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タイトル:Daily Drama Express 2007/07/20 山田太郎ものがたり (3)  2007/07/25


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2007/07/20 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 山田太郎ものがたり
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト 山田太郎(二宮和也)
 御村託也(櫻井 翔)
 山田和夫(松岡 充)
 山田綾子(菊地桃子)
 一ノ宮校長(宇津井健)
 鳥居京子(吹石一恵)
  永原眞実(吉沢 悠)
 中井正美(大塚ちひろ)
 池上隆子(多部未華子)
 杉浦圭一(忍成修吾)
 山田次郎(鎌田晟裕)
 山田三郎(清水尚弥)
 山田よし子(村中暖奈)
 山田五子(吉田里琴)
 山田六生(渋谷武尊)
 山田七生(稲垣鈴夏)
原  作 森永あい『山田太郎ものがたり』
脚  本 マギー
主題歌  嵐 『Happiness』

あらすじ  第三話 告白vs.夢の松阪牛

 庭になっている小さななすを見つめ、「みんながんばれ」と山田太
郎(二宮和也)。
 空腹に鳴るお腹に手を当て、「オレもがんばれ」と言う。


 担任の鳥居京子(吹石一恵)は池上隆子(多部未華子)に、新学期
になって、何か悩みが無いか聞く。
 隆子は内心、恋の悩みならあるけど.....と思いながら、「別にあ
りません」と答える。

 京子は、内心、若いっていいわね。悩みが無くてと思いながらも、
頭の中にちらつく若き助教授・永原眞実(吉沢悠)の影を必死に追い
払う。

 将来やりたいことは?と聞かれ、「玉の輿に乗ることなのだ
が.....」と内心思いながらも、「今はありません」と答える隆子。

 京子は隆子に、もっと積極的になるよう言う。隆子も内心そうだ、
と頷く。


 ホームルームで京子が、一ノ宮校長(宇津井健)が学校菜園を手伝
ってくれる生徒2名を募集している、と言う。
 杉浦圭一(忍成修吾)は、そんな面倒なこと、やる人いないでしょ、
と高みの見物。

 太郎が手を挙げる。どうして?と問う御村託也(櫻井翔)に、もし
かしたら野菜を貰えるかもしれないから、と太郎。

 太郎が立候補したため、もう1人は?との京子の問いかけに、女生
徒がみんな手を挙げた。
 隆子は気圧されるが、小さく手を挙げていた。
 女生徒がみんな手を挙げたことにびっくりする杉浦。

 京子はもう1人を誰にするか、くじ引きで決めると言う。
 隆子は、今まで福引きではティッシュすら当たったことが無い、と
落ち込みながら、一生分のウンを使ってもいいから当たりますように、
と祈る。

 なんと隆子が当選。


 太郎は温室菜園で校長から、来ると思っていた。ねらいはトマトか?
なすか?と言われていた。

 そこに来た隆子は、太郎と二人きりではないのだとがっかりする。

 校長は、服が汚れるので着替えなさいと、つなぎを渡す。

 隆子はつなぎ姿の太郎を見て、太郎はどんな服でも着こなす。「こ
の、着こなし王子!」と勝手に内心で思っている。

 肥料を運ぶ隆子は、「こんなはずでは.....」と匂いに辟易してい
るが、太郎はテキパキと作業をしている。

 隆子がすこいと言うと、太郎は家にも畑があるので慣れている、と
言う。

 隆子は、家に畑まである屋敷を想像してみるが、想像しきれなくな
り、クラクラと倒れる。
 隆子の身体を支える太郎。

 太郎は1時間たった。これ以上作業をさせるなら、時間外賃金をい
ただきますと言い、解放される。

 太郎はスーパーへ行く。今日は一袋55円の野菜の売り出し。
 そこではもう特売が始まっていて、池上まりあ(柴田理恵)が華麗
にゲットしていくのを見る。

 まりあは太郎のことを覚えていて、近所に新しいスーパーができる
とチラシを見せる。開店セールの目玉は、2Kg 98円の松阪牛。ま
りあは今までの経験から絶対にゲットできる、と言う。
 太郎はまりあに、弟子入りさせて欲しい、と頼む。


 帰宅した太郎は弟妹達に、今度はその松阪牛をゲットするのだとチ
ラシを見せて話す。


 翌日の教室で太郎は御村に、スーパーですごい人に会い、その人の
弟子にしてもらった。もっとも御村には一生縁がないだろうけど、と
言う。
 御村は案に相違して、見学に行きたいという。


 杉浦は中井正美(大塚ちひろ)に、太郎のようなイモのどこがいい
のかと問う。
 杉浦はなんだっていうのかと逆に問われ、「オレは....オレは果物
の.....」と言葉に詰まる。
 正美は、「ドリアね」と言い、そうそうと渡りに船とそうだと言う
杉浦。
 「臭いってことね」と一言で切り捨てる中井。


