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タイトル:Daily Drama Express 2007/09/14 山田太郎ものがたり(最終回)  2007/09/27


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/09/14 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 山田太郎ものがたり
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 山田太郎(二宮和也)
 御村託也(櫻井 翔)
 山田和夫(松岡 充)
 山田綾子(菊地桃子)
 一ノ宮校長(宇津井健)
 鳥居京子(吹石一恵)
  永原眞実(吉沢 悠)
 中井正美(大塚ちひろ)
 池上隆子(多部未華子)
 杉浦圭一(忍成修吾)
 山田次郎(鎌田晟裕)
 山田三郎(清水尚弥)
 山田よし子(村中暖奈)
 山田五子(吉田里琴)
 山田六生(渋谷武尊)
 山田七生(稲垣鈴夏)
原  作 森永あい『山田太郎ものがたり』
脚  本 マギー
主題歌  嵐 『Happiness』

あらすじ  最終回 サヨナラ貧乏王子 最後の挑戦そして…

 山田太郎(二宮和也)は、家にはお金が.....と渋る。

 若き助教授・永原眞実(吉沢悠)は、四年間の研究費はすべて大学
が持つ、と言う。

 太郎はその間の家族の生活費はと心配するが、大学から十分な給料
が出ると、一ノ宮校長(宇津井健)。

 永原が、一緒にアメリカへ行こうと太郎を誘う。
 一ノ宮はご家族と相談してみなさい、と言う。


 家でアメリカ留学の話をすると、父・山田和夫(松岡充)は、アメ
リカは広くていい。若いうちに経験しておいた方がいいと勧める。
 母・山田綾子(菊地桃子)は、太郎の小学校の卒業文集を出してく
る。そこには、太郎が、アメリカで大きな野菜を作ることと、大きな
ハンバーグを食べることが夢として書かれていた。
 夢が叶うなんてすごいことだと綾子。


 放課後、御村託也(櫻井翔)が池上隆子(多部未華子)に、太郎が
アメリカへ行くと話す。
 隆子は、アメリカのどこ!?と慌てる。
 御村が、急がないと5時には言っちゃうとたきつける。
 慌てて駆け出す隆子。

 校門のところで太郎を捕まえ、「まだお別れも言ってないのに!」
と言うと、あっさりと「さよなら」と言う太郎。
 「わたしたちの仲って、それだけ!?」とショックを受ける隆子。
 太郎は、バイトに行かなくちゃならないから、と言う。

 御村に文句を言う隆子。
 御村は、太郎がアメリカへ行くことは事実だという。


 担任の鳥居京子(吹石一恵)は、アメリカは遠すぎる!と、ずっと
悩んでいる。


 隆子は、CDを聞きながら英会話の練習をしていた。

 母・池上まりあ(柴田理恵)と父・池上龍之介(六平直政)は、今
度の隆子の相手はアメリカ人か!?と思う。


 太郎がバイトを終えて歩いていると、チラシを貰う。
 それは星空商店街のお祭りで、優勝すると『アメリカン ジャンボ
 ハンバーグ』が食べられるというものだった。


 家にそのチラシを持って帰ると、目を輝かせる弟妹達。


 太郎は校長室にはいると、小さいときの夢は、アメリカで大きなハ
ンバーグを食べることだった。
 でも、今は、とあのチラシを見せ、家族と一緒にこのハンバーグを
食べること。アメリカで一人でハンバーグを食べてもつまらない、と
言う。
 だからアメリカには行かないと言って、校長室を出て行く。

 校長は永原に、いくら我々がごちそうを並べても、太郎は『アメリ
カン ジャンボ ハンバーグ』を選んだ。賭に勝ったものには、褒美
を与えなければと言う。
 太郎は自分にとって一番大切なものをすでに見つけてしまった。
我々はいろいろなものを持ちすぎている。一度すべてを捨てないと、
何が一番大切なのかが分からないのかもしれない、と言う。


 太郎は御村に、あのチラシを見せる。それはエアギター選手権の優
勝賞品だった。
 太郎はあっさりと御村も参加、と言う。
 太郎は、エアギターが何かかも知らないのに、絶対優勝すると言う。

