日、デートするぞ!と言って、海へ向かう。

 ひとしきりはしゃいだ後、海辺に座って、語り合う二人。
 新二は、現場の50過ぎのおじさんが、新二に恋愛相談してくる。
おじさん達の方が、よっぽどピュアな恋愛をしている。だから自分た
ちももっと、と思ったという。

 その時、菅原文哉(津田寛治)から弘子に電話。今日印刷所へ入れ
なければならない、『ザ・仕事人』の写真がない。マユの机を漁って
も見つからない、と。

 弘子は、マユを探すという。新二に、行けと言われ、デートを中断
する弘子。

 マユの携帯に電話しても出ないし、マユの家へ行っても、誰も出な
い。

 途方に暮れて近くの公園を歩いていると、菓子パンの空き袋が落ち
ていた。

 そばの土管の中を覗くと、中でマユが膝を抱えて丸くなって、菓子
パンを食べていた。
 なぜマユがそんなところにいたかを問うと、夏美の小説の中に、出
口が見えなくなった女性が、そうやって土管の中で、出口を探す話が
あったから、と言う。
 出口は見つかったの?と聞かれて、マユは自分はダメだから、出口
は見つからない、と答える。

 弘子は、『ザ・仕事人』の写真のありかを聞く。
 マユは、バイク便の箱に入れた、と言う。

 その時、菅原から弘子に電話があり、バイク便の箱の底で、写真を
見つけた。悪かった、と言う。

 マユは、成田から振り向かずに前を向いて進めと言われた。でも、
弘子は易々と仕事ができるが、マユは無理だという。

 弘子は、自分だって悩んでいる。それでも前に進まなければならな
い。現に夏目に何を書かせたらいいのかさえ、分からないという。

 マユはキッとなって、夏目の売りは『ときめき』。それがなければ、
夏目の小説では無い、と言う。
 弘子の中で、マユの『ときめき』と言う言葉と、新二の中年のおじ
さんの方が純粋な恋をしているという言葉が融合する。


 弘子はマユを連れて、夏目のところへ急ぐ。
 そして弾む息を押さえながら夏目に、中年男のときめくような恋愛
小説を書いて欲しい。普段はパチンコぐらいしか趣味のないおじさん
でも、心にはロマンスを持っているだろう。族に、男の方がロマンチ
ストだと言われているから、と一気に言う。


 遂に夏目の小説『54』がJIDAIに載る。
 それを読んだ世のおじさま方は、涙をこぼす。

 邦男もその小説を読む。

 マユは、その小説を読んで泣く。

 出版部は、まだ連載第一回目なのに、もう単行本にしたいと言って
くる。

 成田と梅宮は、スクープでないのにこんなに盛り上がることは珍し
い、と言う。

 編集部の現れたマユは、弘子はやっぱりすごい。夏目にあんなすご
い小説を書かせるのだから、と言う。そしていつかマユが夏目の担当
になれるよう頑張る、と言う。

 弘子は、マユの、夏目の小説には『ときめき』が必要という言葉が、
大きなヒントになったという。

 マユは弘子に、負けないよう『ザ・人間国宝』の原稿が頑張らなけ
れば、とバリバリと仕事する。

 成田はマユも、『働きマン二号』になったか、と言う。

 邦男がマユに、「落ちていた」と言って、あのメモを渡す。
 マユは大事そうにそのメモを胸に抱く。

 弘子は、そのメモを梅宮や成田に見せてはいないわよね、と念を押
す。
 さあ?とマユ。

 弘子は、そのメモを取り返そうとして、マユを追う。

 −− 過ぎたことを振り向いて、泣いてばかりいた女の子は、今、
前を向いている。そしていつの日か、まっすぐ輝いた働きマンになる
だろう。(弘子)

 憧れは、時に、仕事の邪魔になる。
 でも、憧れは、心にたくさんの種をまいてくれる。


寸  評  このエピソードは、アニメで見たのをくっきりと覚えています。
 どこまでのエピソードが、アニメとドラマで重なっているのでしょ
うか?

 せっかく取ってきた仕事を、別の人が担当することになる。仕事の
上ではあることですね。
 仕事はチームオペレーションだから、と言われても、気持ちの整理
を付けるのは大変だと思います。
 こういうことが重なると、仕事のストレスがたまっていくのでしょ
うね。
 わたし自身も、わりとこだわりが強い方なので、マユの気持ち、わ
かります。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 遂に、『予知夢』も読み終わりました。これで『ガリレオ』の予習、復習も
バッチリ。この放送順って、どうやって決めているのでしょうか。別に本の目
次順でもいいと思うのに、第一話は第一回でしたが、それ以外はバラバラです
よね。キャストの都合とか、仕掛けのできあがり状況とかによって決まってい
るのでしょうか。
 東野圭吾、今まで読んでいなかったのですが、『探偵 ガリレオ』を読んで
すっかりはまってしまい、最新作の『夜明けの街で』を読み始めました。この
題名を見た途端、頭の中に鳴り響くのはサザンの『Love Affair』。出だしが
「夜明けの街で、すれちがうのは〜」ですから。それに、ヒロインが車で掛け
る音楽もサザンだし。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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