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タイトル:Daily Drama Express 2007/09/11 探偵学園Q(最終回)  2007/09/26


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/09/11 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル 探偵学園Q
局  名 日本テレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト キュウ (神木隆之介)
 美南 恵(志田未来)
 団 守彦(陣内孝則)
 遠山金太郎(要 潤)
 天草 流(山田涼介)
 鳴沢数馬(若葉克実)
  七海光太郎(山本太郎)
 諸星警部(斉木しげる)
 ミス・ユリエ(奥貫薫)
 ケルベロス(鈴木一真)
原  作 天樹征丸
漫  画 さとうふみや『探偵学園Q』
脚  本 大石哲也
主題歌  FLOW「Answer」
 the brilliant green「Stand by me」

あらすじ  最終話 最後の約束に込めた想い!

 七海光太郎(山本太郎)からキンタ・遠山金太郎(要潤)に、団守
彦(陣内孝則)探偵が倒れたとの知らせ。容態は安定したが、まだ団
の意識は戻らない。七海はリュウ・天草流(山田涼介)の件は4人に
任せたという。


 地蔵の群れの中で、石を打つ人物。

 その音に導かれるように、うつろな表情のリュウが近づく。

 石を打っていた老人は、リュウの祖父・キング・ハデス(若松武
史)。
 ハデスはリュウに、追われていて、逃げ場所が無いのなら助けてや
ろう、と言う。
 断るリュウ。

 だがハデスは、団探偵社も警察と協力して、リュウを追う方針を固
めた。仲間から見捨てられた気分はどうだ?
 ハデス自身も互いを認め合った親友に、裏切られた経験がある。自
分の母親が希代の犯罪者と知った途端、手のひらを返す仕打ちをした。
 その人物とは団。

 もう言うとおりにしろ、とハデス。そしてペンダントを取り出すと、
催眠術を掛ける。

 催眠術に掛かったリュウに、ハデスは簡単なことを頼みたいと言う。
それはQクラスのメンバーにトラップをかけること。今、Qクラスの
メンバーは、リュウを疑い、リュウの言葉を信じない。だからトラッ
プは掛けやすくなっていると言うと、近づいてきたリュウを抱きしめ
る。
 ほほえむリュウ。


 棲龍館ホテルにやってきた諸星警部(斉木しげる)と猫田刑事(星
野源)は、ICレコーダーからリュウの動機がわかった。リュウは父
親の復讐をしていたのだ。リュウがつかまるのも時間の問題だ。君た
ちはつらい思いをするだけだから、もう帰れと言って、行ってしまう。

 キュウ(神木隆之介)はあきらめない。リュウが犯人であるとする
状況証拠はたくさんあるが、誰もリュウが手を下すところを見てはい
ない。探偵が結果をおそれて途中であきらめたら、事件は迷宮入りだ、
と言う。

 四人はもう一度事件を洗い直すことにした。

 神屋桔梗(邑野みあ)に話を聞く。
 このホテルは経営がうまくいっていなかった。響介にお金を借りて
いたが、最近急に返済を迫られた。響介はホテルの乗っ取りを企んで
いたようだ。

 メグ・美南恵(志田未来)が、4人の間に憎しみのベクトルがある
と言う。
 美姫は雨洞に将来の夢を潰された。
 椿は美姫に夫・響介を誘惑された。
 響介は、離婚してくれない椿を邪魔だと思っている。
 雨洞は、ホテル乗っ取りを企む響介を疎ましく思っている。

 でも、これだと雨洞は最初に殺されているので、響介を殺す人物が
いない。だからリュウがやったと警察は考えるだろう、とカズマ・鳴
沢数馬(若葉克実)。

 キュウのところにリュウからメールが届く。

 七海の指示を仰ごうかというキンタに対して、自分たちだけでリュ
ウの口から真実を聞こう、とキュウ。

 大広間で待っている4人。
 そこにリュウは、警察に連絡せずに来てくれたんだねと言って現れ
る。

 どうしてやっていないなら逃げるんだと問われたリュウは、警察か
ら疑われているからに決まっているからだろう。君たちだってリュウ
のことを1ミリたりとも疑わなかったと、胸を張って言えるのかと問
う。

 メグは、リュウの怖い顔を見てしまったときから信じられなかった。
でもキュウは違った。最後までリュウとの約束を守り、リュウを信じ、
自分たちを引っ張ってくれた、と言う。

