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タイトル:Daily Drama Express 2007/09/12 ホタルノヒカリ(最終回)  2007/09/27


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/09/12 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル ホタルノヒカリ
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 高野誠一(藤木直人)
 雨宮 蛍(綾瀬はるか)
 手嶋マコト(加藤和樹)
 三枝優華(国仲涼子)
 二ツ木昭司(安田 顕)
 山田早智子(板谷由夏)
  神宮司要(武田真治)
原  作 ひうらさとる『ホタルノヒカリ』
脚  本 水橋文美江
主題歌  aiko

あらすじ  最終夜 家で寝てても恋愛できる!?最強干物女

 朝、雨宮蛍(綾瀬はるか)が目覚めると、すでにデザイナー・手嶋
マコト(加藤和樹)は起きて着替えも終えて、コーヒーを注いでいた。

 「朝、ポワンとした気持ち。これが好きな人と暮らすと言うことな
の.....」と思いながら、化粧している蛍。
 でも、ハッと気づく。「急がなきゃ。ウンコしてると思われる!」

 一緒に手をつないで出勤する蛍とマコト。新しいマンションには、
今月のうちに引っ越す予定。


 職場では、女子がみんな、「家ではジャージ」、「寝っ転がってビ
ール片手にゲップするから」と蛍を言って励ます。
 神宮司要(武田真治)が、蛍とマコトがうまくいっていないことを
みんな心配して励ましているのだと言う。

 蛍はマコトとうまくいっている。一緒に住んでいる、と言う。

 山田早智子(板谷由夏)は、ずいぶん結論を急いだものね、と言う。

 蛍は、あの家から無事巣立ちました、と言う。
 早智子は、部長・高野誠一(藤木直人)はどうしたか聞く。
 蛍は、荷造りを手伝ってくれたという。


 カレーを作る蛍。味見をして、おいしくできたと思う。


 高野の家に、経理部次長・二ツ木昭司(安田顕)が来て、高野と二
人、縁側でビールを飲む。

 蛍に何も言わなかったのかと二ツ木に問われ、蛍がマコトに夢中な
のは分かっているから、と高野。蛍のことは、その恋の始まりから一
部始終を見てきた。携帯のメールに一喜一憂するところ。うまく言っ
たときの得意顔。
 しばらく恋から遠ざかっていた干物女が、久しぶりに恋をし、恋に
恋しているようなところもあるが、と言う。

 高野も新しい恋をしろよ、と二ツ木。
 二ツ木もな、と高野。


 帰宅したマコトに、夕食ができているから早く食べて、と嬉しそう
な蛍。

 マコトは、蛍はそんなことしなくていい。今までやってなかったん
だろう、と言う。

 好きな人と一緒に暮らしたことが無いから、わからなくて、と蛍。
 マコトが、頑張って蛍を幸せにするから、と言う。

 蛍は、ただ好きな人と一緒にいられればいい。楽しく暮らそうね、
と言い、頷くマコト。


 高野は、庭で一匹の蛍が舞い上がるのを見る。


 −− ずっと昔、遠い夏の記憶。
    幼かったときのわたしの手の中にいた、小さな蛍。
    消えそうな明かり。


 曽野美奈子(浅見れいな)に、同じ職場の人と同棲していると、
ONとOFFの切り替えが難しいのではと問われ、前回も大丈夫だっ
たと言ってしまって、慌てて、「大丈夫だと思う。家では全然違うか
ら」と言う。


 高野から蛍は、今までのアシスタントとしての実績を認められ、シ
ネコンライブラリーの企画のチーフを任命される。

 蛍は、高野、二ツ木、早智子を前に、予算を50万円増やして欲し
いと頼む。
 でも、高野は予算内でおさめるのも、チームの大事な仕事と言われ、
コスト削減策を練る蛍。

 高野も退社し、一人残される蛍。
 でも、仕事に飽き、帰ることにする。

 高野がすでに乗っていたエレベータに飛び乗る蛍。
 蛍にとって大問題は、今日、お財布を忘れてきたことなのだが、高
野に言えない。今日はマコトも帰宅が遅い。

 コンビニに寄ったが、欲しい漫画週刊誌を買えない蛍。

 顔を上げると、そのコンビニに高野が入ってきた。
 高野が飲み物の成分を熟読している隙に、高野が下げている買い物
かごに、漫画や食料をそっと入れる蛍。

 蛍の分の会計もしてくれた高野。蛍に、財布を忘れたなら、エレベ
ータの中でくだらないことを言っていないで、正直に言えばよかった
じゃないか、と言う。

 蛍は、もう高野とは他人。お金を借りるわけにはいかないと言う。

 今まで通りひとしきり言い合った後、それぞれの家路をたどる二人。


 帰宅し、家でも仕事をしているマコトに、蛍は漫画を読みながら、
高野に買って貰った件を話す。

 マコトは不機嫌になり、なぜ高野の件を話すのかと問う。
 蛍がマコトには隠し事をしたくないからというと、マコトは、隠し
てくれた方がよかったという。まだ蛍と高野が一緒に暮らしていたこ
とに、こだわりが捨てられない、と。


