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タイトル:Daily Drama Express 2007/11/04 ハタチの恋人 (4)  2007/11/06


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/11/04 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル ハタチの恋人
局  名 TBS系
放映日時 日曜21時
キャスト 井上圭祐(明石家さんま)
 沢田ユリ(長澤まさみ)
 河村由紀夫(塚本高史)
 井上小百合(森下愛子)
 中島  (キムラ緑子)
 コンビニ店員(恵 俊彰)
 井上理沙(黒瀬真奈美)
 井上勇介(渡邉等士)
 INF東京社員(福井博章)
 竹内美樹(蒲生麻由)
 ユリの母(小泉今日子)
 鈴木風太[森山リュウ](市村正親)
脚本   吉田紀子
主題歌  恋ってカンジ!?(ザ・ピペッツ)

あらすじ 第4話「パパの秘密を知る夜」

 ユリ(長澤まさみ)に見送られた夜、圭祐(明石家さんま)はもう
少し森山リュウのままでいようと決めた。しかし一晩たって考えてみ
ると嘘をついてばれたら軽蔑されるという不安がつきまといはじめた。
顔を洗いながら、食事をしながら圭祐は知らず知らずぶつぶつとつぶ
やいていた。

「うつや」
 理沙(黒瀬真奈美)はサラリーマンに多くなっているうつに違いな
いと言う。不安になった小百合(森下愛子)は風太(市村正親)に相
談した。風太はユリのことだと察し、男の更年期かもしれないなあと
適当にごまかし、今度来たら元気付けたると答えた。

 秋採用の1次試験に合格したユリは圭祐に電話し2次試験のアドバイ
スをしてほしいと頼み込んできた。圭祐が風太に相談すると、風太は
引き受けたらいいと言った、同席するからと。

 会うことにはしたものの、圭祐は後ろめたくてうじうじしていた。
「お前は昔から優柔不断やった。エリーのときもそうや!」
 風太はもどかしくてしかたない。
「カッコええなあ……」
 圭祐は自分自身が情けなくなった。

 圭祐は風太とともにホテルのラウンジでユリと会った。ウェイター
の由紀夫(塚本高史)が目を光らせている。由紀夫は臨時のバイトで
入っていたのだ。
 風太のフォローでアドバイスが終わるとユリは感謝し圭祐に握手を
求めた。
「この後部屋で実技の指導もどう?」
 間髪いれず風太が続けた。
「えっ?」
 圭祐は何を言い出すのやろうと思った。
「本当ですか?」
 ユリのほうは戸惑いながらも大喜びだ。

 ユリはさっそくスィートルームに行こうとしたが、由紀夫に呼び止
められた。由紀夫は部屋で2人きりになるのを心配したが、かえって
ユリを怒らせた。
「あたしの一生がかかってんの!それじゃあ由紀夫ちゃんはあたしの
部屋に来るときはそういうこと考えてんの?」
 ユリは由紀夫を振り切って部屋に向かった。 

「どないすんのや」
 圭祐はおろおろした。だが、風太はかまいもせず出かけてくると言
い出した。ラウンジでの雰囲気で風太はピンとくるものがあった。ユ
リは圭祐に好感を持っている、いや好感以上、脈があるのだと。
「妻子持ちの50男にそんなことあるかいな」
 圭祐は半信半疑だ。風太はあきれた。
「恋愛に年なんて関係あるかいな……」
 そんなところへチャイムが鳴ってユリがやって来た。
「よく来たね。それじゃあ『あなたのことが大好きでした』というタ
イトルで本の帯を作ってみて。じゃ先生、後はよろしくお願いします」
 あっけにとられる圭祐を尻目に風太はさっさと話を進めて出て行こ
うとした。
 そこへまたチャイムが鳴った。誰だろう?と思って圭祐がドアを開
けると現れたのは小百合だった。
「さ、小百合?」
「来ちゃった。風ちゃーん!」
 小百合は圭祐のことが心配でやってきたのだ。
 風太はあわててユリをバスルームへと押し込んだ。時々度の過ぎた
ファンが押しかけてくるから避難していてと。
 小百合は贅沢な調度に大はしゃぎ、圭祐と風太はバスルームへの通
路をふさいだりと大わらわだ。そこへ追い討ちをかけるように由紀夫
まで現れた。由紀夫は圭祐に向かって「先生、ユリを弄ばないでほし
い」と訴えた。小百合はなんで圭祐に?と不思議がった。風太は冷や
汗かきながらあいつは森山リュウの顔もよく知らんで押しかけてきた
んやと言い逃れた。