 リュウは、ここまでたどり着いた4人に会わせたい人がいる、と言
う。
 リュウが開けた巻き貝の扉の反対側の、かわずの扉を開けて、キン
グ・ハデスが入ってくる。
 そして、この大広間に対して匠がしかけたトリックを知っているか?
と言う。

 この大広間の二つの扉が同時に閉まると、仕掛けのスイッチが入る、
と言うと、素早くリュウとハデスはそれぞれの扉を閉めて外へ出る。

 続けて扉を開けて出ようとする4人に対して、巻き貝の扉の外にた
ったリュウは、扉をうかつに開けてはいけない、と言う。どちらかの
扉を開けると、起爆装置が働き、ひの棲龍館ホテルは爆発する。
 この巻き貝の扉は正解だ。ボクのいうことが信じられるか?と言う。
 そしてこのままじっとしていても、3分後には爆発すると言うと、
去っていく。

 大広間では柱時計の針がグルグルと回り始め、不安をますますあお
る。


 林の中の草地をキング・ハデスと共に歩くリュウ。
 リュウは4人に本当のことを言ったが、今の4人が自分の言葉を信
じるかなと言う。
 キング・ハデスは、人間、疑心暗鬼になったときほど、操作しやす
いという。
 キング・ハデスの手をギュッと握るリュウ。

 焦る三人と違い、キュウは冷静に観察をしている。広間に落ちてい
るガラス片を見つけ、それによって、シャンパンタワーで塞いだかわ
ずの扉が、開けられた理由も、4人が殺された方法も分かってしまっ
たという。


 キング・ハデスとリュウは、棲龍館ホテルの方から煙が立ち上るの
を見る。4人はリュウの言葉を信じられなかったのか。あるいはタイ
ムリミットが来てしまったのか。

 教会のような建物に入っていくキング・ハデスとリュウ。

 二人の前には、ミス・ユリエ(奥貫薫)が待っていた。

 キング・ハデスはリュウに、ここがリュウの故郷だと言う。ここに
すべての犯罪ファイルが揃っている。リュウならすべて頭にたたき込
めるだろう、と言う。


 ケルベロス(鈴木一真)からユリエに連絡。棲龍館ホテルに火災な
ど起きていない。計画は思いもよらぬ方向へと向かっているのかもし
れない。
 でも、ケルベロスは最後まで傍観者で通させて貰う、と言う。

 リュウは一度棲龍館ホテルに戻り、様子を見ましょう。Qクラスは
生かしておけば、いずれ冥王星の脅威となるだろう。芽は小さい時に
つみ取った方がいいという。


 団の病室に、何者かからの電話。
 七海が、よくここが分かったなと言っていると、団が酸素マスクを
外し、電話に出る。そして電話の相手に対して、「信じている」と言
う。


 二人が棲龍館ホテルに戻ると、大広間の巻き貝のとびらは開いてい
て、時計は正常に動いている。ホテルはもぬけの殻のようだった。

 突然、4人がキング・ハデスを待っていた、と現れる。
 リュウは、4人が自分を信じてくれたという。

 キュウは、リュウは約束を守ってくれたと言い、キンタとカズマは
リュウはリュウだった、と言う。
 メグはリュウのことを疑ってしまったことを詫びる。

 リュウは、自分はQクラスのメンバー。キング・ハデスの催眠術に
掛かったふりをしたのは、キング・ハデスの様子を見て、今度の殺人
計画は、キング・ハデス自身が立てたとわかった。催眠術には、掛か
らないように修行してきた。
 メグを怖がらせてしまったことについては、ああするしかなかった
と謝る。

 キング・ハデスは、リュウは仲間の命を危険にさらしたのかと問う。
 リュウは、キュウなら自分の言葉を信じてくれると思った。キング
・ハデスの負けだ

 キング・ハデスはリュウに、自分に罪をかぶせるつもりか、と言う。

 キュウは、ハデスのトリックはすでに分かっている。今まではキン
グ・ハデスにやられっぱなしだったけど、ここからはQクラスの反撃
開始だ、と言う。

 リュウが疑われたのは、最初の殺人の時、巻き貝の扉から出入りし
たのが、雨洞とリュウだけで、不安定なシャンパンタワーが置かれた
かわずの扉が開けられないと考えられたからだ。
 でも、かわずの扉から出入りすることはできる。最初強引に扉を開
けて、シャンパンタワーを倒す。
 そして倒れたグラスとこぼれたシャンパンは片付ける。
 出るときは、外から持ち込んだグラスでシャンパンタワーを作り、
テーブル毎引っ張り、元通りにする。