 職場で蛍は高野から、写真のレイアウトが悪いと指摘される。
 マコトは、蛍と高野が話すたびに気にしている。


 家でも、写真のレイアウトに悩む蛍。
 マコトが手伝おうとすると、蛍は、これは自分の仕事だからと断り、
もう仕事は止めて、漫画を読むと言う。でも、仕事をしているマコト
に気づき、まずいかな?という顔をする。

 マコトは、蛍の好きなようにすればいいと言い、自分もベッドに寝
転がって、本を読む。
 蛍は、一緒に読もうとするが、英語だったので、読めない。
 マコトがロンドンで購入した本。つまらないでしょ、と言われても、
つまらないかどうかすらわからない蛍。


 朝、出勤時、エレベータで二人きりになる高野と蛍。相変わらず二
人はつまらない言い合いをしている。

 エレベータが開き、怪訝な顔の二ツ木が乗ってくる。
 高野は蛍に、「見積もりどうした」と言って、ごまかす。


 蛍は何とか見積もりを当初予算に近い金額におさめ、ゴーサインを
貰う。

 会議室を出て行く蛍と高野。
 二人を心配そうに見る二ツ木。

 早智子は、蛍のマコトに対する思いは変わらないのだから、心配し
ても仕方ないという。
 でも、二ツ木は、心配ぐらいしてもいいじゃないか、と言う。二ツ
木が妻と別れた時、毎晩飲みに付き合い、励まして貰った。蛍と上手
く言って欲しかった、と言う。

 「いい人なのね」と早智子。
 「そうだな」と言う二ツ木に、「あなたのことよ。最初、冷たい人
だと思っていたけど」と早智子。


 夜遅くなり、フロアには高野と蛍だけになる。
 蛍が高野に、先日来悩んでいたパンフレットの案を見せる。
 高野は、それでいいんじゃないか。早く帰れ。遅くなるとマコトが
心配する、と言う。

 蛍は、高野の意見が聞きたいと粘る。
 すると高野は、全くだめだという。これは蛍が温めてきたシネマカ
フェを世間にお披露目する時。まずはどんなものかよくわかるキャッ
チコピーを考えろと言い、先に帰る。

 家に帰った高野の携帯が鳴る。蛍からで、まだ会社に残ってキャッ
チコピーを考えている。高野が新しい彼女と行きたくなるようなコピ
ーを考えたと言って、話す。
 蛍のキャッチコピーのくだらなさに、いきなり電話を切る高野。

 高野が甚兵衛に着替えて縁側に座っていると、また蛍から電話。
 蛍がいくつかキャッチコピーを話すが、オヤジギャク混じりのくだ
らなさに、電話を切る気力さえ失う高野。

 蛍は、高野が縁側にいると聞くと、いつ家が取り壊しになるのかと
聞く。
 高野は、もう蛍には関係ないことだろうと言って、答えない。

 蛍は、こんな風に電話で高野と話すのは初めて。今までは一日の終
わりには2人で縁側に並んで腰掛けて、話していたからと言う。

 高野は、仕事の話でないなら電話切れ、と言い、蛍は電話を切る。


 『妻は映画を楽しむ。ボクは本を読む』
 『映画の数だけ愛がある』
 蛍がキャッチコピーを書き散らしていると、高野が現れる。
 驚く蛍に、にゃんこの散歩の途中だと言い訳する高野。

 縁側でくつろいでいたのに、わざわざ服まで着替えて、と蛍。

 高野は蛍のキャッチコピーを見る。なかなかいいけど、今ひと
つ.....と。

 高野は、蛍の手元に残っていた一枚を見る。
 『晴れた日は、映画館へ行こう〜』

 これがいい、と高野。
 でも、蛍は戸惑う。なぜならその一枚は、高野ではなく、マコトを
思いながら書いたから、と。

 高野は、それでいいのでは、と言う。


 朝、テキパキとコーヒーを淹れ、マコトを起こす蛍。
 マコトは、夕べ遅かったのに、元気だね、と言う。
 蛍は、マスコミ内覧会のパンフレットができたから、と言う。それ
に夕べ来てくれて.....と言いかける。
 誰が?と問われ、マコトが以前高野だと正直に言うより、ウソつい
てくれた方がましだと言っていたのを思い出し、『優華が』と答える。


