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タイトル:Daily Drama Express 2006/09/25 医龍 (7)  2007/10/11


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/05/25 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 医龍 Team Medical Dragon
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 朝田龍太郎(坂口憲二)
 伊集院登(小池徹平)
 加藤晶 (稲森いずみ)
 霧島軍司(北村一輝)
 木原毅彦(池田鉄洋)
 野口賢雄(岸辺一徳)
  鬼頭笙子(夏木マリ)
 荒瀬門次(阿部サダヲ)
 藤吉圭介(佐々木蔵之介)
 里原ミキ(水川あさみ)
原  作 乃木坂太郎
脚  本 林宏司
主題歌  AI「Believe」

あらすじ  KARTE07 : 絶対許せない男

 加藤晶(稲森いずみ)はライバル校・北日本大学の胸部心臓外科助
教授・霧島軍司(北村一輝)の留守電に、なぜバチスタ手術のことを
黙っていたの! 今夜8時、いつものバーで待っているから絶対来て!
 と吹き込む。

 そして晶は、霧島と仲むつまじく写っている写真を焼く。

 同じ頃、霧島も同じ写真を焼いていた。

 記事を見た地獄耳の助手・木原毅彦(池田鉄洋)は、向こうは大リ
ーグ、まだ麻酔医を捜しているうちはリトルリーグ。格が違いすぎる
と揶揄する。

 北日本大学に先を越されたからには、バチスタチームは解散、と医
局で言われ、研修医・伊集院登(小池鉄平)はいたたまれなくなり、
外に飛び出す。

 講師・藤吉圭介(佐々木蔵之介)に声を掛けられても、ボーとして
いる看護師・里原ミキ(水川あさみ)。
 藤吉が、グラフトを切り出した件については、おとがめ無しになっ
たじゃないかと言うと、ミキはその件ではないと、煮え切らない態度。

 ER教授の鬼頭笙子(夏木マリ)は、これで論文までも北日本大学
に先を越されたら、晶は終わり。そうなれば朝田龍太郎(坂口憲二)
をERでゲットしやすくなると、ほくそ笑んでいる。

 そんな騒ぎをよそに、龍太郎は淡々と患者の手術をこなしている。

 笙子は龍太郎に、「少し時間ある?」と声を掛ける。


 野口教授(岸辺一徳)は晶に、記者会見まで開いてしまった。自分
はいい笑いもの。何か言い訳してよ、と言う。

 晶は、北日本大学はバチスタ手術を秘密裏に準備し、アメリカとド
イツの名医をこっそり呼んで成功させた、と言う。

 野口は、晶が霧島にバチスタ手術のことを漏らしていたんじゃない
の?と問う。
 晶は、そんなことない、と否定。

 野口は、どうやって挽回してくれる?と言う。
 晶は、もう1人患者がいるので切る。今度は、変性部位をマークで
きる新薬を開発して、と言う。
 野口は、それ、ボクの退官までに間に合うの?魅力なさそうな論文
だね、と言う。


 藤吉が、ミキからの伝言を晶に伝える。

 ミキが霧島を呼び止める。「久しぶりね、兄さん」と。

 藤吉が伝えた伝言は、霧島とミキが兄妹だということ。

 ミキは霧島に、自分たちへの復讐?でも霧島が何を仕掛けても、わ
たしたちは負けない、と言う。
 霧島は、「『わたしたち』か.....朝田によろしく」と言う。

 藤吉は晶に、二人のことを伝える。
 名字が違うがと言う晶に、霧島は正妻の子。ミキは愛人の子。二人
の父親は、大病院の院長だった。
 だが、霧島が16才の時、正妻は離婚し、ミキとその母親が霧島家
へ呼ばれ、ミキは初めて認知された。
 でも、呼ばれたのはその頃寝たきりになっていた父親の世話をさせ
るためだった。
 ミキと母親はまるで家政婦のように、こき使われた。

 霧島は、ずば抜けて頭がよかった。

 ミキは高校を卒業したら、看護学校に進みたいと思っていた。母親
が病弱だったし、人の役に立ちたいと思っていたから。

 霧島はミキと母親のすべてを支配していた。ミキがナプキンを買う
ときさえ、霧島の許可がいった。

 ミキは志望校の案内書を持って帰宅。
 霧島は、ミキが看護学校に進むことには賛成する。でも、進学先は
北日本大学附属の看護学校だと決めつける。
 ミキが、この家を出て独立したいのだと主張しても、霧島は受け入
れなかった。
 その頃もう父親は亡くなっていて、霧島が家のすべてを支配してい
た。

