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タイトル:Daily Drama Express 2007/08/08 ホタルノヒカリ (5)  2007/08/15


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/08/08 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル ホタルノヒカリ
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 高野誠一(藤木直人)
 雨宮 蛍(綾瀬はるか)
 手嶋マコト(加藤和樹)
 三枝優華(国仲涼子)
 二ツ木昭司(安田 顕)
 山田早智子(板谷由夏)
  神宮司要(武田真治)
原  作 ひうらさとる『ホタルノヒカリ』
脚  本 水橋文美江
主題歌  aiko

あらすじ  第五夜 干物女遂に告白!恋の神様が降りてきた−−干物女と恋
の神様

 雨宮蛍(綾瀬はるか)は自室でノートに、
 『デート遅刻
    ↓
  彼からの電話
    ↓
  ”雨宮さんのこと、好きでした”
    ↓
  ”さようなら”』
 と書く。
 そして畳の上にゴロンと横になる。


 部長・高野誠一(藤木直人)は経理部次長・二ツ木昭司(安田顕)
に、妻は急用ができたと断れて、会えなかったという。

 座敷で高野は、カレーパンに、燃えさしのろうそくが刺さったオブ
ジェを見つける。


 蛍は自室で、抱き枕を抱え、ゴロゴロと転がり、「誰かに話したい」
と悶々とする。

 カレーパンのオブジェを見た高野は、「聞きたくない」と思う。

 高野の背後から声を掛ける蛍。
 お互い、「奥さんと会ってたんじゃないんですか?」「手嶋君とデ
ートじゃないのか?」と早く帰ってきた理由の探り合い。

 高野にデザイナー・手嶋マコト(加藤和樹)とのデート、よかった
なと言われ、よかったですと言ってしまう、蛍。
 高野は、「よかったな」と言いつつ、蛍から逃げる。

 高野に話せず自室に戻った蛍は、誰かに話したいと、悶々とする。
 さて、ブログと思うが、そんなものやってない。
 じゃあ、掲示板?−−アホすぎて書けない!このことを高野には知
られたくないし!!

 高野は、カレーパンのオブジェが見えないよう、上から新聞紙を掛
ける。

 蛍が高野のところにやってくる。顔にパックをしたままで、高野が
今度のゴミ当番だから、と空き缶を入れたビニール袋を渡す。

 高野に、マコトとのデートのことを聞かれた蛍は、マコトとデート
するわけがない。マコトはただの同僚で、蛍自身は、恋をするより、
寝ていたいと思っている、と言う。

 蛍が行った後、高野は、蛍が持ってきた空き缶が潰していないので、
袋から取り出す。すると紙まで入っているので広げると、さっき蛍が
書いていたメモ。


 出社した蛍が、エレベータに乗る。エレベータの中で、蛍は高野の
左、マコトが右で、かごの中は三人だけ。
 高野は二人に、今朝のミーティングは、15階の会議室になったと
いう。

 蛍が会議室に入ると、すでに来ていたのはマコトだけ。
 マコトは、ノートパソコンに向かっていて、蛍に気づいていない。

 蛍は、自分の後から誰も来ないので、部屋を出ようとするが、ドア
には鍵が掛かっている。

 蛍は、マコトと二人きりになってしまったことで、パニックになる。
 蛍は、鍵を掛けたのが高野、と悟る。

 果たして高野は、15階の廊下を鍵を手に歩いている。


 −− ずっと昔、遠い夏の記憶。
    幼かったときのわたしの手の中にいた、小さな蛍。
    消えそうな明かり。


 家で蛍は、高野に文句を言う。
 高野はしらばっくれる。

 高野は、どうやって会議室を出たの?と聞き、蛍は、たまたま通り
かかった営業の人に開けて貰った。たった数分のことだったが、好き
な人と二人きりにされた大変さを分かってるんですか、と文句を言う。