 その夜、風太のすすめで圭祐と小百合はホテルのレストランで食事
した。夫婦二人でこんなレストランに来るのはいつ以来だったか、小
百合は少ししんみりしている。
「考えたらお前、こどもたち育てんのに夢中やったからなあ」
 圭祐は小百合を気遣った。
「こどもたちもいずれはあたしたちの手を離れていくんやし、夫婦の
時間を大切にせんとなぁ。仕事大変やろうけど、あまり思いつめんと
いてや」
 小百合がいつも心配していると思うと不意に圭祐は強い罪悪感に駆
られた。
「……堪忍や。俺もう少しで大きな間違い起こすとこやった」
 圭祐は何度も頭を下げた。
「パパ、落ち着いて、気楽に」
 小百合はびっくりした。
「今日は好きなもん頼めや。勘定も俺が持つ」
 圭祐は罪滅ぼしのように言った。

 ユリのほうは風太と中華料理屋にやって来た。
「参考までに聞いていいカナ」
 風太は50くらいの年配の男性に好きだと言われたらどうと聞いてみ
た。
「好きになる人ってその人がどういう人かだと思います、って答えた
ら受かりますか?」
 ユリは茶目っ気を出したが、そういうの抜きでも本当にそう思う、
好きな人ができて自分の好きな人がわかると。
「……ハタチの恋人、か。イケるかも!」
 風太は次回作の手ごたえをつかんで思わず会心の笑みがこぼれた。

 ユリが帰ってくると由紀夫が待っていた。由紀夫は開口一番また森
山リュウに会うのはやめろと言い出した。
「あたしは就職を決めたいの。あたしには余裕がないの。就職のため
には何でもするよ!」
 ユリは、いら立った。由紀夫は大学に入ったのに退学してグラフィ
ックの専門学校に入ってきた。ユリの目には由紀夫の生き方が道楽の
ように見えた。
「先生はあたしのために時間を割いてくれる。そんな人だから『恋桜』
みたいな素敵な小説が書ける。あたし思った以上に先生のこと好きか
もしれない」
 感情的になったユリは由紀夫を突き放すように言った。

 圭祐と小百合が部屋に戻ってくると風太の置手紙があった。「二度
目の新婚旅行をどうぞ」というメモに小百合は舞い上がった。
「さすがは文学者やねえ」
 うっとりした目を小百合は圭祐に向けた。
「み、水飲んでくる」
 圭祐は怖くなって奥へ行った。

 突然ガラスが割れる音がした。
「いてててて……」
「パパ!」
 驚いた小百合が駆けつけると圭祐は脂汗を流してうずくまっていた。
 圭祐は病院に搬送された。小百合はたいしたこあらへんと言ったが、
圭祐は自分が死ぬに違いないと思った。
「小百合、苦労ばっかかけたな。ひとつだけ話しとかんとあかんこと
があるのよぉ。許しを請わんと……」
 圭祐はすべてを話そうとした。そこへ風太が駆け込んできて止めた。
「気ぃ確かにもてや。お前の病気はただの虫垂炎やぞ」
「虫垂炎?そっ、そか……」
 圭祐は気が抜けてしまった。

 手術は無事終わった。小百合は付き添いながらたずねた。
「パパ、手術前言おうとしたこと何?」
「……それは、動転していてよう覚えておらん」
「なに?隠し事しとる?」
「そ、そんなことあらへん」
 圭祐は驚きのあまりお腹に激痛が走った。

 ユリがお見舞いにやって来て、カウンターで森山リュウの病室をた
ずねた。しかし昨日急患で入ったのは「井上圭祐さん」と言われる。
森山リュウじゃなくて井上圭祐?ユリはどういうことだろうと思いつ
つ圭祐の病室に向かった。


寸  評  圭祐の素性がばれそうな展開で面白かったと思います。もっとも
このタイミングではばれないだろうと思いましたが。それにしても圭
祐の優柔不断がどうも気になります。優柔不断でもいいのですが、本
心を明確にしておいてほしいですね。ユリと付き合いたいのかどうな
のか。見えてくるのは付き合いたいけど世間体が気になるみたいな感
じです。その程度くらいにしか思ってないのなら真剣さが伝わらない
のでただうだうだしているだけに思えてキャラクターに魅力が感じら
れないのです。当然話がどう展開していくかも見えなくなり興味も持
続しなくなります。これ以上ユリとの恋で話を膨らますのは難しいで
しょうからキーマンの母親がいつ出てくるか だと思います。先の展
開を暗示するように1話1話のどこかワンシーンでもいいから登場させ
てほしいと思います。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 先日少し激しい運動をしていたところ太ももの内側がピリッときました。俗
に言う肉離れっぽい感じです。とりあえず曲げ伸ばしや歩行に痛みがないので
サロンパスでしのいでいますが、年々身体がイメージどおりにならなくなって
いくのを痛感します。(けん)

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