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タイトル:Daily Drama Express 2007/10/25 医龍2 (3)  2007/11/05


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/10/25 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 医龍 Team Medical Dragon 2
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 朝田龍太郎(坂口憲二)
 伊集院登(小池徹平)
 片岡一美(内田有紀)
 霧島軍司(北村一輝)
 木原毅彦(池田鉄洋)
 野口賢雄(岸辺一徳)
  鬼頭笙子(夏木マリ)
 荒瀬門次(阿部サダヲ)
 藤吉圭介(佐々木蔵之介)
 里原ミキ(水川あさみ)
原  作 乃木坂太郎 永井明(原案) 吉沼美恵(医療監修)
『医龍〜Team Medical Dragon〜』
脚  本 林宏司
主題歌   『』

あらすじ  KARTE03 : その手術は失敗する

 西沢孝文は救急車に乗せられている。
 救急車が明真大学附属病院に運び込もうとするが、断られる。
 それでは、と北洋病院へ運び込む。

 医局では、みんな好き勝手に遊んでいる。
 伊集院登(小池徹平)はME(臨床工学士)の野村博人(中村靖日)
に、買ってきたコーヒーを差し出すが、野村にカフェインは飲まない
と断られる。
 外山誠二(高橋一生)は、エスプレッソしか飲まないと断られる。
 小高七海(大塚寧々)は、じっとりと登を眺めている。

 野村はパソコンに、文字を打って登に話しかける。
 『小高七海。
  麻酔医。
  年齢不詳。
  教授との不倫がバレて医局を干されたという噂…。』

 登は本当にここでチームができるのか?といぶかる。

 すると、椅子のかげから、松平幸太朗(佐藤二朗)が立ち上がる。
酒臭い。
 登が買ってきたコーヒーを勝手に飲み、あのバチスタ・チームにい
たのに左遷されてきた若造か。ここでチームができるもんなら、やっ
てみろと言って、また酒を飲みながら、寝てしまう。

 登はムッとして、野村に、医局で酒を飲んでいいんですか、と言う。
 野村はパソコンに、
 『松平幸太朗。
  消化器外科医。
  33歳。
  アル中。
  もう3年もメス握らず…。』
 と打つ。

 絶望的な気持ちになる登。

 その時、急患が運び込まれる。
 登と朝田龍太郎(坂口憲二)は、その急患・西沢をICUに運び込
む。


 野口(岸部一徳)は北洋病院・院長の善田秀樹(志賀廣太郎)に、
龍太郎が北洋病院を変える?わたしたちが泣きを見る?ひんなことは
ない、と言う。

 新生明真大学附属病院の病院長は、なんとアメリカ帰りの鬼頭笙子
(夏木マリ)。


 龍太郎は、術前評価が済んでいるので、すぐ緊急オペをすると言う。

 登が七海に緊急オペだと言っても、聞いてない、と動かない。
 外山は、オレに切らせてくれるの?と目を輝かせる。


 野口は善田に、鬼頭は我々の "MEISHIN Medical City" の趣旨にい
たく賛同し、その医者人生を賭けて、尽力してくれると言っている、
と紹介する。


 結局スタッフが足りないまま、龍太郎はオペに踏み切る。

 自分に切らせてくれ。テクニックじゃ、龍太郎に負けてないと言う
外山を、龍太郎は前立ち(第一助手)に回す。

 藤吉圭介(佐々木蔵之介)を呼び止める里原ミキ(水川あさみ)。
明真大学附属病院のカルテから、8年前の西沢のオペの記録を見つけ
出し、コピーして持ってきたのだ。


 電話を受ける善田。報告を聞くと、野口達に、明真大学附属病院が
断った西沢が、北洋病院に運ばれた。明真大学附属病院がクレーマー
として処理したが、西沢は本当に心臓に疾患を抱えていたのだ、と言
って去って出て行く。

 片岡一美(内田有紀)は、うまく処理します、と言う。


 麻酔医の手際が悪く、麻酔の導入に、90分掛かっている。荒瀬門
次(阿部サダヲ)なら、30分で済むところ。
 外山は登に、「よく見て、勉強しな、坊ちゃん」と言う。

 藤吉とミキはカルテを見て、あることを見つけ、だから野口は西沢
のオペに反対したのだ、と知る。そしてこのオペは、危険だと知る。

 オペが進行して、ますます麻酔医はついて来られていない。龍太郎
は登に、七海を呼んでこさせる。
 外山は、心膜剥離なら、龍太郎と二人で十分だと言う。

 心臓をあらわにすると、そこに心筋収縮の原因となった、腫瘍が現
れる。巨大だ。
 腫瘍の原因はガーゼ。
 8年前の僧帽弁置換術の際、大量出血に慌ててガーゼを大量に使い、
取り忘れてしまったのだろう。

