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タイトル:Daily Drama Express 2006/05/11 医龍 (5)  2007/10/11


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2006/05/11 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 医龍 Team Medical Dragon
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 朝田龍太郎(坂口憲二)
 伊集院登(小池徹平)
 加藤晶 (稲森いずみ)
 霧島軍司(北村一輝)
 木原毅彦(池田鉄洋)
 野口賢雄(岸辺一徳)
  鬼頭笙子(夏木マリ)
 荒瀬門次(阿部サダヲ)
 藤吉圭介(佐々木蔵之介)
 里原ミキ(水川あさみ)
原  作 乃木坂太郎
脚  本 林宏司
主題歌  AI「Believe」

あらすじ  KARTE05 : バチスタ手術開始

 村野里奈(東海林愛美)の執刀に、丸山を指名する加藤晶(稲森い
ずみ)。
 晶の方がいいのではとの声が出るが、晶は断る。

 医局のみんなは、今回晶が切らないのは、失敗の可能性が高いから。
晶はいつもそうやって論文だけ書き、点数稼ぎをしてきたという。


 研修医・伊集院登(小池鉄平)は忙しくしている。ERで切断され
た人差し指を縫合してきたばかりだが、また次の処置が待っている。


 講師・藤吉圭介(佐々木蔵之介)が晶に、拡大型心筋症で、16才
の女子高生・里奈は余命半年。一方、55歳の主婦・奈良橋文代(江
波杏子)は、余命三ヶ月。心臓移植適応症だが、ドナーは少ない、と
抗議する。

 文代は8年前まで、この病院でナースをしていた。どちらを先に切
るべきと思う?と問う晶。

 藤吉は、文代の体調は極めて悪い。今切らなければ、もう切るチャ
ンスは無い。一方里奈は症状も安定している。だから切るのは当然文
代だという。

 それに対して晶は、里奈を切ると言う。バチスタ手術に失敗は許さ
れない。朝田龍太郎(坂口憲二)の腕ばかりに頼るわけにはいかない
と主張。


 晶は野口教授(岸辺一徳)に、バチスタ手術のメンバーについて報
告する。

 登の名前を知らない野口。
 晶が、登は今年医局に入ったと説明すると、難色を示す野口。
 晶は、医局では、一ヶ月に1人切るかどうかなのに、登はERで、
龍太郎とコンビを組んで切ってきている。医局に換算すれば、
5,6年の経験に相当する。それに使い物にならなければ、すぐ換え
る、と言う。


 救急車で運び込まれた青年が、暴れている。喧嘩による右肩関節脱
臼。
 でも、病院は嫌い、と暴れまくり、登も腹を蹴られる。

 龍太郎がやってきて、それなら麻酔は要らないな。舌を噛むなと言
うと、腕を引っ張って、脱臼を治す。ヒポクラテス的治療だ。覚えて
おけ、と登にいいながら。

 麻酔医・荒瀬門次(阿部サダヲ)は、カウント7で、麻酔を掛ける。

 龍太郎が荒瀬の腕を買いたいというと、荒瀬は自分の技術は高い。
一回100万円と言う。


 藤吉は晶に、晶には論文のために状態のいい患者だけを切り、状態
の悪い患者は見捨ててきたという噂がある。信じてはいないが、と言
う。
 晶は、そんなことあるわけないでしょ、と言う。

 でも晶は文江の病室を覗き、「患者の『都合』で、バチスタを失敗
するわけにはいかないのよ」とつぶやく。


 地獄耳の助手・木原毅彦(池田鉄洋)は登に、晶が極秘の黒ファイ
ルを見ていると言って、慌てる。あの黒ファイルは、気に入らない医
局員を切るためのリストだという。

 龍太郎が晶の部屋へはいる。
 晶は、登の助手は、野口へはハッタリで推したが、晶としては、信
じていないという。
 龍太郎は、登はそこらへんの医局員より、よっぽど役に立つという。

 手術対象は里奈。
 龍太郎が、拡張型心筋症の患者は二人いたはずだがと言う。
 晶は、文江の方は、内科的治療が最適と判断したという。
 龍太郎は、晶と藤吉でそう判断したのなら、異論はないが、と言い
ながら、黒ファイルに挟まれている文江のカルテを気にする。


 文江の病室に「師長」と呼んで、挨拶に行く晶。
 文江は晶を覚えていて、助教授になったお祝いを言うと、晶は患者
にも優しくて、いい先生だと言う。そしてバチスタ手術、晶のことを
信じている。晶ならどういう結果でもいいと、頭を下げる。