 動かしたら倒れるのでは?との質問に、キュウは、液体窒素でグラ
スもシャンパンも固めてしまう。シャンパンを一瞬にして凍らせてし
まう液体窒素は−196度。
 そうやって動かして、かわずの扉から出て、元通りに閉めてしまう。
 その時、こぼれた凍ったシャンパンが溶けて、床にシャンパン液が
たまった。

 キング・ハデスは、だから犯人が自分だというのか?と言う。

 キュウは、キング・ハデスは自分の手を汚さない。殺人計画を立て
ただけで、殺したのは別の人物。雨洞を恨んでいた美姫だと言う。

 美姫は持参したポットの中に液体窒素を持ってきていて、注いだ。
だから干してあったポットには何も匂いも付いていなかった。
 美姫は足を怪我させられた件で、雨洞を恨んでいたので、美姫にキ
ング・ハデスが催眠術を掛けたのだ。

 椿も夫の浮気の件で、美姫を恨んでいた。
 その美姫にキング・ハデスが催眠術を掛け、美姫を殺させた。

 響介は、椿が離婚してくれないことで恨んでいた。キング・ハデス
は響介に催眠術を掛け、椿を殺させた。

 キング・ハデスは、なら響介を殺したのは誰だ?と言う。

 キュウは、響介にホテルを乗っ取られそうになった雨洞だという。

 雨洞はとっくに亡くなっているではないかとの質問にキュウは、雨
洞が生きている間に仕組まれた。

 大広間の掛け軸がおさめられていたガラスを割り、羽根を盗んだの
は雨洞の自作自演。テープ交換の時間を利用したのだ。

 猛毒の羽根を手に入れた雨洞は、『モカマタリ』のコーヒーの豆の
中に、羽根を入れ、封をすると、響介の部屋へ置いた。

 響介はそれを飲んで亡くなった。雨洞にそうさせたのも、キング・
ハデスの催眠術。

 一連の事件は、それぞれ殺人の動機を持った人物が、相手を殺すと、
別の人から殺されるという、数珠繋ぎ殺人だった。
 その4人に殺人計画書を渡し、催眠術を掛け、操っていたのがキン
グ・ハデス。

 リュウは、人間は催眠術を掛ければ自由に操れると言うのが、キン
グ・ハデスの持論だった。
 実はその計画は、まだリュウがこの棲龍館に住んでいた頃から行わ
れていたのではないか。

 リュウは、父・匠の死の真相を探るためにやってきた。まさか犯人
として追われるとも思わずに。

 キュウは、人の心をもてあそび、殺人を犯させるなんて、決して許
されない、と言う。

 キング・ハデスはキュウに、本当にリュウのことを信じていたのか。
信じていたとしたら、なぜだと問う。

 キュウは、リュウと自分たちの間では、決してウソをつかないと約
束した、と言う。

 キング・ハデスは、その約束が破られることを考えなかったのかと
問う。
 キュウは、リュウを信じていたと答える。

 キング・ハデスは、キュウはお人好しの上に、バカが付く、と言う。
そしてリュウに本当に与えたかったものは何か?−−復讐だと言う。
そしてキュウに、父・連城暁そっくりになったという。

 リュウは、自分はずっと暗い世界でもがいていた。その自分を救い
出してくれたのが、Qクラスのメンバーだった。だから自分は絶望し
ない、と言う。

 キング・ハデスは、親友に裏切られれば絶望する。リュウも絶望す
れば、後継者になっただろう、と言う。人間は、誰しも心に悪の芽を
持っている、弱い存在だ、と。

 キュウは、仲間を信じることにより、人間は強くなれると反論。キ
ング・ハデスが悪の道に進んだのは、親友に裏切られたからではない。
キング・ハデス自身が、悪に魅せられたからだ。
 本当に弱かったのは、キング・ハデス自身だ。僕たちはこれからも
人の心の中にある光を信じ続ける、と言うキュウ。