 登が七海を必死に説得しようとする。

 野村はパソコンに、『オペ難航!』と打ち込む。

 善田は、ガーゼオーマなんて信じられない!と言う。

 鬼頭は、嬉しそうな一美に、「こういうことだったのね」と言う。

 一美は、自分たちも北洋病院に移りましょう。提携病院を見ておく
こともいいことですよ、と誘う。

 登は七海を引っ張っていくが、七海はここしばらく麻酔なんてして
いないから忘れた。それより登の真ん中分けって狙っている?めがね
外してみてよ!と迫る。

 龍太郎は、癒着したガーゼオーマを、鮮やかに心膜から剥がしてい
く。少しずれただけでも、心膜を傷つけ、出血する危険な処置。

 外山は自分でやりたいと言い、龍太郎はいいだろうと代わる。
 外山の技術はなかなかのもの。

 でも、ガーゼオーマを快調に剥がしている途中、あり得ないことが
起きた。
 西沢が身体を動かしたのだ。
 そのため、外山のメスの先は西沢の心膜を切り、出血させてしまう。
 龍太郎は急いで出血した穴を指で塞ぐ。

 麻酔が浅すぎたのだ。
 龍太郎は慌てる麻酔医に、深呼吸して、西沢の頭を下げるよう言う。

 その時七海が登と共にオペ室へ入ってきて、「バッキングね。遅す
ぎたわ」と言う。

 北洋病院に到着すると、一美は鬼頭に、西沢はバッキングをおこし、
左心膜を傷つけた。術中死になるだろう、と言う。

 鬼頭は、専門用語を駆使する一美に、医者だったのかと問う。
 一美は、ただの経営者ですから、と言う。

 龍太郎は、損傷箇所のリペアを行う。外山をどかし、龍太郎自身が
縫う。リペアできなければ、失血死。

 鮮やかに縫っていく龍太郎を見ていた七海は、麻酔医に的確な指示
を出す。

 リペアは済み、ガーゼオーマの剥離再開。
 そして遂に摘出完了。血圧も80まで回復。
 止血を確認して、閉胸。

 その時見学室に現れる一美と鬼頭。
 まもなく龍太郎はオペ終了。

 龍太郎は、麻酔医に、術後管理を頼む。

 患者が搬出された後のオペ室で、外山はダメ麻酔医を殴る。
 登が慌てて止めるが、外山はこんなダメチームでは、やっていけな
いと悪態をついて、出て行く。

 登が七海に、何か言ってくれと言うが、七海は龍太郎はいい男、と
言うだけ。


 鬼頭は龍太郎に、本当にこの北洋病院でやっていくのかと聞く。
 龍太郎は、自分を必要とする患者がいるから、と言う。
 鬼頭は、確かに小さな病院で働く人も必要だろう。
 でも、龍太郎や鬼頭のように、与えられた才能がある者は、それを
生かさないだけで罪なのだ。
 龍太郎は、他人など関係なく、自分の技術を磨く人かと思ったが、
見込み違いだったようだ。鬼頭は、今の1人よりも、10年後の1万
人を救うために、自分の力を使う。龍太郎は目の前の1人を助ければ
いいと言う。

 藤吉は登に、鬼頭は明真大学附属病院の統括院長かつ、
"MEISHIN Medical City" の推進委員長。シカゴ大学の客員教授の地
位を蹴って就任したのだ、と言う。
 鬼頭はリアリスト。日本最先端の医療施設のトップになれるなら、
野口とでも手を結ぶという。


 一美の報告を聞いた野口は、「ガーゼオーマを切り抜けるとは」と、
ちょっと嬉しそう。
 一美は、後はお任せ下さい、と言う。


 藤吉が龍太郎と登を呼び、西沢の8年前の僧帽弁置換術の手術記録
を見せる。執刀したのは、山本邦弘という若い医師。彼はこの手術の
直後、地方に飛ばされている。
 おかしいのは、山本の名前だけ、フォントサイズが小さいこと。す
なわち、改ざんされている!?