 病室を出た晶は、自分がこの8年間、どんな努力をして助教授にな
ったか、文江は分かっていないと内心思い、思い出す。

 −*−*−
 学会で晶が発表した論文では、手術による死亡例はゼロ件。会場か
ら驚きのどよめきが起こる。

 晶が学会で留守にしていた間に、担当患者が1人死んだ。留守を守
っていた医局員は、晶の言いつけ通り、手術はしなかったと報告。
 晶は、それでいい、と言う。
 心の中で、症例の悪い患者は、死んでも仕方ない、とつぶやきなが
ら。
 −*−*−

 夜、ライバル校・北日本大学の胸部心臓外科助教授・霧島軍司(北
村一輝)の車で、海のそばでデートする晶。
 北村に、バチスタは何が何でも成功させると言う晶。

 霧島が、切るのは晶自身では無いのだから、失敗しても関係ないの
では?と言っても、晶は、失敗することなんて、考えたことありませ
ん、とあくまで強気。


 医局で晶は登に、冠動脈バイパス手術をするから、第一助手を務め
るように、命じる。

 登は焦る。
 木原は、何で自分より先に登が!?じゃあ、飛ばされるのは、自分
か?と焦る。

 晶は、今度の冠動脈バイパス手術のメンバーで、バチスタ手術に臨
むという。
 龍太郎は、チームの人選はオレに任せられたはずではと抗議するが、
晶は時間が無いと退ける。


 登は、白い顔を更に白くしている。
 龍太郎と藤吉は手術着に着替えるが、助手をするわけではなく、外
回りをするだけだった。助手は登だけ。

 龍太郎が藤吉に、晶に執刀医がつとまるのか問うと、龍太郎が来る
までは、晶が心臓外科では一番だったと、説明する藤吉。

 晶は登に、いきなりバイパスに使用する血管(クラフト)を切り出
すよう言う。
 登は戸惑うが、晶は登にメスを握らせる。
 登は切り出しを始める。

 晶は登が作業に取りかかるのを見ると、人工心肺に切り替えさせ、
自分の作業を始める。

 晶は登が切り出したクラフトを見ると、バイパスの縫合を始める。
 晶の縫合は正確。血流を再開しても、血液は漏れない。

 彼らの手術を、鬼頭笙子(夏木マリ)と小林が見学していた。

 人工心肺から患者自身の循環に戻すと、心拍数、血圧がドンドン上
がってしまう。

 登は、「再手術ですか!?」と慌てる。

 晶は患者をじっと観察した後、登に、温生食を心臓に掛けるよう命
じる。

 すると患者の容態は、スッとよくなっていく。

 晶は、慌てず患者の様子を冷静に観察することも、心臓外科医には
必要なことであると教える。

 龍太郎が、急に血流が再開したため、一時的に虚血状態が起きた。
それを温めることによって、正常に戻ったと解説する。

 手術の様子を見ていた笙子は小林に、看護師・里原ミキ(水川あさ
み)の器具の渡し方は的確。オペ出しの看護師には、運動神経が要求
される。ミキがオペ出しの看護師になったのは、よく分かるという。

 また、登が切り出したクラフトは、緻密な作業で切り出されている。
細かい作業が好きなのは、心臓外科に適していると評価。

 でも、ダメなのが、臨床工学士と麻酔医。この程度の手術だからこ
なせたが、バチスタではムリだろう。だからこそ、麻酔医・荒瀬門次
(阿部サダヲ)をほしがっているのだという。

 小林は、この手術より、そんなにも難しいバチスタ手術が想像でき
ない。

 龍太郎は晶に、文江もバチスタ手術を望んでいるではないか。しか
も今切らなければ助からない、と抗議する。

 晶は、この手術を失敗するわけにはいかない。里奈は待ち望んでい
た患者なのだという。

 龍太郎は、待つのは患者が医者をだ。その逆はない。まさかバチス
タ手術を成功させ、教授になるために患者を切り捨てるわけじゃ無い
だろうな、と言う。


 文江の病室に入る晶。
 文江は、また泣いているの?と聞く。そして晶が初めて担当した患
者が亡くなったとき、晶が文江の胸で泣いたことを思い出した。

 晶はあれ以来泣いていないと言う。

 文江は、みんなやはり担当患者に亡くなられると泣いてしまう。み
んなその時がつらいので、容態の悪い患者とは、だんだん心を通わさ
ないようにしてしまうのに、晶はずっと真摯に患者と向き合ってきた、
と言う。

 晶は小児科を担当をしていたとき、子供達から慕われていた。

 晶はある日、文江にだけ、胸の内を語った。
 大学病院が腐っていると言うだけでは、何も解決しない。だから教
授になって、内部から変えるのだ、と言う。
 晶を応援する文江。こんな細い身体で、大変だろうけど、ガンバレ、
と。