 御村は、メンバー増やさないとと言って、教室を見回す。
 杉浦圭一(忍成修吾)ではダメ。

 隆子に声を掛ける。
 太郎は心で「ハンバーグ」と祈りながら、隆子の手を握る。
 隆子は、太郎の美しい目に引き込まれ、承知する。

 「アメリカ、一緒に行く」と言う隆子に、あっさりと行かなくなっ
た、と太郎。こっちの方が大切だから、と。
 御村は、その方がお前らしいと言う。


 京子は意を決して永原に、一緒にアメリカへ行くと言うが、永原は
あっさりと行かなくなった。結婚の話は?と言い、京子の手を握り、
「9号ってとこか」と言う。


 太郎がアメリカへは行かないと言うと、和夫と綾子は、それで太郎
がいいなら、いいよと言う。
 太郎は、『アメリカン ジャンボ ハンバーグ』10人前は絶対ゲ
ットすると言う。


 夜、和夫と綾子は並んで縁側に座り、「みんなも大きくなったな」
と思う。

 弟妹達は、太郎がアメリカへ行かないのは、自分たちにお金がかか
りすぎるから。そんな太郎がかわいそう。お金があったら、太郎もア
メリカに行けるのに、と思う。
 貯金箱を割っても、入っているのは小銭ばかり。

 三男・山田三郎(清水尚弥)が、『アメリカン ジャンボ ハンバ
ーグ』のチラシに、あることを発見する。


 その頃太郎は、清掃のバイトをしていた。
 道具を片付けようとして、モップをギターに見立てて、エアギター
の練習をしてみる。

 各自、学校でも家でもエアギターの練習に励む。


 いよいよ当日。
 舞台を見た太郎は、レベルの高さに驚く。

 校長まで楽屋に現れる。

 杉浦は、超望遠レンズを付けたカメラで、舞台を狙っている。

 校長のノリノリの演奏もかなり受けている。舞台名は 
"Red vegetable"。

 太郎が突然楽屋へと急ぐ。
 『アメリカン ジャンボ ハンバーグ』が現れたのだ。

 ハンバーグは舞台に登場し、それを見た太郎の弟妹たちは興奮する。

 絶対に太郎達が優勝すると信じている和夫と綾子。なぜなら、太郎
は絶対弟妹達にウソをつかないからだ。

 御村は太郎に、こんなに一生懸命になったのは初めてだと、感謝す
る。
 今までくだらないことに一生懸命になるなんて、かっこ悪いと思っ
ていた。でも太郎を見ていて、そういうのもありかな。そういうこと
をやりたいと思うようになった。太郎に会えてよかった、と言う。

 三人で手を合わせる。
 「練習通り」と隆子。
 「楽しもう」と御村。
 「ハンバーグ目指して」と太郎。

 いよいよ出番。
 会場も一緒にノリノリで、身体を動かしている。

 演奏が終わり、会場が盛大な拍手に包まれる中、太郎の弟妹達は頷
き合いながら、会場を後にし、「今度は俺たちの番だ」と言う。

 結果発表−−太郎達が優勝。
 「今の気持ちは?」と司会者からマイクを渡され、会場を見た太郎
は、弟妹達がいないのに気づき、声が出ない。

 みんなで弟妹達を探す。

 その頃弟妹達は、福引きの会場にいた。目当ては、一等賞金10万
円。
 でも、抽選券がないので、引けない。

 次男・山田次郎(鎌田晟裕)が落ちている抽選券を拾う。
 それからみんな手分けして、券を探す。あるいは、いらない券を下
さいと頼む。

 まりあと龍之介も福引きの会場にやってくる。そこで長女・山田よ
し子(村中暖奈)と次女・山田五子(吉田里琴)を見つける。
 まりあに、余っている福引き券はありますか?と二人は聞く。太郎
を大学へ行かせたいから、と。
 「10万円では、大学へは行けない」と言いかける龍之介を制して、
まりあは思い切って、一年間頑張ってためた券を全部上げる。
 太郎には黙っていてねと言われるが、まりあは我慢できず、隆子に
連絡する。