 看護師、助手が多すぎる。僧帽弁置換術にそんなに引き連れて執刀
するのは、1人しかいない。
 それは野口。


 その頃野口は1人で、「あんなオペ、しなきゃよかった」と後悔し
ながら、ワインをあおっていた。

 おそらくその後、不調を訴える西沢のCTなどをとり、ガーゼの置
き忘れに気づいた誰かが、野口に報告したのだろう。
 野口は、微熱や体調不良が続くと訴える西沢に、それは風邪だと診
断。
 そして野口自身は切っていない。野口は立ち会っただけと言う。

 だから西沢をクレーマー呼ばわりして、野口は葬り去ろうとしたの
だろう。

 藤吉と登は、これは大スキャンダル。医療ミス裁判になりますよ、
と話す。

 藤吉、登、龍太郎が西沢の病室へ入ると、一美がいた。そしてガー
ゼオーマの話なら、今、野口からの伝言を伝えたところ。今は明真大
学附属病院にいないとはいえ、こんな事態になったことを憂慮し、治
療費の全額負担とお見舞い金を渡すようことにした。それで西沢も納
得した、と言う。

 藤吉が西沢に、医療裁判を起こすこともできると言うと、一美は医
療裁判を起こすには、莫大なお金がかかる。それに西沢の老体には、
何十回も裁判所に足を運ばせるつもりですか?と言う。
 登が、勝てば.....と言うが、一美はそうなったら、明真大学附属
病院は最高の弁護士を立てるだろう、と言う。

 一美は、見舞金の200万円を差し出す。
 受け取らない西沢に一美は、体調を崩して、家でモテいる奥さんの
ためにも、老人二人で生きていくためには、お金はいくらでも必要だ
という。

 受け取った西沢に、一美は西沢の方がよほど柔軟。ビジネスの場で
は、常にWIN−WINの関係を築いている、と言う。
 藤吉は、医療はビジネスではない!と怒る。


 北洋病院に木原毅彦(池田鉄洋)が来ている。提携病院だから、論
文のデータを取りに来たのだ。
 木原は、野口がガーゼを残した件を聞くと、みんな西沢と野口のど
ちらが怖いかだ。長いものには巻かれろだ、と言う。
 木原は、通りかかった七海に心奪われる。


 裁判ができるという藤吉に、西沢の孫は、裁判なんて難しいことは
分からないという。

 龍太郎は西沢に、裁判をするなら我々は全面的に協力するという。
そして奥さんの様子を聞く。
 西沢は8年前の手術の時は、あんなに元気だった妻も、3年前から
1人では外出ができなくなった。
 でも、年に1回の女学校時代の同窓会の時だけは、少女のように、
朝から、いやもっと前からウキウキとしている。
 だけど、それに出席するためには、西沢が連れて行かなければなら
ない。1人では行けないのだ、と言う。


 西沢は金を受け取り、退院したとの報告を一美から聞いた野口は、
人は金の方を取るものだという。


 一美とすれ違った藤吉は、西沢からの伝言だと言って、見舞金を一
美に返す。こんなものは受け取れないと言っていたと。
 そしてもう一つ、妻は元気であり、一美に心配してもらう筋合いは
ないという言葉も伝える。


 元気になった西沢は、妻と一緒に妻の同窓会へと向かう。


 ベンチの上で寝そべっている荒瀬の前に現れる鬼頭。またよろしく、
と言う。そしてもう龍太郎たちとは連絡を一切取るなと言う。
 荒瀬は、オペの見学は行く。提携病院なのだから、と言う。

 鬼頭は、あの病院には見るべきものはない。術中死を起こしそうに
なるような麻酔医しかいない。後から来た女の麻酔医は、少しはまし
なようだったが、と言う。
 荒瀬は、七海が帰ってきたのか。面白くなってきた、と思う。

 鬼頭は、チームはかけ算。誰か1人でもゼロがいれば、全体もゼロ
になる、と言う。
 荒瀬は、マイナスになるかもしれないという。
 そして、マイナスとマイナスとを掛ければ、プラス。しかも大きな
数字になるかもしれない、と言う。


寸  評  龍太郎は、なんとか、北洋病院での最初のオペを切り抜けました
ね。
 七海は、荒瀬と同じようなパターンなのかもしれませんね。実力が
あるのに、やらない。荒瀬も彼女を認めているようなので、きっと新
チーム・ドラゴンの要となるのでしょう。

 自信過剰の外山。対する龍太郎を見ると、余裕で対応していますね。
前回は龍太郎は自分の技術をチームでどう生かすかでしたが、今回は
一回り成長して、最初から才能のあるメンバーを集めるのではなく、
今いるメンバーを育てるというストーリーでしょうか?

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 今日、原作になったらしい本の冒頭を立ち読みしてみました。原作はバチス
タ手術のリスクマネジメントなんですね。

 『ガリレオ』の原作のうち、『ガリレオ探偵』を読みました。その結果、な
んでガリレオの表題って、いつも無理して漢字を読ませているか分かりました。
原作の表題がそうだったのですね。『予知夢』も近々友達に貸して貰って読む
予定です。

 こんなに原作を読んでいるシーズンは珍しいです。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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