 出勤してきた三枝優華(国仲涼子)に、田所潤平(渋江譲二)と沢
木瞬(渡部豪太)たちが、夕べ遅くに、要とパチンコ屋にいるのを見
た、と声を掛ける。

 優華は、新しいことにチャレンジしてみようと思って。そのうちジ
ャージ姿を披露するかもしれませんよ、と。

 田所達は、要とねぇ.....と冷やかす。

 マコトは蛍と夕べ一緒にいたのが優華でないと知って、ショックを
受ける。

 蛍の、『晴れた日は、映画館へ行こう』というキャッチコピーが書
かれたパンフレットを見た早智子も、「これはいい」と言う。


 高野は蛍に、『プランニング・ディレクター』という肩書きの新し
い名刺を渡す。
 蛍は、名刺の名前を『アホミヤ』にされなくてよかったと、胸をな
で下ろす。


 家で明るく振る舞う蛍にマコトは、なぜウソをついた?と責める。
 蛍が、マコトがウソをついて欲しいと言ったからと言うと、混乱さ
せてゴメンと謝るマコト。

 蛍はトイレに入り、もう高野と電話するのはやめようと思い、ため
らいながらも電話帳から高野の登録を削除する。そして、トイレが一
番落ち着くと思う。

 マコトは、トイレ中で、トイレのドアに寄りかかっている蛍の姿を
見て、ため息をつく。


 翌日帰宅し、玄関ドアを開けようとする蛍。せっかく好きな人と一
緒に暮らし、楽しいはずなのに、なぜこの玄関が鉛のように重いのだ
ろうかと悩む。そして変えなければ、と思う。

 蛍は、マコトと一緒にやろうと思って、買ってきたと言って、
Wiiを取り出す。

 二人でカーレースをするが、蛍は心ここにあらず。マコトは止めて
もいいんだぞ、と言う。


 マコトは会議室で田所達に、蛍とはダメかもしれないと打ち明ける。


 ため息をつきながらトイレで化粧している蛍。
 早くしないと、「ウンコしている、と思われる!」と急ごうとする
が、「ま、いいか。少し休んでから行こう」と、便器に腰掛ける。

 でも思い直して、やはり頑張らなければと思い、ピッチを上げると
トイレから出る。
 すると、マコトの姿が無い。
 『先に会社へ行きます』との、マコトの書き置きが残されている。

 蛍が怒って会社へ向かうと、マコトからのメール。
 『もう終わりにしよう。
 ジャージで寝ころぶ君も、ビールをグビグビ飲む君も、オレは好き
だけど、オレには君をリラックスさせてあげることができなかった。
 結論を出すのが早すぎると、君は怒るかも知れないけど、もう一緒
に暮らすのは、終わりにしよう。
 乗り越えられなくてゴメン。
 幸せにできなくてごめん』

 蛍は、「幸せにして欲しいなんて言ってない。二人で幸せになろう
って言ったのに」と思う。


 蛍はマコトを会社の屋上へ連れて行く。
 頑張って一緒にやっていこうと言う蛍に、マコトは高野とは頑張ら
なくても、楽しくやれたのだろうと言う。

 蛍は、自分が好きなのはマコトだからと言うが、マコトは、蛍が気
づいていないだけだと言う。そして自分と一緒にいたら、蛍が蛍でな
くなってしまう。だからもう一緒には暮らせない、と言う。

 蛍はマコトを追いかけるが、マコトは振り返らず行ってしまう。


 フロアに戻ると、高野が蛍に早く仕事に戻るよう言う。みんなチー
フの指示を待っているぞ!と。あのパンフレットは好評だったとつけ
加える。

 それから蛍は忙しく仕事をこなす。


 夜、蛍が帰ろうとするときには、もうフロアには誰もいなかった。
 マコトの席を見る蛍。マコトのことを思い出す。

 そこに高野がやってくる。
 高野は、蛍のパンフレットは好評だったという。元気がないみたい
だから、伝えておこうと思って、と。

 そして、自分と一緒に暮らし始めたときは、恋するより家で寝てい
たいと思っていた蛍が、マコトを好きになって、『晴れた日は、映画
館へ行こう』と思えるようにまで成長した、と高野。
 高野は蛍に、仕事、ガンバレと言って帰ろうとする。

