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タイトル:Daily Drama Express 2007/10/18 医龍2 (2)  2007/11/01


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/10/18 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 医龍 Team Medical Dragon 2
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 朝田龍太郎(坂口憲二)
 伊集院登(小池徹平)
 片岡一美(内田有紀)
 霧島軍司(北村一輝)
 木原毅彦(池田鉄洋)
 野口賢雄(岸辺一徳)
  鬼頭笙子(夏木マリ)
 荒瀬門次(阿部サダヲ)
 藤吉圭介(佐々木蔵之介)
 里原ミキ(水川あさみ)
原  作 乃木坂太郎 永井明(原案) 吉沼美恵(医療監修)
『医龍〜Team Medical Dragon〜』
脚  本 林宏司
主題歌   『』

あらすじ  KARTE02 : 捨てられる患者

 チーム・ドラゴンの鮮やかなオペを見学する野口(岸辺一徳)と片
岡一美(内田有紀)。
 朝田龍太郎(坂口憲二)はさすが、と一美。
 野口は、龍太郎のオペはアートだ、と言う。

 一美は、龍太郎だけでなく、チームのハーモニーがすごくいいとい
う。

 野口は、誰が欠けてもダメだ、と言う。

 二人はロビーを見下ろし、患者増えたわね、一美。

 野口は、うちはまだまだこんなもんじゃないですよ、と言う。


 その頃、北洋病院では、患者が、次々と医師が移ったということで、
明真大学附属病院に行かされることになった。
 老女は、明真大学附属病院は遠い、と愚痴る。


 藤吉は、優秀な医師を多額の移籍金で明真大学附属病院に移籍させ
るだけでなく、明真大学附属病院のダメ医者を明真大学附属病院に押
しつける予定もある。医師だけでなく、治る見込みのない患者や、金
にならない患者を押しつける、乳母捨て山になるだろう、という。


 一美とすれ違った伊集院登(小池鉄平)は、こんなことをしたら、
北洋病院は潰れるじゃないか、という。
 一美は、明真大学附属病院の心臓外科は超一流になる。登はその一
員なのだから、すごいことじゃないか、という。


 野口が龍太郎に語る。
 明真大学附属病院は優秀な医師を集め、だめな医師には、ドンドン
去って貰う。
 明真大学附属病院は、Medical City を目指している。厚労省のお
墨付きを得るためには、優秀な医師、優れた設備、そしてオペ実績が
必要だ。
 明真大学附属病院は、日本だけでなく、世界的に優秀な病院を目指
している。
 国内で心臓移植が認められているのは、たった六施設しかない。明
真大学附属病院は、七つめの施設になるのだ。心臓外科は、明真大学
附属病院の中心的存在になる。
 そのためにも、龍太郎のゴッド・ハンドに期待している、と龍太郎
の手を触ろうとする。
 龍太郎は、野口の手を避ける。そして、オペは患者のためにしてい
る、という。

 龍太郎が立ち上がった拍子に、コーヒーが明真大学附属病院将来像
の模型の上にこぼれる。
 野口はハンカチを取り出して、模型の上のコーヒーをぬぐいながら、
龍太郎には、最大限の便宜を図る。
 でも、自分の邪魔をする者はどんな者でも、許さない、と野口。

 龍太郎が野口の部屋を出ると、一美が立っていて、自分の素性は知
っているだろう。明真大学附属病院とうち(北洋病院)は、業務提携
した。長いつきあいになるだろうけど、宜しくという。

 龍太郎は、一美の顔をじっと見た後、「黄疸はないようだ。術後経
過、良好」と言う。


 屋上で木原毅彦(池田鉄洋)は登に、今後の明真大学附属病院がど
んなすごい病院になるかを滔々と語り、外科医としては、そのような
病院の一員であることを誇りに思う、という。


 心臓外科の受付で、再検査してくれと懇願する老人。
 でも、受付は、明真大学附属病院は、先端医療を行うところ。そん
なに検査して欲しければ、北洋病院へ行きなさいと言う。
 一緒に来ていた孫は、祖父は明真大学附属病院で手術して貰ったか
ら来ているのだと言うが、受付は、そういうのを最近の言葉では、ク
レーマーというのだ、とまでいう。

 野口は北洋病院・院長の善田秀樹(志賀廣太郎)に、三年後に明真
大学附属病院は、心臓移植認定病院になるという。ロビーにはクラシ
ック音楽が流れ、ホテル並みのもてなし。