 菜園で太郎は、どうしてこの菜園の野菜は大きいのか.....と校長
に言いながら、ウットリしている。
 校長は、その野菜は食べちゃいけないよと言いながら、永原を紹介
する。永原の研究で、野菜は大きくなった。
 太郎は永原に、家族八人で食べても満腹になるような大きな野菜の
作り方を聞く。

 京子は温室の外からこっそり永原を眺め、ウットリしていた。
 そこに隆子が来て、京子に何をしているか聞く。
 京子は慌ててごまかす。

 突然永原が京子の後ろに立ち、「どうせ男のことでも考えていたん
だろう」と言い当てられ、京子はキャーと叫んで、駆け去る。
 永原はそんな京子の後ろ姿を見送り、「かわいい奴」と言う。

 隆子は太郎に、自分は京子から、将来やりたいことを聞かれたが、
答えられなかった。太郎は何かあるか問う。
 太郎は、強いて言えば、家族が幸せに暮らせいることと、答える。

 隆子は太郎の家族を聞く。
 太郎は八人家族で一戸建てに住んでいると答える。

 隆子の妄想の世界では、太郎と両親と兄と姉で、執事が三人の、八
人家族。自分もその家族に加えて欲しい!と内心叫ぶ。
 でも、もうそこに太郎はいない。


 太郎と御村は、スーパーの前でまりあと落ち合う。
 太郎は御村が見学に来たと紹介。

 まりあは今日のテーマは、『タイムセール』と言う。
 タイムセールは、閉店間際に駆け込んだのでは、いい品はゲットで
きない。まずは通常の値段の時にかごに入れる。そして値引きシール
が貼られ始めたら、その品物を棚に戻す。
 値引きシールが貼られたら、素早くかごに入れる。
 これを底値になるまで繰り返す、と説明。

 その操作を、まりあと太郎はクリアするが、御村は他の人に取られ
てしまう。
 まりあは、スーパーは戦場。だから御村は戦死した、と言う。
 太郎が、御村は見学だからと、まりあをなだめるが、御村はもう一
度頑張ってみると戦線復帰。

 帰り道、御村はゲットした魚を、太郎にくれる。見学しただけだか
ら、と。


 家でまりあは隆子に、一ノ宮の生徒が、自分の弟子になったと話す。
彼ならイケメンだし、隆子の相手として、紹介できると言う。
 隆子は庶民なんて、と断る。

 まりあが、庶民でイケメンと、金持ちで不細工とではどちらがと言
うが、隆子は自分の相手はお金持ちでイケメン。まだ付き合ってはい
ないけど、絶対玉の輿に乗る、と言う。
 庶民で不細工は多いけど、と自嘲気味に言った父・池上龍之介(六
平直政)の言葉は無視される。


 太郎からまりあの話を聞いた母・山田綾子(菊地桃子)は、一度会
ってみたいという。
 太郎は、まりあは綾子とは何もかもが反対。きっと綾子はお説教さ
れちゃうよ、と言う。


 学校で杉浦は、太郎と隆子はイモ同士、お似合いだという。
 正美は、太郎はイモじゃないと言った後、これじゃあ隆子はイモの
ままでいいと言っているように聞こえることに気づき、慌てて隆子に
言い訳する。


 太郎と隆子は一緒にホームセンターに園芸用品を買いに行く。
 太郎は商品の安さに大興奮。
 一番安い肥料を真剣に選ぶ太郎の姿をうっとりと眺める隆子。


 まりあは御村に、スーパーのチラシの見方を伝授。チラシで一番大
切なのは左上。チラシはスーパーからのラブレターでもあり、挑戦状
でもある、と言う。

 太郎が遅れて駆けつける。

 三人が、公園に広げたレジャーシートの上に座ると、まりあが今度
開店するスーパーの見取り図を広げる。
 太郎がどうやって入手したのだろうと目を丸くしていると、御村が、
『情報を制するものが戦いを制する』とつぶやく。

 更にまりあは唐草模様の風呂敷包みから、スーパーの陳列棚を段ボ
ールと発泡スチロールで立体化した模型を取り出し、シミュレーショ
ン。
 まりあが、牛肉が置かれる予想ポイントを示す。
 太郎は最短距離の混雑を避け、調味料売り場を抜けていくという。
 まりあは、太郎の若さに分があるかもしれないと言う。
 御村はその戦いの鬨の声を聞いた気がして、身震いする。


 太郎はまりあと御村を家に連れて行く。
 まりあは、山田家のバラックの家と沢山の弟妹達に驚く。

 太郎に呼ばれて出てきた綾子をまりあは抱きしめると、「いい息子
さんを育てて」と感激する。

 二人も一緒に夕食の席に着く。まりあの作ってくれた夕食はおいし
い。
 山だけの様子を見たまりあは、太郎に絶対松阪牛をゲットしなさい、
と意う。

 それからまりあによる筋トレの大特訓。なぜか御村も一緒に。


 池上家では、まりあの帰りが遅いので、龍之介が代わりに夕食を用
意し、隆子に、隆子の、玉の輿に乗りたいという希望は否定しないし、
むしろそうなったらいいと思う。でも隆子の相手が金持ちだろうが貧
乏人だろうが、イケメンだろうが不細工だろうが、なんでもいい。隆
子さえ、幸せになってくれさえすれば、と言う。