 高野は、数分じゃあ、マコトはと言いかけ.....気づいてなかった、
と答える蛍。

 高野は、やっぱり蛍はマコトのことが好きなのでは、と言い、蛍は
慌てて高野に、今日はお知り合いの結婚式じゃないですか、と言って、
自室に追いやる。

 蛍自身は、蚊取り線香を用意すると、抱き枕と共に、縁側に寝転が
り、必要なものすべてが半径1メートル以内にあるのは快適、と確か
める。

 そこにスーツを着用した高野が現れ、山田早智子(板谷由夏)から
電話があったので、蛍の携帯に掛けるように言っておいた、と言う。

 蛍がポケッとしていると、携帯が鳴る。
 携帯が見つからないでいると、高野が見つける。

 早智子の用は、結婚式に出られないので、蛍に代わりに出て欲しい。
高野に電話したら、蛍なら暇だろうと言われた、と言う。

 電話を切った蛍は高野に、自分には今日、予定があるという。
 高野は、蛍の用なんて、縁側でまったりと寝ることぐらいだろう。
そんなことは今日でなくてもできるだろう。それより取引先の人の結
婚式は、大切なのだ、と言う。

 蛍は、今日、まったりする必要があるのだ。好きな人に振られて、
その人と二人きりなんて、たとえ数分だとしても、生きた心地がしな
かった。振られて以来、マコトとは以前のように口をきくことさえ、
できなくなってしまった。
 でも、会社には行かなければならない、と高野に状況を、切々と訴
える。

 高野は、「わかった」と言う。

 高野に理解して貰えたと思った蛍の顔が明るくなる。
 でも、次の瞬間に高野が言いはなった言葉は、「早く用意しろ!」
だった。


 披露宴に参列する蛍。ずっとムスッとしている。
 ウェディング・ドレスを見ても、「歩きにくいドレスだ。ジャージ
にしろ!」と内心、毒づく。そして、何もめでたくねーや、と思う。

 曽野美奈子(浅見れいな)が、あの新婦、結婚三度目、と言う。
 それを聞いて蛍は、わたしは結婚する前に失恋してよかった、と思
う。

 そこまで考えて、今、こんなすさんだ気持ちになるのは、失恋のせ
いだと思う。

 蛍は、まわりの会話に内心、突っ込みまくっていた。高野のスピー
チにも。
 高野がスピーチの中で、夫婦生活には会話が必要と言い、蛍は、
「会話か.....」と妙に素直な気持ちになる。

 そんなことをしているうちに、二次会に遅れそうになり、慌てる。

 会場で早智子に会うと、マコトも来ていると教えられる。ロンドン
帰りのデザイナーを呼んで、箔を付けたい先方の意向による。

 その後早智子は、別れ話がこじれた相手の外人男性に追いかけられ、
英語で派手な大立ち回り。

 マコトと蛍は思わず、「ドラマみたい」とつぶやく。

 その後、誰かが止めなくていいのか?と言い、マコトと蛍は必死に
二人を止めようとする。


 その頃、三枝優華(国仲涼子)と神宮司要(武田真治)とお茶して
いた。
 要が、次ぎ、どこへ行く?と誘っても、ノリが悪い優華。
 要は、優華はマコトを忘れようとして、自分を呼び出したのだろう
けど、ムリすることはない。真琴が好きなら、まっすぐ行けばいい、
と言う。


 二次会の帰り道、早智子はみっともないところ見せちゃったね、と
言う。
 大変ですねと言う蛍とマコトに、大変じゃない恋愛なんて、早智子
にとっては恋愛ではない。恋愛は本をめくるように、いろいろなこと
が起こらなければ、と言う。