 善田は、医療は誰でも等しく、受けられるべきだという。

 野口は、善田はそうして病院を潰し、外資に乗っ取られることにな
ったのだろう、という。
 当直に、休日出勤。多忙の中でミスをすれば訴えられる。
 朝から晩までこき使われても、それに見合う給料は貰っていない。
そんな医療現場を支えているのは、医師達の情熱。こんなことになっ
た元凶は、日本の医療制度が悪いことだ、という。

 患者達も、マスコミに知恵を付けられ、文句ばかり言う。
 だから、そういう人たちのために、最高の医師、最高のホスピタリ
ティ、最高の施設を用意しましょう。その代わり、それに見合った料
金はいただきますという。


 記者達の前で、"MEISHIN Medical City" の構想を発表する野口。
 心臓移植について語り、龍太郎を紹介しようとするが、龍太郎は、
不在。
 記者達に、その中心が龍太郎ですよね、と問われ、野口はそうだ、
と答える。そして今日来ていないのは、血管学会に出ているとごまか
す。

 本当は龍太郎は、医局でベンチの上に寝そべっていた。

 記者会見場に、先日祖父の診察を断られた青年が入ってきて、
"MEISHIN Medical City" の構想図に、赤いペンキをぶちまける。


 木原が登に、あの老人は8年前に、僧帽弁置換術を受けている。で
も、今回は不整脈の検査だけだろう。そういう検査だけで済むような
患者は、北洋病院で面倒みると決まっている。なんていったって、明
真大学附属病院は、特定機能病院なんだから、という。
 木原は登に、龍太郎が心臓移植チームの選定に入っている、とも言
う。
 二人とも、そのチームに入りたいと思っている。


 野口は一美に、いつだって、ああいうおかしなのがいる、と言う。
 野口は一美に、明真大学附属病院のクズ医者のリストを渡す。間違
いなく、北洋病院を潰してくれるようなクズ揃い、と言いながら。
 一美は、すぐに潰して貰っては困るが、三ヶ月持たないだろう、と
言う。
 潰れたら、更地にして、年収3000万円以上の富裕層のみに特化
した人間ドックを作る。そして問題が見つかれば、自動的に明真大学
附属病院に送る。


 藤吉が、あの老人を見る。
 登が野口の方針に逆らわない方がいい。あの老人はクレーマーなん
だから、と言う。

 藤吉は、医者は患者がいるから診る。何で診もしないで、あの老人
をクレーマーと決めつけたのだ。患者を診ないのなら、医者なんて辞
めちまえ、と言う。
 そしてあの老人には、人工弁機能不全か、収縮性心膜炎が見られる。
龍太郎を呼んでくれ、と言う。

 藤吉と龍太郎、登は老人のエコーを診る。収縮性心膜炎で、かつ肥
厚が激しい。
 登が、薬物療法で済むのではと言うが、龍太郎は、8年前の僧帽弁
置換術にこだわる。8年前のオペは、山本が執刀。山本は今、西南大
に異動した。


 野口は一美に、北洋病院へ移動させる医師のリストを渡す。
 一美は、なんでリストに龍太郎が入っていないのか、と問う。
 龍太郎は、心臓移植の認定をとるために、どうしても必要な人材、
と野口。
 龍太郎は、トラブルの元、と一美。
 一美は、外資の得意技を知っている?と言う。それは人材スカウト。
任せて欲しい、と言う。

 医局員達が野口に注進。


 一美はニューヨークに飛び、高級ホテルである人に会う。


 野口は医局員を引き連れて歩く。
 反対方向からやってくる龍太郎、藤吉、登。

 野口は龍太郎に、あの老人を診るのを、即刻止めろ、と言う。善田
にも言ったのだが、世間は医者を聖人だと見なすが、聖人でいること
なんて、できない、と。
 龍太郎は、その野口の説に賛成だと言う。龍太郎は、医者というの
は、ただ目の前の患者を助けるだけだ。それができないのなら、医者
では無い、と言う。


 北洋病院へ移籍する医者が発表される。その中に、龍太郎、登、藤
吉が入っている。
 龍太郎と登は胸部心臓外科、藤吉は循環内科へ。

 野口は一美に、里原ミキ(水川あさみ)と荒瀬門次(阿部サダヲ)
は、明真大学附属病院に残した。これでチーム・ドラゴンは解体。北
洋病院で難しい手術でも成功されちゃ、困るからな、と言う。