 駆けつけた太郎達。まりあから話を聞き、弟妹のところへ行こうと
するのを、和夫が止める。綾子も、ここで見守ってあげようと言う。

 券は30枚集まり、6回回せることになる。1人、1回ずつ回すこ
とにして、祈る。

 でも、出てくるのは白玉。−−残念賞のティッシュばかり。
 最後に次郎が引くが、それも白玉だった。

 がっかりする弟妹達に、「心配したぞ」と声を掛ける太郎。

 弟妹達は、太郎が大学へ行けないのは、自分たちにお金がかかるせ
いだろう。だから福引きを頑張ったのに、ダメだったと泣く。

 太郎は、自分は我慢しているのではない。アメリカへ行かないのは、
みんなと一緒にいたいからだと言う。
 どこにも行かない?と聞かれ、どこにもいかない。一緒だよ、と答
える太郎。

 太郎は泣きじゃくる弟妹達に、これから家に帰って一緒にハンバー
グを食べようという。

 みんなで巨大ハンバーグを楽しむ。御村と隆子もいる。


 11月。
 ゲームに勝った太郎に、校長と永原は、城南学院大の特待生として
招くと言う。学費は全額免除だが、生活費は出ないので、アルバイト
の毎日だね、と。
 喜ぶ太郎。

 太郎に、大学どうするの?と聞かれ、「どうしようかな?」と御村。

 隆子は必死に受験勉強をしている。

 永原は京子の身体を抱きしめ、「君は一生ボクのそばで幸せになり
なさい」と言って、左手の薬指に、指輪をはめる。
 叫び声を上げてしまう京子。

 京子は職員室でカードを配る。永原と結婚したという挨拶状だった。

 杉浦は、中井正美(大塚ちひろ)にぶつかられ、カメラに収めてあ
った学校の思い出を削除してしまい、悲鳴を上げる。

 学校菜園の世話をする太郎と隆子。
 校長は二人の姿をカメラに収め、今年は大きな花が咲いた。さて、
来年はどんな花が咲くかなと言う。


 四月。
 家庭菜園に水をまく太郎。スーツにネクタイ姿。

 和夫と綾子に見送られ、弟妹達と共に登校する太郎。
 その日は、城南学院大学の入学席。

 執事・磯貝(綾田俊樹)に車で送ってもらう御村。磯貝のおかげだ
と御村は礼を言う。

 歩いて大学へ向かう太郎の隣を歩き始める御村。

 校門をくぐると、在校生達が、並んで歩く二人を見て、「どこのお
金持ちかしら?」とささやき合う。

 二人の隣に並んで歩く隆子の顔は、ちょっと得意げ。


寸  評  山田太郎−−強運の持ち主なのか。
 大邸宅で生活費の心配なく生活する道も捨て、アメリカの大学で、
家族の生活費まで出して貰うことも断り。
 でも、大学には進学し。
 やはり、成績がずば抜けていいというのが、最大の価値でしょうか。

 御村は推薦か、寄付金か何かで入学したと言うことでしょうか?で
も、一ノ宮高校で特進クラスだったんだから、御村も成績いいんです
よね。
 これって、太郎の大家族と共に、太郎と御村と隆子のトリオの物語
でもあるのでしょうか。

 最後、あまりに都合よく終わって、ちょっと物足りなさを感じます。
 これって、大学生になった太郎の物語もあるのでしょうか?

 でも、高校生のバイトは大変ですが、大学生になるとちょっと楽で
しょうか。とはいえ、弟妹にも今まで以上にお金がかかるようになり
ますよね。

 和夫は、自分が全く稼がずに、なにもかも高校生の息子の世話にな
っていて、そんな自分がイヤにならないんでしょうかねぇ。

 わたしにとっての最大の謎は、和夫と綾子の神経です。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 今回担当したドラマって、終わり方がちょっと雑かな、と思います。
 落ち着くところに落ち着いたので、気分はいいのですが、それ以上の盛り上
がりは無いというか。

 ドラマって、いい場面って、最終回のほんの10分か、20分で終わりにな
ってしまいますね。
 それまでって、イヤと言うほど、どっちつかずの場面が繰り広げられている
のに。

 そういえば、HDDプレーヤーって、ビデオに比べて故障率が高い気がしま
す。
 今も一台、入院中です。運がよければ、プログラムのアップデートだけでデ
ータは生き残りますが、もし昇天してしまっていたら。
 痛いです。

 とはいえ、いちいち、録画を全部、DVDには落としていられませんよね。
(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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