 文江は晶に、自分のことは任せる。自分のことで泣かないで欲しい、
と言う。


 晶は夜、自室で明かりも付けず、泣いていた。

 龍太郎が入っていく。
 晶は教授になりたいのだから、邪魔をしないで欲しいと言う。


 野口に晶は、切る患者は里奈ではなく、文江に変えたと報告。文江
は、今切らなければならないから、と。

 野口は、状態のよい患者を切るのが当然だろう。晶がやりたいのは
論文か、人命救助のどちらなのだと問う。
 晶は、論文も人命救助も両立してみせると言う。そして、野口を学
部長にしてみせると言う。また、今回の手術をより確実なものにする
ため、第一助手は晶自身が務めると言う。

 一緒に階段を下りながら、晶は龍太郎に、今回は情に流されて、文
江に代えたのではない。龍太郎がいたから、成功率が50%以上ある
と踏んだのだという。
 龍太郎が、自分がいなければ、文江の手術はしなかったとかと問う
と、あっさりそうだと答える晶。


 夜、ライバル校・北日本大学の胸部心臓外科助教授・霧島軍司(北
村一輝)と会う晶。あさってバチスタ手術をする。夜会ってくれます
か?と聞く。

 霧島は、その日は都合が悪い。また連絡するというと、今日も時計
を見て、せわしそうにタクシーを止めて、乗っていってしまう。


 晶は笙子と飲む。
 笙子は晶が教授選に出るなら、一票を投じる。大学病院を変えてい
くためには、晶のような若い優秀な医者が教授にならなければならな
いから。
 でもそれも明後日のバチスタ手術が成功してこそのもの。チームは
かけ算。いくら大きな数字を持ってきても、1人ゼロがいれば、全体
もゼロになってしまう。手術にミスすれば、晶はメインストリームを
外れ、龍太郎はお払い箱になる。
 そうしたら、龍太郎はERで貰う。野口教授には今まで充分恩を売
ったから、と。

 晶は、どうして失敗することを前提に話しているの。成功させるの
よ、と言う。


 登に、「心臓外科の先生だったんだ」と声を掛ける青年。
 ERに右肩脱臼で運ばれてきた青年だった。

 青年は文江の息子。彼女は女手一つで彼を育ててくれた、文江を助
けてください、と登達に土下座する。

 手術費用の説明を彼は叔父と受ける。費用は20〜30万円。
 彼は、手術費用を出すという叔父を断り、自分で出すという。今ま
で全然親孝行できなかったから、と。


 屋上で、手術前のイメージトレーニングをする龍太郎。

 登はミキに、どうして難しい方の患者を選んだのかな、と言う。

 ミキは、優秀な外科医は難しい処置を選ぶ。とりあえずの処置と、
難しいけれどもそちらの方が患者の容態が安定する処置が安定するな
らば。朝田龍太郎は、そういう男、と言う。


 第一回バチスタ手術当日。

 屋上にいる龍太郎に藤吉は、いつも患者が手術をする時、もっとベ
ストな日があったのではないかと思う。
 でも、ベストにするのはオレたちだから、頑張ろうと言う。

 手術室の見える観覧室には、大勢のギャラリー。
 ネット配信されるパソコンの前に、医局員が集まっている。

 第二助手・登。
 看護師・村田美恵子(外回り)
 看護師・川田奈々(外回り)
 臨床工学士・市川重成
 臨床工学士補佐・前田新志
 麻酔医・戸塚茂一
 内科医・藤吉
 看護師・ミキ(器械出し)
 執刀医・龍太郎
 第一助手・晶

 「これよりバチスタ手術を開始する」と宣言する龍太郎。


寸  評  まさか、最高のメンバーが集まる前に、バチスタ手術が始まると
は思いませんでした。
 これでハプニング発生というところでしょうか?
 まだ荒瀬が参加していないということは、麻酔医が何か失敗するん
でしょうね。麻酔が掛からなくて暴れるとか?

 文江が選ばれたことの結果は?そして、続けて、里奈の手術もある
のでしょうか?
 また、こんなに早くバチスタ手術開始してしまって、このドラマ、
最後までもつのでしょうか?

執 筆 者 鈴木()

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2. 編集後記
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 『春のワルツ』を見終わったところです。
 最後、ハッピー・エンドでよかったです。
 『夏の香り』は、心臓移植をして、別人のようになってしまって恋が終わっ
てしまったし、『秋の童話』では、亡くなってしまって。
 『冬のソナタ』も、最後再開できたといえども、彼は盲目になってしまって。
 やっと今回、まともにハッピー・エンドでした。
 とはいえ、チェハはあのまま、ピアノを捨てちゃうのでしょうか?
 だとすると、この四季シリーズは、何かを捨てないと、恋は成就しないって
ことでしょうか。
 悲しすぎますよね。

 ところで、ウニョン、時々、戸田恵梨香かと思うほど、似ていませんか?


<<KARTE04 は録画ミスにより、あらすじが書けません。しかしながら医龍2
開始直前ということで、先に KARTE05 以降の配信をさせて頂きます。KARTE04
 は入手しましたら、改めて、配信致します。>>
(鈴木)

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