 そこに、「お前の負けだ」と言いながら、七海に車いすを押されて、
団が入ってくる。

 七海が、リュウからの連絡で、冥王星の本拠地を突き止められた。
今頃警察が捜査している、と言う。

 団は、七海にみんなを連れて出て行くよう言う。キング・ハデスと
2人だけで話がしたいから、と。

 みんな、棲龍館ホテルは出たが、心配そうに後ろを振り返っている。

 七海が、目の端に黒い人影をとらえる。
 七海はみんなを待たせておくと、その人物へ向かっていく。その人
物は、ケルベロス。

 七海は、口笛を吹いてフラフラと歩いているケルベロスに、一人だ
けで逃げ出すのか?と言って、呼び止める。
 ケルベロスは七海に、脚の傷が痛みませんか?と聞く。
 七海はケルベロスに、「お前、音痴だろう」と言う。
 ケルベロスは、いきなり七海に蹴りかかる。
 七海はその脚をつかむと、七海の顔を殴る。
 ケルベロスの前歯が2本折れて、地面に落ちる。

 ケルベロスは、歯の折れた口で、よくわからないことを言いながら、
地面に落ちた2本の歯を拾うと、逃げていく。

 七海は脚が痛くなり、それ以上、ケルベロスを追いかけられない。


 団はキング・ハデスに、キング・ハデスを救うことを自分の使命と
考えているという。
 キング・ハデスは、自分が惹かれるのは悪にだけだ。悪がないなら、
死んだ方がましだと言って、白い棒を噛む。

 団は車いすから立ち上がるが、その時はすでにキング・ハデスは、
白い泡を吹いて死んでいた。


 その頃パトカーが近づく冥王星の本拠地では、ユリエが催眠術に使
うペンダントを手に、「ハデス様、さようなら」とつぶやき、ペンダ
ントにキスしていた。


 七海とQクラスのメンバーたちは、団とキング・ハデスがいつまで
も出てこないのを心配している。

 棲龍館ホテルの廊下には、血痕。


 棲龍館ホテル事件は、冥王星とキング・ハデスの消滅で幕を下ろし
た。
 リュウもこれでいろいろ吹っ切れたという。

 ミッションルームに、七海に車いすを押されて団が入ってくる。そ
して今回の棲龍館ホテル事件では、事件の解決だけではなく、冥王星
壊滅までできたことをたたえる。特に『連城究』の推理力は素晴らし
かった、と言う。
 フルネームを呼ばれて、胸を張るキュウ。
 団は、冥王星を壊滅しても、それだけで悪が滅びる訳ではないので、
これからも気を抜かないようにと言う。

 諸星と猫田がリュウに謝り、リュウは気にしていないと言って、許
す。


寸  評  なんとなくすっきりしない幕引きでした。今まで、あんなに手こ
ずっていた冥王星をあっさりと片付けてしまったからでしょうか。
 これだったら、今までもリュウをだしに使って、いくらでもチャン
スがあったんじゃない?世の中にこんなに沢山殺人事件を起こさせる
前に、という気持ちになってしまいます。

 最後、これで悪がなくなったわけではないという団の言葉は、シー
ズン2をやる時の伏線でしょうか。

 ところで、キュウは、なんでいつも腰にシャツを結んだ、ダサイ 
ファッションで通したのでしょう。リュウはいつもクールなのに。フ
ァッションには構わない、お子ちゃまなんだ、と現しているのでしょ
うか。
 また、今、『サプリ』の続きを書こうと、見ていると、志田未来、
すごく大人っぽくなったんですね。中学生女子には成長は驚きます。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 秋ドラマの情報をまとめていて、今回、わりとオリジナル脚本が多いなと感
じました。いちいち数えた訳ではないので、あくまでも感覚ですが。

 あまりに方々で原作付きが多いと批判されていたから、局としても方針転換
したのでしょうか?
 それともドラマって、よく同じ傾向になるから、今回はたまたまオリジナル
脚本が多くなる傾向?
 オリジナル脚本でどれだけ楽しませてくれるか、お手並み拝見です。

 ところで、ドラマの番宣、どんどん過激化しているのでしょうか?
 フジの月9は、スポンサーが旭化成なのですが、そのCMが、『ファース
ト・キス』最終回では、『ガリレオ』になっていました!

 ドラマ・ファンとしては、ちょっと嬉しくもあるのですがね。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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(http://www.mailux.com/)
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