 ミキは北日本大学附属看護学校へ進み、北日本大学附属病院に勤め
た。

 霧島は、大学病院でも一番だった。これからの日本の医学界を背負
って立つ人物を目されている。
 意外にも、大学での霧島の評判はよかった。臨床も研究もこなせる
エリートとして。

 ミキは、北日本大学で看護師として働いているとき、龍太郎に出会
った。とてつもなく臨床ができるが、医局の治療方針にことごとく反
発している。
 だが、霧島だけは龍太郎の腕を高く買っていた。

 龍太郎はある手術の際、麻酔医が使えないから変えろと言いに来る。
 霧島は、仕方がないなと、麻酔医の交換を教授に掛け合ってみると
いう。
 プライドの高い霧島が、龍太郎のあんな言い方を許すなんて、意外
だった。龍太郎とうまくつきあえる霧島を教授達も高く買っていた。
あの事件が起こるまでは。
 その当時、ミキはオペ専門の看護婦・オペ看となっていた。

 そのオペの時、ミキがオペ看で、霧島は助手。龍太郎が執刀医だっ
た。大動脈弁置換手術だったが、縫合が終わっても心臓が動かなかっ
た。
 霧島は、人工心肺の強制離脱を指示した。誰もがそれが適切な処置
だと思った。

 だが龍太郎は、そのまま人工心肺を稼働させると、心臓にじっと手
を当てていた。
 霧島が異を唱えるが、龍太郎は自分が執刀医だと言って、譲らない。

 龍太郎が手を離すと心臓は再び動き始めた。

 心臓が止まった原因は、手術の際に血管に空気が入り、これが栓と
なって血流を止めたこと。人工心肺を動かし続けて空気を追い出すこ
とは、適切な処置。

 霧島は、臨床ではとても龍太郎に叶わないことを悟る。

 ミキは龍太郎と親しそうに話をしている。
 霧島はミキに最近龍太郎と手術で組むことが多いようだが、どんな
に臨床が優れていても、それだけでは先が無い。もう龍太郎とはあま
り親しくするなと命じる。もう教授に対しても、龍太郎をかばいきれ
ない、と言う。
 ミキは、本当は霧島は龍太郎が怖いのではないか。ミキに龍太郎と
比べられるのが。後輩として、手の内にいる間はまだよかったか、と
言う。

 霧島は狂ったようにミキの口を押さえる。

 その後、龍太郎が医局を追い出される事件が起きた。
 その日霧島は学会の重要な懇親会に出ていて、留守は後輩の森田が
担当していた。
 森田は、解離性大動脈瘤で運び込まれた患者が、本当はスタンフォ
ードA型なのに、緊急手術が必要ない、B型だと誤診した。

 その患者は当然苦しみだし、当直だった龍太郎が緊急手術をしたが、
もう手の施しようが無く、手術室で患者は亡くなった。

 霧島は、タイプAをタイプBと誤診した担当医を龍太郎にすべく、
カルテを書き換えた。

 教授に呼ばれた霧島と龍太郎。教授に気に入られていた霧島と、疎
まれていた龍太郎。最初から結論は決まっていた。だから龍太郎は一
言も反論しなかった。

 北日本大学を辞めた龍太郎は、NGOへと旅立っていった。

 霧島が、ミキが辞表を出したことをとがめる。龍太郎についていく
つもりだろうけど、龍太郎に未来はない。霧島は教授となり、やがて
は総長となる。

 みきは、もう北日本大学にはいたくない。たとえどれだけの人に認
められたとしても、ミキは霧島を認めない。霧島は絶対龍太郎に敵わ
ない、と言う。


 それから龍太郎とミキは、2年半、紛争の最前線で、地獄を見てき
た。


 NGOから帰国するが、医局を飛び出した二人が勤められる病院は
なかった。
 二人は当てもなく国内をさまよい、あの海辺の小屋にたどり着いた
ときだった。晶が訪ねてきたのは。
 だから、晶は恩人なのだ。その晶を傷つける霧島が許せない。
 霧島にとって一番大切なものは、プライド。だからそのプライドを
傷つけたものを容赦しない。相手が涙を浮かべて許しを請うまで、霧
島は龍太郎を認めない。霧島は、われわれの共通の敵だとミキ。
 ミキは、霧島がわざわざバチスタ手術を同じ日にぶつけたのは、自
分のせいだとミキが詫びると、晶は違うの、と言う。