 でも、もうそこには隆子はいない。

 その頃隆子は、夜の街を走っていた。明日こそ積極的に、と思いな
がら。


 太郎は夜間工事の交通整理をしながら、いよいよ明日が決戦だと思
う。


 翌日、隆子が意を決して太郎に、今日菜園の仕事はまとめてさっさ
と終わらせて、その後一緒にお茶でも、と言う。
 でも太郎は、浮かない顔。
 御村が、かなり重要な用があるんだと言う。

 隆子の顔を見ていた太郎は、絶対戻ってくるからと約束。
 御村は、お前らおもしろいな、と言う。


 タイムセールの時間が迫り、やきもきしながら待つまりあ。

 そこに太郎と御村が駆けつけ、三人ともタイムセールの集団の中へ。
まりあはここからはお互いライバル同士と言う。
 やがてテープが切られ、一斉に走り始める。

 途中まで一緒に走っていたまりあは、途中で姿を消し、御村の姿も
見えない。


 その頃隆子は1人でせっせと菜園の世話をし、『一ノ宮校長の有機
無農薬農園』と立て札を立てる。


 途中危ないところもあったが、太郎は無事松阪牛をゲット。

 松阪牛を手に、太郎が待ち合わせ場所へ行くと、二人ともそれぞれ
目当てのものをゲットしたという。
 まりあは野菜。肉だけではバーベキューにならないだろうと言う。
 御村は、バーベキューのためのコンロを購入。
 二人とも、太郎はチラシの写真−−家族でバーベキュー−−に憧れ
たのだろう、という。

 太郎の家に一緒に行こうとする二人に、太郎は待たせている人がい
るから先に行っていてと、御村にお肉と学校のカバンを預ける。
 彼女?と冷やかすまりあ。


 隆子は一人で菜園を整備した。校長にほめられ、時間が余ったので、
と隆子。

 そこに太郎がやってきて、待たせたお詫びに、今晩家でやるパー
ティーに来て、と言う。

 隆子は、お城での仮面舞踏会を思い描いてウットリ。これで玉の輿
にも一歩近づいたと思う。
 ボーとしてる隆子の手を引いて、太郎は走り出す。

 太郎の家に連れてこられた隆子は茫然自失。玉の輿の夢は雲散霧消。
 しかもそこにはまりあがいて、隆子に声を掛ける。

 太郎、御村、まりあはバーベキューを喜ぶ太郎の弟妹達の姿を見て、
チラシの写真と同じだと目を細める。


 その頃、山田家の近くの地下道に、「いい匂いだな」と鼻をクンク
ンさせながら足を踏み入れる、父・山田和夫(松岡充)の姿があった。


寸  評  こんなに早く、隆子が現実を知ってしまうとは思いませんでした。
もっと隆子の妄想の世界を引っ張って、最終回当たりで現実を知る、
という設定かと思いました。

 ところで、どうしても隆子と『花より男子』のつくしが頭の中でダ
ブってしまって仕方がありません。隆子は、普段はまだいいのですが、
あの『玉の輿シーン』でのあんみつ姫のような髪型をするとき、とっ
ても顔が不細工に見えてしまいます。あの前髪を垂らすのを止めて、
すっきりと額を見せた方が、まだ見栄えがするのではないでしょうか。
 とはいえ、玉の輿の夢は破れ、来週からあのシーンは無くなる?そ
れとも今度は御村をターゲットにする?

 また、このドラマ、CGが多すぎやしませんか?確かにCGを使え
ば、今まで実写が難しかった漫画のシーンも簡単に、安く表せるでし
ょう。
 でも、それって、実写と言えるのでしょうか?キャラクターが生身
の俳優であれば、アニメでは無い?

 いろいろ考えさせられる問題です。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 このドラマを見ていて、二宮は恥ずかしいシーンでも結構真剣に取り組んで
いるように見えて、櫻井の方が照れてしまっているように感じました。
 でも、先日某週刊誌を読んでいたら、二宮の方が投げやりに演じていると書
いてありました。
 多分記者の方が芸能界に詳しいでしょうから、二宮は実は投げやりなのかも
しれません。

 また、『ファースト・キス』で、伊藤英明の口が開きっぱなしとありました。
丁度、録画してあった『孤独の賭け』を見ていたところだったので、伊藤英明
の口に注目してしまいました。このドラマでは、きちんと閉じている様です。
だというると、ちゃんと役作りで、口を半開きにしているのでしょうか。

 とろでこのドラマと、『山女 壁女』を見ていて感じるのは、容姿にしても
立ち位置にしても同じようなポジションにいるように見える長谷川京子と伊東
美咲ですが、伊東美咲の方がコメディで自分を茶化せるだけ、女優として一歩
先んじていると感じました。同じように大根ならば、何か突き抜けないと。多
分伊東美咲が脱皮したのは、『危険なアネキ』からですよね。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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