 早智子の言葉を聞いて、感心している蛍とマコト。

 蛍とマコトは別れ際、なんの気負いもなく、「また明日」と言って
別れる。
 蛍は、マコトと自然に挨拶できたことを喜ぶ。


 いつもの居酒屋で飲む、高木と二ツ木。

 二ツ木は、今日の披露宴の引き出物の夫婦湯飲みを見て、自分の時
は、木彫りの熊に二人の名前を入れた。高野は?とふる。

 高野はワイングラスと答えながら、二ツ木が何か隠しているのだろ
う、と問う。

 二ツ木が、別れた奥さんと言うと、高野は別れる気はない、と言う。

 二ツ木は、奥さんが何の当てもなく家を出て行くか?と言うと、高
野は妻は計画的な家出ができるような人ではない、と言う。

 二ツ木は、奥さんは自分たちの後輩と一緒に暮らしているという。
高野は妻に対して幻想を描きすぎている、と。


 傷心の高野が帰宅すると、蛍がほんわかと出迎える。聞いて欲しい
ことがあって、と。

 蛍は、マコトと普通の会話ができた、とニコニコと再現するが、高
野はわけがわからないと言う。

 失恋した相手とふつうに会話できるなんてと言い、高野に、失恋と
はマコトから、『好きでした』と言われたことか?と聞かれる。

 なんでそれを!?と驚く蛍に、不燃物にメモが一緒に捨ててあった
と、高野。そして両思いなのに、どうしてうまくいかないんだ?と聞
く。

 蛍はもう恋愛はいい。お友達関係で行く、と言う。そして高野にも
一緒に、『ビバ、お友達!』と叫べと強要。
 高野は付き合って叫ぶが、すぐ自室へ戻ろうとする。
 すると蛍は呼び止め、明日からじゃんじゃんマコトに話しかけると
言う。


 翌日またエレベータに、高野を真ん中に、左に蛍、右にマコトで乗
り込む。
 蛍はどうでもいい話なのに、一生懸命マコトに話しかけ、マコトの
相槌はない。

 高野は蛍に、15階の会議室に資料を持って行けと命じる。

 蛍が会議室に入ると、またマコトだけがいる。
 蛍が「まさか!?」と思うと、また鍵を掛けられていた。

 必死に取っ手をガチャガチャする蛍に気づいたマコト。
 蛍は、取っ手が汚れていて.....とごまかす。

 蛍は高野に文句の電話を掛けるが、高野は二度引っかかる蛍が悪い、
と言う。

 そこに、「鍵を掛けるとは、用心深いな」といいながら二ツ木がマ
コトに頼まれたコピーを持って入ってくる。
 二ツ木はマコトに、ロイヤルペアシートに誕生日、優華さんと一緒
だったんだね。何度もお礼言われたよ、と言う。

 蛍は優華に確かめる。
 優華は、たまたま歩いていたら、マコトに会ったという。
 蛍が、日本の人口が1億2600万人いて、偶然会うようなこと、
あるかと言うが、優華はマコトのことを考えていれば、会うこともあ
る、と言う。
 そして今回は偶然だったが、次回はそれでは済まないという。


 高野が帰宅すると、蛍はボーッとしていた。

 蛍は高野を風呂場へ連れて行く。そして閉じこめてしまう。閉じこ
められた者の気持ちを知れ!と。

 蛍の携帯電話が鳴る。美奈子からで、壁の色を、クライアントの指
示と違った色で塗ってしまった。明日には、クライアントが来てしま
う、と泣きつく。

 蛍は高野のことは忘れて、今から塗り直せば、明日の朝までは、応
急措置だが、何とかできると返事して、家を飛び出し、タクシーで現
場へと向かう。


 会社に集まった早智子たちは、高野には連絡が取れないが、こちら
からも何人か、現場へ向かわせる、と言う。

 蛍が現場へ行くと、マコトが壁を塗っていた。蛍が手伝う。

 遅れて何人かやってきて、みんなで無事塗りおえる。
 蛍はマコトとハイタッチ。

 マコトたち男性社員は、バスケをしていて、蛍は彼らをニコニコと
見ている。


 蛍はご機嫌で帰宅する。

 高野を閉じこめたままだったことを思い出し、慌てて戸を開けると、
高野は脱衣所に横たわっていた。
 蛍はそっと高野の身体の上に、新聞紙を掛ける。

 起きた高野は、蛍が閉じこめられていたのはほんの数分。それなに
の自分のことはいつまで閉じこめるつもりなのだ!と怒る。

 蛍が仕事だったのでと言うと、「仕方がないか.....のわけないだ
ろう!!」と高野。

 高野は、よんどころない事情で電話できなくて、と電話で詫びる。
後処理は高野がやっておく、と。


 縁側に座り込んでいる蛍に、もう休んでいいよと言い、コンビニの
サンドイッチも処理すると言うと、高野は食べる。

 蛍は、今まで一生懸命恋愛してきた人には、恋愛の神様がやってき
て、街で偶然会わせてくれる。でも、恋愛から遠ざかっていた自分に
は、何も来ない。作業の後、マコトとハイタッチできた。やはり蛍に
は、うまくいかない恋愛関係より、うまくいくお友達関係がいいと言
う。


 高野は早く出社すると、夕べの件のお詫びの件の電話を掛け、その
後屋上へ行くと、別居中の妻に電話し、やっとつながった。妻が望む
なら、離婚届に判を押してもいい、と言う。