 蛍は大声で高野を呼び止める。
 高野は、夜9時以降は大きな声を出すな、と言う。

 蛍は小さな声で、「部長も仕事頑張ってください」と言う。
 高野は、自分はいつでも頑張っているつもりだと言って、帰る。

 帰り道蛍は、マコトが高野と蛍の関係について言っていた言葉を思
い出す。


 マコトは要と二人で飲んでいた。
 要は、愛があっても乗り越えられなかったか、と言う。
 マコトは、愛があるからこそ、乗り越えられなかった。蛍のことは
愛していると言う。


 帰宅した蛍は、無人の部屋に、マコトからの書き置きを見つける。
 『荷物はゆっくりまとめていいから。
 俺は今日からホテルにでも泊まります。
 PS これからは仕事仲間として、宜しくお願いします。
     手嶋マコト』

 蛍は泣きながら荷物をまとめる。

 まとめ終わり、「あっけないな、終わるときは」と思う。

 蛍の書き置き。
 『これからも仕事仲間として、宜しくお願いします。
 PS.大好きだったよ 蛍』


 一ヶ月後−−秋。
 蛍はウィークリー・マンションに住んでいる。
 早智子に、一夏の恋で終わっちゃいました、と言う。

 早智子は自分の最短記録は4時間、と言う。
 蛍が、「それは.....」と言おうとすると、どんな恋でも、恋は恋。
大切なのはそれを自分の人生にどう生かすかだ。ドンドン寄り道はす
べき。マコトとの寄り道なら、早智子もしたい。
 それに別れたときは、仕事が救ってくれる。仕事を頑張りなさい、
と言うる

 シネマライブラリーの内覧会は大盛況。


 打ち上げの席で、要からのメールを受信する優華。まだ恋人じゃな
いんだと聞かれ、いつかそうなるかもしれない。要の前では自然でい
られる。ドキドキするような恋じゃないけど、ホッとする、と優華。

 早智子が、そういう恋愛もある。優華も成長したね、と言う。

 会場に高野と二ツ木が入ってきて、二ツ木は、この会は予算外だか
ら会費制、と言う。
 蛍が二人に、「お疲れ様です」とビールを出す。

 二ツ木は高野に、あの家が取り壊しになるなんてウソで、今も一人
であの家に住んでいるのだろう、と言う。
 高野がとりあえず今のところは一人だと答えると、二ツ木は一緒に
住んでやるよ、と言う。
 苦笑して断る高野。


 蛍が会社に戻ると、マコトが1人で仕事をしていた。

 普通に挨拶する2人。
 蛍はマコトに、以前マコトが、高野がいなければ2人の恋が始まら
なかったのではないかと言ったが、それはその通りだ。高野がいなけ
れば、蛍はただ遠くからマコトに憧れ、眺めているだけだった。
 マコトに思い切って、好きだと告白できてよかった、と打ち明ける。


 引っ越しをする蛍。


 高野、二ツ木、マコト、要で飲み、蛍が相変わらず一人暮らしをし
ているという話題になる。
 マコトは、蛍はすぐ高野のところに戻るかと思ったのに。そうする
と思って別れたのに、と言う。

 高野は、そうしたらそれはそれで、腹立つだろう。蛍は恋愛には疎
いが、そういうところは頑固なのだ。そんな女をわたしに押しつける
な、と言う。

 そこに早智子達が入ってきて、クリスマスパーティー開始。
 蛍は、家で寝ていた方がいいから、と不参加。


 蛍は、相変わらず散らかり、部屋干しの洗濯物が吊られた部屋で、
万年床にごろ寝していた。


 −− ずっと昔、遠い夏の記憶。おばあちゃんちの縁側で見つけた
小さな蛍。
    おばあちゃんが言った。蛍はきれいな水と流れる川、豊かな
自然がないと生きられない。

    夏が来ると、あの日自分の手の中にいた小さな蛍を思い出す。
小さな小さな、今にも消えてしまいそうな、はかない小さな光。

 夏が来ました。

 蛍はクライアントからの指名で、麻布のワインバーを任される。

 田所は美奈子に書類のミスを指摘し、そのファイルに『サイテー女』
と書いた付箋を貼って渡す。

 昨夜、二ツ木は 7時間56分早智子を待っていた。
 早智子は今日は行くと言い、二ツ木は今日は8時間5分しか待たな
いと言う。

 蛍は高野に書類を出すついでに、「夏が来ました。ビールがおいし
い季節になりました」と言う。


 高野が帰宅すると、玄関にハイヒールが脱ぎ捨てられている。

 家に上がると、蛍がジャージにちょんまげ姿で、座り込んでいた。
 蛍は、ここの縁側がどうなっているかなー?と思って、と言う。
 好きな人と一緒に暮らすために、この家を出て行ったとき泣いた。
好きな人に振られたときも泣いた。一人暮らしをするときも泣いた。
 その時にずっと思っていたのは高野のことだったという。