 霧島は、何者かと握手すると、明真のバチスタチームはじき解散す
ることになる、と言う。


 霧島と会った晶は霧島に、妹から全部聞いたと言い、バチスタ手術
を黙っていたのは、龍太郎とミキへの復讐?と聞く。
 霧島はそれに答えず、晶とはもう会えないと言う。

 晶が、霧島のことを愛していたというと、霧島は、どうして龍太郎
なんかを頼ったという言葉を残して、去っていく。

 雨が降り出すが、晶は傘も差さず、ずぶ濡れになって歩き続ける。

 大学前の階段にくずおれ、ひたすら泣く晶。

 晶に傘を差し掛け、手をさしのべる龍太郎。
 晶は龍太郎の手を握り、起こして貰う。
 「ありがとう」と晶。

 医局で龍太郎は晶にコーヒーを差し出す。
 晶は龍太郎に、霧島が龍太郎を医局から追い出した張本人なのね、
と言うと、霧島と付き合っていた。まさかこんなことに.....と言う。

 龍太郎はその言葉を遮り、仮眠室にいるから、何かあったら呼んで
くれ、と言う。


 屋上にいる龍太郎のところに笙子が、「遅ればせながらバチスタ手
術成功おめでとう」と言って、やってくる。

 笙子は、荒瀬が欲しいだろうけど、荒瀬は決してバチスタ・チーム
に入れないと言う。


 藤吉に声を掛けられた登は、龍太郎の指示で荒瀬のことを調べてい
るという。

 荒瀬は慶真大学附属病院の『麻酔導入新薬リカゼピンの使用経験』
の論文に関わっていた。
 それを聞いた藤吉の顔色が変わる。

 笙子がその論文について説明する。今でこそ、この麻酔導入剤の使
用法は確立し、安全に使えるようになったが、当初は心臓への負担が
問題になった。ひどいときには心停止を起こした。
 だが製薬会社から多額の金品を受け取っていた教授は、製薬会社に
都合のいい臨床データに書き換えて、認可を取った。

 でも認可が下りてからも、トラブル続出で、次々と病院は使用を止
めていったが、慶真大学附属病院だけは何十人にも適用し、患者はど
んどん亡くなった。
 認可の前後で多数の犠牲を出した結果、適正使用量が明らかになっ
たのだ。
 荒瀬は、確かに腕はいいが、あの態度とやる気のなさはどうしよう
もない。荒瀬は金でしか動かない。
 ERは院長の肝いりで金があるので、荒瀬を引き取ったが、胸部心
臓外科では払えないだろう、と笙子。

 藤吉が晶に、荒瀬の関わった論文を見せる。そして荒瀬は無理だろ
う、と言う。


 龍太郎は荒瀬に、来週、バチスタを切ると言う。
 荒瀬は、金が用意できたか?と問う。論文絡みなら、
1,000万円。あの論文の時はバンバン人が死んだから、それを隠
蔽するために、製薬会社がバンバンと金を払ってくれてよかった、と
言う。

 龍太郎は、荒瀬はバチスタ手術に参加する。腕のいい麻酔医なら、
最高の外科医と組みたくなるはずだ、と言う。
 荒瀬は、龍太郎が最高の外科医なのか?と混ぜっ返す。


 笙子は晶に、龍太郎はERで貰う。バチスタ・チーム解散なんだか
ら、仕方ないだろうという。

 二人が屋上へ行くと、龍太郎は宙でバチスタ手術の練習をしていた。
それを見守っているミキ、藤吉、登。
 登が、北日本大学は次、いつ切るんでしょうかね。今度は負けたく
ないですね、と言う。

 龍太郎は、手術は競争ではない。目の前の患者を切るだけだと言う。


 霧島は大学の幹部から、賞賛の言葉を貰う。

 霧島の前に現れる龍太郎。


寸  評  荒瀬がこんなに難物だとは思いませんでした。確かに最初から麻
酔でラリっている変な麻酔医だってことはわかっていましたが。

 よく学園ものなので、次々と生徒を味方に付けていけるのだが、最
後、敵のリーダーだけ、簡単には落ちないという構図がありますが、
この役が、荒瀬なんでしょうかね。

 荒瀬は結局バチスタ・チームに入るのだと思いますが、どうやって
荒瀬に龍太郎の力量を見せつけ、チームに加わりたいと思わせるかが
今後の山場ですね。

執 筆 者 鈴木()

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2. 編集後記
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 最近、暑いんだか、涼しいんだか、われが分からなくなっています。
 暑いとき、半袖になりたいくらいなのですが、でも、10月に半袖って、あ
まりにも非常識!?と思って、暑さに耐えています。
 時々、冷房も掛けたくなります。さっきは耐えきれず、冷房を付けてしまい
ました。
 10月になっても半袖で過ごせるぐらいの暑さで思い出すのは、2003年
です。
 今年も、これからどうなるのでしょうか。(鈴木)

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