 蛍はまた、15階の会議室に閉じこめられ、マコトと二人きりにな
ってしまう。
 蛍は高野に抗議の電話をし、すぐ切ってしまう。

 すると、高野から折り返し電話が掛かってきて、三分間、よく考え
てみろ、と言う。

 蛍はすぐに、三分考えたと返事する。

 高野は、これはチャンスじゃないか?と言う。今までのお友達関係
から、二人きりで、と。
 そして、部下に対して、自分の私生活をさらすことは、よしとして
いないが、高野は今まで男は黙って妻のやることを見守ってやるもの
だと思っていた。でも、今は言いたい。「行かないでくれ。愛してい
る。別れたくない」と。
 だが、言えなかった。もし言葉にして、受け入れて貰えなかったと
き、それが無惨な思い出になる。
 でも、蛍の方は、たとえ無様な思い出でも、何もないよりはましだ
ろう。どれくらい恋愛から遠ざかっていたかわからないが、久しぶり
に恋に落ちた自分をいとしいと思え。思いは言葉にしなければ、伝わ
らない、と言う。

 蛍の携帯がまた鳴る。高野は、今回の件を仕組んだのは高野ではな
い。きっと恋愛の神様がやったんだ。二時間でも三時間でも、閉じこ
められていろ。昨日のわたしのように、と言う。

 どうしたのか聞くマコトに、蛍はそのまま聞いて欲しい。デートに
誘われたとき、とても嬉しかった。でも、さようならと言われたとき
は、とても悲しかったです。
 それと、営業からデザイン部に移ってきて、やっと慣れてきたなと
思う頃−−その他大勢に、そして忙しい毎日に埋もれていた自分を目
覚めさせるまで。王子様のキスのように。
 つまり言いたいことは、マコトのことが.....(蛍は恋の神様に祈
り、渾身の力をこめ)、マコトのことを好きだという。

 そこに二ツ木が入ってくる。いるかいないかわからないので、鍵を
閉めてしまった、と。
 「恋の神様って、お前かよ」と内心突っ込む蛍。

 会議室を出て行こうとする蛍にマコトは、電話すると声を掛ける。


 縁側で蛍は、マコトに告白できたことを話し、目から汗が止まりま
せん、と高野の腕にすがって泣く。
 高野は、蛍の鼻水で汚すな、と言う。

 蛍は、これで脱干物女、すてき女子への仲間入り、と言う。

 高野は蛍に、ジャージのポケットから、ポケット布をはみ出させて
いることも、散らかった部屋も、食卓の線が蛍の方が広い位置になっ
ていることも気に入らない。蛍が恋の告白をしたくらいで、干物女を
卒業する日は来ない。そんな日が来たら、へそで茶を沸かしてやると
言う。

 では、干物女を脱出したら、本当にへそで茶を沸かしてくれるんで
すか?と蛍。

 高野は、蛍が干物女を脱した日には、ここを出て、おしゃれなマン
ションで一人暮らしをするもよし。マコトと一緒に暮らすもよし。そ
れができるなら。
 でも、へそで茶を沸かすより難しいと思うが、と言う。


寸  評  蛍はマコトと仲良くなれてよかったですね。
 マコトと一緒に暮らすことにしたら、干物でなくなるかもしれませ
んね。案外、脱干物女の近道は、恋することかもしれません。恋をす
ると、面倒なことでも、やりたくなってしまうものですから。

 このドラマに、思わず惹かれてしまうのは、クスッと笑えてしまう、
こねたの数々ですね。
 それと、自分も干物女かも、と共感できる部分が多々あることでし
ょうか。

 ちなみに、スーツ・フェチのため、マコトより、高野の方をかっこ
よく思います。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 ドラマの展開に、よく、お酒に酔ったために普通だったら交差しないはずの
人生が交差したり、偶然が起きたり.....というのが、よくあります。
 でも、わたしは全くお酒が飲めないため、記憶を無くしたり、朝、とんでも
ないところで目覚めたりということがありません。
 よって、人生に思いもかけないことが起こることもありません。
 あったら、人生がらっと変わりそうな気もするし、ハプニングに人生を委ね
るのは怖い気もするし。

 最近だんだん自分で上手になったなと思うことは、酔っていなくても、酔っ
た人と同じようにはしゃげることですね。酒席に参加するためには、場の雰囲
気を壊さないようにノルことが大切ですからね。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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