 野口は一美になんで龍太郎が欲しいのだ、と聞く。
 一美は、龍太郎には、理念がある。信念がある。そういうのが一番
嫌い。何がなんでも、龍太郎を潰してやりたい、と言う。

 ミキは、チーム・ドラゴンがバラバラになるなら、明真大学附属病
院を辞める、と言う。
 登は、辞めてもどこも雇ってくれない、と反対する。
 藤吉も、明真大学附属病院を敵に回してまで雇うところは無い、と
言う。
 龍太郎は、どこへ行っても医者のやることは一つ、と言う。
 登も覚悟はできている、と言う。


 血液外科の外山誠二(高橋一生)。2年前、大きなミスをし、それ
以来、医局から干されている。

 麻酔科の小高七海(大塚寧々)。反抗心が強く、ことごとく執刀医
と対立。私生活にも問題あり。

 明真大学附属病院に移籍できず、北洋病院に残ったのは、ことごと
くダメ医者。

 消化器外科の松平幸太朗(佐藤二朗)。3年前、ほかの病院で、医
療ミスを起こし、北洋病院に移籍。以来、一度もメスを握っていない。

 臨床工学技士の野村博人(中村靖日)。対人恐怖症気味で、他人と
コミュニケーションが図れない。どの手術チームにも入れて貰えず、
干されていた。

 それと龍太郎たちチーム・ドラゴンの三人。この人達を宜しく、と
善田に言う一美。

 明真大学附属病院を去る三人を見送るミキと荒瀬。
 荒瀬は龍太郎に、潰されるな、と言う。


 イーグルパートナーズ社代表・一美は、北洋病院へやってきた龍太
郎たち三人に、今後の治療方針その他は、オーナーである自分に従っ
て貰う、と言う。

 藤吉は、あの老人・西沢の治療を継続できるのか、問う。
 もちろん、と一美。

 一美が紹介した医局には、あの問題医師達がいた。

 登は藤吉に、この病院は要するに、使えなくなった医者のたまり場
だという。

 屋上に龍太郎たち三人がいると、もう年なのに、患者を診ている医
者。
 登が明真大学附属病院では考えられないと言うと、藤吉が、あれは
院長の善田だという。

 善田は三人に話をする。善田は、イーグルパートナーズ社の融資話
に乗ってしまって、病院を取られた。彼らの常套手段は、返せない額
の融資をして、返せないからと、経営権を取ること。
 自分が悔しいのは、経営権を取られたことではなく、自分を信じて
尽くしてくれた医師や、そして何よりも、患者を助けられなかったこ
とだ、と言う。
 龍太郎は、自分が必ず助ける、と言う。
 善田は、龍太郎は日本、いや世界中から引く手あまたなのに、どう
して北洋病院に来たのかと問う。

 龍太郎はチームを作りたいのだ。自分には時間が無い。患者のため
にも、と言う。

 西沢のカルテを見る龍太郎。


 西沢の再手術を、龍太郎が決めたと、一美。
 野口は、北洋病院は一美の病院なのだから、好きにすればいい。そ
の手術は必ず失敗する。それより、新しいドクターはいつ来るのだ、
と問う。
 まもなく来るはず、と一美。

 野口は善田に、北洋病院は明真大学附属病院のお荷物をどんどん引
き受けてくれなければ、と言う。
 お二人は、北洋病院を潰すつもりですかと言う善田に、ニヤニヤす
る野口と一美。

 善田は、喉の奥で、クックと笑う。龍太郎を放り出したのは、野口
達の一番の失敗。龍太郎は必ず北洋病院を変える、と言う。


寸  評  まさか、龍太郎が、北洋病院送りになるとは思いませんでした。
龍太郎は、明真大学附属病院が心臓移植認定病院になるための切り札
だと思っていましたから。結構びっくりの展開ですね。

 クズばかりの北洋病院。そこでチームを作りたい龍太郎。こうなる
と、浅野温子の『チーム』などを思い出してしまいます。
 でも、医者は専門性が高いから、難しいですね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 お恥ずかしながら、このところ、遅れが取り戻せません。週末、ウォーキン
グを始めたため、外出時間が長くなり、週末もはかどりません。おまけに、図
書館で本まで借りてしまったので。
 ああ、一日はなんて短いのでしょう。すぐに寝なければならない時間が来て
しまいます.....
 きっとわたしは、時間の使い方が下手なんでしょうね。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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