 高野は、座り込んでいる蛍に、「立て」と言う。

 それでも小さくなって座り続けている蛍に高野は、この家を出て、
大人の階段を上ったんじゃないのか?と問う。
 蛍は、昇りました、と言う。
 高野は、1人で生きていくのではないのか、と問う。
 蛍は、大人の階段を二段上りました、と答える。

 高野は、二段しかないのかとあきれながら、蛍に立てと言う。

 蛍が渋々立ち上がると、高野の右側に来るよう言う。

 蛍は、高野のことを好きだと言いながら、高野の右側に立つ。
 高野も、蛍のことを好きだと言うと、蛍の肩を持って、縁側に座ら
せ、ビールを渡す。
 蛍は、ビールを缶のまま飲む。

 高野は、二人の定位置はここだっただろう。好きだと言うだけでは
乗り越えられないこともある。まずは二人暮らしのルールを決めなけ
ればならない。
 一つ、風呂場に1人で閉じこめない、と高野。
 蛍が、体脂肪率はほどほどに、と合いの手を入れる。
 テーブルは均等に、と高野。
 年金も平等に、と蛍。
 高野が、老後までいるつもりか、とあきれる。
 蛍が、介護は楽しく、と言う。

 高野が、自分に好きな女性ができたら、蛍に出て行くように言う。
 驚く蛍に、蛍はもう終わっているかもしれないが、高野は、これか
らまだまだ。蛍の恋を応援してやったのだから、今度は蛍が応援しろ、
と言う。

 でも、高野の力説の途中で蛍は横になってしまう。
 新聞までかぶっている蛍に、起きないとチューしちゃうぞ、と高野。
 蛍は、顔の上まで新聞紙を引き上げる。その新聞は古新聞。。。


寸  評  高野部長、最初から気になる存在ではありましたが、最後、相思
相愛になってしまうとまでは思いませんでした。
 今までは同居していることを隠していたので、部長と部下でいられ
ましたが、恋人同士として同棲しちゃったら、公平な人事ができなく
なりますよね。蛍は専門職ですから、高野が営業部にでも異動するの
でしょうか?

 蛍が高野部長とくっついたのって、ホッとする予定調和を感じると
いうか、当たり前すぎて物足りないというか、複雑な気持ちです。
 自分だったら、どちらを選ぶでしょうか。高野とマコトだけだった
ら、高野かな?でも、高野とこの先ずっと暮らしていくのもちょっと
キツイ気がしますし。いつも、上から目線でものを言われそうで。
 マコトは、そもそも結婚には向かないタイプに思えます。同棲や同
居はできず、一人暮らしの方が合っているのだろうな、と。

 蛍の借家、クリスマス前に引っ越して、夏には解約してしまうので
は、あのまま、ウィークリー・マンションでもよかったのではないで
しょうか?
 というか、そもそも蛍の荷物って、ワンルームにおさまる程度だっ
たのでしょうか?それとも、マコトと同棲するとき以来、ずっと高野
の実家に置きっぱなし!?

 ところで、蛍、あんなWiiをポン、と買ってきてしまう程度、お
金は持っていたのですね。まあ、今まで住居費がただ同然だったから、
貯金はあるのかも。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 今、『のだめカンタービレ』の漫画を読み続けているため、頭の中が千秋先
輩やのだめで一杯になってしまっています。
 その頭で『ホタルノヒカリ』を見ると、だんだん高野部長が、千秋先輩に見
えてきます。
 共に片付けのできない蛍とのだめ。怒りながらも、片付けを手伝う−−いや、
主体的に片付けてしまう。
 高野部長も千秋先輩も、いつもスーツでクールにかっこいい。
 かなりの自信家。(高野も小学生、クラスの女子全員が自分のファンだと言
い切っていたし)

 今は、こういう男性が人気?−−って、実生活じゃ大変そうだから、あくま
でも、ドラマの中だけの王子様でしょうか。

 のだめ、パリ編を新年の特番でやるそうなので、今から楽しみです。
 でも、特番で終わりではなく、シーズン2をやってくれればいいのですが。
パリ編は、ロケが大変!?(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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